KOS-MOS
ハーケン「KOS-MOSが……!?」
アシェン「はい。報告が遅くなりましたが……
無事だったようです」
零児と小牟
ハーケン「そうか……
それなら、レイジやシャオムゥも
元の世界に戻った可能性が高いな」
神夜「よかった……
ちょっとこすもすさんには
会いたかったですけどね」
錫華
アシェン「KOS-MOSは
ペタンコ姫に連れられ……」
シュラーフェン・セレスト
アシェン「シュラーフェン・セレストに
向かいましました」
シュラーフェン・セレストの大型転移装置
ハーケン「あそこの転移装置を使おうってことか。
正しい判断だろうな。
俺も挨拶くらいはしたかったが」
ネージュ「その人たちが、
前回の戦いで一緒だったという?」
カッツェ「いいオトコと、ダメな獣と、
美しいロボ子ちゃんだったわネェ」
キュオン「しんみりしてる場合じゃないって。
次はどうするの?」
エスメラルダ城塞
ハーケン「よし、今度こそドロシーの城塞へ行こう。
門をこじ開けてでも入らないとな」
アシェン「あそこには、KOS-MOSを
送り届けた後、スズカ姫が向かった
はずなのでありんすが」
アレディ「鞠音殿はどうされるのですか?」
鞠音「私はしばらく、
ここでくつろいでおりますわ」
鞠音「早いところ黒石を壊す装備を
持ってきてください」
アン「あたしよりも
船長っぽくするんじゃないよ」
ピート
ハーケン「くつろいでないで、さっき話した
W03っていう奴の分析を頼むぜ?」
ハーケン「その代わり、ドロシーの件は
なんとかするからさ。
……じゃ、行ってくるぜ」
(渾然大地 北東部の港でサイレント・ウォークス号を降りる)
ハーケン「ん!? おい、エスメラルダ城塞が!」
(エスメラルダ城塞から煙が出ている)
ネージュ「煙……!? 何が起こっているの!?」
神夜「行ってみましょう!」
ハーケン「どういうことだ?
ドロシーは大丈夫なんだろうな?」
(エスメラルダ城塞がゆれ、銃声と爆音が多数)
アシェン「今のは爆音……内部からです!」
ハーケン「扉を壊すぞ! 下がってろ!」
(エスメラルダ城塞前の門が壊れる)
アレディ「よし、行きましょう!」
(エスメラルダ城塞内部に入る)
ネージュ「ど、どういうこと!?
ド荒れ放題じゃないの!」
神夜「も、ものすごい爆発だったんですね」
アシェン「さっきの爆発だけで、こんなには
ならんでしょう。
おそらく、門が閉まっていたのは……」
カッツェ「入れないようにするためじゃなくて、
この破壊がバレないようにするため
だったようねェ……」
カッツェ「……ドロシーちゃん、ヤバいかもネ」
ネージュ「ドロシー……。
一体誰がこんなことを……」
アレディ「城内に流れる“気”……
間違いなく『修羅』です」
アレディ「この城塞は、修羅の手に落ちたと
考えるべきでしょう」
アシェン「しかし、かつての『10年戦争』に
耐えたこの城塞が、無抵抗にここまで
やられるものなのでしょうかしら?」
ネージュ「ドロシー自身も、それなり以上の
パワーと爆弾があるはずよ?
