back index next


貴様らにそんな玩具は必要ない ~ 第44話 ~

物質界…ゲゼルシャフト号、司令室

トロン「全員乗り込みましたの?」
コブン1号「確認しましたぁ~、搭乗完了ですぅ」
 フラッター号
コブン15号「フラッター号も格納終わってま~す」
トロン「機関室! エンジンの状況は!?」
 ゲゼルシャフト号・機関室
コブン22号「順調ですぅ、いつでも行けま~す」
トロン「29号! 装甲の損傷はどうなの!?」
 ゲゼルシャフト号・甲板
コブン29号「大した事なかったですぅ。 応急処置は完了しました~」
「がんばってますね、 トロンさんにコブン君達」
中村「手馴れたものですねえ。 まだ若いというのに感心です」
トロン「見せ物じゃありませんわよ!」
トロン「大体、アンタ達がもっとしっかり してれば、こんなにバタバタする事も ありませんでしたのに!」
 神の眼
ワルキューレ「…申し訳ありません。 『神の眼』を奪われてしまったのは、 私の失態です」
ロック「悪いのはロックマン・ジュノですよ、 ワルキューレさん」
ロック「はじめから、僕達が魔王ゾウナを倒す タイミングを待っていたんだと思います」
飛竜「…そして、奴の背後には“冥王”がいる」
飛竜「どの道、決着はつけなければならん。 『神の眼』の所在に関係なく、だ」
零児「それにこの戦い…すべての敵を 倒さなければ終わらないだろう」
零児「その敵は宇宙にいる… それならば、俺達も上がるしかない」
小牟「…宇宙(そら)…か」
小牟「この台詞、いつか使ってみたいと 思っとったんじゃ。そうそう機会は ないからのう」
ロール「そういうわけで、結局この戦艦は 使わなきゃいけないってこと」
トロン「…ヒトゴトだと思ってぇ…!」
コブン6号「システムオールグリ~ン!  トロン様ぁ、ゲゼルシャフト号、 発進準備完了ですぅ!」
 ゲゼルシャフト号・食堂
コブン3号「トロン様ぁ~、食堂から報告ですぅ」
トロン「食堂!? あ~もうッ! なんなの!?」
 カレー
コブン39号「マーボーカレーがメニューにないと クレームが入ってるんですけどぉ…」
トロン「この忙しい時に!」
トロン「そんな奴には粘土でも食べさせ ときなさい!」
トロン「もういいですわ!  ゲゼルシャフト号、発進…っ!」

1時間後…ゲゼルシャフト号、会議室

トロン「みんな集まりましたの?」
タイゾウ「全員じゃねえが、かまわねえさ。 始めようぜ」
キャプテン「そうだな。 まずは敵の本拠地についてだが…」
春麗「宇宙要塞だとか、攻撃衛星だとか… そんな事を言ってたわね」
キャミィ「ああ、『エデン』…だったか?」
ローズ「兵器に“楽園”の名をつけるなんて、 皮肉もいいところね」
英雄「しかし、情報が少なすぎますなあ」
響子「成層圏にある…という事だけですか。 見つかるのかしら?」
トロン「ふふ~ん、すでに見つけてありますわ」
ハガー「ほほう、仕事が早いな。感心感心」
トロン「オホホホホ!  どこぞのヘッポコメカニックとは、 デキが違いましてよ!」
ロール「…むうう~」
鳳鈴「ふう、犬猿の仲ねえ」
レイレイ「トロンが一方的にケンカを売ってる だけな気もするケド」
シルフィー「ケンカでしたら、この商品など いかがでしょう?」
シルフィー「この穴に指を通して握りこむ事に よって、パンチ力が大幅に…」
超戦士1P「おいおい、いい加減にしとけよ」
超戦士2P「ケンカも商売もナシで頼むぜ?」
トロン「ゴホン…わかりましたわ」
トロン「37号、作戦用のモニターを出して」
コブン37号「はいですぅ~」
(モニターオン・成層圏にある『エデン』と地球)
ケン「な、なんだ…こいつは…!」
デミトリ「ほう…これが敵の城か」
シオン「なんていう大きさなの!?  これが…『エデン』!?」
リュウ「とても人工衛星には見えないな。 まるで柱のようだ」
 『第三の月の都』エントランス
フーバー「大きさだけで比較すれば、冥王の居城、 『第三の月の都(ザ・サードムーン)』に 匹敵しましゅね…」
ロック「…こ、これは…」
ロール「ロック?  どうしたの? 顔色が悪いよ…?」
ロック「あ、な、なんでもないよ、ロールちゃん」
ロック(僕はこれを…『エデン』を知っている…)
かりん「離れてみると、地球の方も大変な事に なっておりますわね…」
かりん「空中都市群… 地球規模で広かっておりますわ」
さくら「メロンみたいになってる…」
キング『もしや、地球はこのままなのか?』
「…たとえそうだとしても、今の俺達に できる事はない」
アーマーキング『元の世界に送り返すにしても、 方法がわからんのではな』
カイ「イシター様のお力を借りれば… 何とかなるかもしれないけど…」
ギル「ダイクロフトは無力化している。 今するべき事は…『神の眼』が新たな災いを 生まないようにすることだ」
アーサー「まったくもって正論だな。 突入の段取りを決めようじゃないか」

