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エルフェテイル

〔ドゥルセウス封墓内部〕

[棺が6ある部屋に入る]

????
(扉から赤と白の光の玉が左に向かい、一つずつ棺桶の中に入る。  青と白の光の玉が右に向かい、一つずつ棺桶の中に入る)

[棺が6ある部屋の大きな扉を開く]

(扉に近づく)
!?
(奥からキュオンが出てくる)
キュオン「おっとぉ! ひ~らいた、開いたよん♪」
キュオン「はぁ~、よかった……。 また出られないかと思っちゃ……」
ハーケン「よう、リトルデーモン。 ご機嫌じゃないか」
キュオン「そりゃね!  入ったのはいいけど、なんか外側から カギかかっちゃって……」
キュオン「……って、ああ~~っ!  ちょっとキミ達、なんでこんなトコに いるの!?」
アシェン「それはこちらのセリフだ。 素直に吐くなら、はずかしめを受けずに 済むぞ?」
錫華「むほ~っほっほっほ!」
神夜「この子には、 あくまでこっちの方向で行くんですね…」
小牟「なんじゃなんじゃ?  このちっこいのもオルケストル・アーミー じゃっちゅうのか?」
ハーケン「正真正銘のオルケストル・ガールさ。 レイジとシャオムゥに会う前に、 一度バトルを繰り広げているんでね」
ハーケン「…今回も秘密確認任務かな?  プリティデビル」
キュオン「この前はちょっと口を滑らせたけど、 今回のキュオンはちょっと 違うんだからね!」
KOS-MOS「そもそも、 この人物がここにいる理由はなんですか?」
零児「この封墓には、フォルミッドヘイムと つながったクロスゲートがあるはずだ」
零児「そこの住人がいるのは、 特に珍しくはないだろう」
キュオン「ザンネンでした~♪ ここのクロスゲートは、戦争が終わって から封印されたんだよん」
キュオン「使えないはずのゲートが使われたって いうんで、調べに来たんだよ~だ!」
神夜「やっぱり!  あの黒いこすもすさんみたいな “からくり”は、ここに……!」
キュオン「あ……」
KOS-MOS「…………」
小牟「ん? そうなると、 こ奴らはどこから出てきたんじゃ?」
錫華「たしかに疑問であるな。 ……悪魔娘よ、ついでである。 しゃべってしまうがよかろう」
キュオン「そうはいかないよ!  聞かれたからには、この場で全員 お墓に入ってもらうからね!」
ハーケン「そりゃ近くてラクだが、 苦労してここまで来たんだ」
ハーケン「先に進ませてもらうぜ……!」

【キュオン・フーリオン、キュオン親衛隊×2との戦闘】

キュオン「くう~!  前戦った時より、ヘンな人たちが増えて やりづらくなってる~っ!」
アシェン「ヘンですが使える奴らです」
零児「そこを強調するな。 それにおまえ達に言われたくない」
キュオン「次は必ずギッタンギッタンに してやるんだから!」
小牟「なんじゃとう!?  その言葉、宣戦布告と判断しちゃるぞ!  わしに迎撃の用意ありじゃ!」
キュオン「宣戦布告?」
キュオン「もうフォルミッドヘイムは 絶対そんなことしないんだからね!」
キュオン「……もう戦争なんて……!」
ハーケン「ん? ……おい、リトルソーサレス。 “もうフォルミッドヘイムはそんなことは しない”ってのは、どういう意味だ?」
キュオン「……う」
錫華「恥ずかしいのは最初だけである。 すべてさらけ出すがよいぞ?」
神夜「私達はフォルミッドヘイムの人達が、 何かをしようとしてるんじゃないかと 思って、ここまで来たんです」
神夜「もしかしたら、また戦争が起こって しまうかも……と思って」
神夜「キュオンちゃん、 違うなら、その理由を教えて? ね?」
キュオン「…………」
キュオン「誰にもしゃべるなって言われてるから ダメーーー!」
キュオン「戦争はしなくても、 キュオンは個人的にキミ達には 必ず復讐を遂げてやるんだから!」
キュオン「覚えてろ! おたんこナス! 毒乳!」
神夜「ど、どくにゅう……!」
(キュオンがワープで消える)
アシェン「やはり、オルケストル・アーミーが」
ハーケン「ああ、からんでいるな」
ハーケン「……だが、気になるキーワードが 満載だったな」
神夜「ここの交鬼門は封印されている… ということは、オルケストルの人たちは どこから、どうやってここに?」
ハーケン「しかも、あのキュートデーモンの 言ったことを信用するなら…… “戦争をするつもりもなく”だ」
零児「ここに来たのは、 あくまで封鎖したはずのゲートが 使われたから来た、と見ていいのか?」
KOS-MOS「ですが、T-elosのことは何も 言っていませんでした。 ……ここにはもういないのでしょうか?」
小牟「そうとも限らんぞ、KOS-MOS。 この扉を開ける仕掛けを見ても、 相当めんどくさい場所じゃ」
錫華「うむ。 まだ交鬼門までたどりつけていない 可能性もあるぞよ?」
神夜「なんか、 先に進むのが怖くなってきました……」
ハーケン「とはいえ、戻るわけにもいかないからな。 行くとしようか」

