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エルフェテイル

〔ジャイアント・マーカス号内部〕

[奥の間]

???(ルボール)「ん? さっきやけに揺れたと思ったら… テメェらが何かやったのか?」
錫華「狼の獣人であるか……?  それに横におるのは……」
琥魔「はぁ~い♪ 皆様のブラックマーケット、 琥魔でございまぁ~す!」
アシェン「自分で言っちゃいましたが」
アシェン「艦長、コマと一緒にいる男……」
ハーケン「ああ、まさかこんな所で謁見することに なるとは思っていなかったぜ」
ハーケン「……アブリエータ・キャッスルのキング、 ルボール・ククルスにな」
零児「あの猫男が会いに来ていた…狼男か」
ルボール「ハッ! 頭が高ェんだよ、小僧ども!」
小牟「こりゃまたアグレッシブなビーストが 出て来おったのう」
神夜「どうしてここに?  それに、琥魔さんまで…」
ルボール「……フォルミッドヘイムの連中が、 オレの国で好き勝手やってやがるからな」
ルボール「あげく、前大戦の亡霊…… ナハトやアーベントまで現れてるって いうじゃねえか」
神夜「それは私達の世界も同じです!  それを調べるためにですね……」
ルボール「調べる!? 黙ってられるかッ!  ドゥルセウス封墓を占拠し、こっちから フォルミッドに乗り込んでやるんだよ!」
錫華「なに……!?  待て! そちは……再び戦争の火種を 作るつもりであるか!?」
ルボール「結果的にそうなるなら仕方がねェ……!」
零児「戦争で成り上がった男か。 ……その状況は望むところだろうな」
KOS-MOS「コマ、あなたも戦争を望むのですか?」
琥魔「私は道案内兼用心棒として、 ご主人サマに雇っていただき、お給金を いただいておりますのです!」
琥魔「……しみったれたハンターどもの 相手が馬鹿馬鹿しくなるほどのニャ」
神夜「あ、悪党……!」
ハーケン「OK、ウルフキング&イーヴルキャット。 ……だが、運が悪かったな」
アシェン「今、フォルミッドヘイムとモメられると 非常に面倒です。 お帰りいただきとうございますのことよ」
琥魔「では、あなた方を血祭りにあげてから、 戻らせていただきます!」
錫華「相変わらずとんでもない駄猫であるな。 義理とか人情とかはないのかえ?」
琥魔「そんなもの、一銭の得にもなりゃ しませんので!  お尻ペンペンでございます!」
小牟「そんなん、よくされとるわ!」
神夜「なんか滅茶苦茶になってきましたけど、 どうします?」
零児「……人外の連中に任せておいたら、 まとまるものもまとまらんぞ、ハーケン」
ハーケン「わかってるさ」
ハーケン「さて、バトルウルフ。 外には、俺の艦が待機してる」
ハーケン「リィ副長に言って、送ってさしあげるぜ?」
ルボール「リィ? ……あいつか」
ルボール「リスペクトに値する男を見つけた… とか言ってたが、それがテメェみてェな 若造か! 笑わせやがるッ!」
ハーケン「そいつは俺のオヤジ…… 先代のジョーン・モーゼスだよ。 年齢が合わないだろうが」
ルボール「ハッ!  くだらねえことには変わりねェさ」
ルボール「キバを抜かれた獣は、 死ぬしかねェんだよッ!」
KOS-MOS「ハーケン、交渉は決裂したと判断します」
ハーケン「そうだな。 ……キバを抜かれたビーストは死ぬ、か」
ハーケン「だが、何にでもキバをむく奴も、 長生きはできないぜッ!」