同時刻…ゲゼルシャフト号、倉庫

零児「どうしたんだ?  こんな所に呼び出して」
小牟「ぬしに話しておかねばならん事が あってのう」
小牟「それにほれ、密会にはこういうとこの方が インモラルな感じがしていいじゃろ?」
零児「………」
小牟「あ…じゃが、跳び箱は嫌じゃぞ?  アレは見た目より硬くて、背中が…」
(零児が小牟に背を向ける)
零児「…今、作戦会議中だ。 用がないなら俺は戻るぞ」
小牟「ちょ、ちょい待ち! 冗談じゃ、冗談」
小牟「話っちゅうのは…沙夜めの事じゃ。 どう考えておる? 零児」
(零児が小牟の方を向く)
零児「沙夜…いや、『逢魔』の目的は、未だ はっきりしないままだ」
零児「世界を混沌に導く…本当にそれだけか?」
小牟「おそらくは“10年前のあの日”… その続きじゃろうな」
小牟「…ぬしは覚えておるか?」
 渋谷・交差点
零児「『逢魔』の計画…内容までは知らんが、 渋谷で奴らは何かをしようとしていた」
小牟「そうじゃ。 その頃のぬしは、組織の養成所で教育を 受けていたはず」
小牟「そのぬしをあの現場に引っ張り出したのは 正護(しょうご)…ぬしの父親じゃ」
零児「その時にそこにいたのが…沙夜、奴だ」
零児「俺は親父をかばって沙夜の一撃を頭に 受け…気を失った」
小牟「………」
零児「俺が目覚めた時、事件は解決していた。 親父の…死をもって、だ」
小牟「………」
小牟「思い出させてしまってすまんの、零児…」
小牟「じゃが…10年の時を経て、沙夜は再び わしらの前に現れおった」
零児「10年前… 渋谷で、奴は何をしようとしていたんだ?」
小牟「…“ゆらぎ”を人為的に引き起こして、 何かをしようとしておった。 そこまでしかわからん」
小牟「あの時はその段階で止める事ができたが… 今回は状況が違いすぎておる」
零児「…世界を混沌に導く…というだけなら、 現時点でそれは果たされていると言って いいだろうな」
小牟「じゃが、その混沌も収束に向かいつつ ある事はわかっとるじゃろう?」
小牟「…それなのに、あ奴のあの余裕… 気になりゃせんか?」
零児「『計画』『ソウルエッジ』『草薙剣』… 『片那』そして『世界を救え』」
零児「…キーワードはこれだけある。 そして、どれも“世界の混沌”とは 直接結びつかないものばかり、か」
小牟「ここから先は予測がつかん」
小牟「じゃから…じゃからこそ、ぬしに 伝えておかねばならん事がある」
小牟「…ぬしの父親の最期について、じゃ」
零児「………」
小牟「零児、正護は…ぬしの父親は、わしが…」
零児「その話、二度とするな。小牟」
零児「親父を殺した沙夜を倒し、仇はとる。 そして、それが『逢魔』との決着にもなる」
零児「今はそれでいい」
小牟「駄目じゃ! 聞け! わしは…!」
零児「…作戦会議に出てくる。 食堂でメシでも食って、次に備えろ」
(零児が立ち去る)
小牟「零児…」
小牟(…また…また伝えられなかった…)
小牟(わしは何をやっとるんじゃ… 10年…たった10年前の事を… 真実を告げる勇気が…ないというんか…)

