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ロストエレンシア

[W01の部屋]

(フタは閉じている)
W01という
プレートナンバーが付いている。

[W02の部屋]

(フタは閉じている)
W02という
プレートナンバーが付いている。

[W03の部屋]

(フタが開いている)
W03という
プレートナンバーが付いている。

[W04の部屋]

(フタは閉じている)
W04という
プレートナンバーが付いている。

[W05の部屋]

(フタが開いている)
W05という
プレートナンバーが付いている。

[W06の部屋]

(フタが開いている)
ハーケン「プレートナンバー……W06。 ここらしいな。 あのピンクブレードが眠っていたのは」
アシェン「…………」
ハーケン「その肝心のカルディア本人の姿は…… 見えないな」
ハーケン「ここのシステムを再起動したのは、 間違いなくあいつだろう。 ……その狙いはなんなんだ?」

[W07の部屋]

(フタが開いている)
ハーケン「プレートナンバー……W07。 寝心地は微妙そうだな、アシェン」
アシェン「…………」
アシェン「他にもすでに開いているものや、 完全にクローズになっちゃったり しちゃっているものもあります」
アシェン「私は、何のためにここで眠っていたのか。 そして……」
ハーケン「…………」
アシェン「何のために、どこで艦長を見つけたのか」
ハーケン「覚えていないのか?」
アシェン「……残念ながら」
ハーケン「フッ、俺がどこで拾われたにせよ、 おまえが産んだ…とかじゃなければ、 別に驚かないぜ? アシェン」
アシェン「それ、面白いですね」
ハーケン「だろ?」

[W08の部屋]

(フタは閉じている)
W08という
プレートナンバーが付いている。

[W09の部屋]

(フタは閉じている)
W09という
プレートナンバーが付いている。

[最後のWナンバーの部屋]

ハーケン「全部調べたが……特に何もないな。 中央のハンガーみたいなスペースは 気になるところだが……」
ハーケン「OK、とりあえずツァイトに戻って 情報の整理が先決か」

[Wシリーズの格納庫から出ようとする]

ハーケン「ん!? なんだ!?」
KOS-MOS「次元歪曲を確認」
アシェン「方向は真北……!  フロア中央のハンガーらしき場所です!」
神夜「や、やっぱりタダでは 帰してくれないみたいです……」
小牟「まあ、三途の川の渡し賃にしても、 世の中ゼニがかかるということじゃな」
小牟「地獄の沙汰もカネ次第じゃ。 ひゃっひゃっひゃ」
錫華「気味の悪い笑い方をするでない」
零児「確かめてみるか。 ……おそらく、ロクでもないことに なるだろうがな」
ハーケン「まったくだ。……行こう」
(奥のハンガーにゲシュペンストとカルディアが出現)
カルディア「…………」
ファントム「…………」
カルディア(来たか、W07。 そして、いまだ不確定だが…… “奴”は、もしや……)

[このブロックらか出ようとする]

ハーケン「ここまできたら、腹をくくるしかない。 ……奥のハンガーに行くぞ」

[奥のハンガー]

