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轟き、覇壊せし者 ~ Chapter 13 ~

〔オリトリア北塔〕

アレディ「この北側でしたね」
エイゼル「その通りだ」
アルフィミィ「…………」
アルフィミィ「……やっぱり、そうですの」
アルフィミィ「急ぎましょうですの。 北の電磁バリアの前へ……!」

[電磁バリアの前]

アルフィミィ「やっぱり……! やっぱりそうでしたの!」
アルフィミィ「ここには……もう何もおりませんの……!」
エイゼル「…………」
アクセル「エイゼルの王様さ、 アルフィミィちゃんの言ってることは 本当なのかい?」
エイゼル「……何の波動も感じない。 つまりは……おらぬ」
琥魔「あらま!  本当でございますか!?」
アシェン「エイゼル王。 多少危険かと思われますが、 開けて確かめるしかないっす」
エイゼル「電磁バリアを解くには、しばらく 時間がかかる。 それだけ厳重に封鎖されているのだ」

 フェイクライド
ネージュ「フェイクライドの出番ね」
 エスピナ城
錫華「そうであったな。 そちの城で“ヴェルトバオムの芽”が 作り出した障壁を破ったのは……」
ネージュ「そういうこと。 妖精機フェイクライドにドまかせ♪」
ネージュ「フェイクライド、アクション!」
(フェイクライドが結界の前へ出現)
フェイクライド「………………」
アレディ「ネージュ姫殿。 以前呼び出した時、今のようなことは 言っていなかったような気がしますが」
ネージュ「まあ、気持ち的な問題ね。 コール・ゲシュペンストみたいな」
ドロシー「気持ちの話はいいから。 早いところブチ破りやがれですわ」
T-elos「そんなデク人形で、 本当にうまくいくのか?」
神夜「この障壁…… 結構、すごい霊力を感じますけど……」
ネージュ「ナンボのもんかしら!  リファインド・スウェイヤー展開!」
(フェイクライドに紫の光が集まり、電磁バリアが割れる)
エイゼル「さすがは、ハウゼン家が誇る妖精機……。 このバリアを一撃のもとに破砕するとは」
アン「ずいぶんハデにやったけど、 本当にその“思念”ってのは、 いないんだろうねえ?」
キュオン「これで逃げられでもしたら、 ネージュ、おしおきだよ!?」

エイゼル「……ぬう……!」
アルフィミィ「やっぱり……おりませんの」
 ガグン
KOS-MOS「先ほどのガグン・ラウズらに 奪取された可能性は?」
ヘンネ「無理だね。このバリアを破らずに、 中の物に触れるのは不可能だよ」
小牟「どういうことじゃ?  超魔術的な力でも働いておるのか?」

アルフィミィ「別の場所につながっておりますの」
 滅魏城
アルフィミィ「これは……滅魏城で感じた “深淵に流れ込む力”……」
沙夜「あらん?  深淵に流れ込む……って、 少し前に聞いたようなフレーズね」
 新フォルミッドヘイムに浮上したヴィルキュアキント
M.O.M.O.「外で『ヴィルキュアキント』という島を 確認した時です」
エイゼル「では、“思念”は…… ヴィルキュアキントへ向かったと?  バリアがあるというのに、どうやってだ?」
アルフィミィ「……正面にある、 マークみたいなものはなんですの?」
カッツェ「あれは、ずいぶん昔から使われていない、 転移装置の残骸よ」
零児「まさか、それを門の代わりにしたのか?」
アルフィミィ「おそらく……そうですの」
ハーケン「ウソか真かは…… あれを踏んでみればわかるぜ?」
 アルクオン
アレディ「深淵へ流れ込む力…… そこにアルクオンがいる……?」

(転移装置を踏むとヴィルキュアキントへ転移する)

〔ヴィルキュアキント内部〕

アレディ「ここが…… あの腕の形をした島の中ですか」
ネージュ「なんか、気味が悪い場所ね……。 生き物の体内みたいな……」
アレディ「ですが、命持つ者の覇気は感じません。 ……まるで死んでいるようです」
錫華「アレディよ、見るがよかろう。 こんな所にトリハダが……」
アルフィミィ「私もここにトリハダが……」
キュオン「ほらほら、キュオンもトリハダまくり!」
アレディ「…………」
アレディ「皆さん、大変ですね」
キュオン「う、薄い! リアクションが!」

小牟「うっすい連中が集まっただけに」
零児「コントはいい。 状況を確認するのが先だろう」
ハーケン「まったくだ。この場所は……」

〈ヴァルナカナイのヴィルキュアキント〉

ハーケン「床に壁……そして空気。 まぎれもなくヴィルキュアキントだな」

〔ヴィルキュアキント内部〕

アン「構造はだいぶ変わっちゃってる みたいだけどねえ」
アシェン「ここ最近、アインストの動きが 活発になった理由がこれか」
KOS-MOS「新種のアインスト、 そして黒ミルトカイル石などは、 ここで作られたと考えるべきでしょう」
 オリトリア北塔
エイゼル「しかし、 『隔離塔』がこの地に通じていたとは」
沙夜「滅ぼされた者の思念…… それが行き着く先としては、 ふさわしい場所なのかも、ね」
カッツェ「思念が弱まってきた…… というのは、少しずつこっちに 逃げて来てたからってことみたいねェ」

