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フォルミッドヘイム

〔キュアモス樹〕

『フォルミッドヘイム』への クロスゲートを起動しますか?
はい
いいえ

しばらくは、 『フォルミッドヘイム』から 戻れませんがよろしいですか?
はい
いいえ

アシェン「この触手状のものの先に、 本当にクロスゲートが?」
錫華「だから、これは植物のツタであると 言っておろうが」
KOS-MOS「クロスゲートのエネルギー反応を確認。 安定しているようです」
神夜「この先に交鬼門が続いているなんて…… 神秘的なこと極まりない感じです…」
小牟「ま、おとぎ話は終わりじゃ。 わしらはただ……見上げるだけじゃ……」
零児「それだけで終わらすな。 ……ここからフォルミッドヘイムに 行けるというのは、本当のようだな」
ハーケン「OK、回り道をしちまったが、 ここからが本番だな」
ハーケン「フォルミッドヘイムか。 ……どうなるかな」
(クロスゲートを通りフォルミッドヘイムへ)

〔フォルミッドヘイム〕

(ハーケンがクロスゲートの方を向く)
!?
『エルフェテイル』へのクロスゲートが 不安定になってしまった。
(バレリアネア塔を見る)
ハーケン「ここがフォルミッドヘイムか」
神夜「はるばるやってきましたね。 全国行脚もここまでくると、なかなか どうして、すごいんじゃないでしょうか」
錫華「すごいというか…… 神楽天原史上、比類なき行脚ぶりで あるぞよ」
ハーケン「……浮かんでいるのか? 国そのものが」
KOS-MOS「大気成分など、問題ありません。 特に危険はないと思われます。 ……落下さえしなければ」
神夜「こ、恐いこと言わないでください……。 雷鳴は轟くし、ただでさえ恐ろしげ 極まりないんですから…。風も強いし」
小牟「ふむ。 古来より、南風の吹く日は気をつけろ… と言うしのう」
アシェン「気をつけるのはいいとして、 これからどうしますか? 艦長」
ハーケン「クロスゲートが不安定になった以上、 ここでオイルを売っていても仕方が ないからな」
零児「中央にある、巨大な城……いや、塔か?  あれを目指すしかないな」
アシェン「……む? この反応……なんだ?」
アシェン「KOS-MOS、シクヨロ」
KOS-MOS「了解です」
KOS-MOS「…………」
KOS-MOS「点在するエネルギー反応の中に、 一箇所だけ不可解な場所が存在します」
小牟「不可解?  解析不能な何かっちゅうことかの?」
KOS-MOS「逆です。 ……該当データが存在します」
アシェン「…………」
神夜「このフォルミッドヘイムに、 私たちが知っているものがあると いうことですか?」
KOS-MOS「……ロストエレンシアにある、 『マイティエーラ』と呼ばれる戦艦の ジェネレータと同じ反応です」
ハーケン「なんだって……!?  どのあたりだ? ホワイトビューティ」
KOS-MOS「現地点から、ほぼ真北の方角です」
アシェン「……間違いではなかったか」
ハーケン「どういうことだ?  マイティエーラごと切り出して、 運んで来たんじゃないだろうな?」
零児「可能性がないとは言えないが、 現実的ではないだろうな」
錫華「ふむ、中央の塔も含め、 そのあたりを調べるとするぞよ?」

[電磁バリア]

不思議な力で守られているため、 通ることができない。

〔ウエスト・オリトリア〕

[クロスゲート前]

