(橋のあたりに来ると、アレディ達が東を向く)
アルフィミィ「……あら?」
アクセル「ふう、ようやく外に……」
アクセル「……って、アルフィミィちゃん、
どうしたんだい?」
アルフィミィ「この橋の向こう……
何か“力”を感じますの」
M.O.M.O.「ちから?
エネルギー反応ということですか?」
アルフィミィ「何か懐かしいような……
どこかで感じたことがある力……ですの」
KOS-MOS「黒ミルトカイル石と呼ばれる
物質のもの以外、特にエネルギー反応は
検知できません」
KOS-MOS「ただ、ミラビリス城に入る前の
観測データに比べて、やや強くなって
いるようです」
アレディ「この先には、何が?」
滅魏城
錫華「わらわ式鬼一族の城……
滅魏城(めぎじょう)があるぞよ」
ネージュ「さらにその先には、私の故郷の城、
エスピナ城があるはずよ」
新フォルミッドヘイム
ヘンネ「さらにさらにその先が、
あたしらの国……フォルミッドヘイムさ」
アシェン「そのさらにさらにさらに……」
零児「もういいだろ。
……で、どうするんだ?」
アルフィミィ「私、この力を確かめたいですの」
ハーケン「OK、ミステリアスガール。
この辺りは、調べなきゃならないしな」
錫華「ミルトカイル石を掃除しておるのに、
その力が強くなっているとは……」
神夜「錫華ちゃん、もしかしてお城が……。
不穏なこと極まりないけど」
アン「次から次へとだねえ。
どの辺りだっけ?」
錫華「この橋を渡って、北上すればすぐぞな。
以前は砂漠にあった地上絵が目印である」
アルフィミィ「では、出発ですの」
(滅魏城南の門が開いている)
錫華「む? どうして門が開いておるのか!?」
琥魔「これは無用心でございますねえ」
ドロシー「掃除中だから開けているのでは
ありませんの?」
アレディ「…………」
アレディ「錫華姫殿……
急いだ方がいいと思います」
錫華「アレディよ、もしや……」
アルクオン
アレディ「はい、強い覇気を感じます。
……おそらくは、羅刹機アルクオン」
シュラーフェン・セレスト
ハーケン「シュラーフェン・セレストから
転移したあいつか。
ここにワープアウトしたと?」
小牟「鬼ヶ島にはふさわしいデザインの
ロボじゃが、どうしてじゃ?」
カッツェ「やっぱり……
黒ミルトカイル石でしょうネ」
黒ミルトカイル石
ネージュ「あのラセツキは、猫戦車の街から
黒石の結晶を持ち出した……
やはり関係があったようね」
キュオン「メギ城には、
黒石がたくさんあるんだよね?
引き付けあってるのかな?」
ヘイムレン
アレディ「それを追い、ヘイムレンら修羅が
この城になだれ込んだとしたら……」
守天
沙夜「とんだツアー客だこと。
……守天ちゃん、大丈夫かしら、ね」
アルフィミィ「さっきの不思議な力……
この先から感じますの。
ここには、もしかして……」
錫華「ええい、わらわの城で勝手はさせぬ!
参るぞよ、皆の衆!」
アレディ「やはり、強い覇気を感じます」
アルフィミィ「やっぱり、強い力を感じますの」
アレディ「間違いなく、この奥に……います」
アルフィミィ「間違いなく、この奥にありますの」
零児「おまえら、わざとやってるだろ」
ネージュ「アレディ……
あなた最近、毒されておりませんこと?」
アレディ「いえ、そういうわけでは……」
アレディ「覇気の残滓(ざんし)を感じるのです。
これは不可思議な力ではなく……
修羅、もしくは羅刹機のものです」
アルフィミィ「そうですの。強い力が……
流れ込んできておりますの」
アルフィミィ「ここは……
“どこか”とつながっていますの」
M.O.M.O.「つながっているって……どこにですか?」
小牟「コンビニとかだと便利じゃがの。
夜中にお菓子とか買いにいけるでな」
沙夜「あとはエステとか、
クラブとかもいいんじゃない?」
錫華「人の城を、勝手に楽しげな場所に
つなげるでない」
アクセル「アルフィミィちゃん、
もう少し何かわからないか?」
アクセル「もしかしたら、おれたちの記憶に
何か関係があるかもしれない」
アルフィミィ「ここからでは難しいですの。
もっと近くまで行ってみませんと……」
アシェン「艦長、
こちらも新情報がありやんすのです」
ハーケン「なんだ? まだあるのかよ。
報告してくれ、アシェン」
アシェン「KOS-MOS、おまえが検知した
例のアレについてだが」
KOS-MOS「はい。推進剤の残留反応があります」
ヘンネ「スイシンザイ?」
キュオン「え~と、ロボとかが飛ぶ時に、
背中から火を吹くでしょ?
あれの燃料のことだよん」
KOS-MOS「過去のデータに
一致するものがありました」
ナハト
KOS-MOS「……アルトアイゼン・ナハトです」
神夜「鋼鉄の孤狼!?」
アクセル「アルト……アイゼン……!? ぐっ……」
アクセル「ベーオ……ウルフ……?