護衛だっているはずじゃ……」
アレディ「城主であるドロシー殿が、
すでに敵の手中にあるとしたら……
どうですか?」
ハーケン「ちっ……そういうことか。
あったな、つい最近そんなことが」
アン「なるほどね。
あたしに一人演奏会をかました……
あのボウヤか」
ヘイムレン
アレディ「そうです。操音のヘイムレン……
ここに跳梁(ちょうりょう)するのは、
ヘイムレン・シルバートの一派でしょう」
アレディ「あの男がヴァルナ・ストリートを抜け、
この地方へ来ていることは明らかです。
ただ……」
神夜「何のために、ということですよね。
ドロシーさんのところにお買い物……
とかなんでしょうか?」
アレディ「買い物……といいますと?」
神夜「ドロシーさんは発明家ですから。
自分で作った道具や、かわいい古着とか
売ってくれるんです♪」
ネージュ「男がドロシーの古着を買いに来てたら、
完全に別の目的ですけどね」
ハーケン「いや、あながち的外れとも言えないな」
キュオン「え? 古着狙い?」
ハーケン「男としてはその辺もやや気になるが、
そうじゃない」
ハーケン「ひとつは俺たちの目的でもある、
黒ミルトカイル石を砕けるアイテム……
いわゆる発明品さ」
ハーケン「もうひとつは……
あのボンバーギャルが、この城に
“何か”を持ち込んだ可能性……だな」
アン「何かって……何をだい?」
ハーケン「あの娘は、前から手クセが悪くてな。
あちこちの遺跡から、トレジャーを
持ってきちまうのさ」
KOS-MOS
アシェン「以前の戦いでは、KOS-MOSの
入った調整槽をロストエレンシアから
持ち出しましとりました」
アルクオン
アレディ「もしや、羅刹機アルクオンを……!?」
黒ミルトカイル石
カッツェ「あの黒いロボットは、
アタシのとこから、“黒石の結晶”を
持っていったワケだから……」
カッツェ「その黒石を壊せる道具っていうのは、
ちょっとクサイわねェ」
神夜「ドロシーさんの部屋へ行ってみましょう。
すごく心配なこと極まりないです!」
錫華
アシェン「こちらに向かったと思われる、
スズカ姫のこともあります。
とっとと進むべきだったりしちゃいます」
ネージュ「では、参りましょうか。
ドロシーには、貸しも作って
おきたいですし」
スイッチを押しますか?
→はい
いいえ
(大扉前のとげが引っ込む)
扉はかたく閉ざされている。
向こう側からカギがかかっているようだ。
(部屋の中央まで進むと、アレディが何かに気づき、左を向く)
アレディ「…………」
ハーケン「どうした? 格闘ボーイ。
ここは、この城塞の武器庫さ。
ドロシーの部屋はまだ先だぜ?」
アレディ「……人の気配がします。
ここまで戦ってきた者たちと違い、
敵意はないようですが」
神夜「え!? 隠れているってことですか?」
アレディ「何者です!
姿を見せていただきたい……!」
(左の奥から錫華が歩いてくる)
錫華「…………」
神夜「錫華(すずか)ちゃん!?」
ハーケン「おっと、これはこれは」
錫華「む? ハーケンに……神夜もおるのか?
なるほど、これは幸運であった」
錫華「城に入ったはいいが、何者かの攻撃で
この有様であるからな」
アレディ「お知り合いのようですね。
この方が……」
シュラーフェン・セレスト
アシェン「KOS-MOSとともに、
シュラーフェン・セレストに向かった
ズンズカ姫でございまする」
錫華「錫華姫である。
わらわ的にどの部分がズンか、
ポンコツめが」
ネージュ「頭のツノ……
カグラアマハラのシキオニのようね」
錫華「む? そちは妖精族であるか?
ヒラヒラとフラチな格好をしおって。
それに……」
アン「チビオニ姫、久しぶりだねえ」
キュオン「おいっす! おなか姫!」
カッツェ「こんな所に隠れて、
何をやってたのかしらねェ?」
錫華「……ハレンチぞろいであるな」
ネージュ「いきなりド失礼な娘ね。
どういう関係なのかしら? カグヤさん?」
滅魏城
神夜「この子はですね、
滅魏城(めぎじょう)のお姫様で、
私のお目付け役でもあるんです♪」
ハーケン「OK、オーガ・プリンセス。
色々あって、こんなメンツなのさ」
錫華「よいよい、わらわは寛大であるからな。
許してつかわすぞよ?」
錫華「ほれ、今の状況を説明せい。
そこのチャラチャラした半端な
ヘソ出し娘よ、そちでよいぞ?」
アレディ「錫華姫殿は、名のある姫君のようです。
失礼のないようにするべきかと
思いますが」
ネージュ「くっ! 姫だからって偉そうに!」
神夜「あの……私たちも姫なんですけど……」
ハーケンは錫華姫に、 ここまでに至る経緯を話した。
錫華姫はKOS-MOSを シュラーフェン・セレストに送り届け、 その足でこの城塞に来たという。
しかし、ドロシーの元へたどりつく前に 突然の襲撃を受け、この武器庫まで 避難してきたとのことだった。
錫華「ふむ、修羅に妖精族……
そしてアグラッド某(なにがし)か」
錫華「相も変わらず、
厄介ごとに縁のある男よな、チャラ介よ」
アクセルとアルフィミィ
ハーケン「さらに、こっちに来る前には……
異世界から来たっていう、記憶喪失の
二人組にも会ったぜ?」
ツァイト・クロコディール
ハーケン「今はツァイトに待たせてある。
あいつらも何とかしてやらないとな」
カッツェ「順番に片付けていくしかないわねェ。
とりあえずは……ココね」
アレディ「錫華姫殿、襲撃者の目的に
心当たりはありませんか?」
錫華「ふむ……。
詳しくはわからぬが、何かを「探せ」と
言う声は、何度か耳にしたぞよ?」
アン「お宝が目当てっぽいんじゃないかい?