(ルボールとドロシーがいる)
ドロシー「はぁい。 ごきげんようですわ、皆様方」
ルボール「ハッ! 遅ェじゃねェか。 何をモタモタやってやがったんだ?」
神夜「あらあら? ドロシーさん!?」
ハーケン「それにウルフキング……?  どういうことだ? どうやってここに?」
ドロシー「あなた方の正面にあるものを 見ていただければ、一目瞭然ですわ」
KOS-MOS「……クロスゲート。 しかし、一体どこから?」
ルボール「いくつもねェだろうが。 ……フォルミッドがオレ達の世界に ケンカを売った時、使ったゲートは?」
アシェン「“内通者”ハーム・ダームが 治めていたミラビリス城。 そして……ドゥルセウス封墓」
錫華「しかし、あそこの交鬼門は封じられて おったぞよ?  わらわ的にもこの目で確認しておる!」
ドロシー「あなた方もご存知のカッツェさんから、 ルボール王に連絡があったらしいですわ」
小牟「あの猫先生が!?  なんでそんなことするんじゃ?」
ルボール「ハッ!  あそこのネコ野郎とは、商売仲間でな。 情報の売り買いもしているのさ」
ハーケン(ルボールはカッツェが 元オルケストル・アーミーだと いうことを知らない……)
ハーケン(カッツェからバラさない限り、 特にモメることはないってことか……)
ドロシー「それに……そのカッツェさんも、 このフォルミッドヘイムに用事があると いうことでしたわ」
零児「あの猫男が、直接ここに?」
神夜「あの、ドロシーさん。 どうやってここにいらっしゃったのかは わかりましたけど……」
ドロシー「“どうしてここに来たのか”…… ということですわね?」
ドロシー「……理由はルボール王と同じですわ。 ヒトゴトではございませんの」
ドロシー「ミルトカイル石によって壊滅した エルフェテイル北部は……」
ドロシー「ワタクシの故郷ですもの、ね」
KOS-MOS「故郷……」
錫華「キュアモス樹のことなど、妙に詳し かったのは…そういうことであるか」
ドロシー「今回の騒動と、 フォルミッドヘイムとの関わりを、 自分自身の目で見定めたいのですわ」
神夜「私たちに…… 任せてはいただけませんか?」
神夜「あ、そうだ、それか一緒に……!」
ルボール「ヨソモンの手は借りねえ……!  テメェの国のことは、テメェで オトシマエを付けなきゃならねェのさ…!」
ドロシー「それに……前大戦の呪われた存在、 “ナハト”と“アーベント”を 引き連れて歩くあなた方を信用しろと?」
小牟「……たしかに、 言い訳のしにくいメンツではあるのう」
ルボール「そいつらを道具として使ってるようだな。 ……こいつは丁度いい」
ルボール「こっちによこしなッ!  本丸への殴り込み用に使ってやるぜ!」
ハーケン「OK……と言ってやりたいところだが、 そうもいかないのさ」
ハーケン「……このフォルミッドヘイムは、 ロストエレンシアとも関係がある らしいんでな」
アシェン「マイティエーラと同じ反応……」
錫華「滅魏城の楔石との関係も、 確かめねばならぬでな」
零児「お互い、勝手にやる…… というのでどうだ?」
ルボール「ハッ! そうはいかねェな。 ……ドロシーが言っただろうが。 テメェらは信用できねェってな……!」
小牟「目の色が変わっちょるぞ。 ……アルトアイゼンとか、お宝に 見えとるんじゃろ……」
ハーケン「ハンターが獲物を横取りされたんじゃ、 カッコがつかないぜ」
ハーケン「OK、ウルフ&エルフ。 相手になるぜ……!」
ドロシー「…………」
神夜(……ドロシー……さん?)

【ドロシー・ミストラル、ルボール・ククルスとの戦闘】

ルボール「クソッ!  一度ならず二度までも……ッ!」
ルボール「ドロシー!  ここは立て直して、中央の本丸を……」
ドロシー「…………」
ルボール「おいッ! 聞いてんのかッ!」
ドロシー「…………」
ルボール「チッ! 使えねェ……!」
ルボール「クロスゲートも閉じちまいやがったし、 また出直しか……ッ!」
(ルボールが消える)
ドロシー「……はあ」
神夜「ドロシーさん? あのう……」
ドロシー「……負けましたわ、皆様方」
ハーケン「ドロシー、あんたの本心が聞きたいね」
ドロシー「そうですわね……。 本当は、どうでも良かったのかも しれませんわ……」
ドロシー「『10年戦争』にさらされ、 ガムシャラに生き残って……」
ドロシー「あの時の苦労を知らない… あなた達のような方々に、すべてを 任せていいものか……」
ドロシー「そんなつまらない意地だけで、 今回の話に乗ったのかもしれません」
アシェン「なんか、しおらしいですね。 何かあったりしちゃったりなのですか?」
ドロシー「……ミルトカイル石を破砕する弾丸、 『アルギュロス』『アントラクス』を 開発していた時に気付きましたの」
ドロシー「ミルトカイル石…… これは、明らかにどこの世界にも 属していない、奇妙な物質ですわ」
ドロシー「限りなく鉱物に近い存在でありながら、 この物質は……“生きて”おりますの」
錫華「守天にせよ、あの人魚の海賊にせよ…… 楔石の“意識”に操られておったと いうことであるか」
ドロシー「何か心当たりがあるなら、 話は早いですわ」
ドロシー「このまま放っておいたら、 エスピナ城と同じことが、全世界で 起こりかねません」
ドロシー「……過去の遺恨にとらわれている 場合ではございませんの」
ドロシー「あなた達のように、何のしがらみもなく ミルトカイル石の正体を追える人達が 必要なのでしょうね」
ハーケン「……わかった、任せてもらうぜ。 思慮深いボンバーガール」
ハーケン「今の語り、最高にいいオンナだったぜ?」
ドロシー「ひやかしなら爆殺しますわよ?」
ドロシー「さて…… らしくないワタクシの話はおしまい」
ドロシー「クロスゲートが安定するまで、 ここで待ちますわ」
アシェン「あのやさぐれウルフも 戻ってくるのでしょうか?」
神夜「あ、たしか…… カッツェさんも一緒だったんですよね?  あの人は?」
ドロシー「カッツェさんとサヤさん達は、 別のクロスゲートに出たようですわよ?」
ドロシー「ドゥルセウス封墓のクロスゲートは、 複数のゲートに通じているようですの」
零児「……!?」
零児「待ってくれ、沙夜……だって!?  あいつもここに来ているのか!?」
ドロシー「ええ、カッツェさんからの伝言を ルボール王に伝えたのは、あの方との ことですわよ?」
ドロシー「あん、元の世界に戻るためのチャンスが 見つけられるかもしれないのよ、ね」
ドロシー「……とかおっしゃってましたけど」
小牟「なんじゃと!?  元の世界に戻る方法が、ここに!?」
KOS-MOS「サヤを見つけるべきです」
錫華「別の交鬼門を見つけねばならぬのか。 やれやれであるぞよ」
ハーケン「ソーリー、ドロシー・ミストラル。 なごり惜しいが、俺たちは先に 進ませてもらうぜ?」
ドロシー「せいぜい、がんばることですわね。 ハーケン・ブロウニング」

