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(サイレント・ウォークス号がヴァルナカナイへのクロスゲートへ)
アン「よし、じゃあ行くよ!」
(クロスゲートを通る)
アン「ヴァルナカナイへようこそ」
アン「当艦は、海底都市群の上を通過し、
海底遺跡『ヴィルキュアキント』へ
向かって航行中でござ~い♪」
神夜「なんて美しい国なんでしょう!
泳いでみたいこと極まりないで~す♪」
アン「お、外に出てみるかい?
ちょっと待ってな。今窓を開けるから」
神夜「わあ! 感激です!」
零児「感激ですじゃない!
この世界の住人以外、全滅するぞ!」
アン「ああ、そうか。
まったく、地上人ってのは不便だねえ」
小牟「……そういやこ奴、水陸両用じゃな。
さすが人魚じゃ、なんともないぜ」
ハーケン「こんな状況じゃなけりゃ、
金を払ってでも、クルージングを
楽しみたいところだがな」
KOS-MOS「……問題の遺跡というのは、
ここから見える……“あれ”ですか?」
錫華「なるほど……
なんとも、禍々しい限りよな」
アシェン「形状が他の建物と違う……。
怪物の腕か何かに見えちゃいますのだが?」
ボニー「この海底遺跡は、この国ができる
遥か以前から存在したと言われている」
KOS-MOS「それが本当ならば、ここがすべての
始まりであったのかもしれません」
アン「お、詩人だねぇ。
あたしらはあんまり気にしてないけどね」
アン「気になるのは、
ここで何が起こっているかだけさ」
ハーケン「そりゃそうだろうな。
OK、キャプテン、やってくれ」
(ヴィルキュアキントの海底遺跡まで移動)
アン「はい到着。
ここがウワサの海底遺跡……
『ヴィルキュアキント』だよ」
ハーケン「……本当にモンスターの腕だな、
こいつは」
KOS-MOS「この遺跡は、地上の生物が活動できる
環境なのでしょうか?」
小牟「そうじゃな、完全に水没しとるなら、
わしらはムリじゃぞ?」
小牟「酸素の出る葉巻とか、ガムを用意して
くれるっちゅうなら別じゃが…」
アン「ああ、
浸水はほとんどしてないから大丈夫だよ。
ちと空気が悪いくらいさ」
ボニー「問題は、
遺跡内部の状況が不透明なことだ」
ボニー「何組も探査隊を送り込んでいるが……
戻ってきた者はほとんどいない」
神夜「え!?
危険極まりないじゃないですか!」
錫華「本当に、ここに楔石があるのかえ?」
アン「あるある。
それも、特大の真っ赤なやつがさ」
神夜「特大の紅い石……?
もしかしたら、それって……!」
アシェン「はい。ナハトに奪われた
“紅いミルトカイル石の結晶”と同等の
ものが手に入っちゃうかもです」
ハーケン「OK、盛り上がるのはいいことだが、
確証はあるのかい?」
アン「数少ない生き残りの探査隊からの報告さ。
“下層部で巨大な紅玉を見た”……とね」
零児「狙いはそれだな。
……紅い石が壊せる装備が手に入れば、
もっと自由に動けるようになる」
錫華「よいよい、
フォルミッドヘイムに行く方法がない今、
できることからやるしかないぞな」
アン「じゃ、朗報を期待してるよ?
あたしらはここで待機してるから、
必要があったら戻ってきな」
アン「ああ、そうそう。
あとから、その紅玉を吹き飛ばすための
爆弾を持っていってやるよ」
ハーケン「OK、ボンバーマーメイド。
そいつで砕いて、持ち帰らせてもらうさ」
KOS-MOS「では、先行して突入します」
こんな所に丸まった触手がある…??
ナイトファウルを撃ってみる
なにもしない
(「ナイトファウルを撃ってみる」と触手が伸びる)
???「……ハーケン……」
(アンとボニーが歩いてくる)
アン「…………」
ハーケン「よう、シレーナ・パイレーツ。
そうか、巨大ミルトカイル石を破壊する
爆弾を持ってくるって言ってたな」
ハーケン「手間をかけてすまないな」
アン「…………」
ボニー「…………」
小牟「およ? 様子がおかしいんちゃうか?」
アン「……ああ。
……修正……しないとねえ……」
ボニー「そう……静寂の世界……保たれ……
なければ……ならない……」
KOS-MOS「様子がおかしいようですが」
錫華「この感じ……
もしや、滅魏城での守天と同じ……!?」
零児「そうか、そう言われれば……!
