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殺意の波動 零児達がいる ~ 第24話 ~

《幻想界 ピラミッド・エントランス》

(殿を務めるメンバーがピラミッドの入り口にいる)
ブルース「よし、 これで全員、ピラミッドに入ったようだな」
「うむ。あとは殿(しんがり)の我らのみ」
リュウ「………」
「む…? いかがなされた?」
リュウ「あ、いや…なんでもない」
リュウ「これくらいの方が修行になるさ。 砂地は移動するだけでも足腰の鍛錬になる」
ケン「…まったく、 相変わらずの修行マニアっぷりだぜ」
リュウ(…あの時感じた、俺の中の波動… まだ修行が足りない…足りないんだ)
ケン(ん…? リュウ…?)
レジーナ「『えんえん砂漠』…だったかしら?  なかなか過酷な環境ね」
かりん「まったくですわね。 この砂漠…髪の毛がゴワゴワになって しまいますわ」
さくら「普段からお手入れが大変そうな髪型 だもんねえ…」
カイ「それにこの日差しですものね。 ギル、それにアーサーさん…大丈夫?」
ギル「え? 僕達かい?」
ギル「僕の方は、ヒートボディに比べれば、 特には…」
アーサー「俺はまあ…熱いといえば熱いわな」
アーサー「だが、こうすれば解決だ」
(アーサーがパンツ一丁になる)
さくら「うわっ! ワンタッチではずれた!」
アーサー「おお、快適快適! はっはっは」
ブルース「へえ、それいいじゃねえか」
かりん「…とっとと鎧を着ないと、埋めますわよ」
小牟「ほほう、なかなかセクスィーじゃのう。 じゃが、紫外線はお肌の大敵じゃ。 零児、クリームは? 日焼け止めクリーム」
零児「普段から持ち歩くか、そんなもん」
零児「日焼けなどどうでもいいが…長居は 無用なんじゃないか?」
レジーナ「砂漠用の装備もなしに、いつまでも 留まるべきじゃないわ」
レジーナ「…パンツ一丁というのもね」
ワルキューレ「………」
飛竜「…どうした。何を警戒している?」
ワルキューレ「気配を感じるのです。…あの者の気配を」
ギル「あの者…? ワルキューレ、それは…」
(シーザス、ロボティアンが出現)
「ぬうっ!? こやつらは…!  土中に身を潜めておったか!?」
小牟「変わった連中じゃ。 ビーチとちゃうっちゅうの」
飛竜「なるほど、ワルキューレ… この事を予期していたのか」
「だが、このような状況を打破するのが 殿(しんがり)の役目。…参るぞ」
ケン「へっ、そうこなくちゃな!」
ケン「おら、リュウ!  何を悩んでいるか知らねえが、気合いれろ!」
リュウ「…わかった。 今は目の前の敵に集中する!」
零児「よし、こちらから仕掛けていくぞ」
アーサー「ああ、それにこの暑さ…脱水症状に なりそうだ。さっさと片付けて、 ピラミッドに入るとしようか」
ワルキューレ「ええ、戦いましょう」
ワルキューレ「…あとアーサーさん、鎧を忘れずに」
(アーサーが鎧を身に着ける)
ワルキューレ(気配の主はこの者達ではない…)
ワルキューレ(“彼女”はおそらくどこかから、 こちらの様子を見ているはず…)

