(最深部へ向かった面々が出現)
アーサー「ここだ、おそらく間違いあるまい」
鳳鈴「ずいぶん開けた所に出たわね。
…水のにおい…?」
レイレイ「結構歩いたアルな。でも大丈夫なワケ?
他の人達には黙って、地下道をずっと
進んできたケド…」
春麗「アーサー、いいの?
こんな深い所まで降りて来て」
キャミィ「…独断先行は命取りになるぞ?」
アーサー「わかっているさ。
だが…このおぞましくも懐かしい邪気…
進むべき道は正しいはずだ」
ワルキューレ「確かに、強い魔力を感じますが…
アーサーさん、ここに何が…?」
アーサー「………」
モリガン「…この魔力…ちょっと、デミトリ」
デミトリ「言われるまでもない。気付いている。
これ程の力…どこからだ?」
リリス「アレじゃない?
ほら、おっきなのもウネウネしてるし」
タイゾウ「ウネウネ? 何をわけのわからん…」
(地底湖の方を見る)
小牟「おわっ! なんじゃ!?」
クリノ「な、なんだ!? あれは…!?」
ワンダーモモ「きゃ、きゃあっ! む、虫ぃ!」
ベラボーマン「いやあ、虫が苦手とは、女の子ですねえ」
零児「虫くらいで騒ぐ事はあるまい」
サビーヌ「いや、大きすぎ大きすぎ」
響子「…き、気味が悪いですわね。
生きて…いるんですか?」
英雄「そうですな。
不気味な脈動をしています…」
英雄「む!? ちょっと皆さん!
あの虫のいる、奥の壁を見てください!」
(玉座の間への入口を見る)
飛竜「…あれは…『門』か?」
タイゾウ「ああ、間違いねえな。
デタラメな大きさのカンヌキが
かかってやがるぜ」
アーサー「…いるな。あの奥に」
スタン「アーサーさん? 何が…」
ルーティ「そりゃ何かは“いる”んじゃないの?」
モリガン「よくお気づきね、白銀の騎士」
リリス「おじさん、鋭ぉ~い!」
アーサー「…忘れるはずがない。
あの扉から染み出す力をな」
英雄「あの門…
我々が目指すべきはあそこですか?」
響子「他にそれらしい物は見当たりませんわ」
(羽音の後、レッドアリーマー群が出現)
スタン「うっ! 赤い悪魔がこんなに…!」
ルーティ「面倒ねえ。ここまでは順調過ぎる
くらい順調だったってのに」
飛竜「…いや、ここまで敵に遭遇しなかった事
の方が不自然だ」
飛竜「はめられたかもしれん」
ベラボーマン「そう言われれば、この悪魔達は…
魔界村の主力モンスター…!」
ワンダーモモ「じゃ、じゃあ、ここで私たちを
待っているのは…」
(羽音の後、レッドアリーマー・ジョーカーが出現)
レッドアリーマー・ジョーカー「………」
鳳鈴「見て! あのキノコの上!」
レイレイ「アイツアル! デカくて赤いヤツ!」
零児「ちっ、魔界村の特殊部隊か!」
小牟「キノコの上でカッコつけるでないわ!」
レッドアリーマー・ジョーカー「…とうとうここまでやってきたか、
白銀の騎士…アーサーよ」
アーサー「お前さんがいるという事は…
やはり間違いないようだな」
地底湖傍の大門
アーサー「その扉の向こうに…“奴”はいる」
春麗「奴? 誰の事を言っているの?」
キャミィ「…赤い悪魔、貴様に訊く。
その扉の向こうには何がある?」
レッドアリーマー・ジョーカー「…答える必要はないだろう。
ここで死にゆくおまえ達には関係ない事だ」
平八「ふん、使い走りの悪魔風情が、
不遜な口を利きおるわ」
ワルキューレ「…私達もいます。
通らせてもらいます、赤き魔物よ」
レッドアリーマー・ジョーカー「できるものならかまわん。
…俺は悪魔の流儀を通させてもらう」
クリノ「悪魔の…流儀?」
デミトリ「簡単な事だ。…敗者には何も与えられん。
勝った者だけが正義という事だ」
レッドアリーマー・ジョーカー「フフフフ…」
サビーヌ「なにカッコつけてんだか。
要するに、腕ずくで通れって事だろ?」
レッドアリーマー・ジョーカー「その通りだ。
まずは我が部下達…魔界村討伐隊
『デモンズ・ブレイゾン』がお相手しよう」
アーサー「ここは魔界村…郷に入れば郷に従えだ。
勝った者だけが正しいならば、ここて勝ち、
大腕を振って門をくぐらせてもらうぞ」
ルーティ「ははぁ~ん、
のこ調子ならラクショーじゃない?」
スタン「甘く見ない方がいいよ、ルーティ。
これだけで終わりとは思えない」
デミトリ「当然だ。この程度の相手では、
オードブルにもならん」
モリガン「メインディッシュはあの門の向こう…
っていうのはいいとして、物足りないわね」
レッドアリーマー・ジョーカー「………」
英雄「まあまあ、いいではありませんか。
無駄な闘いをさけられるのであれば」
響子「今はここを通り抜ける事が先決ですわ。
残った悪魔を倒してしまいましょう」
(ザベル=ザロック、ブラックベラボー、アマゾーナ、フォボスが出現)
タイゾウ「…と思った矢先にこれか」
リリス「いっぱい来たね!