おい、アン船長! ボニー副長!」
アン「…………すべて…………
すべて……吹き飛ばし……面倒……」
神夜「守天さんと同じく、
楔石の妖力に当てられてしまった…!?」
アシェン「間違いないようです…!
調査隊と思われるチームが襲い掛かって
きたのと同じと考えられたりします」
アン「修正……する……! すべて……!」
ハーケン「OK、コントロールフィッシュ。
……ちょっと痛いが、我慢してくれよ?」
【アン・シレーナ、ボニー・マクシマド、アインストファウスト×2との戦闘】
アン「う……な、なんだい……?
あたしはいったい……何を?」
ボニー「ぐ……
ここは……ヴィルキュアキントの……?」
神夜「アンさん、ボニーさん!
大丈夫ですか!? おはようございます!」
アン「ありゃ? お姫さんかい?
……おかしいね、爆弾を届けに来ただけ
なのに、どうして戦うことに?」
ハーケン「グッドモーニング、キャプテン。
……前にもこんなことがあった。
カグラアマハラでな」
ハーケン「ミルトカイル石に魅入られると、
そうなっちまうらしい。
ともかく正気に戻って何よりだ」
アン「ちと痛かったけど、助かったよ。
急に頭がボーッとしたかと思ったら……
このザマさ」
アン「けどね、あんたらと何か話していたのは、
なんとなくだけど覚えているんだよ?」
アン「……途中で面倒臭くなったから、
全部吹き飛ばしちまおう……くらいは、
自分の意思でボンヤリ考えたさ」
零児「ボンヤリ恐ろしいことを考えるな」
錫華「やはり、守天と同様……
本人の意識は残っているようであるな」
KOS-MOS「“催眠術”にかけられている状態に
近いのではないかと思われます」
小牟「わ、わしらは大丈夫なんじゃろな?」
アシェン「少なくとも、私とKOS-MOSは
影響を受けちゃったりはしないと
思われます」
アシェン「艦長たちが、催眠状態になった場合は、
私が尻を蹴り上げて覚醒させますので、
ご心配には及びません」
神夜「ぜ、ぜったい
操られないようにしないと……」
ボニー「我々は、まんまとミルトカイル石に
操られていたのか……」
アン「ザマぁない話さ」
アン「ハーケン、爆弾を持っていきな。
あたしらは、上に残してる艦が心配だから
一足先に戻るよ」
ハーケン「OK、帰りのアシがなくなっても困る。
よろしく頼むぜ」
ハーケン「ボムの方は、役立たせてもらうさ」
アン「じゃ、がんばんな。
あとで報告は聞かせておくれよ?」
(ナハトとアーベントがいる)
ナハト「…………」
アーベント「…………」
神夜「え!? そんな!
“鋼鉄の孤狼”に…“白銀の堕天使”!?」
ハーケン「どういうことだ!?
どうしてこいつらがこんな所に……!?」
錫華「……“孤狼”は、滅魏城から
楔石の結晶を持ち出しおったぞな?
ということは……」
アシェン「ここに特大のものがあるというなら、
それを狙ってきてもおかしくないと
いうことアルね」
零児「一体何のために…となるとわからんがな。
こいつらはフォルミッドヘイムと
直接関係ないことはわかっている」
小牟「まあ、それを言ったら、
ゲシュペンストもわけがわからんまま
使っちょるわけじゃがの」
ゲシュペンスト「…………」
アーベント「…………」
ナハト「…………」
ハーケン(なんだ……? 共鳴している…?)
KOS-MOS「ナハト、アーベントの出力上昇を確認。
……戦闘態勢に入ったようです」
KOS-MOS「こちらも迎撃準備をおこなうべきです」
ハーケン「仕方がないな。
ここまで来て、逃げ帰るわけにも
いかないんでな」
ハーケン「OK、ベーオウルフ&ルシファー。
……ここで決着を付けるぜッ!」
【ナハト、アーベントとの戦闘】
(ナハトとアーベントが煙を吐いている)
ハーケン「どうだ……!」
KOS-MOS「機能停止を確認。
オーバーヒートしているようです」
錫華「敵のからくりながら、あっぱれな
相手であったぞよ」
小牟「……で、これはお持ち帰りできるのかの?」
ハーケン「そうしたいが、さすがにここから上に
運び上げるのは厳しいな」
零児「ああ、ゲシュペンストの時のように
引きずっていくわけにもいくまい」
ハーケン「ヘイ、Mr.ゴースト、あんたの仲間だ。
運ぶのを手伝ってくれないか?」
神夜「さすがに、そこまでは言うことを
聞いてくれないのではないかと……」
ハーケン「わかってるよ。
小粋なジョークってやつさ」
ハーケン「行こうか。
この先に、お目当てのジャイアント・
ミルトカイル石があるはずだ」
ゲシュペンスト「…………」
アシェン「……む? 艦長、
ゲシュペンストからの、遠隔アクセスを
確認しました」
アシェン「アクセス先は……」
ゲシュペンスト「…………」
アーベント「…………」
ナハト「…………」
(ナハトとアーベントが光り、煙が止まる)
KOS-MOS「ナハト、アーベントの再起動を確認」
神夜「え!? うそ!?