〈敵の残数を7体以下にする〉

(アロサウルス、ヴェロキラプトルが出現)
アーサー「こんどはこっちからか!  まったく、ゾロゾロと…!」
飛竜「…慌てるな。 一体ずつ斬り捨てていけばいい」
ワルキューレ「ゾウナの軍とは…違う…?」
ワルキューレ「どこかで見た覚えが…」
アロサウルス「………」
レジーナ「…えッ!?」
 アイビス島
リュウ「なんだ!? トカゲ…いや、恐竜!?  アイビス島にいた恐竜達だと!?」
レジーナ「…小さいのは、以前戦った事がある、 ヴェロキラプトル…」
レジーナ「そして大きい方が…アロサウルス。 凶暴な大型恐竜よ…!」
レジーナ「どうしてこんな異世界に…!?」
ギル「アロサウルス…?  ドラゴンの一種と考えればいいのかい?」
カイ「そうなると…口からの火炎には 気をつけないといけないわね」
小牟「さ、さすがファンタジーの世界の住人は、 着眼点が違うのう…」
かりん「ご心配なく。私達の世界の恐竜には、 そんなトンデモ能力はございませんわ」
レジーナ「でも、この攻撃力、耐久力は驚異的な ものを持っているわ」
レジーナ「油断は禁物よ」
零児「ああ、デタラメなでかさだ。 …だが、なぜこの世界にそんな奴らが?」
 スペンサーレイン号
ブルース「そうか…!  スペンサーレイン号に積まれてたってのは こいつらの事か…!」
ブルース「シャドルーめ…何を考えてやがる!」
???(ハガー)「私もそこに積まれて…いや、乗り込んで いたんだがね」
「人間…!? 何奴ッ!」
???(ハガー)「やれやれ…ようやく人に会えたわい」
さくら「わっ!  すごいムキムキのおじさんが! 誰!?」
小牟「むむっ!?  あの上腕二頭筋…見覚えがあるぞ?」
零児「おまえな。適当な事を…」
「あれは…ハガー殿!?」
ケン「なんだって!? 市長!?」
小牟「そうそう!  CWAのマイク“マッチョ”ハガーじゃ!」
零児「CWA…おまえが前に話していた、 プロレスラーのか?」
ハガー「おお、顔見知りがいるなら話しやすい!  特にガイ、君とこんな所で会えるとはな」
「それは拙者の言うべき事。 いかがされたか? ハガー殿」
ハガー「うむ…それがよくわからんのだ」
ハガー「スペンサーレイン号でシャドルーが 何かを企んでいると聞きつけ、 乗り込んだまではよかったんだが…」
アロサウルス「………」
レジーナ「こいつらがあの船に積まれていた事は、 これで証明されたようね」
ワルキューレ「お話をしている時間はなさそうです。 そのキョウリュウという生物の他に、 まだゾウナの兵隊も残っています」
「承知。 …ハガー殿、詳しい話は後ほどいたす」
「この場を収めるため、拙者らに力を 貸してはくれぬか」
ハガー「当然だ。こんな砂漠に放っておかれる わけにもいかんしな」
ハガー「久々に暴れさせてもらうとしよう!」

〈アロサウルスのHP30%(1527)以下〉

アロサウルス「グォアアァァーーー!」
レジーナ「終わりよ! ここで仕留める!」
(アロサウルスが撤退)
レジーナ「えっ!? 逃げた!?」
ブルース「あの図体で、なんてスピードを してやがる!」
ハガー「追いかけて、とどめを刺さなくて いいのか?」
レジーナ「…かまわないわ。 ここで戦力を分散するわけにもいかないし、 あの傷では…長くはないでしょう」
小牟「ま、この日差しじゃ。 すぐにカサカサになるじゃろ」
零児「少しかわいそうだが、仕方あるまいな」
レジーナ(そう、生きられるはずがない…)