まだまだ楽しくなりそう!」
零児「今度はあのゾンビの特殊部隊か」
小牟「特殊部隊ねえ。
『特殊な部隊』っちゅう事は認めるがの」
ザベル「ヒャァーハァ! オッケーベイベッ!
お客サマの接待ならオレに任せなァ!」
ザベル「そんなに食いたきゃ、オードブルで
腹一杯にしてやるぜェ!」
鳳鈴「出たわよ、うるさい奴が」
レイレイ「まあ、予想はしてたケド。
…オードブルというよりジャンクフード
ってカンジアル」
ザベル「ワオッ!
レイレイちゅわんだったのォッ!?」
ザベル「来るなら言っといてくれりゃ、
もう少しキレイにしといたのによォ!」
サビーヌ「おまえの部屋かよ、ここ」
ピラミッド
クリノ「相変わらずふざけた態度だけど、
ピラミッドで見たロボットもいる」
クリノ「油断しちゃいけない、サビーヌ」
ワルキューレ「それだけではありません。
一緒にいる方々は、物質界の…」
ブラックベラボー「フフフフ…」
アマゾーナ「………」
平八「黒い奴は…爆田の強化服を着た男」
平八「なるほど、悪魔の力に魅せられたか」
ベラボーマン「………」
ブラックベラボー「…来たか、中村」
ベラボーマン「言ったはずです、妙島。
…魔界村は潰すとね」
ブラックベラボー「組織力では互角以上。
今度こそ、俺は貴様に勝つ…!」
アマゾーナ「………」
ワンダーモモ「待っていて、アマゾーナ!
ここを抜ければ…ドルアーガの塔よ」
ワンダーモモ「必ずあなたの呪縛を解いてみせる!」
アマゾーナ「………」
レッドアリーマー・ジョーカー「魔界村を潰す? ここを抜ける?
…ずいぶんと簡単に言ってくれる」
レッドアリーマー・ジョーカー「戦いはこれからだ。フフフ…」
キャミィ「…まだいるな。伏兵が」
春麗「ええ、あの余裕…ハッタリには見えない」
春麗「踏み込みすぎるのは危険ね」
飛竜「…ここは敵の防衛ラインだ。
まだ仕掛けを残しているはず」
アーサー「だが、小細工をするタイプでもあるまい。
ここは真っ向勝負だ…!」
レッドアリーマー・ジョーカー「…頃合だな。奴らを出すとしよう」
キャミィ「敵の第三波が来るらしい。気を付けろ」
春麗「大丈夫よ。準備はできてるわ」
タイゾウ「矢でも鉄砲でも持って来やがれ!」
(ドルアーガ軍が出現)
クリノ「とうとうドルアーガのモンスターを
出してきたね」
サビーヌ「…って事は、もうネタ切れか?