まるで山賊だねえ」
錫華「ドロシーめの名と、黒い石をどうとか
言っておったようである」
ネージュ「間違いなく、黒ミルトカイル石を
壊すための道具でしょうね」
滅魏城
錫華「わらわ的にも、我が滅魏城の黒石を
何とかしたくて、はるばるやって来た
わけである」
錫華「まんまと先を
越されてしまったようであるが」
アレディ「ミルトカイル石を砕いて、
何をしようとしているのか……。
ヘイムレンたちの意図が見えません」
アルクオン
アレディ「アルクオンが黒石の結晶を奪ったことと
関係があるはずですが」
キュオン「ほらぁ、悩んでないで!
狙いがわかったところで、先に進もうよ。
ドロシーを助けてあげるんでしょ?」
神夜「そうですね!
手遅れになっていなければいいけど……」
アシェン「では、まな板姫。
お付き合いをよろしゅうですのことです」
錫華「仕方あるまい、駄ポンコツよ。
わらわ的に、力を貸してやろうぞ?」
錫華姫(すずかひめ)が仲間になった!
裏側のカギをはずし、大扉を開きました。
エレベーターを動かしますか?
→はい
いいえ
アレディ「これは何ですか? 巨大な顔が……」
ネージュ「この悪趣味な巨顔こそ、
エスメラルダ城塞の中枢部よ」
ドロシー
ネージュ「まあ、簡単に言えば、ドロシーの部屋ね」
キュオン「これが部屋!? どうやって入るの?」
ハーケン「口のところがオープンするのさ。
中は結構広いんだぜ?」
アン「へえ、いいセンスじゃないか。
あたしゃ嫌いじゃないよ、
こういう馬鹿馬鹿しさってのはさ」
錫華「む? それはよいが、
チャラ郎よ、どうして内部のことまで
知っているのかえ?」
錫華「以前、わらわたちはここまでしか
来ておらぬ。中には入っていないぞよ?」
カッツェ「血気盛んなオトコのコだもの、
オンナのコの部屋にお邪魔したこと
くらいあるわよねェ?」
アシェン「マセガキめ」
神夜「ちょっと。……ハーケンさん」
ハーケン「OH、ウェイトだ、プリンセス。
13~4年前にオヤジと一緒に
来たことがあるって言ってなかったか?」
ハーケン「その時に入ったことがあるのさ。
……その直後に、ものすごい数のボムを
投げつけられたけどな」
アレディ「話を聞く限り、ドロシー殿とは
かなりの使い手のようですね」
ネージュ「爆弾の使い手、という意味ならね。
……で、どうやって開けるの?」
ハーケン「問題はそれさ。
……前は開いてたんでな」
ハーケン「ヘイ、ドロシー!
いるのかい? 出てこいよ!」
錫華「子供が遊びに来たようであるな」
神夜「いないんでしょうか?」
ネージュ「ここにいないとなると……
ドロシー、あなたはどこにいるの?」
???(T-elos)「ここにもいないか……。
KOS-MOS、貴様はどこにいる……!」
(アレディ達が振り向くと、エレベーターの方からT-elosが歩いてくる)
???(T-elos)「…………」
神夜「ああっ!」
ハーケン「おいおい……カンベンしてくれよ……」
アレディ「これは……覇気……?