[ドロシーに話しかける]

ドロシー「なんですの? まだ用がありますの?」
神夜「あの~、お店ってどうなるんでしょうか?」
ドロシー「お店ぇ? この状況でですの?」
ハーケン「あんたのとこは掘り出し物が多いんでな。 プリンセスも気になってるってことさ」
ドロシー「あのねぇ、 持ってきていると思ってるんですの?」
ドロシー「…………」
ドロシー「まあ、 スカートにいくつか入れて来てますけど」
錫華「あるのかえ!?」
ドロシー「ホ~ッホホホ! 備えあればうらめしい、 と申しますでしょう?」
小牟「備えあればうれしいな、じゃ」
零児「……憂いなし、だ」

秘店『特別ですわよ?』

〔イースト・オリトリア〕

(琥魔が奥から歩いてくる)
琥魔「あらまあ、これはこれは。 神出鬼没にして大胆不敵!  反省完了済みの琥魔でございま~す♪」
錫華「む!? この駄猫…… どこから入り込んだのであるか?」
琥魔「堂々と、交鬼門からでございますよ!  ズン胴姫さま」
アシェン「ドゥルセウス封墓からですか?」
琥魔「左様でございます!  ここ、フォルミッドヘイムは 私も初めての場所ですので……」
琥魔「誘いに乗って、ホイホイとついてきた 次第でございます~♪」
神夜「誘いって……誰のですか?」
(零児が傷を押さえている)
零児「…………わかりきったことだ。 沙夜だな?」
ハーケン「おい、レイジ。 前から気になってたんだが、サヤが近いと どうしてあんたは……」
零児「昔、奴の手刀でこの傷を付けられた。 それ以来…どうも、な」
琥魔「沙夜お姉さまは、なんでも “元の世界に戻る方法”が見つかるかも しれない……と申しておりましたが」
KOS-MOS「ドロシーも言っていました。 ……サヤが何かを掴んでいるというのは 本当のようですね」
琥魔「この先にいらっしゃるので、 直接お聞きになることをオススメ いたします!」
琥魔「つーか、説明するの面倒臭いしニャア」
アシェン「ドラ猫め」
ハーケン「OK、ダ・キャット。 地上に戻れなくなってる今、装備を 整えられるのはありがたいぜ」
琥魔「はぁ~い♪ ではでは、見ていってくださいまっせ~」
(琥魔が部屋の東側へ移動する)

[琥魔に話しかける]

琥魔「神出鬼没にして商売繁盛、 明朗会計で 旅のお手伝いをいたします♪ にゃ」

出張商店『猫騒堂』

[クロスゲート前]