なんだ? おれは……」
アルフィミィ「アクセル、あなた……記憶が?」
アクセル「おれにとっても、何か感じるものが
あるみたいだな、ここは」
ピート
ハーケン「ナハト……
あれはW03、PTPベレーに
奪われたはずだ」
ネージュ「あの緑帽子もここにいるのかしら?」
カッツェ「シュラに、謎のパワーに、
奪われたパーソナルトルーパー?
笑っちゃうくらいいろいろあるわねェ」
守天
琥魔「こりゃあの筋肉ダルマも
おしまいだニャア」
錫華「守天はここの城主。
そう簡単に屈服したりせぬ」
零児「昔から、鬼ヶ島といえば金銀財宝、か。
どの世界でも変わらんな」
ドロシー「お宝という響きにはトキメきますが、
今回はヤバそうな感じですわね」
アン「あ~、なんかここも面倒そうだねえ」
アレディ「ですが、これも修練です。
進まなければ、真実は見えてきません」
錫華「うむ、参るとしようぞ。
この目で何が起こったのか確かめ……」
錫華「フトドキ者はすべからく、
もっちりと責め立ててくれるぞよ!」
(エレベーターの前にナハトがいて、アレディ達が近づくと振り返る)
ナハト「………………」
ネージュ「おりましたわね!
パーソナルトルーパー・ナハト!」
琥魔「にゃんと! いきなりでございます!」
錫華「こやつ、前回の戦いの時も、
この滅魏城で悪さをしておったな」
錫華「わらわ的に、
これ以上好きにはさせぬぞよ!」
ナハト「………………」
アレディ(む? 挙動が以前と違う……?)
アクセル「こいつは……!」
アクセル「うう……頭が……!」
アルフィミィ「アクセル!? アクセル!」
ハーケン「ん? おい、どうした?」
沙夜「あん、まるでぼうやの傷みたいねえ。
……ちょっと、大丈夫かしら?」
零児「確か、彼は記憶喪失だったな。
何か思い出したのか?」
アクセル「……亡霊……。
進む先にあるもの……すべてを……
喰らい尽くす……狼……」
アクセル「そうだ……“奴”は……ナンブ……」
神夜「アクセルさん、しっかりしてください!
“おおかみ”……!?
それに“なんぶ”って……」
ハーケン(アシェンの緊急コードを
外部から発動させたこと……)
ハーケン(そして戦艦ネバーランドのデータから
造られたパーソナルトルーパーを
知っていること……)
ハーケン(ビンゴだな。
この二人がやって来た世界は……!)
アシェン「艦長、どうかいたしてしまいましたか?」
ハーケン「……いや、なんでもないさ」
ピート
ハーケン「Mr.ナハトがいるってことは……
W03も近くにいるのか?」
M.O.M.O.「索敵してみましたけど、
付近に該当データはありません」
KOS-MOS「ハーケン。
ナハトですが、制御不能に陥っている
可能性があります」
ハーケン「なんだと?」
KOS-MOS「機体から検知されたエネルギー反応が、
過去のデータと一致しました」
アインスト空間
KOS-MOS「以前……アインストの制御下に
あった時のものです」
キュオン「そんなことまでわかるんだ。
KOS-MOS、やっぱりすごい♪」
アシェン「私もそんな気がしなくもなかったですが、
言わなかっただけです」
アルフィミィ「アインスト……!」
アルクオン
カッツェ「黒石の結晶を持った羅刹機ちゃんが
ここにいるって話……当たりネ」
アレディ「アルクオンも、このナハトという機兵も、
同じ力に引かれてここまで来た」
ピート
アン「じゃあ、あのベレー兄さんの部下じゃ
なくなってるってことかい?」
ナハト「………………」
小牟「制御を外れておるっちゅうなら、
今がこのアームドアーマー・ナハトを
取り返すチャンスじゃぞ?」
ドロシー「そのようですわね。
……直接向かい合うと、
『10年戦争』を思い出しますわ」
フェイクライド
ネージュ「私のフェイクライドと、
ド迫力バトルを繰り広げたものよ?」
ネージュ(妖精機フェイクライド……
今はどこにいるのかわからないけど)
アクセル「…………」
ハーケン「アクセル、やれるのか?」
アクセル「……ああ、大丈夫だ。
少し頭痛がするくらいだ、これがな」
アクセル「流れを失いたくない。
貴様の方はすぐ仕掛けられるんだろうな?
ハーケン・ブロウニング」
ハーケン(……む?)