30分後…エデン内部

ロック「ここが…『エデン』の内部か」
ロール「すごい…ひんやりしてるね」
ガンツ「ずいぶんアッサリと入れたな。 …誰もいねェんじゃねェのか?」
クロノア「そうなのかな。 たしかに、ここにも誰もいないし…」
ロック「………」
ロック(そうだ…やっぱり僕は…ここに 来た事がある…)
ロック(僕は…何者なんだ…?)
わや姫「あら、どうしたの? ロック。 ここまで来て怖気づいたのかしら?」
タキ「…茶化すのはよせ、わや」
タキ「人の気配はまったくせぬな。 妖気の類も同じく…か」
御剣「また鉄の箱の中か。落ち着かねえ」
御剣「で? どう動くつもりだ?」
 神の眼
スタン「とりあえず、俺達は『神の眼』を 探してみる」
ジューダス「慌てるな、スタン」
ジューダス「誰か、『神の眼』の所在がわかる奴は いるのか?」
M.O.M.O.「高エネルギー反応が無数にあるますけど、 特定は…難しいです」
ルーティ「じゃあ、その反応ってやつを 手当たり次第に見てみるしかないわね」
景清「…敵陣の本丸を叩く。 『神の眼』とやらを探すのは、その後でも 遅くはあるまい」
たろすけ「う~ん、それもアリだよなあ」
ブルース「なら、いつも通り分かれて行動といくか」
レジーナ「お互いの連絡はどうするの?  それができなければ、ここでチームを 分割しても意味がないわ」
ひろみ「電波状況はクリア。 通信に支障はないみたいです」
マスヨ「じゃあ、それぞれ通信担当をつけて 行動開始ね」
マスヨ「エネルギー反応を頼りに、片っ端から 回るわよ」
「どんな防衛機構があるかわからぬ。 慎重に行動するようにせよ」
零児「ああ、俺達の動きは、敵に筒抜けだと 思った方がいいだろう」
零児「全員、生きてここから出るんだ。 くれぐれも気を付けるんだぞ」
「承知。ぬかりはせぬ」
平八「ふん、小僧が。 誰に向かって言っておるのか」
サビーヌ「毎度毎度仕切るな、レイジは」
 ゲゼルシャフト号・倉庫
サビーヌ「大事な作戦前に、倉庫で女とコソコソ してたくせにさ」
クリノ「え!?  いなかったのは、そういう理由なのかい?」
零児「………」
フェリシア「会議室にいないと思ったら、二人で なにやってたの!?」
小牟「い、言いにくいんじゃが… 嫌がるわしを無理矢理、跳び箱に…」
トロン(…そんなの、倉庫にあったかしら)
モリガン「若いわねえ、もう」
リリス「やるぅ!」
零児「…小牟、おまえな」
小牟「とまあ、大事な作戦の前じゃ。 これくらい盛り上げんとな」
零児「…もういい。行くぞ」
(零児が立ち去る)
小牟(…10年前の戦い…次こそは…わしが…)