いや、この女性も機兵ですか?」
アシェン「そのとおりでごんす、チョンマゲ野郎。
こいつは私と同じ戦闘用アンドロイド」
???(T-elos)「ふん、どこかでみたような顔もあるわね。
でもいいわ」
T-elos「……私はT-elos(テロス)。
やがては秩序となるもの」
ネージュ「なんだか……
ドすごいのが出てまいりましたわね」
キュオン「KOS-MOSと似てない?
誰これ? 悪モス?」
ハーケン「一言で言うと、KOS-MOSの
ライバルみたいなもんさ」
T-elos「私とKOS-MOSを
貴様らごときの認識で括(くく)るな」
T-elos「……そのKOS-MOSはどこ?
“あの場所”にいなかったということは、
またここに運び込まれたんじゃなくて?」
カッツェ「なるほど、
それでここに急行したってワケね?」
神夜「あ、あのう……てろすさんは、
どちらから来られたんでしょうか……?」
T-elos「…………」
シュラーフェン・セレスト
T-elos「以前、元の世界に戻った……
巨大な戦艦の転移装置からさ」
KOS-MOS
錫華「……なんと。
こすもすと入れ違いぞな」
ハーケン「おい……!」
T-elos「なに……!?」
アシェン「なんで言っちまいやがられますか、
空気の読めない無乳めが」
錫華「ぬ……わらわとしたことが」
T-elos「やはり、KOS-MOSは……
この世界に来ていたのか」
ハーケン「そういうことだが、
もうゴーホームってことさ」
アン「無駄にやりあうこともないってね。
あたしらもやることがあるし、
ここはおサラバってことにしないかい?」
T-elos「…………」
錫華「こすもすはもう帰っているであろう。
元の世界で会ったら、また遊びに来いと
よろしく伝えてたもれ?」
T-elos「わかったわ」
(T-elosは立ち去ろうと歩き始めるが、すぐに振り向く)
T-elos「……などと、引き下がると思ったか?」
アシェン「意外とノリますね、
デビルKOS-MOS」
T-elos「見逃してあげてもいいかと思ったけど、
やっぱり殺しておくわ」
T-elos「また邪魔をされると面倒だから……!」
神夜「や、やっぱりそうなるんですね……」
アレディ「憂いは断っておく。
闘争において、足元をすくわれぬための
最善の策ではあります」
T-elos「わかってるじゃない、小僧が」
ネージュ「さすが、
わかってるじゃない、アレディ♪」
ネージュ「……って、
すぐに戦いたがるんじゃありません!
これだからシュラは!」
ハーケン「OK、ミニスカプリンセス。
敵味方でノリツッコミが決まったところで
始めるとするかい?」
錫華「かまわぬぞよ?
わらわ的にも、失言の責任を取らぬとな」
T-elos「責任を取りたい?」
T-elos「じゃあ、死にな……!」
(T-elosがアレディ達に近寄る)
【T-elos、ゴブリン×2との戦闘】
T-elos「ちっ、いけ好かない連中だ」
アン「ふう……。
好き勝手暴れて、なんていい草だい。
あんた、海賊向きだよ」
錫華「どうあれ、我々の勝利である。
気が済んだかえ?」
アレディ「テロス殿、
迷いのある技では、我々は砕けません」
T-elos「…………」
神夜「え? そうでした?
やる気満々だったと思うんですけど……」
KOS-MOS
ハーケン「そうか……KOS-MOSのことを
気にしてるんじゃないか?」
アシェン「いざ、やりあう時に、
パワーが落ちていては意味がない……と?」
ネージュ「シュラの眼力ね。よく見てること」
T-elos「…………ふん」
(T-elosが立ち去る)
カッツェ「図星を突いたかしらねェ?」
キュオン「もう、だったら最初から帰ればいいのに。
あれ、ツンデレってやつ?」
ネージュ「いや、違うでしょ」
ハーケン「まったく、とんだゲストだったぜ。
ドロシーも日頃の行いが悪いな」
錫華「それで戦うのがわらわたちでは、
ワリが合わぬぞよ?」
アシェン「クレームをつけるためにも、
とっとと巨大顔の口を開けましょう
なのですぜよ」
アレディ「この部屋をよく調べてみましょう。
何か方法が見つかるかもしれません」
鼻に鍵穴が付いているようだ。 この部屋に、鍵になるような物は ないだろうか。
銅像が何か怪しい物を持っている。
柱を破壊しますか?