〈敵の残数を7体以下にする〉

(ピラミッドの前にブラックワルキューレが出現)
ハガー「む? 人が出てきた…?  私と同じく、この世界に迷い込んだのか?」
ブラックワルキューレ「フフフ…ここにいたか。 乙女の騎士、ワルキューレ」
ギル「うっ!? 彼女は…!」
ワルキューレ「…黒き堕天の騎士…!  気配の主は、やはりあなただったのですね」
カイ「私達より先に…ピラミッドの中に 入り込んでいたの!?」
零児「俺達は殿(しんがり)になっていなかった という事か。…ちっ」
ブルース「くそっ…なんてこった!  フォンリン達は大丈夫なのか?」
「…敵の罠に落ちた可能性がある」
(ブラックワルキューレの隣にローズが出現)
ローズ「…いいのかしら?  自分達の心配を先にするべきじゃなくて?」
カイ「え!?  あなたは…前に堕天の騎士と一緒にいた…」
リュウ「……!」
ケン「…そうか、あんたがリュウの言っていた、 ジェノバの占い師…」
リュウ「ローズ…!」
リュウ「ローズ、教えてくれ!  なぜ蘇ったあんたが…敵に肩入れする!」
「左様。 その女子…混沌による調和を望む者と聞く」
「…まさに人の世を乱す所業。 ローズ殿、おぬしがそのような者に手を 貸す理由…それはなんぞや?」
さくら「そうだよ! その黒い人が悪者だって 事はわかってるんでしょ!?」
ローズ「………」
ローズ(炎の男達…そして桜花の娘… やはり運命には逆らえないというの…?)
ブラックワルキューレ「ふん、自分達に都合の悪いものを “悪”とする…くだらんな」
ワルキューレ「…黒き堕天の騎士よ、私の考えも 彼らと同じです」
ワルキューレ「あなたは以前、ゾウナの軍を率いていた。 そして今、ここに現れた」
ワルキューレ「ゾウナとの関わりは明白。 それが悪しき事でないとは言わせません!」
ブラックワルキューレ「ゾウナとの関わりは、偶然に過ぎん」
ブラックワルキューレ「奴めと我(われ)…互いに望むものを 手にしあっただけよ」
ワルキューレ「互いに…望むもの…?」
ギル「少なくとも、堕天の騎士…彼女が 必要としたのはゾウナの軍勢だろう」
ブラックワルキューレ「フフフ…」
レジーナ「なるほど、自分の力を売り込んで、 『組織力』を手に入れたというわけね」
かりん「異世界といえど、人の考える事には あまり違いはありませんわね」
小牟「まあ企業間のコラボレーションにしても、 めっちゃ流行っておるしのう」
ギル「………」
ギル(堕天の騎士の力は確かに強い…。 だが…だからといって、ゾウナが自分の軍を 簡単に与えるものだろうか?)
 神の眼
ギル(……ッ! まさか…!)
飛竜「…戦闘中に無駄口を叩くな。 障害ならば、排除すればいい」
リュウ「待ってくれ、ローズは…」
ローズ「障害…そうよ、リュウ」
ローズ「今の私は、あなたにとって… ただの障害に過ぎないわ」
リュウ「なぜだ!  なぜあんたと闘わなければならない!」
リュウ「そして何を隠して…」
(鼓動)
リュウ「…ううッ!?」
さくら「リュウさん? え? ちょっと…」
リュウ(ぐ…どうしたんだ、俺の体に…何が…)
ブラックワルキューレ「話はここで終いだ。…汝らは葬る」
アーサー「いろいろと思惑があるようだが、 俺にも目的がある。 …こんな所で葬られるわけにはいかん」
ケン「ああ、おっ始めようぜ。 …ローズさんよ、もし敵に操られてるとか いうんなら、俺が目を覚まさせてやるぜ」
ローズ「………」
リュウ「…ローズ…」
ローズ(リュウ、あなたにはもう時間がないはず。 “その力”がどのような結果を生むのか… それを見届けてあげるわ…)