毒馬頭「沙夜様、連中が来たようです」
沙夜「あん、遅いお着きじゃない?」
毒牛頭「お! オレの嫁も来たぜ!」
神夜「勝手にお嫁さんにしないでください!  私は人間です!」
沙夜「愛はね、種族の差なんて簡単に 乗り越えちゃうものなのよ?」
神夜「……ろ、浪漫はありますけど……」
小牟「そんなロマン、キャンセルせんか!」
小牟「こりゃ沙夜!  こんなトコで何をやっとるんじゃ!」
沙夜「自分のため、そして組織のために いろいろと、ね」
零児「……元の世界に戻る方法があるらしいな」
沙夜「さぁて、ね。 まだ可能性の話よ? ぼうや」
ハーケン「OK、挑発フォックス。 ミルトカイル石と関係があるって いうんじゃないだろうな?」
錫華「そういえばこの乳狐…… 青石を壊す弾丸を狙ったり、滅魏城で 紅石の結晶を得ようとしておったな」
沙夜「あん、今回は関係ナッスィンなのよね」
沙夜「……なんでも、ここには異世界から 転移してきたモノがあるらしくってね」
沙夜「……もしかしたら、逆に向こう側へ 転移できるってことも考えられるんじゃ なくって?」
ハーケン(……この世界へ転移したもの?  ここに来た時に、KOS-MOSが 感知した反応のことか)
沙夜「うふふ……知りたい? ぼうやたち」
小牟「……ふ、ふん!  べ、別に特に知りたくなんか ないんじゃからね……!」
アシェン「新しいキャラを開拓したところで、 相手が素直に吐くとも思えませんが」
零児「……どうなんだ? 沙夜」
沙夜「ナ・イ・ショ・よ。 こっちも遊びでやってるわけじゃ ないんだし、邪魔されても困るし、ね」
KOS-MOS「…………」
KOS-MOS「……それはおかしいのでは?」
KOS-MOS「ドロシーとともにこちらに来たのならば、 我々が破砕弾『アントラクス』を入手し、 ここに来ることを知っていたはずです」
神夜「そう言われると……そうですね」
沙夜「……あらあら、 やるじゃない? ロボット探偵ちゃん」
沙夜「あん、バレちゃ仕方ないわねえ。 ……ちょっと時間稼ぎはさせて もらわないと、ね」
零児「時間稼ぎだと……!?」
沙夜「毒牛頭ちゃん、毒馬頭ちゃん、 準備はオーケイ?」
毒馬頭「いつでも。沙夜様」
毒牛頭「アネゴ、オレはもう爆発寸前だぜ?」
ハーケン「こっちもOKだ、アウトローズ。 ……いいな? レイジ」
零児「ああ、時間稼ぎというのは気になる。 ……速攻でカタをつけるぞ……!」

【沙夜、毒牛頭、毒馬頭との戦闘】

沙夜「くっ…… これは……思った以上にすごいメンツに なってるじゃない……?」
錫華「当然である、この毒狐めが」
沙夜「でもまあ、 時間は稼げたので良しとしましょうか」
零児「何の時間だ……!」
沙夜「一つは、上がってきた時点で不安定に なっちゃった、このゲートの安定待ち。 ……そこまで持たなかったけど、ね」
沙夜「そしてもう一つは…… “お友達”の仕事の時間を稼ぐことよ」
神夜「ご友人って…… まだ仲間がいるんですか!?」
毒牛頭「……あのおっかねえ姉ちゃんか」
毒馬頭「沙夜様、信用できるので?」
沙夜「信用してないのはお互い様よ。 ……ただ、この世界に飛ばされたと いう意味では、お仲間ちゃんでしょ?」
KOS-MOS「……! まさか、サヤ」
沙夜「うふふ…… じゃあ、私たちは次の仕込みがあるから」
(沙夜達が消える)
零児「ちっ……仕込みというのは、 元の世界に戻る方法か?」
小牟「間違いなかろうな。 ……じゃが、友達っちゅうのが 気になるのう」
KOS-MOS「……ドロシーの話によると、 彼女たちはドゥルセウス封墓から ここに来た…ということです」
KOS-MOS「その条件に当てはまる、 “この世界に飛ばされた者”……」
アシェン「……T-elos」
ハーケン「あのダークビューティか……!」
KOS-MOS「可能性は極めて高いと思われます」
錫華「……一体、フォルミッドヘイムは どうなっておるぞな?  観光避暑地のような有様であるぞよ?」
神夜「でも、どこにいるんでしょう?」
ハーケン「……この世界には、 まだいくつか施設がある」
ハーケン「そのどれかのはずだ。 中央のヒュージタワーか、それとも……」

[バレリアネア塔]

頑強そうな扉だ。 扉にカギ穴がある。


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