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HEROES NEVER DIE ~ 第38話 ~

《魔界 空中戦艦バルログ・甲板》

スタン「魔界の空…か」
スタン「もっといい眺めなら、最高なんだけど」
ルーティ「なにお気楽な事言ってんだか」
ルーティ「これだから田舎者は困るのよね」
スタン「田舎者って言うなよ、ルーティ」
カイ「まあまあ二人とも…」
ギル「…ケンカする余裕があるのもまずいな」
アーサー「うむ…俺達の役目は陽動…」
アーサー「なのに、敵が出て来ないとなると、 内部に侵入した仲間達が心配だな」
ロック「まさか、すべての敵が中に?」
ロール「それじゃ、私達も中に入った方が いいのかな…?」
飛竜「戦力差を考えれば、正面から力押しを するわけにもいくまい」
飛竜「相手の戦力を分散させなければな」
ワルキューレ「敵の目を引き付けるためにも、 少し動いた方がいいのでしょうか?」
飛竜「待て。あまり歩き回るな」
ワルキューレ「…え?」
(甲板のカタパルトを見る)
飛竜「そこにあるカタパルト… ヘタに上に乗れば、外へ放り出されるぞ」
クリノ「カタパルト…? それはなんだい?」
レジーナ「簡単に言うと、弓みたいな物よ」
レジーナ「矢はこの上に乗った物体…一直線に 空の彼方まで飛びたければどうぞ?」
サビーヌ「なんでそんなもんが付いてんだよ?」
ブルース「甲板から、飛行機やらなんやらを 押し出すための物さ」
わや姫「話中のところ悪いけど…来るわよ」
タキ「フッ、やっとか。ずさんな守りだ」
(グランドマスター軍が出現)
平八「ふん…見る限り、ザコのようだな」
「数も大した事はない。 様子を見に来ただけ…と見るべきか」
ジューダス「どの道、僕達の侵入は気付かれている」
ジューダス「せいぜい派手に暴れて、敵を混乱させるぞ」
飛竜「いくぞ。任務を開始する」

〈敵の残数が8体以下〉

(上の出入り口を見る)
わや姫「熱源接近中…?」
わや姫「敵の増援みたいよ、タキ」
タキ「フッ、そうでなくては困る。 陽動の意味がない」
(飛燕、東風、ソロ、オーガが出現)
飛燕「飛竜…!」
飛竜「来たか」
ソロ「…目標確認、ストライダー飛竜」
東風「まさかこんな所にいたとはな」
飛燕「飛竜、バルログの動力部を直接狙うかと 思っていたが…」
飛竜「………」
ギル「もしかしてヒリュウ君、 君がこの鉄の船の心臓部に行かず、ここに 留まった理由は…」
カイ「彼らをここにおびき出すために?」
飛竜「…言ったはずだ。こちらの人数を考えれば、 敵戦力を分散させねば勝機はない」
スタン「そこまで考えていたなんて…」
ルーティ「感心するのは早いわよ、スタン」
ルーティ「ヒリュウ!  そういう事は先に言っといてよね!」
ルーティ「相手するのはあたし達でしょうが!」
ロール「ロック、この人達って…」
ロック「うん、前にジュノと一緒にいた、 グランドマスターの…!」
アーサー「とんだ強敵が出てきたな」
ブルース「ちっ! あんな所から出てきやがったか」
レジーナ「こっちもザコを片付けないと、 身動きが取れないわ」
ワルキューレ「待ってください。 強い力を持つ者が…来ます…!」
ジューダス「なに…? 乙女の騎士、何を感じた?」
クリノ「ワルキューレ様、こちらにも 敵の援軍が!?」
???(デビルカズヤ)「…クククク…」
平八「ぬう…? 誰じゃ!」
サビーヌ「敵の援軍…大当たりみたいだな」
サビーヌ「場所は先端の方か!」
「この声…まさか…!」
(羽音の後、船首にデビルカズヤが出現)
デビルカズヤ「クククク…」
ブルース「うっ、こいつは…!」
レジーナ「ミシマ・カズヤ…!」
デビルカズヤ「ここにいたか、風間仁」
「デビル…!」
「いや、もう三島一八の人格を 取り戻したようだな」
平八「今までどこに行っておった。 この魔界に住処(すみか)でも作ったか?」
デビルカズヤ「魔界村が落ち、ドルアーガの塔もまた、 沈黙した今…魔界に用はない」
平八「ほう…ではその力を持って、貴様は どこへ行く?」
デビルカズヤ「貴様に話す必要などない」
デビルカズヤ「話したとしても無駄になる」
「なんだと…?」
平八「ふん、わしらを消そうというのか。 馬鹿息子が。片腹痛いわ」
デビルカズヤ「三島平八、貴様は目障りだ」
デビルカズヤ「そして風間仁…デビル因子を否定した 貴様を、生かしておく道理もない」
「ふざけるな…! 貴様の自由には ならないと言ったはずだッ!」
平八「………」
平八(仁の因子…いつか目覚める時が来る。 一八はそれを気にしているらしいな)
平八(それで今、始末しようというのか)
平八(…させはせん。わしがデビル因子を 手にするために、仁は必要になる…)
飛燕「奴の狙いはおまえ達のようだな、飛竜」
飛燕「こちらにとっては好都合だ」
飛竜「…関係ない。 邪魔者が一人増えただけの事だ」
スタン「ど、どんどん敵が集まってきてる…」
ジューダス「フッ、陽動作戦は成功のようだな」
ルーティ「限度があるわよ。 いくらなんでも大物がかかりすぎよ」
ギル「だけど、僕達が相手をすれば、その分 内部に侵入したみんなは楽になる」
カイ「そうね。 引き下がるわけにはいかないわ…!」
「一八、今度こそおまえを倒す…!」
「勝負だッ!」