【ルボール・ククルス、琥魔、ドラグーン・ボンバー×2との戦闘】

ルボール「チッ!  なぜヨソモンのテメェらが、オレの 邪魔をするッ!」
ルボール「あの戦争で、 オレたちエルフェテイルの住人は、 どれだけのものを失ったと思ってるッ!」
ルボール「おまけに北部のエスピナ城は落とされた!  オレたちの縄張りで、どれだけ好き勝手 すりゃ気が済むッ!」
ハーケン「あれは原因不明のはずだ。 ミルトカイル石が、フォルミッドと 関係あるかどうかはわからんぜ?」
ハーケン(まったくないこともないだろうが、な)
錫華「見切り発車で戦争の火種を作るでない!」
ルボール「たとえ戦争になったとしても、 引いちゃいけねェ時には引けねェんだッ!」
神夜「戦争なんて、あっちゃいけないものです!  それを起こそうだなんて……!」
ルボール「戦ってでしか得られねえモンもある!  それが戦争になるかならないかは ただの結果だッ!」
神夜「そんな……!」
KOS-MOS「……歴史が、 それを証明しているのは事実です」
ルボール「戦争から逃げて、テメェの世界で目と耳を 塞いでたカグラアマハラの奴に、 “戦争”を語る資格なんてねェんだッ!」
神夜「……う……」
ルボール「オレの戦いは……これからよッ!  ハァーーーハッハッハッ!」
琥魔「では、私めも契約はここまでですので、 ごきげんよう~!」
(ルボールは消え、琥魔は立ち去る)
小牟「え、えらい迫力じゃったのう……」
小牟「ほれ、ここんとこなんかトリハダが…」
零児「そんなところ見せんでいい」
零児「姫さん、気を落とすな。 ……主義主張がぶつかることはあるさ」
神夜「はい……」
アシェン「我々の主義主張の続きもするべきです」
ハーケン「OK、強情ウルフを止めるためにも、 今の騒ぎとフォルミッドヘイムの関係は 見極めておかないとな」
ハーケン「行こう。 コマが逃げていった方角に向かおうぜ」

[動力室(次の部屋)]

ハーケン「ここは……エンジンルームか?」
小牟「何気筒エンジンなんじゃ? これは」
零児「すごいな。 しかし、この巨大な戦車が、これだけの 動力で動いているとは思えんが…」
錫華「ふむ、強い妖力を感じるぞな」
アシェン「キュオンやヘンネと戦った時の データと一致しました」
神夜「つまり、フォルミッドヘイムの技術…… ということですか?」
KOS-MOS「過去の戦争の遺物、 というのは正しいようですね」
ハーケン「こんなもの、誰が再利用しているのか… 興味はあるな」

[右奥の壷が多く落ちている部屋]

ハーケン「おっと、先客がいるな」
???(エイゼル)「…………」
神夜「ガ、ガイコツの獣人さん!?」
零児「獣人じゃないだろ」
零児「おい、あのジャケット……」
小牟「うむ、さっきのウルフガイを止めたのは 正解だったようじゃな」
錫華「……そうであるな。 危うく正面衝突させるところぞよ?」
アシェン「オルケストル・アーミー……」
???(エイゼル)「貴様らは……?  ……そうか、報告にあった者達か」
???(エイゼル)「……『複数の武器を携帯している、 頭に傷のある男』」
零児「……む?」
???(エイゼル)「……『傷の男と同組織と思われる、 強い魔力を持つワーフォックス』」
小牟「な、なんか初めてまともに 紹介されたような気がするのう…」
???(エイゼル)「……『マシンガンとロングバレルガンを 使う黒コートの男』」
ハーケン「レイジとシャオムゥの分があるのか。 ……あのブラックウイングの情報だな」
???(エイゼル)「……『巨大なギミックブレードを使う、 カグラアマハラの女剣士』」
神夜「あ、は、はい!」
???(エイゼル)「……『人型機動兵器を操作する、 カグラアマハラのシキオニ』」
錫華「よいよい、苦しゅうない」
???(エイゼル)「……『毒舌ロボット←むかつく』」
アシェン「……なんか、違う人の報告書が 混ざっているようですが」
???(エイゼル)「そして報告にないアンドロイド…… いや、“器”にすぎぬもの、か……?」
KOS-MOS「…………」
ハーケン「こいつは…… 今までの2人とはちょっと違うな」
ハーケン「よう、スカルアーマー。 あんた……オルケストル・アーミーの リーダー格じゃないのかい?」
???(エイゼル)「……去れ」
ハーケン「なに…?」
???(エイゼル)「貴様たちには関係なきことだ。 ……無用な争いは好まぬ。去れ」
ハーケン「無用な争い? …『10年戦争』は、 あんたらフォルミッドヘイムが 仕掛けたんじゃなかったか?」
???(エイゼル)「…………。 そうだ。……そうなったのだったな」
神夜「ど、どうしたんでしょう……?  今までと違う感じの人です……」
KOS-MOS「戦闘の意思がないのなら、 我々を通してください」
アシェン「わだすたちは、『ドゥルセウス封墓』へ 行かなければならんのでありんすのです」
???(エイゼル)「『ドゥルセウス』……だと?」
(奥からカッツェが歩いてくる)
カッツェ「なぁるほど、そこに行きたいがために、 あんなムチャしてまで、乗り込んで きたってワケね?」
錫華「む? そちは……!」
カッツェ「あァ~ら、アタナたちは…… ドロシーお嬢ちゃんの所に飛び込んで いった、ハンターのヒトたち?」
カッツェ「今度はジャイアント・マーカス号とは、 ご苦労なことねェ」
小牟「な、なんじゃなんじゃ?  まさか……ぬしがこのネコタンクの!?」
カッツェ「そうよ? アタシがこの街の代表…… カッツェ・コトルノスってコ・ト」
零児「とんだ大物だったってわけだ」
カッツェ「ウフフ……ボウヤたちを手玉に 取っちゃって、ゴメンなさいね?」
錫華「まったく、とんだ悪女…… いや、悪男であるな」
ハーケン「だが、あの時、オルケストル・アーミーの 動向を掴んでいた理由は説明がつくな」
神夜「オルケストルさんとは…… 知り合いだったってことですね」