意外と早かったな」
魔界村
魔界村にあるドルアーガの塔
ワルキューレ「…魔界村とドルアーガがつながって
いる以上、あの塔のモンスターが
ここにいるのは必然…」
ワルキューレ「切り札とは言えないでしょう。
策が尽きたとは思えません」
(キュービィが出現)
???(キュービィ)×3「………」
ベラボーマン「まだ出てきますか!」
ベラボーマン「…っと、おや? 女の子達…ですか?」
ワンダーモモ「なんかコスプレっぽいですけど…」
小牟「うむ。珍妙なカッコをしとるのう」
零児「…俺達も人の事は言えん集団だがな」
鳳鈴「…で、彼女達は人間なの?」
レイレイ「…違うみたいアル。
魔力を感じるし、モンスターアルね」
レッドアリーマー・ジョーカー「魔蟲族の一派…
ソウルビー族のキュービィどもだ」
レッドアリーマー・ジョーカー「おまえ達、腹を満たしたければ、
好きにするがいい」
???(キュービィ)×3「…ホシイ…ナカミ、ゼンブ…」
英雄「どうやら、こちらに敵意を持つ
モンスターには違いないらしいですな」
響子「マチュウゾク…とか言ってましたわね。
ドルアーガとは関係があるのでしょうか?」
デミトリ「魔蟲族…! 魔蟲族だと…!?」
リリス「マチューゾク? なにそれ?」
モリガン「虫と似た生態の悪魔の事よ」
モリガン「この手の連中…生息範囲は決まっている
はずだけど、魔界村にもいたわけ?」
デミトリ「………」
デミトリ(魔蟲族…それもソウルビー族といえば、
ドーマ家の領地にしか
生息していないはず…)
デミトリ(それがなぜ魔界村に…!?)
スタン「知っている人もいるみたいだけど…
戦ってもいいのかな?」
平八「かかって来るならすべて敵よ」
平八「小娘の姿だが、感じる“気”は一丁前の
化け物のもの…ふん、面白い!」
レッドアリーマー・ジョーカー「かかれ。好きに料理してかまわん」
ルーティ「あんたねえ! そんな所で偉そうに
してないで、かかって来なさいよ!」
小牟「キノコ、揺らしたろか」
飛竜「…油断するな。
こちらを直接狙うつもりはないという事は、
まだ何かある」
零児「ならば引きずり出すまでだ。いくぞ…!」
アーサー「どんな相手だろうと、すべて倒す…!」
アーサー「俺は屈しはしないぞ、
レッドアリーマー・ジョーカー!」
タイゾウ「…これで何体目だ?
まだずいぶんいやがるな」
レッドアリーマー・ジョーカー「………」
レッドアリーマー・ジョーカー(さすがに手強い。
次の手を考えねばならんか)
???(アスタロト)「………」
デミトリ「むう…?
なんだ、この強い魔力は…!」
ワルキューレ「このような強い力を持つ存在が…
魔界村に!?」
小牟「こりゃすごいのう。
まだこんなんが残っとったのか?」
零児「まさかとは思うが…大本命かもしれん」
レッドアリーマー・ジョーカー(…なに? この魔力…まさか…)
アーサー「…そうか、“奴”だ…ッ!」
???(アスタロト)「フフフ…ムハハハハ!」
アーサー「…姿を現したらどうだ?」
アーサー「魔王…アスタロト!」
(アスタロトが出現)
アスタロト「久しいな、アーサーよ」
アスタロト「ワシは再び甦った。この魔界村と
ともにな!」
アーサー「ふん、いちいち宣言せんでも
わかっている」
アーサー「そして、またお前さんが敗れる事も
わかっている…!」
アスタロト「いいや、アーサー。
オマエは何もわかっておらぬ」
アスタロト「何もかもが、あの時と同じだと思っている
時点でな!」
アーサー「結果的には同じ事だ、アスタロト」
アーサー「あの時から、俺の決意は変わって
いないのだからな」
アスタロト「なに…?」
アーサー「俺が以前の魔界村で、どれだけの目に
あったと思っている?」
アーサー「今回も同じだ。
…何度やられようが、立ち上がってみせる」
アスタロト「それは“以前の”魔界村での話だろう。
今は違うのだ、アーサー!」
スタン「間違いないみたいだ。
魔王…アスタロト…!」
ルーティ「う、うそでしょ!?
いきなり敵の総大将のご登場ってわけ!?」
デミトリ「まさかここで本人が出てくるとはな」
モリガン「少し驚いたけど…逆にチャンスかもね。
ここで片づけられれば、この先が楽よ?」
ワルキューレ「魔王アスタロトよ、あなたを斬る前に…
ひとつお訊きします」
ワルキューレ「この村と、ドルアーガの塔の関係を」
アスタロト「ククク…言うまでもなかろう。
悪魔ドルアーガ…利用する価値はある」
アスタロト「この魔界村に塔を建てたところを見ると、
ドルアーガも同じ考えなのだろう」
アスタロト「それ以上の話に興味なぞないわ」
クリノ「では、ゲンジという魍魎界の組織が
この村に入った経緯は?」
サビーヌ「それも知らないなんて言わない
だろうな?」
アスタロト「いたな、そんな連中も。
…ドルアーガの考えている事だ。
ワシは知らぬ」
ソウルエッジ
スタン「じゃあ『ソウルエッジ』は!