〈敵の残数が10体以下〉

タキ「敵の数は…あと半数といったところか?」
わや姫「そう…とも言えないわ。 エネルギー反応多数…!」
わや姫「艦内からこちらに向かって来てるわよ!」
「こんな時に…! 敵か!?」
飛竜「…まず間違いない」
飛竜「あまり時間をかけてはいられんな」
(下側にロックマン・ジュノなどが出現)
ジュノ「おや?  まだ片付いていなかったのですか?」
飛燕「見ての通りだ。援護しろ、ジュノ」
ロール「こ、今度はジュノまで出てきちゃった」
ロック「この艦に乗っていたのか、ジュノ…!」
ジュノ「あなたですか、ロックマン・トリッガー様」
ジュノ「なぜ私の邪魔をするのです?  そう焦らずとも、私のメモリーはじきに 修復されます」
ジュノ「そうすれば…」
ロック「そうはいかない」
ロック「今度こそ、ここで破壊させてもらうよ」
ルーティ「また面倒なのが出てきちゃったわね…」
ルーティ「というか、この艦にはどれくらい 乗ってるのよ」
ギル「魔界に侵攻しようというくらいだ。 それなりの数は揃えているだろうね」
ジュノ「そういう事ですよ」
ジュノ「ですが…あなた達と同じく、後から 乗り込んで来た方々もおりまして」
カイ「私達と…同じ?」
平八「…一八の事を言っておるのか?」
ジュノ「違いますよ。 今からご紹介しましょう」
 虹の橋
ジュノ「あなた達が無責任に橋など架けたせいで、 この艦には様々な侵入者がいるのですよ」
ワルキューレ「橋…!?  私が架けた『虹の橋』の事なのですか!?」
サビーヌ「それ以外なさそうだな」
クリノ「まさか、ドルアーガの魔物が…!?」
(ヴェロキラプトルが出現)
ヴェロキラプトル「………」
スタン「うっ、この生物は…!」
レジーナ「ヴェロキラプトル!? どうして!?」
ジューダス「まだ来るぞ。なんだ…?」
(アロサウルスが出現)
アロサウルス「………」
レジーナ「そんな…アロサウルス…ッ!?」
 ドルアーガの塔
アーサー「あの塔の入口にいた連中か…!」
アーサー「という事は…最上階まで俺達を 追ってきたと!?」
ジュノ「そのようですね」
ジュノ「知能の低い原始的な生物のはずですが、 どういうわけか、あなた方を捜していた ようなのですよ」
ジュノ「なかなか興味深いですね」
レジーナ「私に復讐をするつもりのようね」
ブルース「……ッ!?」
ブルース(やはり、そうなのか? この恐竜は…!)
クリノ「どうして、そこまでしてこのトカゲは…」
サビーヌ「デカい体して、マメな奴だな」
サビーヌ「で、目的はレジーナなんだろ?」
わや姫「とんだストーカーもいたものね」
タキ「すとうか?」
タキ「何の事かはわからぬが、たかが大トカゲ」
タキ「二度と追って来れぬよう、斬り刻んで やればよかろう」
レジーナ「そのつもりよ。 白黒つける必要がありそうね」
ジュノ「では、行きますよ。トリッガー様」
ロック「メモリー…記憶を取り戻したら、 君はまた、デコイを抹殺しようと考える だろうね」
ロック「…そうなる前に、僕が…!」
ロール「デコイ? ロック…何を知っているの?」
ロック「………」