アルフィミィ「…………」
アルフィミィ「間違いありませんの。 深淵に流れ込む力…… ここに集まっておりますの」
アレディ「ということは……」

〈滅魏城の地下水脈とアルクオン〉

アレディ「滅魏城で、地下水脈に消えた 羅刹機アルクオンは……ここに!?」

〔ヴィルキュアキント内部〕

ネージュ「アレディ、あなたの旅の目的…… 見えてきたんじゃない?」
アレディ「はい、必ずや我が覇気にて、 アルクオンを取り戻してみせます……!」
 ロックとガグン
ヘンネ「意気込むのはいいけど、 アグラッドヘイムの連中がここを 狙ってたことを忘れるんじゃないよ?」
エイゼル「そもそも“思念”が ここに逃げ込んだ目的もわからぬ」
アクセル「頼りはアルフィミィちゃんだな。 そいつの気配を感じてくれよ?」
アレディ「アインストの匂いがする物などが あればよかったのですが」
アルフィミィ「警察犬ではございませんの」
琥魔「方法なんぞは、何でもよしでございます。 いかがでございましょう?」
アルフィミィ「…………」
アルフィミィ「鼓動が……聞こえますの」
神夜「鼓動って…… 心臓とかのドキドキ音のことですか?」
ドロシー「ここは“死んだ遺跡”でしたわよね?」
T-elos「そこに鼓動だと……?  どっちの方角だ?」
アルフィミィ「ここから……南西の方向ですの」
M.O.M.O.「この左の壁の向こう、ですね。 回り込まなきゃいけないみたいです」
アクセル「よし、行こうぜ。 こんな気味の悪いところ、 さっさとオサラバしたいんだな、これが」

[転移装置]

転移装置を起動させますか?
→はい
 いいえ

[北側にある巨大な岩]

巨大な岩が立ちふさがっている。

[脈動しているもの]

小牟「ズッキンドッキンしとるぞ!?  響いていた心音はこれかい!」
ハーケン「な、なんだ!? 巨大な……心臓!?」
???(ヴェーゼント)「………………」
アクセル「その前にいる、この怪物は!?」
アルフィミィ「…………!」
ヴェーゼント「我はヴェーゼント・リヒカイト。 初めに生み出され…… 今は最後に残る者なり」
エイゼル「……覚えているぞ、ヴェーゼント。 我が王に成り代わった貴様を」
ネージュ「これが、あの『10年戦争』を 引き起こした……アインスト……!」
ヘンネ「あたしらを騙していた、 シュタール王のニセモノか!」
カッツェ「どうやって再生したの?  ……後ろの心臓が怪しいケド」
神夜「心の臓は、命の象徴です。 もしかしたら、その力で?」

零児「ハーケン、気付いたか?  こいつの姿は……」
ハーケン「ああ、あの時……」

〈アインストを撃ち抜くハーケン〉

ハーケン「最後に飛び込んだアインストの世界。 そこで吹き飛ばした……アイツに似てる」

〔ヴィルキュアキント内部〕

KOS-MOS「記録が残っています。 ヴァールシャイン・リヒカイト」
 ヴァールシャイン・リヒカイト
錫華「あやつか。 自分の世界に帰りたいと言っておった、 紅いアインストであるな?」
アルフィミィ「自分の世界に帰りたい……?  紅い……リヒ……カイト……?  うう……っ」
アクセル「ど、どうした!?  アルフィミィちゃん、しっかりしろ!」

ヴェーゼント「………………」
ヴェーゼント「貴様は……何者だ……?  小さき者よ……」
アルフィミィ「私は……私……は……」
エイゼル「ここで何をしているのかは知らぬ。 しかし、貴様は世界に仇(あだ)成す者」
ドロシー「また戦争などを起こされては たまりませんわ!」

アレディ「異邦の妖魔……撃砕あるのみです……!」
アルフィミィ「…………」

【ヴェーゼント・リヒカイトとの戦闘】

ヴェーゼント「ぐお……おおお……!」
T-elos「ハッ、他愛ない。消えな……!」
エイゼル「かなりの力を取り戻していたようだが…… 相手が悪かったようだな」
キュオン「もう二度と、 戦争なんて起こさせないんだから!」
ヴェーゼント「おお……お…… まだ……我は成しておらぬ…… 静寂なる世界に……戻ることを……」
沙夜「何を言っているの?  辞世の句みたいなものかしら?」
 ヴァールシャイン・リヒカイト
アシェン「ヴァールシャイン・リヒカイトも 似たようなことを言っていたが……」
アルフィミィ「静寂なる世界…… そう、修正されなければ…… なりませんの……」
M.O.M.O.「アルフィミィさんから…… エネルギー反応が……!?」
琥魔「あっ! アインストの体が…… 崩れていきます!」
ヴェーゼント「我が意志……受け取るのだ…… “最後に生み出されし者”よ……」
アン「もっと、 こっちにもわかることを言いなよ!」
ヴェーゼント「………………」
ヴェーゼント「そしてさらばだ…… “自己を得た者”よ……」
アルフィミィ「…………!」
(ヴェーゼント・リヒカイトが爆発)