ハーケン「OK、ノープロブレムさ。
早いところ始めようぜ?」
アクセル「ああ、やろうか……!」
【ナハト、アインストオンケル×2との戦闘】
(復活:アインストオンケル×2)
ナハト「………………」
KOS-MOS「対象、ジェネレーター出力低下。
無力化に成功しました」
アクセル「ふう、俺の頭痛も
なんとか無力化できてきたぜ」
琥魔「肝心の記憶の方は
いかがでございましょう?」
アクセル「無力化されたままなんだな、これが」
零児「気楽なもんだな。
……ところで、ナハトはどうするんだ?」
アーベント
ハーケン「問題は、アーベントと同じく
ハッキングに対してのプロテクトが
生きているかだが……」
小牟「前回同様、
マジカルキッズ・アルフィミィの
乙女パワーに期待するかのう」
ナハト「………………」
アルフィミィ「…………」
アルフィミィ「あなたは、どうしてここに来たんですの?
私に教えてくださいませですの……」
(アルフィミィとナハトが青白い光に包まれる)
ナハト「………………!」
アルフィミィ「あなたは私の……お友達ですの。
私たちに力を貸していただきたいですの」
アルフィミィ「アクセルの記憶も……戻してあげたい」
アクセル「アルフィミィちゃん……」
ナハト「………………」
アシェン「ナハトより、制御プログラム受信用の
シグナルを確認」
ハーケン「OKだ……! コール・ゲシュペンスト!」
ハーケン「ファントム、おまえのフレンドだ。
説得を頼むぜ?」
(アレディ達の後ろにファントムが出現し、ナハトにシグナルを送信する)
ファントム「………………」
ナハト「………………」
パーソナルトルーパー・ナハトが
支援に加わった!
M.O.M.O.「出力が安定しました。
成功したみたいです!」
アン「いやいや、大したもんだねえ」
ハーケン「さすがだぜ、マジカルガール。
ホレちまいそうだ」
アルフィミィ「私にほれるなよ、ですの」
神夜「ちょっと。……ハーケンさん」
キュオン「え? なにこの三角関係」
沙夜「禁断のプレイ中に悪いけど、
そんなことしてる場合じゃないでしょ?」
錫華「うむ。鋼鉄の孤狼をはじめ、
かつてのアインストの残党が
息を吹き返しているようであるな」
ヘンネ「今のナハトの取り巻きもそうだし、
新種っぽい連中も出てきてる」
アルクオン
アレディ「アルクオンも、
そのアインストという存在に?」
黒ミルトカイル石
カッツェ「黒石の結晶を持ち出したことを考えると、
かなり早い段階から、
影響を受けてたんでしょうねェ」
シュラーフェン・セレスト
ネージュ「でも、ここを目指していたわりには、
あの巨大戦艦を登ったり、ド不可解な
行動をとってなかったかしら?」
アクセル「ま、行ってみればわかるさ。
俺はそのロボットには会ってないから、
ちょっと楽しみだぜ」
錫華「では、上に行くぞよ?
正面の昇降機に乗れば、すぐである」
アレディ「わかりました。羅刹機アルクオン……
必ずや取り戻してみせます」
黒ミルトカイル石
ドロシー「奪ったレア物の黒ミルトカイル石結晶……
何に使うつもりなのか、
ちょっと興味がありますわね」
エレベーターを呼びますか?
→はい
いいえ
エレベーターを呼ぶスイッチがある。
今はすでに呼ばれている。
エレベーターを動かしますか?
→はい
いいえ
(広くなっている場所に守天がいる)
錫華「守天!」
守天「おう! 錫華か!」
カッツェ「ああら! イイ筋肉!」
錫華「むふふ……そうであろう、そうであろう」
錫華「……などと言っておる場合ではない」
錫華「無事であったか、守天。
なによりであるぞよ?」
守天「ああ、俺様は別になんともねえが……
情けねえ話さ」
守天「ヨソモンに、城内で好き勝手に
暴れられちまってる」
琥魔「よそ者どころか、鬼の人たちも
ガンガン襲ってくるのでございますが?」
ネージュ「そうよ? お仲間じゃないのかしら?」
ヘイムレン
守天「城に乗り込んできた、笛野郎の術さ。
奴の笛の音にハマっちまうと、
こっちの言うことを聞きやがらねえ」
アン「しばらく見てないと思ったら……
相変わらず大活躍だねえ、あの兄さんは」
アレディ「……操音のヘイムレン。
城内にいるのですね」
守天「そいつを知ってんのか? 小僧」
守天「……って、錫華よぉ、
いつの間に、こんなに子分どもを
増やしたんだ?」
錫華「これぞ、わらわの人徳と、
魅惑の腰付きが生み出した奇跡である」
零児「勝手に子分にするんじゃない」
神夜「錫華ちゃん、面倒くさがらないで、
ちゃんと説明してもらえる?」
錫華「……ふむ、仕方あるまい」
錫華は、滅魏城を出てから 再び戻ってくるまでの経緯を話した。
その間、滅魏城ではミルトカイル石の 撤去作業が続き、黒石を除いては ほぼ取り去ることができたという。
しかし、しばらくすると城内に 新種と思われるアインストが 出没し始めたということだった。
守天「……アインストどもの討伐に追われて、
城門の守備が手薄になっちまったんだ」
守天「それでこのザマよ。
『修羅』……とか言ったか? 侵入者は」
ヘイムレン
アレディ「魔笛にて、人の心を縛る修羅……
ヘイムレン・シルバートの一派に
間違いありません」
ハーケン「そいつらはどこにいるんだ?