第38話
HEROES NEVER DIE

〈敵の残数が10体以下〉

(カムーズ他が出現)
ジュノ「おやおや、困りましたねえ… また侵入者ですか」
カムーズ「こりゃ便利だぜ! グハハハハハハ!」
ワルキューレ「あなたはっ!」
カイ「魔人カムーズ…!」
ギル「どうしてここに!?  いや、それよりも…どうやってここまで?」
ロック「突然現れたって事は…」
ロール「今の光…空間転移のものじゃない?」
わや姫「大当たりよ。こいつらが現れた時、 空間の歪曲を確認したわ」
タキ「こやつらも源氏と同じように、異界を 渡り歩く術を手に入れたというのか?」
飛竜「どれだけの組織が、この技術を 持っている? …確かめるべきかもしれん」
クリノ「説明しろ、カムーズ!」
クリノ「どうしておまえがそんな力を持って いるんだ!」
カムーズ「あァ? 偉そうにしゃべるんじゃねェぞ、 サンドラ野郎」
 時の鍵
カムーズ「ゾウナが『時の鍵』の魔力を使えば、 これくらい何でもねェんだよ!」
サビーヌ「『時の鍵』…だって!?」
サビーヌ「おい、ワルキューレ!  あれには封印がかかってるはずじゃ なかったのか!?」
ワルキューレ「そのはずです…!  いくら魔王ゾウナといえども、簡単には…」
カムーズ「ゾウナの力だけじゃ無理さ」
カムーズ「だが… さらに力が加われば、どうなると思う?」
スタン「ゾウナに、新たな力…?」
スタン「そ、それって…!」
 神の眼
ジューダス「堕天の騎士からゾウナの手に渡った… 『神の眼』の事か…ッ!」
 ダイクロフト
ルーティ「ゾウナはダイクロフトを浮上させただけ なんでしょ!?」
アーサー「だけ…と言うが、それはそれで 大問題だぞ、お嬢ちゃん」
ジューダス「だが、ダイクロフトと空間転移には、 関連性はないはずだ」
ジューダス「どういう事が。…貴様、答えろ…!」
カムーズ「ククク…ダイクロフトを丸ごと 転移させるほどの力だ」
カムーズ「オレ様を魔界へ送るくらい、ワケねえぜ」
ワルキューレ「ダイクロフトを…丸ごと…?」
ワルキューレ「カムーズ! 今なんと言ったのです!?」
ワルキューレ「まさか、ゾウナは…!」
カムーズ「うるせえぞ、おしゃべりは終わりだ!」
カムーズ「物質界でひと暴れする前に… ワルキューレ! てめェはここでキッチリ 潰してやるぜッ!」
ブルース「この野郎、さっきから思わせぶりな 事ばかりしゃべりやがって!」
レジーナ「ブッシツカイ…?  ブルース、物質界って私達の世界の事 じゃなかった?」
「そのはずだ。 物質界でひと暴れする…と言ったか?」
平八「ふん、わしらの世界に侵出でも しようというのか?」
平八「面白いが…黙ってはいられんな」
ワルキューレ「話してもらいます、カムーズ」
ワルキューレ「あなたが… いえ、ゾウナが何を企んでいるのかを!」
カムーズ「知りたきゃ腕ずくで来なッ!」