《物質界 エデン・コントロールルーム》

小牟「お、なんだかものすごい所に出たのう」
小牟「当たりを引いたようじゃな」
零児「そいつは重畳」
零児「…だが、本当にここが中枢部なのか?」
超戦士2P「とんでもねえエネルギーを感じるぜ」
超戦士2P「…どうやらビンゴらしいな」
超戦士1P「賞品は宇宙の平和ってやつか?  …ヘッ、悪くねえ」
KOS-MOS「はい。おそらくこの施設の中枢ブロック に間違いないと思われます」
KOS-MOS「中央部に微弱ながら、空間歪曲の反応が あります」
シオン「空間歪曲?」
ロール「どうしてそんなものが?  エネルギーが干渉し合っているのかしら…」
M.O.M.O.「可能性はあります。 それだけすごい出力って事みたいです…」
マスヨ「動力炉… というには、規模が大きすぎるわね」
ひろみ「でも、中枢は中枢なんですよね?」
モリガン「どうやら、この巨大な鉄の箱を 動かすだけの機械じゃなさそうね」
リリス「この力…異界の門を通る時の力に似てる」
ブルース「異界の門を通る…何の事だ?」
レジーナ「異世界への扉を開く力という事でしょ?  サードエナジーと似たようなものかしら」
零児「動力炉かと思ったが… 次元転移のエネルギーを生み出す装置も 兼ねているのか?」
ルーティ「そんな事どうでもいいじゃない」
ルーティ「壊しちゃえば、何ができようが 関係ないしね」
タイゾウ「フッ、正論中の正論だな」
スタン「せ、正論…なのかな? それって」
飛竜「破壊する事に異論はない」
飛竜「…だが、気を付けろ。 俺達の動きは奴らに知られている」
飛竜「必ず何か仕掛けてくる」
ロック「ジュノは絶対に出てくると思います。 …今も、僕達の様子を見ているはず…!」
キャプテン「ならば、舞台を整えようじゃないか」
キャプテン「リーバードにグノーシス… 部外者にはご退場願おう」
小牟「そうじゃな。ほれほれ、KOS-MOS。 ぶっ放してやれい!」
KOS-MOS「了解しました。 ヒルベルトエフェクトを展開します」
(KOS-MOSがヒルベルトエフェクトを展開)

〈敵の残数が4体以下〉

モリガン「お楽しみの時間は、そろそろ終わりの ようね」
リリス「これで半分くらい…かな?」
ロック「あまり時間はかけられないよ。 隙を見て、ここを破壊する事を考えないと」
ロール「そうね、やっぱり爆弾が必要かな?」
KOS-MOS「空間の歪曲を確認」
KOS-MOS「何かが転移してくるようです」
スタン「えっ!? “何か”がって…敵か!?」
ルーティ「そうでしょうね。 こんなもんじゃ終わらないとは 思ってたけど」
(西側の上に魔界の住人達が転移出現)
リリス「なんか出てきたよ?  あれれ? どこかで見たような気が…」
モリガン「魔界村にいた下級悪魔に、ソウルビー族… それに『苦行の道』にいるカエル…」
モリガン「これって、魔界の妖魔達じゃない?」
キャプテン「どういう事だ?  まさか培養技術で悪魔達のコピーを!?」
KOS-MOS「分析しましたが、過去のデータと 一致します。複製ではないようです」
飛竜「…次元転移か?」
(東側の上に爆田軍団のロボットが転移出現)
零児「うっ! このふざけた格好をした連中は… 地上で戦ったアンドロイドか!?」
小牟「爆田軍団のロボアーミーどもじゃな」
小牟「次元転移… というわけではないのかもしれんの」
(南側の上に幻想界のモンスター転移出現)
ルーティ「ま、まだ来るわよ!」
ルーティ「こいつら…幻獣じゃないの!?」
クロノア「この丸っこいの…間違いないよ…!」
スタン「…という事は、俺達の世界から… こっちに!?」
ガンツ「魔界、物質界、幻想界…とくれば、 次は当然…」
(北側の上に源氏の残党が転移出現)
御剣「まだいるのか。ふん、大盤振る舞いだな」
御剣「むう…?」
超戦士1P「こいつら…ついこの前見なかったか?」
超戦士2P「…浮かんでる、ふざけた陸地の上だな」
超戦士2P「ヨリトモと一緒にいた連中だぜ?  つまり、魍魎界の化け物どもか」
たろすけ「景清兄ちゃん! まだ源氏が!?」
景清「…こやつらは元々源氏の軍勢ではない」
景清「頼朝めの妖力によって、使役されて いた者どもよ」
わや姫「スキャンしたけど、複製とかじゃ なさそうよ」
タキ「我々の世から連れて来られた…か」
ロール「もしかして…この場所と、3つの世界が つながっているって事!?」
「…否。3つの世界ではない」
キャプテン「最初にここにいたグノーシスや リーバードは、我々がやって来た世界… いわば未来から来た者達だ」
「なんと…! それでは…!」
ロック「じゃあ、ほとんどすべての世界が!?」
飛竜「おそらくそうだろう。 これがグランドマスターの策略…なのか?」
飛竜「…不確定要素が多すぎる」
小牟「まったく…団体の枠を超えた、 夢の対抗戦みたいになってきおったのう」
零児「対抗戦なら良かったんだがな。 …狙いは俺達だけらしい」
ハガー「潰しあいに期待したかったがな」
アーマーキング『多勢に無勢か。…それもいいだろう』
超戦士1P「異世界の連中を一箇所に集めやがって… 何をしようっていうんだ?」
超戦士2P「おいおい、これがジョーカーとかいう ピエロ野郎が言ってた“世界の交わり”って やつじゃねえだろうな」
零児(間違ってはいないと思うが、 俺の勘だと違う…)
零児(もっと本質的なものであるはずだ)