→はい
いいえ
(落ちてきた金の棒に触る)
貴重品
“金の綿棒”を手に入れた
金の綿棒を鼻の鍵穴に
突っ込みますか?
→はい
いいえ
(金の綿棒をはめると、目が何回か輝いたあと、巨大顔がくしゃみをして口が開く。コードDTDが発動している)
アシェン「ブァクショーイ!」
アレディ「驚きました。なんですか? 今のは」
神夜「あ、今ので口が開きましたよ。
楽しい仕掛けです♪」
ネージュ「こういうのは悪趣味っていうのよ」
錫華「風を生ぬるくする必要などなかろうに。
無駄な凝りようである」
ハーケン「風圧で開く仕組みだったらしいな。
さて、レディの部屋にお邪魔しようぜ?」
神夜「あらら? これって……お部屋ですか?」
キュオン「なんか色々品物とか、
カウンターとかがあるけど?」
カッツェ「こっちには商品が置いてあるから……
私室というよりは、店舗よねェ」
サイレント・ウォークス号の船長室
アン「あたしも船長室を取引所として
使ってるし、珍しい光景じゃないさ」
錫華「ふむ、外は荒れ放題だというのに、
部屋は綺麗なものであるな」
アシェン「ここまで敵が入り込んでいないという
ことなのでござりますのでしょう」
ネージュ「じゃあ、
ドロシーはここに隠れてるのかしら?」
アレディ「ですが……人の気配はしません」
ハーケン「前にオヤジと一緒に来た時は、
ここまでは入れた」
ハーケン「プライベート・ルームはこの先か。
誰もいないなら、堂々と入れるな」
様々なアクセサリが 無造作に積み上げられている。
巨大な刀が置かれている。 売り物ではなさそうだ。
ドロシーのドレッサーのようだ。 触らない方がいいだろう。
(左にある銅像を見る)
ハーケン「おい、この銅像は……」
アシェン「これは、艦長?
……いや、この顔は……」
キュオン「うっそ! もしかしてドロシーって、
ハーケンのこと……」
錫華「まさかの展開であるな。
これは修羅場の予感がするぞよ?」
神夜「ちょっと。……ハーケンさん」
ハーケン「ウェイト。シュラバ、ノーだ。
落ち着いて見てくれよ、プリンセス」
ジョーン
ネージュ「これ……“さすらいの賞金稼ぎ”……
ジョーン・モーゼスじゃない?」
アシェン「間違いありませんのです。
20年以上若い頃のようですが」
ハーケン「オヤジは、俺やアシェンが来る前から、
あのボンバーレディと因縁があった
ようだからな」
ハーケン「初代さすらいの賞金稼ぎ……
全盛期のスタチューってところか」
カッツェ「長年のライバルを像にしたってことネ。
これも愛かしらねェ」
アレディ「そういうものなのですか?
私にはよくわからないのですが」
アン「ちょいと歪んでるとは思うけどねえ」
ハーケン「やれやれ、
銅像ひとつで時間を取っちまったが……」
ドロシー
アシェン「この騒動の張本人、ドロシーの姿が
見えませんのことですね」
アレディ「……覇気の残滓(ざんし)があります」
ヘイムレン
アレディ「この感じ……上級の修羅のものでしょう。
おそらくは、操音のヘイムレン……!」
カッツェ「ここまでは来たってことネ?
部屋を荒らさなかったのは、
女のコに対する配慮かしら?」
キュオン「でも、そのキザピエロも、
ドロシーもどこに行っちゃったのかな?」
アン「秘密の抜け道でもあるんじゃないかい?
アジトの奥に抜け道を作るってのは、
セオリーだからさ」
神夜「あ、私の部屋にもありますよ♪
壁の一部がぐるんと回って、
奥に逃げられるんです」
錫華「わらわの私室もそうであるぞよ。
練習用の舞踏台の下に、階段が
隠してあるのであ~る」
ネージュ「抜け道の話……鋭いかもね。
この部屋、どこからか魔力を感じるのよ」
ネージュ「しかも……何か覚えのある、
ド懐かしい感じの力を……」
ハーケン「よし、レディの部屋をかぎまわるのは
シュミじゃないが……調べてみるか」
ハーケンの養父、 ジョーン・モーゼスの若い頃の銅像だ。 何か仕掛けがありそうだが……
大きなオルゴールがある。
フタを開けてみますか?