まさか、まだ元気満々なんですか!?」
ハーケン「どういうことだ? おい、アシェン!」
アシェン「……ゲシュペンストの
アクセスによるものです」
アシェン「…………」
アシェン「ナハト、アーベント……
システム・オールグリーン」
アシェン「これは……
ゲシュペンストが命令系統を
並列化した……?」
錫華「ポンコツよ、なにやら難解なことを
申しておるようだが、説明せい」
アシェン「了解です。ずり落ち姫」
アシェン「ゲシュペンストが、マリオン博士の作った
制御プログラムをナハトとアーベントに
ダウンロードし……」
アシェン「こちらの制御下に置いたと
思われまするのです」
錫華「むむむ……。わ、わかっておるぞよ」
小牟「……ふむ、
いわゆる“電子戦”の装備が、
付いとったっちゅうことじゃな」
神夜「え? ……熱いまなざしのことですか?」
アシェン「それは熱視線です」
小牟「簡単に言えば、相手のレーダーを
使えなくしたり、ハッキングをかけて、
敵の制御系統を掌握したりすることじゃ」
ハーケン「ほう……やるな、物知りフォックス」
小牟「ふっふっふ、
わしはこれでも“森羅の電子の精霊”……
略して“電精”と言われた逸材じゃぞ?」
小牟「それくらいわからいでか!」
零児「日がな一日、
インターネットをやってるだけで
妖精になれるとは、手軽だな」
KOS-MOS「それは単なる娯楽では?」
小牟「こういう時は持ち上げんかい、馬鹿者!」
ハーケン「それにしても、Mr.ファントムに
そんな機能があったとはな」
ハーケン「俺のジョークに付き合ってくれたのかい?」
ゲシュペンスト「…………」
ハーケン「おっと失礼。
今はゲシュペンストだったな」
アシェン「艦長、ゲシュペンストのデータによると、
ナハトとアーベントにも“正式名称”が
あっちゃうようです」
アシェン「『アルトアイゼン・ナハト』、
『ヴァイスリッター・アーベント』」
ハーケン「いい名前じゃないか。
フッ……ちょっと長いけどな」
アシェン「ゲシュペンストと同様に、
戦闘時に援護させることができます」
ハーケン「OK、スーパーロボッツ。
ここに来て、ラッキーな戦力アップだ」
<パーソナルトルーパー>
アルトアイゼンとヴァイスリッターが
仲間に加わりました。
援護攻撃の一番目に、
3体のパーソナルトルーパーの中から
何れかのパーソナルトルーパーが
ランダムで登場します。
パーソナルトルーパーは、
ハーケンの成長に合わせて強くなります。
ハーケンの特殊技に、
ランページ・スペクター
が追加されました。
ハーケン「この先にミルトカイルのデカいのが?」
KOS-MOS「高エネルギー反応があります。
カグラアマハラのメギジョウで
観測したものと同一の反応です」
神夜「あ、そういえば……
“孤狼”が持ち去った、紅い結晶は
どうなったんでしょう?」
アシェン「確認しましたが、
所持していませんでしたのことです」
零児「そううまくはいなかいか。
……行くしかないようだな」
錫華「アンやボニーめが操られた件もある。
……そのような物騒なもの、
破壊してしまうに限るぞよ?」
小牟「爆弾ももらっておることだしのう。
ピキピキドカンと吹き飛ばしちゃれい」
ハーケン「まだ敵がいないとも限らない。
装備の確認だけはしっかり頼むぜ?」
(巨大な紅い石の前にアークゲインがいる)
神夜「な、なんて立派で、
大きなこと極まりない紅玉……!」
小牟「おおう、まさに紅玉の謎じゃな」
ハーケン「ポニーテールズ、
驚くのはそこじゃないようだぜ。
……お客さんだ」
???(アークゲイン)「…………」
錫華「なんであるか!? “からくり”……?」
KOS-MOS「該当データはありませんが、ロボットで
あることに間違いはありません」
KOS-MOS「機構的には、ゲシュペンストなどより、
私やアシェンといった、アンドロイドに
近い構成になっているようです」
ハーケン「確かに……腕のブレードなどを見る限り、
カルディアに似ているな」
アシェン「艦長、それは同時に……
“私にも似ている”ということです」
零児「……ならば、こいつの裏にいるのは、