(アレディ達が向かい合っている)
アルフィミィ「…………」
アルフィミィ「思い出しましたの……。 私は…………」
アシェン「記憶が戻ったのか?」
アルフィミィ「完全ではございませんけど…… 少なくとも、自分が何者なのかは 思い出しましたの」
アルフィミィ「ハーケンが言ったように、 私は……アインスト」
ハーケン「…………」
エイゼル「つまり、 先ほどのヴェーゼントたちの仲間だと?」
アルフィミィ「私とアクセルは、彼らとは異なった 世界からやってまいりましたの」
アルフィミィ「こちらの世界のアインストが、 私たちと同じ世界から来たのかは わかりませんけれど」
アレディ「この世界のアインストたちもまた、 異邦の民ということですか」
小牟「具体的に帰る場所はわからないのかの?  住所とか、電話番号とか」
アルフィミィ「そこまでは。 ただ、私たちは…… やはり戻らなければなりせんの」

アクセル「アルフィミィちゃん……」
アルフィミィ「アクセル…… 私たちには、帰るべき場所がありますの」
アクセル「最悪、ここで暮らすことになっても しょうがないかと思ってたけど……」
アクセル「そうだよな、おれたちには…… 自分の属する世界があるんだよな」
アクセル「生きる道……居るべき場所が」
(KOS-MOSの目が青い)
KOS-MOS「……その通りです。 帰らなければなりません」
T-elos「…………」
M.O.M.O.「モモも……会いたい人がいます……」

アン「属する世界ってやつが 混ざり合っちゃった連中もいるけどねえ。 あたしたちとかさ」
神夜「そ、そうですね……」

〈新エンドレス・フロンティア〉

神夜「神楽天原にロストエレンシア、 エルフェテイルにデューネポリス、 ヴァルナカナイにフォルミッドヘイム……」

〔ヴィルキュアキント内部〕

ハーケン「ああ、みんな一緒になっちまったからな」
琥魔「おかげで、商売は手広くできるように なりましたが」
ネージュ「私なんて、帰ってきた世界が 違う世界になってたんだから」
ネージュ「帰ってきた実感がド薄いことド薄いこと」
錫華「よいよい、 つまりは“住めば都”ということである」
沙夜「あん、帰るべき時に帰ればいいのよ。 方法は見つけないといけないけど、ね」
零児「やるべきことをやって……帰る。 それだけだ」
 アルクオン
アレディ「その通りです。 私はここでアルクオンを見つけ…… 自分の争覇に戻るだけです」

ヘンネ「帰るのも大変だけどさ、 今やるべきは、あたしらの世界で 暴れてる連中をどうにかすることだろ?」
キュオン「あの灰色アインストはやっつけたけど、 もっと奥まで調べた方がいいのかな?」
アルフィミィ「そう思いますの。 今のアインスト……ヴェーゼントは、 ほとんど“抜け殻”……」
アルフィミィ「強い“思念”は、このずっと奥に…… まだ生きておりますの」
アシェン「なるほど、 そいつが本体でやがるのですなのか」
アルフィミィ「聞こえますの……」
アルフィミィ「強い体がほしい…… 朽ちない体がほしい…… そして……帰りたい……」
ドロシー「強くて、朽ちないボディ?  それって……ロボットではありませんの?」
 アルクオン
アレディ「もしや、羅刹機アルクオン!?」
カッツェ「話はつながるわねェ」

〈滅魏城の地下水脈〉

 黒ミルトカイル石
カッツェ「黒ミルトカイル石を盗んだこと、 そしてメギ城の地下水脈がここに 通じていること……」

〔ヴィルキュアキント内部〕

アレディ「行きましょう。 ……おそらく、当たりです」

[ヴェーゼントがいた場所の後ろにあるもの]

不気味な音を立てて、 巨大な心臓が脈動している。

[奥の祭壇前]

(水の中からジョームが出て来て、アレディ達に気付き、アレディ達の方を向く)
ジョーム「ああ!? てめえら、どうやってここに!」
アレディ「ガンド三兄弟……ジョーム殿か」
エイゼル「貴様こそ、どうやってここに来た?」