カルディア「W07……アシェン・ブレイデル」
アシェン「W06……カルディア・バシリッサ」
アシェン「レベル2のカードキーを落としたのは、 “それ”を見せたかったからか」
ファントム「…………」
神夜「“黒き亡霊”……!  どうして、そのからくりの人と一緒に!?」
カルディア「このファントムは、この世界…… エンドレス・フロンティアで造られた」
カルディア「どこからか流出したデータによってだ」
零児「それがここじゃないのか?  さっき、こいつらのデータがあることは 俺たちも確認している」
カルディア「……違う。 ファントムは“本当のメモリー”を 求めて、さまよっていたのだ」
カルディア「そして、私もだ」
小牟「なんじゃ?  記憶喪失……っちゅうことかの?」
カルディア「艦の墜落によって…… メインコンピューター『ティンク・アベル』 が破損した」
カルディア「その結果…… 我々ゼロナンバーに与えられていた 指令の一部が…失われてしまったのだ」
アシェン「おまえに与えられている任務とは?」
カルディア「……W00(ダブリューゼロゼロ)が、 “ある条件”を満たさなかった場合…… 機密保持のため抹殺することだ」
アシェン「その“ある条件”というのが、 おまえから抜け落ちている指令と いうわけか」
錫華「もしや、その“ゼロゼロ”とは…… アシェンのことではあるまいな?」
カルディア「言ったはずだ。アシェンはW07…… 我々ゼロナンバーのうち、唯一… コードDTDを搭載したアンドロイド」
アシェン「W00とは……なんだ?」
カルディア「貴様…それすらも覚えていないのか…!」
カルディア「W00……我々の長(おさ)たる存在を」
ハーケン「リーダーってことか?  そいつは今、どこに……?」
ハーケン「……まさか、Mr.ファントムの中身が そうだとか言うんじゃないだろうな?」
カルディア「ファントムは、W00の専用機として 開発された機体だ」
カルディア「このファントムは、そのレプリカだ。 人工知能により、自律行動をしている」
KOS-MOS「……そのレプリカは、 あなたが制作を行ったのですか?」
カルディア「……この世界の、何者かによってだ。 私はそれを突き止め……機密保持のため、 関係者を抹殺しなければならない」
ハーケン「メイド・イン・フォルミッドヘイムは どうやら間違いないようだな」
神夜「あの~…… そのW00さんは……どこに?」
カルディア「…………」
小牟「な、なんか触れちゃならんトコに 触れた感じじゃのう……」
カルディア「行方はわからん。 ……データは失われている」
アシェン「それを知りまくるために…… 私がここに来るように仕向けたのだな?」
カルディア「その通りだ。 ……まったく無駄だったようだがな。 しょせんは欠陥品か、W07」
零児「なるほど、あのアーベントとかいう ロボットをけしかけたのも、 アシェンに何かを思い出させるためか」
カルディア「アーベント……だと?  そんなものは見ていない」
ハーケン(なんだと? どういうことだ?  ファントムを引き連れているのに、 アーベントのことは知らない……?)
カルディア「……話は終わりだ。 これ以上の情報は得られないと判断する」
カルディア「そして、このことを知った関係者は…… すべて抹殺する……!」
錫華「すごい理由であるな。 しかし、そうやすやすとはいかぬぞよ?」
KOS-MOS「敵性体と判断します。 オートセイフティー、解除」
ファントム「…………」
神夜「“黒き亡霊”…… ここで討ち果たさせていただきますっ!」
アシェン「私には何の指令も与えられていないか、 私自身が完全に忘れているらしい」
アシェン「だが、今の私はアシェン・ブレイデル…。 ブロウニング・ファミリーの一員だ」
ハーケン「よく言った、アシェン。 ……ファントム、ここでジ・エンドだ」
ハーケン「Missカルディアも…… ついでに覚悟してもらうぜ…?」
ハーケン「OK、ショウ・ダウンだッ!」

【ファントム、カルディア・バシリッサとの戦闘】

(ファントムから煙があがる)
カルディア「損傷率……任務遂行に支障あり……」
カルディア「W07、また会おう。 貴様らは……抹殺対象だ」
アシェン「…………」
ハーケン「逃げるなッ!  ここで決着を付けていけよ!」
カルディア「ファントム、撤退する」
カルディア「……む!?」
ファントム「…………」
神夜「な、なんか煙噴いてパチパチしてます!」
小牟「ま、まさか…… 自爆、誘爆、ご用心じゃぞ!」
カルディア「違う……!  ファントム、なぜ私の指令を拒否する!?」
錫華「なにが起こっているのであるか?」
KOS-MOS「機体の損傷ではなく、自律回路が オーバーヒートしていると思われます」
KOS-MOS「…何か“意志”のようなものを感じます」
零児「KOS-MOS…?  パーソナルトルーパーが、自らの意志で 逃げることを拒んでいるというのか?」
カルディア「くっ……!」
(カルディアが消える)
アシェン「カルディア……!」
ハーケン「放っておけ、アシェン。 まだファントムが目の前にいる。 油断するな…!」
ファントム「…………」
錫華「とはいえ…… 動くわけでもなし、爆発するでもなし…… どうするのであるか?」
小牟「神夜、ちよっとツンツクツンとしてみい。 …失敗しても、感電してホネがちょっと 透けて見えるだけじゃ」
神夜「い、いやですよ!  小牟さんがサワサワしてください!」
KOS-MOS「私か、アシェンが触れるべきだと 思いますが」
アシェン「私がまさぐりまくってみます」
ファントム「…………」
アシェン(ファントム……。 どうしてカルディアの命令を拒否した?)
ファントム「…………」
アシェン「艦長、完全に機能停止しています」
ハーケン「そうか。 倒した……ってことだよな?」
零児「そいつは重畳。 戦艦まで引っ張っていけるな」
零児「少なくとも、 問題のひとつは片付くことになる」
神夜「あ、たしかに…… これで神楽天原は荒らされずに済みます!」
錫華「よいよい、わらわ的にも大賛成である。 あとは滅魏城をどうにかすればよい」
ハーケン「そうだな。 悩んだところで、どうにもならんか」
ハーケン「……って、コレを引っ張っていくのか?」
KOS-MOS「この機体は、リーダー専用とのことです。 このパーティのリーダーが持っていく べきかと思いますが」
ハーケン「その理論はおかしいだろ、 KOS-MOS…」
ハーケン「……OK、リーダーはつらいぜ…」
(煙を噴いているファントムをハーケンが引きずっていく)

《ツァイト・クロコディール》

[ラボ]