Mr.マッスル」
守天「わからねえ。
部下に追わせたが、見失っちまった」
守天「だが、風神みてえな“戦術からくり”なら
俺が直接相手をしたぜ」
アルクオン
アレディ「それは……!
白髪の黒い機兵ではありませんか!?」
守天「ああ、そんな奴だった。
危なくやられるところだったが……」
守天「戦いの途中で、あのからくり野郎……
俺様を無視して奥へスッ飛んで
いっちまいやがった」
小牟「急ぎの用でもあったのかのう。
先というのは、この先をまっすぐかの?」
守天「ああ、水上庭園の方だ」
アルフィミィ「このお城の入口で感じた、不思議な力……
強くなっておりますの」
アクセル「さっき、黒石が山になってる所が
あったけど、そこじゃなくてかい?」
アルフィミィ「もっともっと、
深淵に流れ込んでいくような……
そんな力の流れですの」
M.O.M.O.「特に変わったエネルギー反応は
検知できませんけど……」
零児「物理的なエネルギーではなく、
妖気や、霊気的なものかもしれん」
アルクオン
キュオン「で、あの髪モサモサロボは、
そこを目指してるんだよね?」
ナハト
ヘンネ「さっき引き入れたナハトも、
同じ場所を目指してエレベーターに
乗ろうとしてたってことか」
KOS-MOS「現状では判断材料が不足しています」
M.O.M.O.「モモ、索敵や探知が得意なのに……
全然お役に立てていません……」
沙夜「調子の悪い時もあるわよ、モモちゃん」
沙夜「ようするに
現場に行ってみた方が早いってことね」
錫華「そうであるな。
守天よ、この先はわらわたちに
任せるがよいぞ?」
錫華「烏合の衆ではあるが、これだけいれば、
多勢に無勢で押し切れよう」
ドロシー「失礼な。
……まあ、統一感のないチームでは
ありますけど」
守天「いや、俺様も行くぜ!
錫華と並んで、式鬼の統一感ってのを……」
錫華「ならぬ! 滅魏城の現状を見るがよい!
城主たるそちが浮き足立って
どうするのであるか!」
守天「そ、そうは言っても……錫華よぉ……」
錫華「そちは、もっとどっしりしておれ」
アルクオン
錫華「それに、そのからくり……
羅刹機に用がある小僧もおるのでな」
アレディ「はい、必ずや……止めてみせます」
ネージュ「この子が、ラセツキについて
一番ド詳しいのは確かよ?」
守天「…………」
守天「……わかったよ。俺は一度奥に戻って、
アインストどもを片付ける」
守天「修羅やら、羅刹なんとかは任せるぜ」
神夜「守天さん……
前と少し変わりましたね」
錫華「素直でよいぞ、守天よ。
こたびの戦(いくさ)が終わった暁には、
たっぷりとねぎらってくれよう」
守天「…………」
守天「ほ、ほんとかよ、錫華よぉ~」
アシェン「……尻に敷かれすぎにも、
ほどがあると思いますが」
守天「おっといけねえ……ゴホン」
守天「じゃあ頼むぜ、錫華。
何かあったら、すぐに知らせてくれ!」
錫華「うむ、苦しゅうないぞよ」
(守天が奥に向かって歩き去る)
アレディ「いいのですか? 錫華姫殿」
アレディ「守天殿……
かなりの剛の者とお見受けしましたが」
ネージュ「連れて行けば、
戦いがもっとラクになるんじゃない?」
錫華「…………」
錫華「本音を言うと、あやつを危険な目に
遭わせとうないのである」
錫華「やがては、
我ら式鬼一族の王にならねばならぬ男……」
錫華「先頭を切って戦うだけが、
強い男ではないのである」
アレディ「…………」
零児「俺たちが危険な目に遭うのはいいのか」
アクセル「まあまあ、零児。
フクザツな女心ってやつさ、これが」
ハーケン「マッチョオーガのおかげで、
状況は大体わかったな。
あとは……行くしかないか」
アレディ「はい、行きましょう。
……羅刹機アルクオンのもとへ」
カギをはずし、扉を開きました。
カギをはずし、扉を開きました。
裏側のカギをはずし、大扉を開きました。
(ヘイムレンとアルクオンが亀裂をはさんで対峙している)
ヘイムレン「とうとう追いついたよ、
羅刹機アルクオン君?」
アルクオン「………………」
ヘイムレン「その手に持っているもの……
僕に見せてくせないかな?」
黒ミルトカイル石
アルクオン「………………」
ジャイアント・マーカス号
ヘイムレン「あの猫の姿をした戦車から
持ち出したのはそれかい?」
ヘイムレン「……そして君はここまで来た」
ヘイムレン「ここに何があるんだい?