[火の仕掛けの奥、隠し部屋]

ヘンネ「キュオン、何をして………」
ヘンネ「ああ!? アンタらはあの時の?  これはどういうことだい!」
ハーケン「こういうことさ、トンパチガール。 俺たちもここに用があってね」
ヘンネ「ちっ、キュオンは何をやってたんだ」
KOS-MOS「先ほど交戦し、撤退させました」
アシェン「洗濯板の小娘に負けるほど、 落ちぶれてはいません」
零児「その様子を見る限り、まだ封鎖された ゲートとやらには、たどり着いてない みたいだな」
ヘンネ「まったく、面倒な仕掛けだよ。 ……あげくに、ここまで敵の侵入を 許すなんてさ…!」
ヘンネ「……でもまあ、これも仕事のうちさ。 覚悟してもらうよ」
神夜「キュオンちゃんはしゃべりすぎですけど、 こっちの人はしゃべってくれなさすぎ ですね……」
小牟「ただ単にケンカっ早いだけじゃがのう」
錫華「よいよい、 打ち倒して、洗いざらい吐かせれば よかろうなのである」

【ヘンネ・ヴァルキュリア、ブラッド・シャスール×2との戦闘】

ヘンネ「ちっ、なんてこった…!  まだゲートの確認もしてないってのに…!」
ハーケン「OK。読みどおりだ、ガール。 まだたどり着いてなかったみたいだな」
零児「そいつは重畳。 オルケストル・アーミーが、ゲートの 異変を調べに来たことは知っている」
小牟「ぬしんとこのトンガリ帽子のキュオンが、 トゥルリと口を滑らしおったぞ?」
ヘンネ「……キュオンめ。 帰ったら尻を引っぱたいてやる…!」
ヘンネ「……で? どこまで知ってるんだい」
アシェン「戦争をするつもりで降りてきたの ではない……ということなのでしたが?」
神夜「エイゼルさんって骸骨の人も、 そういう感じじゃありませんでしたし…」
ヘンネ「エイゼル……?  アンタら、ウチのボスにも会ってるのか?  ……嫌になるね、まったく」
ハーケン「オルケストルが戦時中に使ったという、 パーソナルトルーパー・ナハト……」
ハーケン「そいつがカグラアマハラの、 とあるキャッスルから…… ミルトカイル石の結晶を持ち出した」
神夜「たしかヘンネさんは、ドロシーさんの お城にいましたよね?」
神夜「青い楔石を壊す弾丸を手に入れるために」
ヘンネ「…………」
KOS-MOS「ナハトが持ち出したのは、 紅いミルトカイル石を破壊するのに 必要なものでした」
零児「……これが偶然とは考えにくい。 どうなんだ?」
ヘンネ「信じる、信じないは勝手だけどさ… オルケストル・アーミーの 誇りにかけて言わせてもらうよ」
ヘンネ「……ロボットに盗みをやらせるほど、 あたし達は落ちぶれちゃいない」
ヘンネ「終戦から行方不明になったナハト、 アーベントが何をしているのか、 あたし達も掴んじゃいないのさ」
ハーケン「その話が本当なら、あの大戦が終わって 行方不明になったというのは……」
ハーケン「飼い主のフォルミッド側からも 離れたという意味だったのか」
小牟「ずさんな管理じゃの」
錫華「まったくである。 戦時中はそれで大暴れしたのだろうに」
ヘンネ「悪いけど、ナハトとアーベントを ウチらの軍がどうやって運用したか…… あたしとキュオンは知らないのさ」
ヘンネ「“再編成組”だからねえ」
神夜「再編成……? どういうことですか?」
ヘンネ「オルケストル・アーミーは、 あの戦いで壊滅的な打撃を受けたのさ」
ヘンネ「部隊はほぼ全滅。 生き残ったのは、アンタたちが 会ったっていう、リーダーのエイゼル…」
ヘンネ「あとは、副官の…… カッツェくらいだったって話さ」
錫華「……カッツェ?」
ハーケン(あのキャットガイ…… 関係があるとは思っていたが、 元オルケストル・アーミーだったのか)
ヘンネ「しゃべりすぎたね。……あばよ」
(ヘンネがワープする)
アシェン「フォルミッドヘイム側も、 事態を把握できていないようですね」
神夜「はい……みんな、見えない敵と 戦っているような感じです……」
ハーケン「ミルトカイル石、それに関係があると 思われるモンスター、フォルミッドの 手を離れたパーソナルトルーパー……」
零児「そして、俺達のようにこちらの世界に 飛ばされた者……か」
小牟「ほれほれ、 あまり悩むと白髪が増えるぞ? 零児。 ここは前進あるのみじゃろ」
KOS-MOS「その通りです。 ……この先にT-elosがいるならば、 何かわかるかもしれません」
錫華「しかし、先に……と言っても、 行き止まりのようであるな?」
ハーケン「フッ、道がないなら、作ればいいのさ」