鞠音「艦長!  まったくもってお手柄ですわね!」
ファントム「…………」
ハーケン「俺はやる時はやる男さ。 俺にホレちゃいけないぜ? ドクター」
鞠音「大丈夫ですわ!  ガキに興味はございませんから!」
鞠音「ほら、どいて!」
ハーケン「う……。 じゃあ、あとは任せるぜ、ドクター」
ハーケン「あと、アシェンが持ち帰った アーベントの破片の解析も頼む」
鞠音「うふふ……うふふふ」
(ハーケンが立ち去る)
鞠音「ファントォム?  私があなたを生まれ変わらせて あげますわ。……この澄井鞠音が!」

[内部]

リィ「ドクターはどうでした? 艦長」
ハーケン「どうもこうもない。 ありゃ、賞金に換えるのは無理だな。 バラバラにされるぞ」
神夜「ちょっともったいない気もしますね」
小牟「じゃけどバラバラ……多分バラバラじゃ」
錫華「“黒き亡霊”の件はカタが付いた。 次は……わかっておろうな?」
ハーケン「わかってるさ、フラットチェスト。 カグラアマハラ…メギ・キャッスルだな」
零児「だが、今回の件… 不可解なことがいくつかあった。 それを放っていくのもどうかと思うが」
KOS-MOS「アーベントという機体。 そして他の機動兵器のデータがどこから フォルミッドヘイムに流れたかですね?」
アシェン「カルディアの目的も、です」
アシェン(そして…… 私に与えられているという指令もな)
リィ「う~む、ハッキリ言って、 私には何のことかわかりかねますが…」
リィ「艦長、ウチの艦から、 監視を出しておきましょう」
ハーケン「OK、働き者タイガー。 ちょっとメギ・キャッスルで用事を 片付けてくるぜ」
ハーケン「何かあったら、通信を入れてくれ」
リィ「アイアイサー」
鞠音「お待ちになって、艦長」
ハーケン「おっと、Dr.マリオン。 オモチャにはもう飽きたのかい?」
鞠音「まだまだ遊び足りませんわ」
神夜「わ、笑ってるのに 怖いこと極まりないです…」
アシェン「邪悪だからではないでしょうか」
鞠音「……さておき。データを取りたいので、 “ゲシュペンスト”も連れて行って いただけませんこと?」
小牟「なんじゃなんじゃ、 まだメンバーが増えるのかの?  もう遠足状態じゃぞ」
ファントム「…………」
錫華「こやつ…! “黒き亡霊”ではないか!」
神夜「え? え!? げすぺんしゅと!?」
神夜「これから神楽天原に行くのに、 私たちが捕まっちゃいますよ!」
鞠音「ご心配なく。こちらの指示に従うよう、 制御プログラムを書き換えておきました」
鞠音「戦闘中、音声入力で呼び出せば、 援護をしてくれるはずです」
零児「昨日の敵は今日の友…ってやつか。 まったく、現金な話だ」
KOS-MOS「ゲシュペンスト、とおっしゃいましたが、 この機体の新名称ですか?」
鞠音「正式名称のようですわ。 制御プログラムの中に、そのような 表記がありました」
小牟「ほほう、ではコール・ゲシュペンスト!  …とか呼んでやろうかの」
ハーケン「お、そいつはカッコいいな。 使わせてもらうぜ?」
アシェン「ドクター、この機体ですが……」
鞠音「材質は、このロストエレンシアには ないものです」
鞠音「サンプルと比較してみましたが、 ほぼ間違いなくフォルミッドヘイムの ものでしょう」
鞠音「あと、取り逃がしたという アーベントの破片ですが……」
鞠音「これが、ほぼ同質のものでありながら、 明らかに異質な成分が検出されましたわ」
錫華「異質…?  つまり別物ということであるか?」
鞠音「平たく言えばそうです。 有機体に似た成分が含まれています」
鞠音「つまり、ゲシュペンストとアーベントは、 出所が違う可能性があります」
ハーケン「ちっ、ややこしくなってきたな。 ……ドクター、もう少し調べてみるぜ?」
鞠音「」お願いしますわ、艦長。 また何かあったら持ち帰ってください
(鞠音が立ち去る)
ハーケン「じゃあ副長、 またカグラアマハラに出張だ」
ハーケン「今度はメギ・キャッスルで、 ミルトカイル石について調べてくるぜ」
リィ「働きますなぁ、艦長。 若い頃のダディ・ジョーンに そっくりです」
ハーケン「フッ、オヤジに…ね」

<パーソナルトルーパー>
ゲシュペンストが
仲間に加わりました。

援護攻撃の一番目に登場します。
パーソナルトルーパーは、
ハーケンの成長に合わせて強くなります。

ハーケンの特殊技に
究極!ゲシュペンストキック
が追加されました。


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