〈新フォルミッドヘイムとヘラ、ヴァナー〉

ハーケン「バレリアネア塔で、 あんたのブラザーズに会った時、 弟は別のミッションだって言ってたが……」

〔ヴィルキュアキント内部〕

ハーケン「フッ、ここを目指してたってわけか」
神夜「もしかして、泳いで来たんですか!?」
ジョーム「悪いのかよ、暴乳ちゃんよォ!」
神夜「ぼ、ぼうにゅう……!」
 ガグン
ネージュ「あのガグンとかいうボスが あっさりと引き上げたのは、 こういうウラがあったからね?」
ヘンネ「やれやれ、別働隊が動いていたとはね」
ジョーム「ガタガタうるせえ奴らだ!  オレが苦労してここまで来たってのに、 ゾロゾロと団体でよォ!」
零児「そいつは重畳だ。 だが、俺たちも楽にここまで来れた わけじゃない」
ジョーム「あげくの果てにオレに会っちまうなんざ、 運がねェな、てめえら」
アレディ「運がないのはあなたです、ジョーム殿」
アレディ「知っていること……話してもらいます!」

【ジョーム・ガンド、サーファー・ヘリアル×2、フォスル・ヘリアルとの戦闘】

ジョーム「くそっ!  偵察隊の戦力じゃ……勝てねえか!」
ドロシー「こっちはいつの間にか、 この人数でございますから!」
アシェン「身の程知らずのモヒカントカゲが。 相手を見てケンカを売るんだったな」
錫華「むほほ、素直にしゃべれば、 ひと思いに責め倒してやってもよいぞよ?」
沙夜「あん、この人たち、 『逢魔』に欲しい人材ねえ」

ジョーム「てめえらに説明する義務はねえ」
ジョーム「だが、知るべきものは知った。 あとはそれを持ち帰るだけよ」
エイゼル「知るべきものを知った……だと?」
T-elos「なら簡単さ。 生かして帰さなければいいだけじゃない」
ジョーム「おお怖え怖え、あばよ!」
(ジョームが水に飛び込む)
ネージュ「あ! ちょっと! ド待ちなさい!」
アン「水が得意なのはアンタだけじゃないよ!  追いかけるかい?」
小牟「またモモにスーパーフィッシングされる ハメになるからやめとけい」
M.O.M.O.「それに、すごいスピードです。 ロストしてしまいました……」
KOS-MOS「残念ながら、 情報は聞き出せませんでした」
 ロック
キュオン「あのロックとかいう角付きモヤシ…… 意外とおしゃべりだったから、 その手下にも期待したんだけどね」
カッツェ「ふう、これでアタシたちが ここにいることが、アグラッドの耳に 入ることになっちゃったわねェ」
琥魔「いただく物だけいただいて、 おサラバするのがよさそうでございます」
アクセル「まったくその通りなんだな、これが。 アルフィミィちゃん、例の思念…… この奥かい?」
アルフィミィ「はい、北へまっすぐでございますの」
 アルクオン
アレディ「アルクオンは……そこに。 行きましょう」

〔ヴィルキュアキント深部〕

ネージュ「ここなに!?  急に印象が変わったんだけど!?」
アレディ「これは……覇気……!?」
ハーケン「おい、ここは……!」

〈アインスト空間〉

ハーケン「以前の戦いで、最後に俺たちが戦った…… 巨大なアインストの体内じゃないのか!?」

〔ヴィルキュアキント深部〕

ネージュ「最後に戦った場所!? え?」
神夜「間違いないです! そんな……」
アレディ「体内……。 確かに、この洞穴全体が息づいて いるような覇気を感じます」
アルフィミィ「蘇りつつあるんですの…… 進化しつつあるんですの……」
 アインストの心臓
アクセル「蘇り、進化……?  もしかして、上の階にあった…… 心臓のせいか!?」
零児「神夜姫が言っていたな。 心臓は命の象徴だと」
琥魔「世界が融合した時…… ここと一緒になっていたと いうことですねえ」
小牟「そう言えば、ぬしもいたのう、琥魔。 どうあれ、これで……」

〈シュラーフェン・セレストとアルクオン〉

小牟「アルクオンが 巨大戦艦をよじ登った理由…… はっきりしたのう」

〔ヴィルキュアキント深部〕

アレディ「このような場所とアルクオンに、 どのような関係が?」
ハーケン「かつての戦いで、この場所に来た時、 あの巨大戦艦のワープ主砲を使ったのさ」
アシェン「それで道を開いちゃいましたのです。 ……つまり、アルクオンはかつての 「入口」を目指したのだと思われ」
 滅魏城
錫華「結局つながっていたのは、 わらわの滅魏城の地下だったと いうことであるか」
KOS-MOS「ここがあの場所と同じならば、 この先に“脳”にあたる中枢ブロックが 存在するはずです」
 アルクオン
ハーケン「あのバトルラセツがいるとしたら、 間違いなくそこだ……!」
アレディ「……アルクオン…… ここがおまえの目指した地か……!」