[階段前]

???(エイゼル)「…………」
???(エイゼル)「……カッツェ」
カッツェ「何度来たってムダよ、エイゼル。 ……アタシの役目は終わったの」
エイゼル「今、我らが世界で起こっていること… 貴様にも関係があると言ってもか…?」
カッツェ「……アタシの戦いは、 あの時終わっちまったんだ、エイゼル」
カッツェ「……いや、“見抜けなかった”時から、 終わってたのかもしれない」
エイゼル「…………」

ハーケン「よく聞き取れないが…… おいおい、ゲストを前にして立ち話かい?」
ハーケン「名前は聞こえたぜ? Mr.エイゼル。 俺はハーケン・ブロウニングだ。 以後、よろしくお見知りおきを」
エイゼル(……ブロウニング……?)
エイゼル「我が名はエイゼル。 ……エイゼル・グラナータ」
エイゼル「フォルミッドヘイム特殊任務実行部隊、 『オルケストル・アーミー』のリーダーを 務めている」
アシェン「やはり、ボス格でいたのことですね。 ……オルケストル・アーミーの目的は?」
エイゼル「答える必要はない。 ……事情も知らぬ者が、口を挟むな」
ハーケン(……“事情”ね。 同じオルケストルのヘンネも言ってたな)
神夜「じゃ、じゃあ……口を挟まなければ、 通してもらえるってことです……か?」
エイゼル「……そうはいかぬ」
零児「……そうだろうな。 俺たちのやろうとしてることも、結局は さっきの狼男と変わらないからな」
カッツェ「それに、アタシのトコに泣きながら 助けを求めてきた子猫ちゃんがいてねェ」
カッツェ「「残忍にして厚顔無恥なアホポンたちが、 私の体を目当てに襲ってくるんですぅ!」 ですって?」
カッツェ「まったく、オトメの敵よね」
アシェン「どこに逃げたかと思ったら…… あいかわらずテキトーかつ、ナメたことを しやがりまくりますね、コマは」
小牟「あのナメ猫が~! 誰がアホポンか!」
エイゼル「……いいのか? カッツェ」
カッツェ「カン違いしないでほしいわねェ。 アタシは自分の街を守らなきゃ いけないだけよ?」

【エイゼル・グラナータ、カッツェ・コトルノス、ゾルダート・ヘッド×2との戦闘】

エイゼル「カッツェ、 ……先ほどのこと、覚えておくのだ」
カッツェ「…………」
カッツェ「……帰って」
(エイゼルがワープする)
カッツェ「さてと……アナタ方には降参よ?  望みどおり……」
カッツェ「アタシを好きにしていいのよ……?」
神夜「え? ど、どうします? 零児さん」
零児「どうするも何も、そんなことは 最初から望んでないだろ」
ハーケン「OK、セクシーキャットガイ。 俺たちの目的は、さっき話したとおりさ」
KOS-MOS「『ドゥルセウス封墓』という場所へ、 この戦車で運んでほしいのです」
錫華「それと、そちと先ほどの骸骨騎士との 関係にも興味があるぞよ?」
アシェン「それから、上にいると思われる駄猫にも、 パニッシュが必要です」
小牟「ほれほれ、ちゃっちゃと吐けい!」
カッツェ「……仕方ないわねェ。街で話しましょ?  逃げも隠れもしないわよ」
(カッツェが奥へ立ち去る)