僕だけに教えてくれないかな?」
アルクオン「………………」
(アレディ達が歩いてくると、ヘイムレンが振り向く)
アレディ「そこまでだ、ヘイムレン……!」
ヘイムレン「これはこれは……剛錬のアレディ君。
もうこんな所まで来てしまったのかい?」
ヘイムレン「しかも……
またずいぶんと人数が増えたものだねえ」
ハーケン「俺たちも驚いてるところさ。
すっかりなじみのメンツがそろってな」
アン「この勢いで、そこのラセツキも
いただいちまおうと思ってねえ」
ネージュ「そういうわけで、
そこをドどきいただけないかしら?」
錫華「どかすだけでは済まさぬ!
人の城で大暴れしおって……
そち、許さんぜよ!」
ヘイムレン「これは失礼を、鬼の腹姫様。
羅刹機アルクオンを捕らえ次第、
すぐに退散いたしますよ」
ヘンネ「だから、
アンタに渡すわけにはいかないって……」
アルクオン「………………」
アルフィミィ「力が……!?
“呼び声”が強くなりましたの!
地下……いえ、正面の水の中から!」
M.O.M.O.「え? な、何も検知できませんけど……」
アルクオン「…………!」
KOS-MOS「対象、ラセツキ・アルクオンの
エネルギー反応増大」
アレディ「覇気が……乱れた!? アルクオン!」
(アルクオンが亀裂を壊して水中に飛び込む。
ヘイムレンがアルクオンが飛び込んだ穴の方を見る)
ヘイムレン「なんと……! アルクオン!?」
神夜「ゆ、床が抜けましたよ!?」
アレディ「錫華姫殿、これは……!」
錫華「あそこは地下水脈につながっておった
はずであるが……」
黒ミルトカイル石
ヘイムレン「これはまいったねえ……。
手にしていた黒石の結晶のせいかな?」
アルフィミィ「……深淵に流れ込む……力……」
アシェン「黒パン、どうしましたのでするのか?」
アルフィミィ「今、あのロボットが飛び込んだ穴……
そこから感じますの」
(ヘイムレンがアレディ達の方を向く)
ヘイムレン「鬼の姫様?
この先はどこにつながっているのか……
教えていただけませんかねえ」
錫華「……わからぬ。
世界が融合し、この物件の立地状況も
変わってしまったのでな」
零児「あのロボットの目的は、ここというより、
“この先”だったということか」
ヘイムレン「この城のあちこちに生えた
黒ミルトカイル石と、その結晶に
関係があると考えるべきだろうねえ」
ヘイムレン「あれを打ち砕くしかないか。
僕のこの剛拳でねえ」
琥魔「なにが剛拳ニャ。
ネタは上がっとるんニャ、黒バナナが」
オズマゴス
ドロシー「あなたが黒石を壊せるのは、ワタクシの
対ミルトカイル破砕グラブ『オズマゴス』
のおかげでしょうに!」
キュオン「このカヌー頭!
それをとっとと返してよ!
そしておしおきの百叩きだよ!」
ヘイムレン「返却も仕置きもお断りするよ」
ヘイムレン「アルクオンの追跡が困難になった今、
手持ちの物は大事にせねば」
ヘイムレン「そろそろ、こちらも戦力を増強しないと
いけないのでねえ」
アレディ「何か行動を起こすつもりか?
ヘイムレン」
ヘイムレン「…………」
シュラーフェン・セレスト南側の雪原
アレディ「西の大陸に氷原を拡げ……」
アブリエータ城の南西にある壊れた橋
アレディ「橋を落として、何をしようとしている?」
ゲルダ
アレディ「“凍鏡のゲルダ”も
一緒に動いているのか?」
ヘイムレン「さてねえ。
ただ、やるべきことは色々あると
いうことさ」
ヘイムレン「僕は君のように修羅の本分を忘れ……
楽しげに旅をしているわけでは
ないんだよ」
アレディ「なに……!」
小牟「別にわしらは、キャッキャウフフ
しとるわけではないわ」
アクセル「それなりに楽しくはやってるけどな。
ま、これも成り行きさ」
ネージュ「ちょっとあなた! 毎回毎回、
アレディを挑発するようなことは
やめていただけないかしら?」
カッツェ「ウフフ、ちょっと寂しいんじゃないの?」
ヘイムレン「……そうだね、
寂しいと言えば正しいかもしれない」
ヘイムレン「剛錬のアレディが、
修羅の牙を失っていくのがねえ」
アレディ「…………」
アルクオン
ヘイムレン「さて、羅刹機アルクオンは
とりあえず諦めるしかないが……」
ヘイムレン「君たちの持っている機兵も……
なかなか強そうだねえ」
ファントム「………………」
ナハト「………………」
アーベント「………………」
ネージュ「なんでも人の物を
欲しがるんじゃありません!」
沙夜「あん、手っ取り早くて
合理的な方法ではあるけど、ね」
アレディ「操音のヘイムレン……。
おまえが勝ったなら、持っていけばいい」
アレディ「……勝者がすべてを得る。
それが争覇の掟ゆえに」
ヘイムレン「いい言葉だ。修羅の本分までは、
まだ忘れていないようだねえ」
ヘイムレン「安心して、君を屠れるというものだよ。
剛錬のアレディ……!」
【ヘイムレン・シルバート、上級修羅兵(女)×2、羅刹機プロクスとの戦闘】
ヘイムレン「やれやれ、ここまで来ると、
さすがに戦力差は歴然か……」
ゲルダ
ヘイムレン「ゲルダ様と合流し、
こちらも手駒をそろえないとねえ」
アレディ「ゲルダの一派は、
数多くの修羅を抱えているはず」
アレディ「今さら兵力を増強して、
何をするつもりだ?」
ヘイムレン「“質”の問題なんだよ、アレディ君。
……君たちのようにねえ」
ヘイムレン「では、おいとましようか」
ヘイムレン「次はもう少し、まともな戦いが
できるのではないかと思うよ?」
オズマゴス
ドロシー「ちょっとお持ちなさい!