〔ヴィルキュアキント最深部〕

(最奥部の赤い球の前にアルクオンがいる)
アルクオン「………………」
アレディ「……ついに追いついたぞ、 羅刹機アルクオン」
アレディ「ここが……こんな場所が…… おまえが目指した場所か?」
アレディ「おまえは…… ふさわしい争覇の中にいるべきなのだ」
アレディ「ここは敗れし者の墓標。 ……おまえが来るべき場所ではない!」
アルクオン「………………」
アルクオン『……敗れし者……? 墓標……?  否(いな)……』
アレディ「…………!」
ネージュ「ラセツキって、しゃべれるの!?」
アルクオン『再び……始まる……。 進化と共に……新しい……静寂の世界を』

アレディ「アルクオンッ!  いや、おまえは……誰だッ!」
アルフィミィ「こ、これは……この感じは……!」
???(ヴァールシャイン)「………………」
錫華「羅刹機から、 何か浮かび上がってきおったぞよ!?」
アシェン「これは……さっきのヴェーゼント……!?  いや、違う……こいつは!」
ヴァールシャイン「我が名は…… ヴァールシャイン・リヒカイト…… 過去そう呼ばれたもの……」
ハーケン「ヴァールシャイン……!」

〈アインストを撃ち抜くハーケン〉

ハーケン「間違いない……!  あの戦いで俺が吹き飛ばした、あいつか!」

〔ヴィルキュアキント最深部〕

エイゼル「そうか、ヴェーゼントが言っていた “最後に生み出されし者”……!」
アレディ「それが、どうしてアルクオンから!?」
KOS-MOS「物理的に肉体は存在していません。 エネルギーそのもののようです」
アルフィミィ「肉体という殻を捨てた…… より純粋なもの……ですの」
アクセル「要するに…… 化けて出たってことか、こいつは」
小牟「すごい執念じゃ。 アインストパワーには、まいったのう」

ヴァールシャイン「我の思念はさまよい…… 再び……ここに……たどり着いた」
ヴァールシャイン「そして待ったのだ……新しい身体を。 より強靭で……より強さを渇望する…… 朽ちぬ身体を」
アレディ「この覇気の揺らめき…… アルクオンの覇気と交じり合って いるのか!」
零児「“憑いている”らしいな」
神夜「アインストの霊体が、 羅刹機を操っていると……!?」
沙夜「器物に宿る命…… まるで付喪神(つくもがみ)、ね」
ヴァールシャイン「……そうだ、この“身体”は、 より強い“意志の力”を求めた……」
アルクオン「………………」
アレディ「羅刹機アルクオンが……望んだ……!?」
ヴァールシャイン「この身体は……望んでここまで来た。 我は……呼びかけたに……過ぎぬ」
アルフィミィ(もしかして、私たちがこの世界に やってきたのも……ですの?)

アルクオン「………………」
アレディ「アルクオンよ…… おまえはそれでいいのか?」
アレディ「修羅たちの争覇ではなく…… 異邦より来たりし思念に、覇気に…… その身をゆだねるというのか……!?」
アレディ「修羅では……駄目なのか……!?」
アレディ「私では…… おまえの“意志”になれないのか?」
アレディ「まだ……修練が足りないというのか?」

ヴァールシャイン「望まれぬ世界の……者たちよ…… 我は……再び……」
ハーケン「……うるせえな、黙ってなよ」
ヴァールシャイン「……なに……?」
ハーケン「あんたの出る幕なんてないのさ。 メインアクターの一機と一人は、 もう舞台に上がってるんだぜ?」
ネージュ「そういうこと。 脇役はソデにド引っ込んでなさいな」

ネージュ「……アレディ」
アレディ「……はい」
ネージュ「ここまで来たんですから。 ……がんばって」
アレディ「………………」
アレディ「……はいっ!」

アルクオン「………………」
アレディ「羅刹機アルクオン……物言わぬ機兵よ。 おまえが何を求めてここまで来たのか、 それは訊くまい」
アレディ「すでに亡き者の思念と、今を生きる 我が覇気……おまえがどちらを選ぶべき なのか、この戦いにて決めるがいい……!」
アレディ「来い、漆黒の羅刹機。 ……轟き、覇壊せし者よ!」


Chapter 13
轟き、覇壊せし者

【アルクオンとの戦闘】 (乱入:アインストブルーメ×2)

アルクオン「………………」
ヴァールシャイン「おおお……なぜ……だ……!  この世界を……世界の……この我が……」
ヴァールシャイン「なぜ……なぜ……敗れる…… 再び……敗れ……る……!」
アルクオン「………………」
ヴァールシャイン「なぜ……拒絶する……!  我は……求め……貴様は応えた…… それを……」
ハーケン「OK、アインストボス。 幕引きの時間だ」
アクセル「あんたは顔じゃなかったって ことなんだな、これが」

アレディ「覇気が消えていく……。 最期の刻です、 ヴァールシャイン・リヒカイト」
アルクオン「………………」
アレディ「我が覇気に応えよ……!  漆黒の羅刹機、アルクオン」
アレディ「我が命に従い、 おまえがいるべき場所へと帰るのだ!」
ヴァールシャイン「ぬ……ぬおおおおお…………!」
(アルクオンの上に渦巻いていた水色の光が消え、後ろの球体の色が消える)
アルフィミィ「気配が……消えましたの……。 深淵に流れ込む力が……空へ……」
アルフィミィ(……空へ……?  何かに引き寄せられたような……)

アレディ「アルクオン……」
アルクオン「………………」
アレディ「おまえから見れば、私はまだ未熟だろう」
アレディ「……だが、修練の果てに、 必ずおまえを使役するに足る 修羅となろう」
アレディ「私に力を貸してくれ、アルクオン」
アレディ「この世界に広がる争覇…… 私は……勝ちたい……!」
アルクオン「………………」

羅刹機アルクオンが支援に加わった!