《マーカス・タウン》

カッツェ「なるほど…… ミルトカイル石を持って逃げたナハトを 追って、ねェ…」
ハーケン「ああ、それだけじゃない。 13年前の戦争を軸として、色々と 起こっているのさ」
ハーケン「さすがに放っておける状態じゃない。 エルフェテイル北部は事実上壊滅した」
カッツェ「…………」
アシェン「前大戦では運良く難を逃れた ロストエレンシアも、いつ同じ目に遭うか わかりもうさんなのです」
神夜「神楽天原も、また篭国で閉じこもる わけにはいかないと思うんです……」
錫華「それに、異界よりこの地に迷い込んだ 者たちもおるでな」
零児「ああ、偶然にしては、 この世界では問題が起こりすぎている」
小牟「わしらや、逢魔の連中がいつまでも ウロチョロしておったら、 混乱は増すばかりじゃしの…」
KOS-MOS「事実、私の属する世界から、 危険な存在が入り込んだという情報が あります」
ハーケン「あのダークビューティ…… ドゥルセウス・セメタリーに転移したのは ほぼ確実だからな」
カッツェ「ふう……わかったわ。 話によると、怖~いオオカミさんを 追っ払ってくれたようだし……」
カッツェ「そのお礼くらいはしないとねェ」
神夜「すごく話せる人です!  感謝感激、極まりないです!」
カッツェ「うふふ…女のコにホメられても、 うれしくはなくってよ?」
零児「普通、逆だろ」
ハーケン「OK、軽くツッコミも決まったところで、 ドゥルセウスまでお願いしたいな」
ハーケン「……っとその前に、 俺の艦の乗員に指示を出したい。 砂漠の入り口まで戻ってくれないか?」

《ツァイト・クロコディール》

ハーケン「リィ副長、今戻ったぜ」
リィ「ご無事で、艦長。 あの巨大な戦車を占拠するとは、 ハッキリ言って、ヤリ手ですな」
ハーケン「いや、向こうの戦車長が、副長と同じく 話のわかるネコ科の奴だったってだけさ」
ハーケン「で、ツァイトは?」
鞠音「メンテが必要ですわね。 …まあ、よくもったというべきでしょう」
ハーケン「OK、砂漠での“足”は確保できた。 ロストエレンシアに戻ってくれ。 何かあったら連絡する」
ハーケン「もうこんなことはありえないから、 ゆっくり修理してOKだぜ?」
鞠音「まあ、話半分で聞いておきますわ」
リィ「で、これから『ドゥルセウス封墓』へ?」
ハーケン「ああ。うまくいったら、そのまま フォルミッドヘイムへ行くつもりだ」
ハーケン「ナハトやアーベントに近づけるかも しれない……ここからが本番さ」
リィ「了解です。 では、我々はロストエレンシアに 帰還します」
ハーケン「ああ、そうそう…ネコ科のガールを一人、 アブリエータ・キャッスルに放り出して いってくれ」
琥魔「はぁ~い♪ 調子ぶっこいたら、しこたまお仕置きを 受けた琥魔でございまぁ~す!」
リィ「ほほう、すこし腫れ上がってますが、 なかなかうまそうですな!」
琥魔「腫れているのは、地獄のようにお尻を 引っぱたかれたためでございます。 私、ちょっと泣いてしまいました」
ハーケン「副長、こいつは喰ってもいいぜ」
リィ「おお! それはそれは!」
琥魔「ニャンとっ! それは困ります!  心を入れ替え、アブリエータ城にて 皆様をお持ちしますから!!」
ハーケン「OK、反省キャット。 品揃えの充実も頼むぜ?」
ハーケン「じゃ、副長、行ってくれ」
リィ「アイアイサー。 ロストエレンシアに帰還します」
(ツァイト・クロコディールがロストエレンシアのマイティエーラ横まで移動)