→はい
いいえ
(オルゴールが鳴った後、ジョーン・モーゼスの銅像が回転する)
銅像の裏側にスイッチが現れている。
押してみますか?
→はい
いいえ
(奥の壁に入口が現れる)
ネージュ「この奥……間違いないようね。
感じる魔力も強くなってるし」
アレディ「…………」
アレディ(覇気の流れに変化はない……。
この奥にはいないのか? ヘイムレン)
アシェン「ダディの像にこんなギミックを
仕込むとは、やりやがりますね」
ハーケン「よし、レディのシークレットルームへ
行くとしようか」
錫華「まったくもって女の敵であるな。
神夜よ、考え直した方がよいぞ?」
神夜「そ、そうですねえ……」
(目が光っているドロシーの像がある)
銅像の目が妖しく光っている。
(銅像が壊れる)
床にスイッチがある。
踏んでみますか?
→はい
いいえ
(奥に通路が出現する)
(ドロシーとフェイクライドがいる)
???(ドロシー)「…………」
???(フェイクライド)「………………」
神夜「あ、いましたよ! ドロシーさんです!」
ハーケン「OK、マドモアゼル・ドロシー。
こんな所に隠れてたのかい?」
ドロシー「…………」
ネージュ「まさか……まさか……そんな……!」
アレディ「ネージュ姫殿?」
???(フェイクライド)「………………」
ネージュ「フェイクライド……!?
妖精機フェイクライドが、
どうしてここに!?」
アレディ「ネージュ姫殿。
もしやこの機兵が……終戦後、
行方不明になったという……?」
ネージュ「……その通りよ。
妖精機フェイクライド。
ハウゼン家に伝わる、最強の機械鎧……!」
カッツェ「……そういえば、
『10年戦争』の時に見たことがあるわ。
かなり強いわよ? アレ」
キュオン「え!? ハウゼン家の専用ロボが、
どうしてこんな所にいるの?」
ハーケン「さてはボンバーシーフ……
前回と同じくやらかしたな?」
錫華「前はこすもす、そして今度は妖精族の
からくりとは……懲りぬ話ぞよ?」
ネージュ「ドロシー! ド詳しく説明なさい!」
ドロシー「…………」
ドロシー「ワタクシはドロシー。
このエスメラルダ城塞の主(あるじ)、
ドロシー・ミストラルですわ」
ドロシー「よくここまで来ましたわね。
アレディ・ナアシュは抹殺しろと、
ヘイムレン様に命じられているのですわ」
アレディ「…………!」
ドロシー「妖精機フェイクライドよ!
ワタクシの命(めい)に従い、侵入者を
とっちめてやるがよろしいですわ!」
フェイクライド「………………」
アシェン「なんという逆ギレ。
相変わらず、盗人猛々しい限りナリ」
ハーケン「違うぜ、アシェン。
なあ、キャプテン・マーメイド」
ヘイムレン
アン「はいはい、あたしと同じだよ。
……やられたねえ。あのボウヤにさ」
錫華「もしや、道中で聞いた、
“人を操る修羅がいる”というやつで
あるか?」
神夜「アレディさんの予想、
大当たり極まりないですね」
アレディ「城主がヘイムレンの手に落ちていた
のであれば、この城の惨状も必然です」
アレディ「ドロシー殿に業(わざ)をかけた
目的まではわかりませんが」
ドロシー「…………」
ネージュ「それは本人に訊いて差し上げましょう。
フェイクライドのこともね……!」
ネージュ「ドロシー!
私の目覚ましは、ド痛いですからね!」
【ドロシー・ミストラル、フェイクライドとの戦闘】
ドロシー「……う……うう~ん……」
ネージュ「さあ!
目を覚ましました!? ドロシー!」
フェイクライド「………………」
ネージュ「そしてフェイクライド……。
またあなたに会えてうれしくてよ?」
ネージュ「さあ、また私に力を貸して……」
(フェイクライドが転移する)
ネージュ「えっ!? フェイク!?