アレディ・ナアシュが、必殺技 <覇皇魔滅拳> を使えるようになりました。

ネージュ「やったじゃない、アレディ!」
アレディ「ありがとうございます。 ネージュ姫殿」
アレディ「ですが、これは私が成し遂げたことでは ありません」
アレディ「皆さんがいなければ、 ここまで来ることすらできなかった」
ハーケン「気にするなよ、たまたまさ」
アレディ「ですが、それは修羅として……」
神夜「なんでも一人でできるわけじゃ ないですよ、アレディさん」
エイゼル「己でできることには限界がある。 そこから目を背けてはならぬ」
アレディ「…………」
アレディ「そうですね、その通りです」
 覇龍の塔
ネージュ「あとは、アルクオンをハリュウの塔に 連れて行けば……あなたの旅も終わりね」
アレディ「そうなります。 ですが……」
アレディ「……いえ、まずはここを出ましょう」
小牟「そうじゃな。 家に帰るまでが、アルクオン捜索じゃぞ?」
ヘンネ「じゃ、早いところズラかるよ」

琥魔「あの~、その前に…… ちょっとお宝探しなどさせて いただいてもよろしいでしょうか?」
アシェン「空気の読めないメス猫めが。 何を言ってやがれておられるので?」
ドロシー「気持ちはわからないでも ありませんけどね」
零児「帰り道だけにしておけよ」
琥魔「了解でございま~す♪」

アルフィミィ「…………」
アクセル「どうしたんだ?  ……お仲間の最期が気になるのかい?」
アルフィミィ「……私のお仲間さんは、 ここにいる皆さんですの」
 ヴァールシャイン・リヒカイト
アルフィミィ「あのアインスト…… ヴァールシャインの思念が、 どこかに吸い込まれていきましたの」
KOS-MOS「どこかに?  具体的にはわからないのですか?」
錫華「脅かすでない。 せっかく、色々とうまくいっておると いうのに」
アルフィミィ「宝物探しもいいですけれど…… ここから早く離れるべきかも しれませんの」
ハーケン「OK、アインストギャル。 ま、来た道を戻るだけさ。行こうぜ?」

[最奥にある球]

輝きを失っている。 今度こそ完全に消滅したのだろうか。

[琥魔に話しかける]

沙夜「あん、琥魔ちゃん。 首尾はいかか?」
琥魔「あん、沙夜お姉様、聞いてくださいまし」
琥魔「……シケた場所ニャ。 あっちこっちで肉片みたいなのしか 落ちてないニャ」
琥魔「まあ、挽き肉にすれば わかりゃしませんのでございます」
キュオン「いやいや、そんなヘンなの売らないでよ!」
M.O.M.O.「せ、成分とか大丈夫なんですか?」
T-elos「くだらんことをやってる場合か。 さっさとここを出るよ」
琥魔「そうそう、 帰り道はそこそこ距離がございますし、 お買い物でもいかがでしょう?」
カッツェ「この状況で? たくましいわねェ」
アン「最近、あんまし儲かってないのかい?」
琥魔「この集団、商売人が多すぎニャ。 そのせいで商売あがったり やっちゅうねん」
ハーケン「やれやれ」
アレディ「アグラッドヘイムが不穏な動きを 見せている以上、退路が安全とは 限りません」
アクセル「まあそうだな。 琥魔ちゃん、ヘンな物は抜きで 商品を見せてくれよ」
琥魔「は~い♪」
(出張商店『猫騒堂』)

[琥魔のいる正面の骨を降りる]

(少し行くと地鳴りのような音がして、全体が揺れ続ける)
零児「な、なんだ!? この揺れは!」
アレディ「まわりが……崩れ始めています!」
(後ろを見ると、骨が崩れる)
アクセル「うわっと! 危ねえっ!」
アルフィミィ「急速に……失われていきますの……!  この場所の……“命”が!」
錫華「アインストの親玉を 倒した影響であるか!?」
ネージュ「ちょっとちょっと!  生き埋めなんてド勘弁してほしくてよ!?」
ハーケン「ちっ、ヤバいぜ……!  アシェン、ここがどれくらいもつか、 割り出してくれ!」
アシェン「了解です、艦長。 KOS-MOS、ここはどれくらいもつ?」
KOS-MOS「崩壊の進行速度から逆算して、 540秒……9分程度だと思われます」
神夜「そ、それしかないんですか!?  危険なこと極まりないです!」
エイゼル「この激震が続けば、 ここが崩れ去るのは必然……!」
キュオン「も、もう埋まりたくないから!  急ごうよ!」
カッツェ「わかってるわ! 寄り道はなし!  一気に駆け抜けるわよッ!」
ハーケン「OK、バトルも極力避けていく。 時間は待ってくれないぜ?」
アレディ「琥魔殿! 戻ってきてください!  行きますッ!」