[仕掛け奥のクロスゲート前]

???(T-elos)「…………」
錫華「ほほう……こ奴もまた、 すばらしい造形の“からくり”であるな」
アシェン「……間違いなく、 シュラーフェン・セレストで遭遇した アンドロイドだったりしちゃいます」
KOS-MOS「……T-elos」
T-elos「KOS-MOS。 ……まさか、こんな所に来ていたとはね」
KOS-MOS「T-elos、あなたはどこから、 どうしてここに?」
T-elos「一度私に破壊された貴様が、 新しい躯体となって、再起動すると 聞いたんだよ」
T-elos「再起動の前に、再び八つ裂きにし… 今度こそ、貴様の中にある“意識”を 引きずり出そうと思っていたのさ」
神夜「し、しれっと言いましたけど、 恐ろしいこと極まりないです……」
ハーケン「あのボンバーガールが、KOS-MOSを ベッドごと盗んで持ち出してなかったらと 思うと……ゾッとするな」
KOS-MOS「はい、 ドロシーにはお礼を言わねばなりません」
KOS-MOS「T-elos、提案があります」
KOS-MOS「この世界は、 私たちの属する世界ではありません」
KOS-MOS「つまり、我々の戦いを 持ち込むべきではありません」
T-elos「……それで?」
KOS-MOS「…………」
T-elos「私には関係ないんだよ、そんなことは」
T-elos「属する世界?  己の存在意義も理解できていない人形が、 “世界”を語るな」
小牟「う~む…… 久々にストレートな悪人っぷりを持った アーマロイドじゃのう……」
錫華「こちらも負けてはおられぬな」
錫華「……からくり風情が、邪鬼銃王の部品に してくれようぞ?」
アシェン「その名の通り、テロッテロにしてくれる」
零児「おかしなところで張り合うな。 意味もわからん」
零児「T-elosと言ったな?  時間軸こそ違うが、俺たちもおまえと 同じ世界から来た」
零児「おまえとKOS-MOSとの間に、 どんな因縁があるのかはわからない。 だが……」
T-elos「ここは協力して、 一緒に帰還する方法を探そう……とでも?」
KOS-MOS「その通りです。 建設的な意見だと思われますが?」
T-elos「フッ…それって、ここで全員殺して、 私一人で帰るっていうことと…… 何か違いがある?」
神夜「も、もしかして同じですか? え~と……」
神夜「いや、まるっきり違いますよ!」
ハーケン「OK、リアクションプリンセス。 ようするに、ウダウダうるせえ…って ことだろ? ダークガール」
T-elos「わかってるじゃない、カウボーイ」
T-elos「ご褒美に、一番最初に殺してやるよ……!」