この魔界に来ているという事は
わかっているんだ!」
ルーティ「まさか、あんたが隠し持ってたり
するんじゃないでしょうね!」
アスタロト「『ソウルエッジ』…?」
アスタロト「……」
アスタロト「知らんな、そんな物は」
鳳鈴「知らぬ存ぜぬばかりじゃないの」
レイレイ「もっとすごい話が聞けるかと思ったのに、
ちとガッカリアルな」
リリス「っていうか、知らない事多くない?」
飛竜「………」
飛竜「…なぜ奴は詳しい事を知らない?」
春麗「え? どういう事? 飛竜」
キャミィ「…仮にも“王”と名乗る者が、
あまりにも情報に疎すぎる…という事だな」
平八「フッ…些末な事など、下の者に
やらせておけばよい」
平八「組織のトップなど、そんなものよ」
ベラボーマン「ですが、三島さん」
(皆がベラボーマンの方を向く)
ベラボーマン「例えば企業体同士の連携の時…
利権の分配、それによって生じる様々な
メリット、デメリット…」
ベラボーマン「それをトップの人間が、まったく
把握していないという状況…
おかしくはないでしょうか?」
平八「む…」
(皆がアスタロトを見る)
平八「…なるほど、そう考えれば…
そやつが相当に無能か、他にそれを
把握している者がいるか…か」
ワンダーモモ「な、なんか難しい話になってきた…」
英雄「難しくはありませんよ」
英雄「あのアスタロトという怪物…
この地を治める王にしては、肝心な所を
知らなすぎるという事です」
響子「単純に抜けているのか、あるいは…」
零児「隠しているのか?」
小牟「う~む、そんな感じでもないのう」
アーサー「………」
アスタロト「話はここまでだ。
おまえ達と話をするために出てきた
わけではないわ!」
(レッドアリーマー・ジョーカーがアスタロトの傍へ移動)
レッドアリーマー・ジョーカー「…アスタロト様、お供いたします」
レッドアリーマー・ジョーカー「ですが、なぜ…」
アスタロト「気まぐれよ。ワシも楽しみたいのでな」
レッドアリーマー・ジョーカー「………」
レッドアリーマー・ジョーカー(そんな理由で…?
万が一の事があれば、魔界村は終わると
いうのに…)
レッドアリーマー・ジョーカー(アスタロト様から感じる、この違和感は…
なんだ?)
アーサー(…なぜアスタロトは出てきた?
己の強さに慢心しているとしても…
玉座を開ける理由にはならないはずだ)
アーサー(それにベラボー君達の言っている事も
気になる…)
アスタロト「ほう…口先だけではないようだな。
ここまで戦えるとは」
アーサー「のこのこ出て来たのが運の尽きだ。
ここで魔界村は終わりだ…!」
デミトリ「人間を手助けするつもりなどないが、
魔界村は目障りな存在なのでな」
デミトリ「…消えてもらうぞ、魔王アスタロト」
アスタロト「さて、どうしたものか…ククク…」
???(ブラックワルキューレ)「そろそろ我(われ)の力が必要なのでは
ないか? 魔界の王よ」
ワルキューレ「……ッ!」
ブラックワルキューレ「フフフフ…」
零児「こいつか…!
さすが魔界村…簡単には進めんか」
小牟「こんなヘンピな所にゾロゾロ
やって来おって! ヒマなんか!」
アスタロト「来たか、黒き堕天の騎士」
アーサー「なに…!?」
サビーヌ「ブラックワルキューレ!
それに今の会話からすると…
こいつら、グルか!」
クリノ「ゾウナだけでなく、魔界村とも
つながりが!?」
ブラックワルキューレ「乙女の騎士、ワルキューレよ。
『黄金の種』により、我(われ)を
邪魔した罪…覚えていような?」
ワルキューレ「罪…? 安らかに眠りについた魂を、
私欲のために使役する…それこそが
罪なのではありませんか? 堕天の騎士よ」
ブラックワルキューレ「私欲のため? 聞き捨てならぬな」
ブラックワルキューレ「我(われ)は機会を与えたに過ぎぬ。
…さまよえる魂にな」
(ジューダスが出現)
ジューダス「………」
ブラックワルキューレ「遅いな、竜骨の騎士よ」
ルーティ「ああっ! あいつ…!」
スタン「そんな…! どうしてあいつだけ、
黒いワルキューレと一緒に…!」
ワルキューレ「あなたの呪縛は解けたはずです!