琥魔「お、お待ちくださいまし~!」
(琥魔が合流し、カウントダウン(9分)が開始される)

[大岩の向こうの橋の上]

(橋の真ん中あたりに来るとアインストが転移出現する)
T-elos「ちっ、後方から熱源だと!?」
ハーケン「まさか、 俺たちを道づれにするつもりか!?」
小牟「逃げるんじゃよォ! アレディーーッ!」
アレディ「出口まであと少しです!  振り切りますッ!」
(アインストが追ってくる。追いつかれると戦闘になる)

(転移装置まで来るとアレディ達が転移する。 ヴィルキュアキントが爆発し、アレディ達はアブリエータ城の前に転移出現する)
アレディ「ぐっ…… みなさん、無事ですか!」
小牟「ふう……とんだ地上激動篇じゃったのう。 ちゅうか、ここはどこじゃ?」
ドロシー「ここは……アブリエータ城!?」
 オリトリア北塔
ヘンネ「どういうことだい?  北塔に戻ると思ってたのに」
M.O.M.O.「爆発の衝撃かもしれませんけど、 転移座標にズレが生じたみたいです」
アン「だけど運がよかったねえ。 海に放り出されてたら、 どうなってたことか」
零児「海なら平気だろ」
沙夜「まあまあ、ぼうや。 みんな無事みたいだし、 そこのお城でご休憩といきましょ?」
 ルボール
エイゼル「うむ。ルボールにも、 現状を話しておくべきだろう」
ハーケン「ちょうどいいぜ。 俺たちがメギ・エルフェテイルにいる間、 こっちで何があったかも聞いとくか」
(アレディ達がアブリエータ城に入る)

???

ガグン「ロックよ。 例の件、どうなっておるのだ?」
 ジョーム
ロック「はっ。 先ほど、ガンド三兄弟の末弟…… ジョーム・ガンドから報告がありました」
ロック「過去の大戦時に封印された、 アインストの“思念”……」
ロック「あのシュラたちの一団に、 倒されたとのことです」
 新フォルミッドヘイムに浮上したヴィルキュアキント
ロック「島は完全に倒壊したと」
ガグン「………………」
ガグン「……“魂”はどうなった?」
ロック「抜かりなく」
ガグン「今回の件で、 ヴェルトバオムはまた渇きを癒した」
ガグン「もうじき……。もうじきだ」
ヒルド「うふふ……楽しみですこと。 次はいかがしますか?」
ロック「……しばらくは様子を見る。 リグの話によれば、おそらくは 大きな戦いが起こるだろう」
ヒルド「でも、戦争の気配なんて ないんじゃなくて?」
ロック「そうでもないのだよ。 少し前、シュラの一派と戦闘があった」
ガグン「アレディというシュラの一団は、 アインストの遺跡にいたはずでは ないのか?」
ロック「彼らとは別の勢力のシュラです」
ロック「エンドレス・フロンティアに下りていた リグの隊が襲われました」
ヒルド「あらやだ、大変。 リグは無事だったの?」
リグ「問題はない。だが……」
 百夜
ロック「調整中のビャクヤが…… 奪われたのだったな」
ガグン「なに……!?」
ヒルド「ちょっとリグ、あなたともあろう者が 何をやっているの?」
リグ「……伏兵に気付かなかったのだ」
ロック「伏兵……? 何者かね?」
リグ「シュラたちの使う、 獣の顔をした闘士たちです」
 毒牛頭と毒馬頭
リグ「牛と馬の頭を持つ、 おそらくは上級のシュラ兵」
リグ「その者たち…… 理由はわかりませんが、ビャクヤの 制御コードを知っていたのです」
ガグン「ロックよ、どういうことだ……!」
ロック「申し訳ございません、ガグン様。 先ほども申しましたように、 調整中の一機だったのです」
ロック「制御コードを完全に 無効化していなかったのは、 私のミスです」
ヒルド「これで残ったビャクヤは 一機のみということね。 私が取り戻しに行きましょうか?」
ガグン「捨て置け。一機あれば問題はない」
ヒルド「先ほどロック様がおっしゃった、 “大きな戦い”とは、彼らとの戦いでは ないのですか?」
 アレディ
リグ「剛錬のアレディは、 そのシュラの一派を追っている」
リグ「じきにシュラ同士の戦いとなるだろう」
ロック「どちらが勝とうとも、 我々はまた、純度の高い“魂”を 得ることができる」
ヒルド「なるほど、漁夫の利を得よう…… というわけね」
ガグン「……その者たちが結託する可能性は?」
リグ「それは考えられません。 我はハコクにて……何度もシュラと 手合わせをしてきました」
リグ「強者が生き、弱者は死す。 それがシュラの世界の掟」
リグ「例外はありませぬ。 少なくとも、我(われ)が 見てきたシュラたちには」
ガグン「……いずれにせよ、闘士たちの魂は 我々のもとに来たる、か」
リグ「……願わくば、アレディ・ナアシュとの 決着は我が手にて……」