【T-elos、アスラ27式×2との戦闘】

T-elos「ぐっ……!」
KOS-MOS「T-elos… ここは我々の世界ではありません」
KOS-MOS「“あの方の魂(こころ)”も、 それを望んではいない」
T-elos「認めない! 人の手が入った欠陥品が!」
(T-elosが消える)
KOS-MOS「T-elos……」
KOS-MOS(人の手によって創られたものが 欠陥品であるかどうかは…… 我々が決めることではないのです)
ハーケン「まったく、とんでもないマシンガールだ。 あんたらの世界は、あんなのばっかり なのか?」
零児「人のことが言える世界ではないと 思うがな、ここも」
アシェン「T-elosの反応はロストしました。 今のうちに、ここを調べてしまうべきだと 思いまするが?」
小牟「見た目的にダメそうじゃがのう……」

ハーケン「どうだい? KOS-MOS」
KOS-MOS「機能は完全に停止。 オーバーヒートしているようです」
KOS-MOS「何か、大きな負荷がかかったためと 思われます」
零児「……ダメか。 俺たちがこの世界に次元転移した時の、 『ミラビリス城』のゲートと同じだな」
アシェン「受信はできても、 送信はできないのかもしれません」
神夜「行きっぱなしで戻れないなんて…… 困ったこと極まりないです」
ハーケン「無理なものは仕方ないが…… これでフォルミッドヘイムに行く方法が なくなっちまったな」
錫華「あの猫男を締め上げるのはどうであるか?」
錫華「もしくは零児かハーケンを 差し出して……」
小牟「うほっ! いいアイディア!」
零児「ふざけるな、駄人外ども」
ハーケン「奴に話を聞くだけなら賛成だ。 ジャイアント・マーカス号に戻ろうぜ」

《マーカス・タウン》

カッツェ「あら、お帰りなさい。 砂風呂にする? それともお店?」
神夜「あ、お風呂からがいいです!」
ハーケン「ウェイトだ、プリンセス。 たしかにゆっくりした上で、装備も 補充させたいところだが……」
零児「ああ、 先に確認しなければならないことがある」
カッツェ「あぁら、アタシに?  アナタがその気なら、な・ん・で・も、 答えちゃうわよ?」
ハーケン「OK、おねだりキャット。 じゃあ答えてもらおうかな」
ハーケン「ドゥルセウスのクロスゲートは 使用不能だった」
ハーケン「他にフォルミッドヘイムへ行く方法を 知りたい」
ハーケン「……元、オルケストル・アーミーの あんたにだ」
カッツェ「…………」
カッツェ「オトコの過去を詮索するなんて、 シュミが悪いコねえ。 ……メンバーの誰かに会ったのかしら?」
KOS-MOS「はい。キュオン・フーリオン、 ヘンネ・ヴァルキュリアの2名です」
小牟「なんか、自分達は再編成組…… とか言っとったのう」
カッツェ「まったく、女のコ達はおしゃべりねぇ」
カッツェ「……オルケストル・アーミーは、 終戦間際、ほぼ壊滅状態に陥ったのよ。 あまり知られてないんだけど」
アシェン「しかし、記録ではエルフェテイル側が 劣勢だったとありますが?」
カッツェ「こっちにはナハトやアーベントもいたし、 何より……」
カッツェ「ウチの王サマが“あの力”を 手にしていたしね」
錫華「あの力……?」
カッツェ「アタシはもう引退した身だから、 これ以上のことは話せないし、 正直、話したくない過去なのよね」
カッツェ「気になるなら、 海の世界…『ヴァルナカナイ』の女海賊、 アン・シレーナ船長に訊いてみれば?」
カッツェ「最近、取引の時に聞いたんだけど、 エスピナ城を壊滅させたミルトカイル石と 無関係じゃなさそうなのよね」
錫華「と、いうことは…… 滅魏城の楔石とも関係があると?」
カッツェ「さあ、ね。カグラアマハラのことは 良く知らないのよ。これホント」
ハーケン「OK、わけありキャット。 ここまで協力してもらったんだ。 信じるさ」
神夜「じゃあ、あの面倒臭いと何でも 爆破する、お魚の人のところですね?」
小牟「砂漠の入口からすぐじゃったな。 ひとっ風呂浴びたら出発じゃ!」