こっちが勝ったんだから、
『オズマゴス』は置いていきなさい!」
ヘンネ「勝った者がすべてを得る……とか
言ってただろ、アンタ」
ヘイムレン「僕はまだ生きているし、
奪い取られたわけではないからねえ」
琥魔「そんな屁理屈、
聞き入れるわけにはまいりません!」
錫華「くっ! あの手袋があれば、
滅魏城の黒石を掃除することも
できるというのに……!」
M.O.M.O.「…………」
ヘイムレン「では、ごきげんよう」
M.O.M.O.「ま、待ってください……!」
ヘイムレン「まだ何かあるのかな?
君、その帽子……素敵だねえ」
M.O.M.O.「あ、ありがとうございます」
M.O.M.O.「え~と、あのう……」
M.O.M.O.「スターウインド・ドレス・アーーップ!」
(M.O.M.O.が水色の衣装に変身)
M.O.M.O.「レア・ハンター!」
(ヘイムレンから赤い物を釣り上げ、通常の衣装に戻る)
ヘイムレン「…………」
M.O.M.O.「…………」
ヘイムレン「……今、何かしたかな? お嬢さん」
M.O.M.O.「…………」
ハーケン「おいおい、リトルマジシャン。
なんなんだ? 今のは」
アシェン「足止めの攻撃技とも違うようで
ございましたようでしたが?」
アレディ「糸でヘイムレンを捕縛するつもりかと
思いましたが……」
ヘイムレン「どの道、そんな細い糸で
僕を捕えることなどはできないけどねえ」
ヘイムレン「では、失礼するよ」
アレディ「待て! ヘイムレン……!」
(ヘイムレンが消える。皆がM.O.M.O.を見る)
M.O.M.O.「……ふう」
小牟「ふう、じゃないじゃろ!
賢者になっとる場合とちゃうぞ、モモ!」
零児「ん……?
おい、前にもこんなことなかったか?」
M.O.M.O.「あの……ごめんなさい」
オズマゴス
M.O.M.O.「でも、これを……」
貴重品
“オズマゴス”を手に入れた
黒ミルトカイル石を
破壊できるようになりました。
オズマゴス
ドロシー「これは……間違いありませんわ!
対ミルトカイル破砕グラブ……
『オズマゴス』!」
ネージュ「もしかして、
さっきの釣竿みたいなもので…?」
M.O.M.O.「はいです!
レアアイテムを奪取する、
特殊な技なんです」
KOS-MOS「エーテル・サーキットを使用した、
スターウインド・モードの特殊兵装、
『レア・ハンター』です」
神夜「へ、変身する意味ってあるんですか?
かわいかったですけど……」
アルフィミィ「スパッツで一本釣り……。
なるほど、盲点でしたの……」
キュオン「ぬうう……
どこまでも忌々(いまいま)しい!
もう脱ぐくらいしか……ッ!」
アクセル「いやいや、張り合わなくていいから」
沙夜「あん、若いコにだけ許された必殺技ねえ」
カッツェ「経過はどうあれ、
お手柄じゃないの、モモちゃん」
M.O.M.O.「ありがとうございます!」
オズマゴス
錫華「モモの活躍で、黒石破壊手袋が
取り戻せたのはめでたいことぞよ?」
錫華「しかし……」
零児「ああ、あとは水没したあいつか」
アルクオン
ハーケン「さすがに、あのブラックラセツは
フィッシングというわけには
いかないだろうからな」
アン「おっと、あたしをお忘れかい?」
アレディ「アン船長殿? もしや……!」
アン「ひと泳ぎ行ってこようじゃないか。
水の中なら、簡単にはヒケはとらないよ?」
アン「そんじゃ、行ってくるよ」
アルクオン
アレディ「お気をつけて、アン船長殿。
地の利があるとはいえ、
アルクオンを甘く見てはなりません」
ヘンネ「まったくだよ。
アシェンとか、KOS-MOSを
連れて行った方がいいんじゃないのかい?」
KOS-MOS「現在の私の躯体では、
水中戦闘は行えません」
アシェン「サビるので、絶対イヤっす」
ドロシー「あなたたちのお腹にくっ付けられる、
水中用モーターを持ってきておくべき
でしたわね」
アン「そんなに気を遣いなさんなって。
どこに行ったのかくらいは突き止めるさ」
錫華「ここはそちに頼るしかないようであるな。
……アンよ、必ず戻ってくるのであるぞ?」
アン「当たり前じゃないか」
アン「この仕事が終わったら……
お祝いにあたしの店でパーっと
騒ごうじゃないさ」
キュオン「え? この状況で……
そういうのってマズくない?」
アンのお守り
アン「……って、あら?