《マーカス・タウン》

カッツェ「で? お仲間の方はいいの?」
ハーケン「ああ、おかげさまでね」
ハーケン「他の連中は?」
カッツェ「街に繰り出してるわよ?  ここは意外とミドコロ満載なんだから」
ハーケン「まったく、いい気なもんだぜ」
ハーケン「……Mr.カッツェ、 ひとつだけ確認しておきたい」
ハーケン「あんたと…… オルケストル・アーミーの関係を」
カッツェ「…………」
カッツェ「……私は、戦時中に武器や防具などを フォルミッドヘイム側に売ってたのよ。 いわゆる死の商人ってやつかしら?」
ハーケン「なるほど。それが本当なら…… さっきのスケルトンガイは、武器を 買いに来たってことになるな」
ハーケン「……戦争の準備じゃないのか?」
カッツェ「なるほど…… なかなかキレ者じゃない、ボウヤったら」
カッツェ「コレだけは誓って言うけど、 そのつもりはないみたい」
カッツェ「じゃあ、どういうつもりかっていうのは 聞いてないケドね」
ハーケン「…………」
ハーケン「まあいいさ。 俺たちはドゥルセウスに行ければ、 文句はないわけだしな」
カッツェ「わかったわ、カウボーイ。 行きたくなったら『ドゥルセウス封墓』へ って指示してちょうだい」
カッツェ「別に『砂漠の入口』でもケッコウよ?」
カッツェ「さらに…… お店も紹介しちゃおうかしら」
ハーケン「……どっち系の店だい?」
カッツェ「ア・タ・シの店よ。 取引所『ナイスガイズ』…地上の楽園よ♪」
ハーケン「OK、商売上手ガイ。 利用させてもらうぜ」

[ドゥルセウス封墓へ]

カッツェ「行くのね? ドゥルセウス封墓へ」
ハーケン「ああ、この砂漠を越えられるのは、 このジャイアント・マーカス号だけだ」
ハーケン「ハデに頼むぜ? ミスター」
カッツェ「そこまで期待されちゃ、 応えないわけにはいかないじゃない?」
カッツェ「では、ジャイアント・マーカス号、 フルドライブッ!」
(ジャイアント・マーカス号が砂漠を北へ移動し、瓦礫で塞がれている場所まで移動)
神夜「完全にふさがれちゃってますね」
小牟「ま、このタンクバタリアンなら、 問題ないじゃろ」
錫華「それにしても、 このガレキはなんであるか?」
アシェン「過去の大戦の傷跡です。 ……エルフェテイル、フォルミッドヘイム 両国の空中戦艦の残骸がほとんどです」
零児「ん? 振動が…?  行くらしいな。どこかに掴まった方が よさそうだな」
KOS-MOS(ドゥルセウス封墓…… そこに、本当にT-elosが……?)
(ジャイアント・マーカス号が瓦礫を乗り越えてドゥルセウス封墓へ)
カッツェ「はい、おまた~♪ ジャイアント・マーカス号の終着駅、 『ドゥルセウス封墓』に到着よ?」
小牟「ほいきた、お疲れ!  零児、払っといて~」
零児「タクシーじゃない」
ハーケン「そんな浮かれてる場合じゃないぜ?  ……ここは正直、そんなにスウィートな 場所じゃない」
アシェン「過去の大戦で、フォルミッドヘイムの 前線基地として使用された施設です」
錫華「ふむ、今は大丈夫なのであるか?」
カッツェ「さぁねェ。 ただ、その名の通り、元々はお墓だった って話よ?」
カッツェ「ハンターなら、 その意味はわかるんじゃなくって?」
ハーケン「……墓荒らし対策のトラップか」
KOS-MOS「いまだ機能しているのですか?」
カッツェ「さあ? 入ってみればわかるんじゃない?」
神夜「一番無責任極まりない意見です……。 首筋に、こんにゃくとかが飛んでくるかも しれませんよ?」
零児「そんな罠で墓荒らしが倒せるか」
錫華「ふむ、 ヘソさえ守れば、わらわには通じぬぞよ?」
小牟「いい加減にせい。 ヘタしたら、わしらが元の世界に戻れる 可能性がある……最後の場所じゃぞ!」
カッツェ「まあ、そうなるわねェ」
KOS-MOS(T-elosがここに本当に 来ているなら、先に元の世界に帰還した 可能性もある)
KOS-MOS(T-elos……私達の戦いは、 ここでするべきではありません)
ハーケン「KOS-MOSたちが元の世界に 戻れるなら、それはそれでいいさ」
ハーケン「エトランゼたちを家に帰してやるのも、 今回の旅の目的ではあるからな」
神夜「そうですね。 私達はフォルミッドヘイムへの交鬼門を、 零児さんたちは自分の世界への門を!」
カッツェ「見つかるといいわねェ。 お祈りして待ってるわよ?」


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