それなのに、なぜ堕天の騎士に
付き従うのです!?」
英雄「そうです!
ローズさんは、我々の
仲間になってくれました」
響子「なのに、あなたはなぜ…」
ジューダス「付き従っているわけではない」
ジューダス「…僕は自分の意志でこの場にいる。
それが答えだ」
スタン「リオン…ッ!」
ジューダス「……!」
スタン「おまえ…リオンなんだろ!?」
ジューダス「………」
ルーティ「どんな気持ちでスタンがあんたを
斬ったのか…わかってんのッ!?」
ルーティ「あたしだって…あんな終わり方には
させたくなかった…!」
ルーティ「なのに、あんたは…!」
ジューダス「………」
ジューダス「何度も言わせるな。…僕はジューダスだ」
ジューダス「僕は自分の過ちを…罪をあがなうために
ここにいる」
スタン「過ち…? 罪…だって!?」
ブラックワルキューレ「…そこまでにしておけ。
この地で問答など不要だ」
ブラックワルキューレ「今、魔界村を落とされるわけにはゆかぬ」
ブラックワルキューレ「魔王アスタロトよ、例の話…
忘れてはおるまいな」
アスタロト「…おまえの方こそな。フフフフフ」
アーサー(何を話している?
どういうつながりがあるというんだ…?)
タイゾウ「ちっ! どいつもこいつも、コソコソと
何やってやがる!」
タイゾウ「やるのか、やらねえのか!
はっきりしな!」
ブラックワルキューレ「急がずとも、汝らの相手はしてやろう」
平八「…ふん、一人二人増えたところで、
何ができるわけでもあるまいが」
鳳鈴「逆にチャンスね。
たった二人だけなら、どうにかなるわ」
鳳鈴「あわよくば、あのジューダスって子を
こっち側に…」
レイレイ「そううまくいくアルかねえ」
ブラックワルキューレ「そういう事だ。
手駒には困ってはおらぬのでな」
(インクイジター、コープスリバイバーが出現)
キャミィ「兵隊を出してきたか。
…む? 見た事のない相手だぞ?」
春麗「ゾウナとかいう敵の新戦力なの?」
モリガン「魔力を何も感じないわね。
完全な機械のようよ?」
リリス「そうだね。KOS-MOSちゃんとか、
ワヤちゃんみたいな感じがする」
飛竜「ロボット…だと?」
ピラミッド
平八「ピラミッドで見た連中と似ているようだな」
平八「…爆田が見たら喜びそうだが」
ベラボーマン「ゾウナという敵も、確かロボットを使って
いましたよね?」
ベラボーマン「新しいタイプですかね?」
ワルキューレ「…ロボティアンはゾウナの魔力によって
動いている機械です」
ワルキューレ「ですが、この敵からは、その魔力を
まったく感じません」
ワンダーモモ「完全なロボット…本当にKOS-MOSさん
とかと同じって事ですね」
零児「新しい組織と手を組んだ可能性があるな」
小牟「意外と自分で作っとるのかもしれんな。
プラモデル感覚で」
タイゾウ「出所がわからないロボットか。
おい、姉ちゃん。一体どこから引っ張って
きたんだ?」
ブラックワルキューレ「語る必要などない。
この呪われし地底湖が、汝らの墓場だ」
ブラックワルキューレ「かかれ」
ジューダス「…直接恨みはない。
だが、僕には成さねばならん事がある」
ジューダス「覚悟してもらおう…!」
ルーティ「見損なったわよ、リオン!」
ルーティ「自分から進んで、そんな悪党の言いなりに
なってるなんてね!」
スタン「…リオン、どうして…!」
ジューダス「…言うな。僕は…ジューダスだ…!」
ジューダス(スタン、ルーティ…
僕は自分の過ちを…清算する)
神の眼
ジューダス(黒いワルキューレが持っている
『神の眼』は…必ず、僕が…)
デミトリ「…どう思う? モリガン」
モリガン「魔蟲族…それもソウルビー族でしょ?