〈デビルカズヤをKO〉

デビルカズヤ「ば、馬鹿な…! 完全に『デビル』の力を 手に入れた…俺が…!?」
「ここでおまえとの因縁を断つッ!」
(風間仁がデビルカズヤに隣接)
「いくぞッ!」
【強制戦闘】
風間仁(真空八連撃)vsデビルカズヤ
「どうだッ!」
平八(…終わりか。他愛もない)
デビルカズヤ「まさか…魔界で覚醒したこの力が… 落ちて…いるのか…!?」
「…なに…?」
ギル「可能性はあるよ、ジン君」
ギル「魔界村が落ち…ドルアーガの塔も、 その主(あるじ)を失った」
カイ「そうね。 今の魔界は、アスタロトやドルアーガが いなかった頃に戻りつつあるわ」
デビルカズヤ「そんな事で…この力が…ぬうっ!」
(デビルカズヤが甲板の先端へ移動)
「三島一八! どこへ行くッ!」
デビルカズヤ「…この力…完全なものにする…までだ」
デビルカズヤ「いつまでかかるかは…わからんがな…」
「そうはさせん! この場で…ッ!」
デビルカズヤ「風間仁…貴様も…いつかは俺と… 同じ場所に立つ事になる…」
「ふざけるなッ!」
デビルカズヤ「それまで…貴様との勝負…預ける…!」
(デビルカズヤが撤退)
「くっ…!」
平八「事実上の決着…という事か」
平八「結局、奴にとどめは刺せなかったがな」
平八(研究材料は揃った。 後は…元の世界に戻らねばな。フフフ…)

〈飛燕をKO〉

飛燕「仕方あるまい…!  空中戦艦バルログを破棄、脱出する」
飛竜「なに…? 飛燕、待て!」
飛燕「飛竜…待っているぞ、星の海で」
飛竜「飛燕ッ!」
(飛燕が転移撤退)
飛竜(あっさりとこの戦艦を捨てるか)
飛竜(だが、星の海…宇宙という事か?)
飛竜(『第三の月の都(ザ・サードムーン)』は 自爆したのではないのか…?)

〈東風をKO〉

東風「…ことごとく我らの邪魔を…!」
東風「おぼえていろ、“あのお方”に逆らう者に 未来などない…ッ!」
飛竜「…未来がないのは貴様らだ」
飛竜「俺が…奪う」
東風「くっ!」
(東風が転移撤退)

〈ソロをKO〉

ソロ「任務遂行困難。離脱する」
ソロ「特A級ストライダー、飛竜… 次回、必ずや抹殺する」
(ソロが転移撤退)
飛竜「…やれるものならやってみるがいい」

〈ロックマン・ジュノをKO〉

ジュノ「やれやれ、乱暴な方々ですねえ」
ジュノ「私のボディをここまで傷つけるとは…」
ロック「まだ終わっていないよ、ジュノ」
ロック「君に記憶を取り戻させはしない」
ロック「ここで…!」
ロール「ロック、がんばって!」
ジュノ「ますます私のメモリーに興味が 出てきましたよ」
ジュノ「ここで破壊されるわけには いきませんねえ」
ジュノ「フフフフフ…ウフフフ…」
(ジュノが転移撤退)
ロック「しまった!」
ロール「空間転移…!  これじゃ追いかけられない!」
ロック(ジュノ…次は記憶が…?)

〈アロサウルスをKO〉

アロサウルス「………ッ!!」
タキ「とったか…!」
レジーナ「今度こそ効いたはず…!」
わや姫「生体反応、急激に低下中… 終わったわね」
アロサウルス「………」
(アロサウルスが四散する)
アーサー「しつこい奴だったが…その執念は 見習うべきではあるな」
レジーナ「必要ないわよ。相手はただの恐竜… 正常な歴史では、すでに滅びた種よ」
ブルース「ただの恐竜…ね。だといいがな」