〔サイレント・ウォークス号に近づく〕

アン「よく来たねぇ。 猫大将から話は聞いてるよ?」
ハーケン「OK、グラマラスフィッシュ。 そいつは話が早いな」
ハーケン「ミルトカイル石について、 ヴァルナカナイで何かが起こっている… という件についてさ」
アン「面倒臭いから、かいつまんで話すけど、 海底にミルトカイル石だらけの 遺跡があるのさ」
神夜「楔石だらけ……!?  それは物騒極まりないですね」
神夜「というか、かいつまみすぎなんですけど。 もう少し詳しく……」
アシェン「それでいて、何もかも吹き飛ばしたくは ならないくらいで、何卒、お願い申し上げ いたしたく存じまする」
アン「そういうのが面倒なんだけどねえ…。 ボニ~~、頼むよ」
ボニー「わかりました、船長」
ボニー「……我々の世界『ヴァルナカナイ』は 海底に広がる都市群で構成されている」
ボニー「その中央部に、問題の“遺跡”…… 『ヴィルキュアキント』と呼ばれる、 朽ちた遺跡があるのだ」
錫華「楔石とは、 まさかそこから来ているというのでは なかろうな?」
ボニー「わからん。 それを調査しようにも、問題がある」
KOS-MOS「問題?  航行が困難なのですか?」
アン「行くこと自体はカンタンなんだけどねえ。 ……問題は行った後さ」
小牟「ふむ、その遺跡に…… 何かおるっちゅうんじゃな?」
アン「ありていにいえばそういうことさ。 あたしらがアンタ達と初めてあった時、 覚えてるかい?」
零児「確か、面倒臭いから何もかも 吹き飛ばす……ということだったな」
アン「……根に持つねえ、ムッツリ坊や」
零児「ボウヤと呼ぶな。 俺たちがあの時追っていたゲシュペンスト やカルディア、そして沙夜……」
零児「そいつら以外の“誰か”をあんた達は 追っていたんだったな」
ボニー「その通りだ。よく覚えていたな」
神夜「じゃあ、その時追いかけていたのは、 ヴァルナカナイから飛び出した誰か…… ということですね?」
アン「飛び出したお嬢ちゃん、その通りだよ。 ここ最近、どこに隠れてたんだか、 “そいつら”が遺跡から出てくるのさ」
アン「ヨソ様の世界に迷惑かけるわけには いかないからねぇ」
アン「追いかけたんだけど、足取りが プッツリと途切れちまってね」
アン「仕方ないから、 また本拠地である遺跡を監視してるのさ」
ハーケン「そこに俺たちが潜る……って言ったら、 協力してくれるかい?」
アン「あんたらが?  そりゃ別にかまわないけどさ」
アン「……タダってわけにはねぇ」
アシェン「艦長、男の色香を使って、 なんとかしてみやがれなのです」
ハーケン「OK、ボンキュマーメイド。 俺じゃ……駄目かい?」
神夜「わ…甘い声、いきましたね……」
アン「ろくにウロコも付いてない、 ツルツルの小僧にゃ興味ないねぇ」
ハーケン「……ダメだった」
小牟「早いのう…」
錫華「頼りにならぬチャラ平であるな」
KOS-MOS「種族的な問題であると思われますが」
零児「コントはいい。 ……何か条件があるのか? 船長」
アン「そうだ、その気があるなら、 貿易には応じようかねぇ」
アン「海底から引き上げたお宝やら、 珍しいものはたくさんあるのさ」
アン「お買い得価格で譲ってやってもいいよ?」
小牟「なるほど、売りつけようっちゅうんか。 あれもこれもたくましいのう」
神夜「ありがたいじゃないですか!  ぜひ見せてください♪」
アン「じゃあ、あとで船長室に来な。 取引所と兼用で使ってるからねぇ」
ハーケン「OK、商魂キャプテン。 じゃあ遺跡の話……頼めるか?」
アン「まかせなよ。 それに、調査が難航してて困ってたのも、 また事実なんでさ」
アン「ああ、遺跡探索を頼むお礼として、 ちょっとサイレント・ウォークスを 使ってやろうかねぇ」
アン「入り江のイカリは見たことあるだろ?  あんたの目の前にある、そのマークだよ」
アンエルフェテイル北部
アンエルフェテイル南部
アンデューネポリス
アン「そのマークの場所へならいつでも運んで あげるし、迎えに行ってあげるから、 必要な時には呼ぶといいさ」


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