私も聞いた事しかないわ」
モリガン「かつて魔界の覇権を巡って争った
三家の内の一つ…ドーマ家の領地にのみ
生息している、とね」
デミトリ「当主ジェダが行方不明になり、ドーマ家は
崩壊…領地も消滅したはずだ」
デミトリ「…その地に住まう者達が、なぜこの
魔界村にいる?」
リリス「引っ越して来たんじゃない?」
モリガン「それで片付けばいいんだけどね」
デミトリ「…確かめる手段はないが、気にはなる」
デミトリ「魔界村とドーマ家…関係はあるのか?」
レッドアリーマー・ジョーカー「ここまで来ただけの事はある。
これは一度体制を立て直すべきか」
アーサー「逃げるのか?
魔王まで出てきた今、どこに行くつもりだ」
レッドアリーマー・ジョーカー「…本来の使命を果たすために、戻るだけだ」
アーサー「本来の使命だと?」
レッドアリーマー・ジョーカー「待っているぞ、アーサー。
…魔界村は落ちん。それを知るがいい」
(レッドアリーマー・ジョーカーが撤退)
アーサー「どういう意味だ…?
魔王アスタロトが自ら出て来た事と
何か関係が…?」
ザベル「こりゃたまらねェぜ!
逃げるが勝ちだなァ!」
レイレイ「もういい加減にするアル!
逃がさないアルよ! ザベル!」
ザベル「チッチッチ!
レイレイちゅわんの頼みでも、それは
聞けねェなァ!」
ザベル「エキサイティングなイベントに
間に合わなくなっちまうんでよォ!」
鳳鈴「イベント? 何を言っているの?」
ザベル「来れたら来てみろや!
…ここを無傷で抜けられたらだがなァ!」
ザベル「ヒャーッハッ!」
(ザベル=ザロックが撤退)
キャミィ「逃げたか。
意味不明な事を言っていたが…」
春麗「イベント…“ここ”を抜けられたら…?」
魔界村にあるドルアーガの塔
春麗「まさか、ドルアーガの塔の事?」
ブラックベラボー「まだ力が足りぬというのか…!」
ベラボーマン「いくらやっても無駄です、妙島」
ブラックベラボー「黙れ、中村! 俺は認めん…!
貴様の方が俺より優れているなどと!」
ベラボーマン「前にも言ったでしょう。
…私だけの力ではありません」
ブラックベラボー「ならばっ! ならば俺は、貴様よりも
強大な力を得る!」
ブラックベラボー「見ていろ、中村ッ!」
(ブラックベラボーが撤退)
ワンダーモモ「ベラボーさん…」
ベラボーマン「いいんですよ、桃さん」
ベラボーマン「絶対に退かない…それが営業マンです。
私も彼も、負けを認めるわけにはいかない
のですよ」
ベラボーマン(そう、どちらかが完全に倒れるまで、
戦わなければならない…)
アマゾーナ「………」
アマゾーナ「神田桃…私は…認めん…」
(アマゾーナが撤退)
ワンダーモモ「アマゾーナ!」
ベラボーマン「桃さん、焦らないで。…もうすぐです。
もうすぐ、悪魔ドルアーガに会えます」
ベラボーマン「その時が、彼女を救う唯一無二の
チャンスです」
魔界村にあるドルアーガの塔
英雄「そうです。
その悪魔の塔は、この先にあるのですから」
響子「そのためにも、ここは力を合わせて
切り抜けるしかないわ」
ワンダーモモ「…わかりました」
ワンダーモモ「魔界村を抜け…必ずドルアーガの塔へ…!」
アーサー「覚悟しろ、魔王アスタロト!
魔界村はここで終わりだッ!」
平八「頭を潰しさえすれば終わりよ。
…こんな所にのこのこと顔を出した
貴様が悪い」
零児「うかつだったな。
この場で滅ぼさせてもらう…!」
小牟「念仏でも唱えるんじゃな」
小牟「…っちゅうか、魔界にも念仏って
あるんじゃろか?」
アスタロト「調子に乗るな、人間ども!
このアスタロトを討ち取れるなどと
思っているのか!」
アーサー「今から討ち取る! 覚悟!」
アスタロト「できはせんわ! ここではな!」
飛竜「…下がるつもりか」
アーサー「逃がさん!」
アスタロト「鍵がなくては玉座の間には入れぬ。
せいぜいあがいてみるのだな、グハハハ!」
(アスタロトが撤退)
地底湖傍の大門
タイゾウ「ちっ、野郎…逃げやがったぞ。
あの馬鹿でかい扉の向こうた」
アーサー「やはり、あの扉の先が玉座の間か。
…待っていろ、次こそは必ず…!」
アーサー(だが…ますますわからん…
なぜアスタロトはわざわざ出てきた?)
先にKOしたのは
ブラックワルキューレ
ジューダス