〈敵味方合わせて17回行動終了〉

???(カムーズ)「ククク…ハハハハハハ!」
ワルキューレ「誰です! 姿を現しなさい!」
???(カムーズ)「言われなくとも出てやるさ」
(カムーズが出現)
???(カムーズ)「なァ、ワルキューレ」
ワルキューレ「あなたは…カムーズ!」
カムーズ「覚えててくれたのかァ?  うれしいじゃねェか」
カムーズ「オレもオマエの事はよく覚えてるぜ」
カムーズ「忘れたくても…忘れやしねえッ!」
ハガー「ほほう、なかなかいい体をしているな」
かりん「まず腕が4本ある事や、皮膚が赤い事を 突っ込むべきですわ」
ブルース「へっ、今回はずいぶん化け物らしい 化け物が出てきたな」
ワルキューレ「カムーズ… あなたまで蘇ったというのですか」
「ワルキューレ殿は知っているようだ。 …それも浅からぬ因縁と見たが?」
カイ「カムーズ…?」
 黄金の種
カイ「まさか、かつて『黄金の種』を奪った… 魔人カムーズ…!?」
カムーズ「ククク…よく知ってるじゃねェか」
カムーズ「…復讐だ。 復讐のために…オレは戻ってきたのよ!」
アーサー「ドルアーガにゾウナにカムーズ… そして魔界村か」
アーサー「これはますます… こんな所では死ねなくなったな」
ブラックワルキューレ「…遅いな、カムーズ」
カムーズ「ゾウナに何を渡したか知らねえが、 オレはオマエの指図なんぞ受けねェ」
ギル(ゾウナと堕天の騎士の間で、何か取引が あった事は間違いないようだな)
ギル(おそらくは…)
レジーナ「次から次へと、問題のある連中ばかり 出てくるわね」
飛竜「…たかだか化け物が一匹増えただけだ。 うろたえるな」
カムーズ「あぁ? 殺されてェのか、小僧」
カムーズ「それに、ここに来たのはオレだけだと 思ってんのかァ?」
カムーズ「おらっ、オマエら出て来い!」
(ブラックサンドラとコアクマン(悪)が出現)
ブラックサンドラ「………」
ケン「けっ、取り巻きがいやがったか」
ケン「ん…? おい、こいつら…どっかで…」
さくら「クリノさんに…サビーヌちゃん!?  なんかクリノさん、黒々としてるけど…」
小牟「いくらこの日差しとはいえ… 焼きすぎとちゃう?」
零児「どうみても別人だ。 だが…ワルキューレ、奴らは?」
ワルキューレ「彼らは…!  カムーズ…何という事を…!」
アーサー「まさか…クリノ君達と同じ種族か!?」
カムーズ「ククク…その通り。 悪霊を憑かせたこいつら…使えるぜェ」
カムーズ「乙女の騎士サマも、さぞ攻撃しやすい だろうしなァ。ハハハハハハ!」
ワルキューレ「くっ…!」
リュウ「なんという卑劣な手を…!」
リュウ「うぐ…」
リュウ(力が…湧き上がってくる…?  怒りが…俺に力を与えているのか…?)
ローズ「………」
カムーズ「ハハハハハハ!  さあ、始めようぜ、ワルキューレ!」
ワルキューレ「………」
小牟「向こうはやる気マンマンじゃが… こっちから攻撃を仕掛けていいのかの?」
「挑まれれば拒まず…それが武神流」
「しかし…」
零児「ああ、俺達が迎え撃てば…」
ハガー「うむ… 彼らを傷つける事になってしまうが…」
ワルキューレ「………」
ワルキューレ「ゾウナの力によってとり憑いた悪霊を 祓うためには…彼らを倒すしかありません」
ワルキューレ「…戦うしか…ないのです…!」
ブラックワルキューレ「そうだ、緑の瞳の子よ。 ようやく決心がついたようだな」
ワルキューレ「…あなた達…絶対に許せません…!」
リュウ「………」
(鼓動)
リュウ(そうだ…許しては…おけ…ない…)

〈ブラックサンドラ or コアクマン(悪)をKO〉

ワルキューレ「ごめんなさい…あなた達…。 私が…巻き込んだようなものです」
ギル「気持ちはわかるが… 自分を責めてはいけない」
アーサー「ああ、俺達が倒れたら… 彼らを本当の意味で救う事にはならん」
カイ「だから、私達は…」
ワルキューレ「…戦うしかないのですね。今は…」

カムーズのHP50%以下にする前にローズを
KOした KOしない


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