〈敵の残数が8体以下〉

モリガン「…気に入らないわねえ」
リリス「なにが? いろんな相手と戦えて 楽しいじゃない」
ルーティ「もしかして…ザコばっかりってのが、 気に入らないってこと?」
モリガン「ご名答よ」
スタン「…たしかに、これだけ大きな機械だ。 これで終わりとは思えない…」
小牟「でかいだけで、意外とこれで終わり かもしれんぞ?」
小牟「今の世の中、ダウンサイジングの時代 じゃからな」
KOS-MOS「そうでもないようです」
(皆がKOS-MOSの方を向く)
KOS-MOS「エネルギー反応、異常増大中」
(次元転移で中央にダストドラゴンが出現)
零児「うっ! 何が起こった!?」
零児「…な、なんだこいつは…!」
小牟「で、でかっ!  ダウンサイジングじゃ言うとるのに!」
シルフィー「“大は小を兼ねる”とも言いますが… これは…」
超戦士1P「な、なんてこった…!」
超戦士1P「また…ダストドラゴンだとッ!?」
超戦士2P「どうなってやがるんだ!?  どうしてこいつがこんな所に!」
KOS-MOS「次元転移と思われます。 ただし、反応は従来のものと違います」
小牟「従来のものとちゃうじゃと?  転移は転移じゃろが」
飛竜「…見えたぞ、からくりが」
零児「そういう事か。 様々な世界の連中がここに集まったのは…」
???(ジュノ)「ええ、そういう事です。 集まったのではなく、集めたのですよ」
ロック「……ッ!」
(シュトゥルム達、ロックマン・ジュノと大量のドッペルが転移出現)
ジュノ「…お待ちしておりましたよ、皆さん」
ロール「あなた…ロックマン・ジュノ!」
ロック「ジュノ…! やはり君か!」
キャプテン「…私に用がある者達もいるな」
シュトゥルム「そう…待ちかねたぞ、 キャプテンコマンドー」
ドラック「ここがオマエ達の墓場となるのだ」
シュトゥルムJr.「フフフフフ…。 歓迎の準備はすでにできている」
ロール「あれ!? 敵の中に…ロックが!?」
ケン「リュウもいやがるな」
キャミィ「チュンリー、貴様もいるようだが?」
春麗「ふう…敵が化けた偽者ね。 私、これで二回目よ?」
リュウ「自分自身の影か。…面白い…!」
「俺もいるらしいな。 これで挑発でもしているつもりか?」
フーバー「言うまでもなく、犯罪超人ドッペル でしゅね」
ジェネティー「………」
小牟「また面倒な連中を出してきおって」
アーサー「俺の偽者か… だったら、もう少し男前じゃないか?」
カイ「ギル、あなたと同じ姿をした敵が…」
ギル「フッ…ドルアーガもそうだったけど、 この鎧は人気があるようだね」
ワルキューレ「私も…いるのですか?」
クリノ「ワルキューレ様の偽者まで…!」
サビーヌ「やれやれ…いい趣味してるよ、敵も」
さくら「あ、神月さんの偽者もみっけ!」
かりん「私に断りもなく、複製を取るなどと… 無礼千万ですわ!」
ワンダーモモ「ベラボーさんと戦わなきゃ いけないなんて…」
ベラボー「いやいや、私自身ではないですから、 遠慮なさらずに」
ルーティ「これって気分悪いのよね、ホント」
スタン「それも敵の作戦だよ。…やるしかない」
飛竜「たかがコピーだ。姿に惑わされるな」
モリガン「始める前に、ひとつ訊きたいわね」
モリガン「…ここにある機械を使って、 何をしようというの?」
ジュノ「おわかりになりませんか?」
零児「あらゆる世界を繋げる…それはわかる」
零児「これだけの大きさの物を転移させられる という事もな」
ロール「こんな事をして… その後、どうするつもりなの!?」
 神の眼
ロック「それに、ダイクロフトから持ち去った 『神の眼』はどこに隠したんだ!」
スタン「そうだ! あれを使ってはいけない!  永久に封印されねばならないものなんだ!」
ジューダス「必ず取り戻す…!  どこに隠した。言え…!」
ジュノ「さて…“あのお方”が何をお考えなのか… 私にはあまり興味がありませんのでね」
ルーティ「持ってったのはアンタでしょうが!」
リリス「あのお方って? どんなお方?」
飛竜「…“奴”か」
飛竜「奴はどこにいる?」
キャプテン「焦ってはいけないな、ストライダー」
キャプテン「…メインディッシュはおそらくこの後だ。 先にオードブルをいただこうじゃないか」
シュトゥルムJr.「オレ達を侮るな、キャプテンコマンドー」
キャプテン「いいや、侮らせてもらう」
キャプテン「この後戦わなければならない相手の事を 考えれば…おまえ達に苦戦するわけには いかないのでね…!」
飛竜「………」
飛竜(そう…“奴”は必ず現れる)
ロック「ジュノ、これ以上はさせない!」
ジュノ「いいでしょう。 ここで決着をつけましょうか」
ジュノ「ロックマン・トリッガー…!」