あのアンドロイドなのか?」
神夜「この紅玉を守ろうとしているみたいです。
……ということは、あの桃色のからくりの
人も、この石の結晶を?」
小牟「本人不在では、
確認のしようもないがのう」
錫華「左様であるな。
しかも、このからくり……
やる気ムンムンのようであるぞよ?」
???(アークゲイン)「…………」
ハーケン「ナハト、アーベントとカタが付いたと
思ったら、新たな敵のご登場か」
ハーケン「OK、ニューフェイス。
今のところ、興味があるのは
あんたの後ろの紅いクリスタルさ」
ハーケン「立ち塞がるなら、撃ち貫くのみだ…!」
【???(アークゲイン)との戦闘】
(???(アークゲイン)がワープする)
ハーケン「なんとか追っ払ったか。
それにしても、奴が使ってきた技は……」
零児「ああ、やはり似ていたな。
……カルディア・バシリッサと」
アシェン「マイティエーラから現れたWシリーズも、
ミルトカイル石を狙っている……
ということになります」
ハーケン「フォルミッドヘイムの手を離れた
ナハトやアーベントが、ミルトカイル石を
狙った理由……」
ハーケン「それもわからないうちに、
新しい勢力が名乗りを上げたってわけか」
神夜「そもそも、楔石とはなんなのでしょう?
……ここにある大きな紅玉は?」
錫華「うむ。
それによってエスピナ城は落ち、
滅魏城もその寸前まで追い詰められた」
小牟「結局はミルトカイル石、じゃな。
人に憑いて操る……みたいなことも
できるみたいじゃしのう」
ハーケン「すべてはこの場所から始まっている…?」
アシェン「いえ、艦長…考えにくいことです。
『10年戦争』時、このヴァルナカナイは
戦争に参加していません」
アシェン「ナハトやアーベントは、その時には
フォルミッドヘイムの戦力として
運用されたりしちゃってたのです」
錫華「それに、滅魏城……
神楽天原も、ヴァルナカナイとは
まったく交流はなかったのであるぞよ?」
神夜「もう頭がこんがらがってきました……」
KOS-MOS「ここで議論をしていても、
解決までは至らないと考えます」
KOS-MOS「ここに来た目的を
先に果たすべきと考えますが?」
ハーケン「そうだな。……よし」
(紅いミルトカイル石を見上げる)
ハーケン「シレーナ海賊団特製のダイナマイトを
仕掛けるとするか」
ハーケン「うまくいけば、これで結晶を
手に入れることができるはずだ」
(ハーケンが台座に爆弾を仕掛け爆発させ、落ちて来た紅い石を手に入れる)
[貴重品“ミルトカイル結晶”を手に入れた]
(ハーケンがみんなの所まで歩いてくると全体が揺れだす)
ハーケン「おおっと、なんだ!?」
KOS-MOS「あの紅玉が、この施設のエネルギーを
供給していたと考えられます」
錫華「まさか……崩れるのかえ!?」
アシェン「完全に倒壊することはないと思いますが、
一時撤退するべきだったりします」
神夜「ここは一目散に、アン船長さんの所へ
帰るべきじゃないかと思います!」
小牟「ダメじゃこりゃ!」
零児「その台詞は崩れるパターンだぞ!」
ハーケン「OK、用は済んだ!
サイレント・ウォークスに戻るぞ!」
(ハーケンが移動を始める)
アン「おっと、よく戻ってきたねえ」
アン「なんか、ハデに遺跡が振動したよう
だったけど、大丈夫だったかい?」
ハーケン「キャプテンからもらったダイナマイトが、
遺跡を揺るがしたのさ」
神夜「おかげで楔石の結晶が手に入りました!
感謝感激、極まりないです♪」
アン「それはよかった。
あれだけ醜態をさらして、あんたらが
失敗したなんてことになったら……」
アン「もう恥ずかしくて、
海に身を投げるしかないからねえ」
零児「……海なら平気だろ」
小牟「こ奴は、泡になって消えたりすることは
なさそうじゃしの」
アシェン「艦長、
ミルトカイル石の結晶は入手しました。
それならば……」
ハーケン「ああ、元祖ボンバーギャル……
ドロシー・ミストラルだな」
KOS-MOS「場所は、エルフェテイル南部の
エスメラルダ城塞です」
ハーケン「OK、マーメイドキャプテン。
頼めるか?」
アン「あいよ。行き先を指示しておくれな」