前に副長からもらったお守りのヒモが、
急に切れちゃったよ」
アン「まあ、結構昔にもらったモンだし、
気にすることはないさね」
神夜「な、なんかもう、絶対に行かない方が
いいと思うんですけど……」
小牟「ヤバいのう……」
アン「じゃ、しゅっぱ~つ!」
(アンが水に飛び込むと、爆発音がして水柱が上がり、地面が振動する)
ハーケン「な、なんだ? この振動……!」
ハーケン「おい、やばいぞ!
いくらなんでもでかすぎる!」
アレディ「アン船長殿!」
琥魔「これでは、間違いなくタタキか
ツミレになってしまいます!」
カッツェ「おいしそうではあるけど、
仲間がそうなるのはイヤよ!?」
零児「しかし、助ける方法がないぞ!
どうするんだ!?」
小牟「……あっ!
モ、モモ! さっきの奴じゃ!」
M.O.M.O.「えっ!? あ……!」
小牟「そうじゃ! 魅惑のレア・ハンターで
何とかしてくださいよォ~ッ!」
M.O.M.O.「は、はいです! 何とかしてみます!」
M.O.M.O.「スターウインド・ドレス・アーーップ!」
(M.O.M.O.が水色の衣装に変身)
M.O.M.O.「レア・ハンターで助けます!
お願い! アン船長さんを!」
(M.O.M.O.がアンを釣り上げると、M.O.M.O.の変身が解け、振動が収まる。
アレディとアンが振り向く)
アン「いやあ~、死ぬかと思ったよ」
アン「そしてその瞬間に、
尻に釣り針かけられて引っ張られるとも
思わなかったよ」
M.O.M.O.「ご、ごめんなさい、アン船長さん……」
アン「いやいや、モモちゃんのおかげさね。
ほんとに助かったよ」
アン「あのままだったら、間違いなく
タタキかツミレになってたところだよ」
零児「ともあれ無事でなにより、重畳だ。
……で、何かわかったのか? 船長」
アン「地下水脈内のあちこちに、
黒ミルトカイル石が生えてたよ」
アン「石の裏に、フジツボがいっぱい
くっついてるみたいな感じでさ」
アクセル「ぞ、ぞわぞわするな、そいつは」
錫華「新種のアインストは、
そこから来ておったということであるか」
錫華「人の城の真下に巣みたいなものが
作られるとは……」
アルクオン
沙夜「あの黒ロボちゃんは、
どうしてそんな所に飛び込んだのかしら?」
アレディ「船長殿、アルクオンは……」
アン「水底をノシノシと歩いてたよ。
追いついたと思ったら、
いきなり暴れられちゃってさ」
アン「水路がめちゃめちゃに壊されちまって、
生け作りを覚悟したよ」
琥魔「そりゃうまそうニャ」
琥魔「……ではなく、水路は崩れて
塞がってしまったのでしょうか?」
アルフィミィ「……完全に塞がってしまったようですの」
零児「アルフィミィ、
例の“力の流れ”……とかいうやつか?」
アルフィミィ「そうですの。
今までずっと感じていた力……」
アルフィミィ「先ほどの振動が収まってから、
もう感じられませんの」
アレディ「アルクオンよ……。
何のために、何を求めてさすらう?」
ハーケン「あのラセツキ……、
これでアインストと関係があるってことが
確実になっちまったな」
ハーケン「かつて滅ぼしたアインスト……
今現れている連中は、その残党だと
思っていたが……」
錫華「思い悩んでおっても始まらぬ」
オズマゴス
錫華「手袋を取り返したことで、
黒ミルトカイル石が砕けるように
なったのである」
錫華「それを試しつつ、
次の目的地へ急ぐとしようぞ?」
神夜「次っていうと、方角的には……」
アシェン「……エスピナ城がありんすのです。
黒石で近づけませんでしたが、
それが壊せるようになった今……」
ネージュ「……帰れるっていうことね」
アレディ「ネージュ姫殿。
では、ついに……」
ネージュ「あちこち寄り道したけど、
覇龍の塔でお願いした、護衛のお仕事……
そこでおしまいよ、アレディ」
アレディ「……わかりました、ネージュ姫殿。
最後まで、お供いたします」
新フォルミッドヘイム
カッツェ「エスピナ城から、
新フォルミッドヘイムまではすぐだから、
アタシたちも送っていってあげるわ」
ネージュ「カッツェ……。
みんなもいいの?」
アクセル「おれたちは記憶の問題もあるけど……
あちこち歩いて、帰る方法を探さないと
いけないんだな、これが」
百夜
沙夜「私たちは百夜を追わないと、ね」
零児「ああ、そのためにも、
アグラッドヘイムと関連がある国……
フォルミッドヘイムに行くつもりだ」
ヒルドとロック
ヘンネ「あいつらか。
まあ、あたしらと無関係ってことは
ないだろうからね」
T-elos
KOS-MOS「私もT-elosを捜し出し、
その上で帰還する方法を検討します」
小牟「まあ、そっちにはゾロゾロと
行くことになりそうじゃ」
ネージュ「…………」
ネージュ「……か、勘違いなさらないでよね!