〈敵の残数が11体以下〉

(飛燕達が転移出現)
飛燕「そこまでだ」
飛竜「…出てきたか。飛燕」
ソロ「目標、ストライダー飛竜を発見」
キャプテン「グランドマスターの側近達か。 …我々の活躍を見るに見かねて、かな?」
東風「うぬぼれるな。 『エデン』に入り込んだ、おまえ達の仲間を 始末していただけだ」
ロール「し、始末って…まさか他のみんなを!?」
英雄「皆さんをどうしたというのですか!」
響子「私達以外…全滅…!?」
KOS-MOS「誤情報です。 各人の反応はモニターしています」
KOS-MOS「現在戦闘中と思われますが、全員無事の ようです」
ロック「簡単にやられる人達じゃない」
ロック「だからこそ…僕達もここでやられる わけにはいかない…!」
ルーティ「つまんないウソで、あたし達を 焦らそうなんて、セコいわよ!」
飛燕「…結局は同じ事だ」
(皆が飛燕の方を向く)
飛燕「“あのお方”が…自ら出られると おっしゃられているのだからな」
飛竜「…来るのか…!」
(グランドマスターが転移出現)
グランドマスター「余はこの天空の都市から、地球上の生命を すべて焼き殺してくれる」
グランドマスター「新しい地球は、余が創り出した生命で 満たされるであろう」
グランドマスター「死ね、古き神の子ども…!」
飛竜「…笑わせるな。 そんな事が可能だと思っているのか?」
飛燕「可能なんだよ、飛竜」
飛竜「なんだと…?」
飛燕「『神の眼』…この強大なエネルギーと、 『サイコドライブ』の理論さえあれば」
飛竜「ククク…はははは」
グランドマスター「なにがおかしい…飛竜」