そんなっ……!」
アレディ「ネージュ姫殿、
あの機兵はあなたが使役しているもの
ではないのですか!?」
ネージュ「そのはずよ。でも、どうして……!」
邪鬼銃王
錫華「あれは邪鬼銃王(ジャキガンオー)
などとは違うようであるな?」
ネージュ「直接操るタイプではありません。
主人である私の命令に従うはず
なのだけれど……」
(コードDTDが発動している)
アシェン「もしかして、暴走してるとか?」
ネージュ「そういう感じでもなかったのよね……」
カッツェ「それじゃあ……
誰か他に命令してるヒトがいるっていう
センはどうかしら?」
ネージュ「それがドロシーだと思ってたんだけど……
こうなったら、本人に訊くまでね」
ネージュ「ドロシー・ミストラル!
いつまでふらついてるの! ほら!」
ドロシー「な、なんですの!? あなた方!」
ドロシー「集団暴力ですわ! 不法侵入ですわ!
訴えますわ!」
ネージュ「お黙りっ! 私のことを覚えてないの!?」
ドロシー「そんなこれ見よがしな、ド恥ずかしい
ミニスカでツリ目の知り合いなど……」
ドロシー「……え!? もしかして……
ネージュ……ネージュ・ハウゼン!?」
ネージュ「……姫を付けなさい、姫を」
ハーケン「よう、グッドモーニングだ。
Missドロシー」
神夜「ドロシーさん、大丈夫ですか?」
ドロシー「ハーケン・ブロウニングにカグヤ姫?
ちょっと、何がどうなっているのか、
説明していただけませんこと?」
ヘイムレン
ドロシー「ヘンなバナナ帽子をかぶった侵入者に
ピ~ヒョロと笛を吹かれてから、
記憶が定かではないのですわ」
キュオン「やっぱり、あいつだったね。
便利すぎるよ、その笛って」
アレディ「ヘイムレンには、
どのような指示をされたのですか?」
ドロシー「お宝を守り、あなたが来たら、
それでやっつけろ……ですわ」
ネージュ「それがフェイクライドね。
あなた、あれをどこから持ってきたの?」
ドゥルセウス封墓
ドロシー「ドゥルセウス封墓からですわ。
ひと月ほど前だったかしら?」
不安定なクロスゲート
ドロシー「あそこのクロスゲートが反応して……
管理人から、壊れた妖精機が現れたという
連絡があったのですわ」
(アシェンが通常モードに戻っている)
エイゼル
アシェン(ドゥルセウス封墓のゲートが反応……。
あそこを調べろと言った、
エイゼル王の読みは正しかったようだな)
アン「ドロシー、その壊れた妖精機を
あんたが修理したのかい?」
ドロシー「そういうことですわ。
この秘密宝物庫の最奥部でね。
あとは最終調整を残すのみでしたのに」
ネージュ「無理矢理、動かしたせいなのかしら。
私の言うことも聞かずに、
飛び去ってしまうなんて……」
ネージュ(フェイク……
あなたは、どこに行ってしまったの?)
ドロシー「さあ、次はワタクシが質問する番ですわ。
何がどうなって、どんなことが
起きておりますの?」
ドロシー「行方不明になったハウゼン家の姫が、
どうしてここにいるのかしら?」
ネージュ「……そうね、
私が話してあげようかしら、ドロシー」
ネージュは、波国へ転移してしまった 妖精族の帰還…… そして修羅との関わりについて話した。
どうしてハーケンたちとともに ここまで来たのか、ということも。
ドロシー「なるほど……2年間、ハコクに。
大変でしたわね」
ネージュ「…………」
ドロシー「こちらも、世界が融合した時は
どうなることかと思いましたけど」
ハーケン「騒がせてすまなかったな、ガール」
ドロシー「まったくですわ、ハーケン」
ドロシー「さておき……
話に出た黒石を壊すための道具……
たしかに作っておりますわ」
ドロシー「というか、
試作品はすでにできておりましてよ?