〈カムーズをKO〉

カムーズ「ぐわっ…!」
ワルキューレ「カムーズ、話してもらいます…!  …ゾウナが何を企んでいるのかを」
ワルキューレ「ダイクロフトを起動させ… その後、何をしたのですか!?」
カムーズ「ククク…グハハハハハ!  自分の目で確かめるんだな、ワルキューレ」
カムーズ「もっとも、魔界から物質界に たどり着けたら、だがな!」
(カムーズが転移撤退)
サビーヌ「待てってば! おいっ!」
サビーヌ「くそっ、きえちまった…」
クリノ「ワルキューレ様、 カムーズは…やはり物質界に?」
ワルキューレ「間違いないでしょう」
「ちっ、俺達の世界で何をしようと いうんだ?」
平八「悪い予感しかせんな。 急いで戻るべきだろう」
 神の眼
ジューダス「僕が『神の眼』を早い段階で 取り返していれば…」
スタン「リオン、自分を責めるなよ」
スタン「これから何とかしていけばいいさ」
ルーティ「根拠のない励ましだけど、今は それくらい単純な方がいいのかもね」
 ダイクロフト
ワルキューレ(再起動し、浮上したダイクロフト… 転移を可能とした技術…そして物質界…)
ワルキューレ(…最悪の事態に陥っていなければ 良いのですが…)

〈敵全滅〉

(陽動作戦に参加した面々が甲板に円形に散らばっている)
ギル「これで…すべて片付いたのか?」
カイ「そうみたいよ」
カイ「どうなるかと思ったけど… これもイシター様のご加護かしら」
アーサー「いいや、俺達の実力さ」
アーサー「さて、次は…」
(恐竜の鳴き声の後、右のカタパルト近くにアロサウルスが出現)
アロサウルス「………ッ!」
タキ「なにッ…! こやつ…生き返った!?」
レジーナ「どういうこと…!?」
平八「死んだふりとは、恐竜の分際でやりおる」
平八「再び叩き伏せて…」
わや姫「ちょっと待って…」
わや姫「生体反応…なし…!? どういう事!?」
ロール「せ、生体反応がないって…え!?」
ロック「死んで…いるのか? でも、動いて…」
ブルース「ちっ…!」
ブルース(これで確実だ…! こいつは、 あのウィルスに“感染”している…!)
ルーティ「もうっ! こうなったら何度でも やってやるわよ!」
スタン「いくぞ…!」
ブルース「待ちな!」
ブルース「…そうなっちまったら、ちょっとや そっとじゃ倒せねえ」
ブルース(それに、ヘタにやられたら… “感染”する…!)
ブルース(何かないのか? …手は…!)
ジューダス「倒せない? 寝言を言うな」
ジューダス「もう一度斬り倒し、放り出せばいい」
ブルース「だから危険なんだッ!  今のそいつに触れる事は…!」
ブルース「ん!? 放り出す…?」
ブルース「それだッ! その手があったか!」
レジーナ「ブルース…!?」
(ブルース&レジーナがアロサウルスに近づく)
ブルース「…悪いが、相手をするヒマはない」
【強制戦闘】
ブルース&レジーナ(ショットガン)vsアロサウルス
(1発のみ発射、アロサウルスがカタパルト上に追いやられ、カタパルトが作動し、飛び出す)
タキ「なんだ!? 何が起こった!?」
クリノ「ふ…吹き飛んでいった…」
飛竜「…カタパルトか。なるほどな」
サビーヌ「滅茶苦茶するな、ブルース…」
ブルース「へっ、ナイスアイディアだろ?」
ブルース「この高さだ。 さすがにひとたまりもないだろ。 これで決着…さ」
レジーナ「ブルース、何を知っているの?  あの恐竜がああなった理由…あなたは…」
ブルース「魔界の毒気にやられたんだろ?  そういう事でいいじゃねえか」
ブルース(あのウィルスは… むしろ魔界がふさわしいのかもな…)
ワルキューレ「でもこれで、甲板の敵は一掃できた ようですね」
スタン「大変だったけど、敵の幹部クラスを だいぶ追っ払えたんじゃないかな?」
ルーティ「ふふ~ん、そうねえ。 こりゃ内部に侵入した連中はラクチンね」
「一八と決着をつけられなかったのが 悔やまれるが…」
平八「しばらくは奴も顔を出すまい。 諦めろ、仁」
ジューダス「…で? 俺達はこれからどうする?」
飛竜「脱出の段取りを決める」
飛竜「艦は動いている。塔に橋を架ける やり方はもう使えんはずだ」
ワルキューレ「そうですね…地上まで“虹の橋”が 架かるといいのですが」
ロール「後は…この艦のコントロールルームに 行って、着陸させるくらい…?」
ロック「この人数でできるかどうか わからないけど…それがいいかもしれない」
飛竜「ならば、すぐに動くぞ」
飛竜「内部の状況がわからん以上、俺達は できる事をするしかない」


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