第44話
貴様らにそんな玩具は必要ない

スタン「この男が…冥王…!?」
コブン1号「アワワワワ…」
トロン「宇宙にその名を轟かせた男…ですの!?」
小牟「何をビビっておるんじゃ」
小牟「なんじゃ、ヨレヨレの年寄りやんけ」
零児「おまえも若作りしているだけで、 人の事は言えんだろ」
小牟「こんのガキャア! なんちゅう事を…!」
リリス「ケンカなんてしてちゃダメだよ!  このおじいちゃん…すごい力を 持ってる…!」
デミトリ「魔力とも違う… なんだ、この男がまとっている“気”は…」
ローズ「サイコパワーやソウルパワーに近い…?  だけど、まったく異質なものね」
キャプテン「地上を焼き尽くし、自分が創った生物で 新たな生態系を構築する…?」
キャプテン「フッ、創造主でも気取ろうというのか?  冥王グランドマスター」
グランドマスター「この星だけなどと思わない事だ」
グランドマスター「次元を越えた先にある、あらゆる世界… そのすべてを我が手中に…!」
 バルログ甲板
モリガン「魔界に空飛ぶ鉄の船を送り込んだのも、 その一環ってわけね」
超戦士1P「スケールのでかい悪党だぜ。 ただのショボくれたジイさんってわけじゃ ねえようだな」
超戦士2P「俺達の前に出てきたのが運の尽きだ。 その計画、ここでオジャンさ」
飛竜「…任務を遂行する」
グランドマスター「できるのか? ストライダー。 おまえに、余を倒す事が」
飛燕「させはしない、飛竜」
飛燕「おまえとの因縁…ここで断つ。 そして俺は新たな世界に生きる…!」
飛竜「裏切り者に明日などない。 …ここで死ね、飛燕」
???(沙夜)「うふふ…盛り上がってるじゃない?」
(皆が沙夜の出現位置方向を向く。零児が傷を押さえる)
零児「…ぐっ」
零児「世界を融合させる装置… 奴が飛びつかないはずがないか」
(沙夜を含む『逢魔』が転移出現)
沙夜「あん、当然。一番おいしい所だもの」
鳳鈴「…来たわね。トラブルメーカーが」
レイレイ「人の事は言えないけど、フツー 宇宙まで来るアルか!?」
小牟「これがぬしらの『計画』とやらの 最終段階じゃな?」
小牟「冥王とやらと結託して、あらゆる世界を 侵略する…なんともご苦労な話じゃ」
フェリシア「もうバレバレなんだからね!」
キング『そして、それがわかったからには、 なんとしてもとめなければならない』
沙夜「うふふ…」
零児「………」
零児(本当に…そうなのか?  以前言っていた“神を憑ける”というのは、 『神の眼』の事を指していたのか?)
零児(それに、景清の剣を欲しがった事も、 今回の件には関係ないはず…)
沙夜「いよいよクライマックスだもの。 大団円に向かって、うんと努力しないと」
沙夜「そういう事で、冥王様…よろしくて?」
グランドマスター「おまえ達の力など必要ないが、 止めるつもりもない。好きにするがいい」
沙夜「それはそれは重畳」
沙夜「OKももらった事だし、この装置を 守るとしましょうか、ね」
零児「飛竜が言った事…聞いていなかったか?」
零児「おまえ達には過ぎたオモチャだ。 この世界に存在させるわけにはいかない」
沙夜「『神の眼』や『サイコドライブ』、そして 源氏と一緒になって研究した次元転移…」
沙夜「その集大成がこの装置よ」
沙夜「残念だけど、今回はお遊びなしよ。 …お父さんの所へお逝きなさいな、坊や」
零児「それは俺の台詞だ。仇はここで取る…!」

〈シュトゥルムをKO〉

シュトゥルム「負ける…のか…! またも…オマエに!」
キャプテン「悪が栄えた試しはない。 今までも…そしてこれからも…!」
シュトゥルム「ぬうおおおおーーッ!」
(シュトゥルムが爆散する)

〈ドラックをKO〉

ドラック「無念……二度も…オマエに…」
(ドラックが爆散する)

〈シュトゥルムJr.をKO〉

シュトゥルムJr.「終わりは…せんぞ…オレ…は…!」
キャプテン「いや、終わりだ。シュトゥルムJr.」
キャプテン「あの薄暗い洞窟に戻るがいい…!」
シュトゥルムJr.「オ…レ…は…」
(シュトゥルムJr.が爆散する)

〈ロックマン・ジュノをKO〉

ジュノ「フ…フフフフ……。 また…勝てませんでしたか…」
ジュノ「…ロックマン・トリッガー様」
ロール「聞かせて!  あなたが言っている、トリッガーって、 一体なんなの!?」
ロック「………」
ジュノ「…まだ…あなたのメモリーも… 完全では…ないよう…ですね…」
ロック「メモリー…君は知っているのか!?」
ジュノ「そう…私は覚えて…いる… 一等…粛清…官…トリッ…ガーさ…ま…」
(ロックマン・ジュノが爆散する)
ロール「ロック…あなたは…」
ロック「…僕は僕だよ、ロールちゃん。 ロック・ヴォルナット…それが僕の名さ」
ロック(いつか…僕にも記憶が戻る日が やってくるんだろうか…)
ロック(シュクセイ…カン…?)