別にうれしくなんかないんですからね!」
ドロシー「はいはい、
お約束が終わったら、参りますわよ?」
ネージュ「では、妖精の姫のド凱旋と
しゃれこみましょう♪」
地下水脈に繋がる穴だ。 アルクオンが暴れたために 奥は埋もれてしまったらしい。
(アレディ達が滅魏城を出る)
ロック「リグ・ザ・ガード。
“ヴェルトバオムの芽”の件……
どうなっているのかね?」
リグ「……問題なく」
リグ「準備が整い次第、一度“下”に降ります。
しばし、お待ちを」
ロック「わかった。“樹の乾き”は進んでいる。
急いでくれたまえ」
リグ「……はっ」
(リグが立ち去る)
ヒルド「……ロック様」
ロック「報告かね? ヒルド」
ヒルド「例のシュラのボウヤたちが、
エスピナ城に向かうようよ?」
沙夜
ヒルド「サヤは完全に裏切ったようね。
やっぱり自分の世界の人たちの方が
よかったみたい」
ロック「特に問題はない」
百夜
ロック「前にも言ったように、あの女の役目は
『ビャクヤ』の制御が可能になった時点で
終わっている」
ロック「……今は、エスピナ城にある“芽”が
芽吹くのを待つのみだ」
ロック「フフフフフフ……」
ゲルダ「……それで、おめおめと戻ってきたと?」
ヘイムレン「…………」
ゲルダ「情けない話だな、操音のヘイムレン」
ヘイムレン「言葉もございません、ゲルダ様。
おそらくは異邦の業(わざ)でしょう」
オズマゴス
ヘイムレン「僕に気付かせもせず……
あの手甲を抜き取るとは……」
ゲルダ「その異邦の業(わざ)、興味があるわ。
私自ら出向こう」
ヘイムレン「ゲルダ様!? しかし……」
???(毒牛頭)「心配するなって、
オレたちがついてるからよお」
???(毒馬頭)「その通りだ。ヒヒィン」
ゲルダ「この者たちを連れて行く。
ヘイムレンよ、貴様の使命は
わかっているな?」
ヘイムレン「はっ……」
ゲルダ「私はこの者たちを連れ、
妖精族の業(わざ)を手に入れる」
ゲルダ「……修羅の新たなる戦いのために」
(滅魏城の入口にアレディ達がいる)
守天「本当にいいのか? 錫華よぉ」
錫華「わらわをみくびるでない。
それに、そちがここを離れたら、
誰が滅魏城を守るのであるか」
守天「まあ、そりゃそうなんだが……」
ハーケン「心配するなよ、オーガボス。
オーガプリンセスは、俺たちが
しっかりガードするさ」
守天「…………」
守天「錫華を危ない目に遭わせたら
承知しねえぞ、てめえら」
アシェン「すでに何度も遭ってますが、
了解いたしましたのですのことです」
神夜「じゃあ、守天さん、行きますね」
錫華「しっかりと、
わらわたちの城を守るのであるぞ?」
守天「おうよ! 心配するなって!」
守天「早く帰ってこいよ、錫華」
錫華「……まったく、いつまでたっても
わらわ離れできぬ男である」
アクセル「男は、大丈夫だっていう女ほど
心配になるものなんだな、これが」
アルフィミィ「なるほど、お勉強になりますの」
アレディ「そういうものなのですか?
私にはよくわからないのですが」
零児「男のエゴだとは思うがな」
神夜「な、なんだか難しいです……」
ネージュ「ほらほら、生臭い話はそこまでにして。
次は……いよいよ私の城よ?」
KOS-MOS「場所はここから南ですね」
メギ・エルフェテイル 北東部の港
アン「おっと、その前に……
すぐ東にある黒石を壊して、
港を開放してくれないかい?」
オズマゴス
小牟「お安い御用じゃ。
ドロシーパワーグローブで
割りまくりじゃぞ?」
ドロシー「ほ~っほっほっほ!
ドロシーのしわざ、とくとご堪能あれ♪」
アレディ「では、港を開放しつつ、
ネージュ姫殿の城へ急ぎましょう」
電磁バリアによって、 新フォルミッドヘイムへ行くことは できない。