ホ~ッホッホッホ!」
錫華「さすがに発明家であるな。
よいよい、ほめてつかわすぞよ?」
神夜「でも、敵の修羅さんの狙いは
それなんですよね?」
アシェン「しかも、まんまと敵にコントロール
されちゃったりしてたら……」
ドロシー「あ……」
アレディ「まずい……!
ドロシー殿、それは今どこに?」
ドロシー「私の部屋ですわ!
急いで戻りますわよ!」
(ドロシーとアレディ達がカウンターまで歩いてくる)
ドロシー「え~と、たしかカウンターの下の
隠し金庫に…………」
ドロシー「……………………」
ドロシー「……やられましたわ」
ヘイムレン
アレディ「ヘイムレン……あの男の所業か」
ネージュ「はあ……。
ドロシー、スペアとかはないの?」
ドロシー「量産前の試作版ですもの。
その段階までいっておりませんわ」
神夜「どんなものだったんですか?
前にお借りしたのは、青と赤の弾丸
でしたけど」
オズマゴス
ドロシー「今回のものは“グラブ”ですわ。
対ミルトカイル破砕グラブ……
『オズマゴス』」
錫華「手袋、ということであるな?
アレディやアシェンあたりに
ちょうど良い感じぞよ?」
ネージュ「持っていかれたんじゃ、
意味がありませんけどね」
アン「盗られた物は取り返す。
そうじゃないかい?」
ドロシー「ごもっともですわ。
それに、ワタクシに恥をかかせてくれた
シュラにも、オシオキをしたいですし」
ドロシー「壊された城の修理代も、
請求しなければなりませんわね」
ドロシー「そういうわけで、ハーケン。
ワタクシも一緒に行きますわ。
……よろしいこと?」
ハーケン「OK、オシオキガール。
それに、オヤジのファンを無下に
扱うわけにもいかないからな」
ドロシー「……あ、あれは、銅が余ったから、
なんとなく造っただけですわ。
そ、それだけなんですからね!」
アシェン「いいんですか? ネージュ姫。
丸かぶっておりますが」
ネージュ「……な、何を言いたいの!?」
神夜「追いかけるっていっても……
下手人のヘイムレンさんはどこへ
行ったんでしょう?」
ドゥルセウス封墓
カッツェ「これは予想に過ぎないけど……
『ドゥルセウス封墓』ね」
キュオン「どうして? 副長」
カッツェ「今現在、黒ミルトカイル石を壊さないと
行けない場所……あそこだけでしょ?」
アレディ「たしかに、なぜ黒石を破砕する道具を
手に入れる必要があったのか。
それを考えれば……」
(アシェンはオルケストルアーミーの制服姿)
アシェン「ドゥルセウス封墓には、
オルケストル・アーミーとして行かねば
ならんかったので、丁度いいですたい」
フェイクライド
ネージュ「そこで見つかったという
フェイクライド……どこに行ったのか、
手がかりがあるかも、ね」
ハーケン「決まりだな。
ドゥルセウスへのルートを塞ぐ黒石……
そいつを敵さんは壊すはずだ」
ハーケン「後手に回るのは面白くないが、
俺たちもそこを通らせてもらおうぜ」
ヴァルナ・ストリート 北東の入口
カッツェ「そうなると怪しいのは……
やっぱり『ヴァルナ・ストリート』ねェ」
ヴァルナ・ストリート内の遺跡
ハーケン「ああ、俺が戻れなくなった……
あの場所かな」
錫華「よいよい、目星も付いたところで、
出かけるとするぞよ?
急がば猛回転である♪」
アン「そうだ、ドロシー。
あんたもあたしと同じように、
商売をやってるんだよねえ?」
キュオン「あ、そんなこと言ってたね。
え~と、洗濯してない自分の服を
売ってるんだっけ?」
ドロシー「ちゃんと洗ってますわ!
あくまでただの“お古”ですわよ」
ドロシー「それと、発明品やら発掘品やらを
色々と取り揃えておりますわよ?
……ちょっと値は張りますけど」
ドロシー「品物は持って行きませんから、
買い物がしたくなったら、
ここまで来るんですわよ?」
ハーケン「前回も散々世話になったからな。
また頼むぜ?」
アレディ「準備ができたら行きましょう。
ヴァルナ・ストリート……ですね」
ドロシー・ミストラルが支援に加わった!