〈飛燕をKO〉

飛燕「ぐ…ああ…ひ、飛竜…!」
飛竜「…裏切り者に明日はない。 飛燕、貴様にはわかっていたはずだ」
飛燕「…フッ…そう…だな」
飛燕「冥王の持つ“力”… その力に魅入られた時から、僕は…」
飛燕「ストライダーとしての…自分自身を… 裏切って…いたのかもしれない…」
飛竜「………」
飛燕「飛竜…どうして… おまえはそんなに強い…?」
飛燕「どうして…一途に自分…自身を… 信じられる…? 俺…は……」
(飛燕が爆散する)
飛竜「………」
飛竜「…それがストライダーだからだ、飛燕」

〈ソロをKO〉

ソロ「…任務…失敗…続行…不可能…」
(ソロが爆散する)

〈東風をKO〉

東風「負けるわけには…いかない…!  “あのお方”の…ために…も…」
飛竜「貴様のような飼い犬が、野生の狼に 勝てる道理など…ない」
東風「…ス、ストライダー…ッ!」
(東風が爆散する)

〈沙夜をKO〉

沙夜「あっ…しまった…!」
(有栖零児&小牟が沙夜に隣接する)
零児「この勝負…もらったッ!」
零児「小牟!  こいつとの戦い…ここで終わらせる!」
小牟「がってんじゃ! 仕掛けて仕損じなし!」
沙夜「くっ…!」怒鳴る
【強制戦闘】
有栖零児&小牟(森羅万象)vs沙夜
零児「どうだ…!」
沙夜「さすが…ね、坊や」
沙夜「今のは…効いたわよ…正直」
沙夜「…これで…本当のクライマックス…」
沙夜「ふふ…うふふ…」
小牟「な、なんじゃ?  断末魔だったら、もっとハデに叫ばんか!」
沙夜「わかる…わ。じきに、ね…」
(沙夜が撤退する)
零児「…勝った…のか?」
小牟「…いや、逃がした。 じゃが…あの傷では助かるまい」
零児「本当のクライマックス…?  この戦いの終結を意味しているのか?」
零児(それとも…)

〈グランドマスターをKO〉

グランドマスター「余が…余が…敗れるというのか…!  この冥王が…おまえ達…ごときにッ!」
グランドマスター「わからぬか、飛竜…!  地上の人間を…焼き尽くす…意味が!」
飛竜「………」
グランドマスター「余の創り出す生命こそが… 人類の…『至福千年紀(ミレニアム)』を 実現…できる…!」
飛竜「…人間全部が天使みたいになると… 本気で思っているのか?」
グランドマスター「そうするのだ。 …余の力を…もってすれば…」
飛竜「ククク…はははは…」
グランドマスター「…な、何が…おかしい…?」
飛竜「貴様は冥王の名のもと、どけだけの星を、 生命を滅ぼしてきた…?」
飛竜「その汚れた手で人類を導こうというのか。 貴様の創る…新しい人類とやらを」
グランドマスター「…馬鹿…め。 変革には…多少の犠牲は…付き物だ」
(飛竜がグランドマスターに隣接する)
飛竜「…では、貴様が最初に死ねばいい」
【強制戦闘】
飛竜(切り上げ、サイファー斬り降ろし、乱れ斬り)vsグランドマスター
グランドマスター「ぐ、ぐおおおおおおおおお!」
(グランドマスターが炎に消える)
飛竜「…任務、完了…」

〈敵全滅〉

小牟「ふぃ~、片付いたのう…」
零児「…ああ、これで本当に終わりだ」
零児「最後の一仕事を除いてな」
零児「KOS-MOS、頼む」
KOS-MOS「了解しました。 コントロールルームを特定、移動します」


back index next