《アブリエータ城》

〈謁見室〉

ルボール「まったく、何やってやがる」
ルボール「テメェは王なんだろうが!  本人がほっつき歩いてどうする!」
エイゼル「アグラッドヘイム…… 我らフォルミッドヘイムとは 無関係ではない」
エイゼル「これは、我(われ)が自身の目で 確かめねばならぬことなのだ」
ルボール「そんなことは子分にでもやらせとけ!」

琥魔「なかなか新鮮な光景でございますね。 あのルボール様がお説教とは」
沙夜「あん、前回はヤリ一本で フォルミッドヘイムにまで 乗り込んだってのに、ね」
カッツェ「ルボちゃん、 自分も暴れたいだけでしょ?」
M.O.M.O.「あ、あの……じゃあ一緒に行きますか?」
ルボール「ふざけるんじゃねェッ!  そこのガイコツ野郎とは立場が違うんだ!」
ドロシー「世界の融合で、自分の領地のほとんどが 無くなってしまっておりますものねえ」
小牟「なるほど、 それで気が立っておるんじゃな?  八つ当たりウルフめが」
ルボール「茶化すんじゃねぇ。年増狐が」
 トレイデル・シュタット
ルボール「シュラの連中も、 隣のトレイデル・シュタットあたりまで 侵攻してるらしいからな」
ルボール「なおのこと、 ここを離れるわけにはいかねェ」
 ゲルダ
アレディ「修羅……凍鏡のゲルダたちが 再び動き出したと?」
ルボール「どうやってるか知らねェが、 南西部の雪原が広がり始めたらしい」
ルボール「うまいやり方だぜ。 自分の領地を拡大するのに、 そんな手があったとはな」
ヘンネ「感心してる場合じゃないだろ」
アクセル「その方法がわかったら、 自分でやりかねない感じだな、これが」
ネージュ「ルボール王、それは最近の話?」
ルボール「ああ、急激に広がり始めたらしい」

〈トレイデル・シュタットとジョーン〉

ルボール「あのジョーン・モーゼスも 大慌てらしいぜ? お笑いだな」

〈アブリエータ城の謁見室〉

ハーケン「ちっ、笑い事じゃないぜ? 暴れウルフ」
神夜「ハーケンさんのお父様…… 助けに行った方がいいんじゃ……」
ルボール「調査とシュラ対策として、 バウンティーハンターを中心に、 使えそうな連中を集めてるみたいだがな」

 マーク
アシェン「ダディ・ジョーンが賞金稼ぎを 集めてる話……マークハンターが 言っちょりましたのでした」
錫華「あやつか……今度は修羅に雇われたり しておらぬであろうな」
KOS-MOS「アグラッドヘイムが絡んでいる 可能性も考えられます。 警戒が必要です」
 ヴァールシャイン・リヒカイト
アルフィミィ「ヴァールシャイン・リヒカイトの 最期も……少々気になりますの」
アン「はぁ~、面倒くさいねえ。 え~と、つまり…… そろそろ休んでいいってことかい?」
T-elos「で? そのジョーンとかいう奴を 潰せばいいんだろ?」
零児「ちゃんと話を聞け。 敵は修羅の連中だ」
 魔倣の鏡
ネージュ「シュラからは『魔倣の鏡』を 取り返さないといけませんからね」

 アブリエータ城の南西にある壊れた橋
ルボール「ぶち壊された橋の修理はできてる。 行くなら勝手に行け」
ハーケン「サンクス、キング・オブ・ウルフ。 そうさせてもらうぜ」
アレディ「街にて準備を整え、出発しましょう」

 シンディ
キュオン「そうだ、アレディ。 お師匠さんに、アルクオンの報告は しなくていいの?」
アレディ「……私の争覇はまだ終わっていません。 凍鏡のゲルダ、操音のヘイムレンとは、 いずれは雌雄を決せねばならぬ相手」
アレディ「それに、 今の私はネージュ姫殿の護衛です」
アレディ「鏡を取り戻すために、 ゲルダの居城を目指されるのであれば、 私もお供するまでです」
ネージュ「べ、別に無理しなくていいんですからね」
ネージュ「……まあ、あなたがそこまで言うなら、 私は別にかまわないけど」
ドロシー「はいはい、街に出ますわよ」
カッツェ「街に出るといえば、 ウチの店、新入荷があるから、 覗いて行ってよネ」
ドロシー「ゴホン!  ワタクシも負けてはいられません。 新作を放出しますから、寄るように!」
アクセル「そりゃラッキーだ。 見せてもらうとしようかね」

(アブリエータ城を出る)


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