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VAMPIRE 零児達がいない ~ 第8話 ~

《魔界 デミトリの城・中央ホール》

春麗「誰もいない… 結局この城には人一人いないというの?」
春麗「…ここがどこだか知りたかったんだけど」
(モリガン=アーンスランドが出現)
モリガン「あいつ… 鍵もかけてないなんて、無用心ねえ」
春麗「人間がいた…!?」
春麗(でも、急に現れた…どうやって?)
モリガン「あら?  使用人さん、デミトリはいるかしら?」
モリガン「まだ寝てる時間かしらね?」
春麗「し、使用人?」
春麗「ちょっと、いきなり来てなんなの!?」
モリガン「あらん、ごめんなさいね」
モリガン「まあ、あいつのシュミじゃないとは 思ったのよね。気が強そうだし」
春麗「…大きなお世話よ。あなた…何者なの?」
モリガン「ああ、あなたも物質界から来たお客様ね」
春麗「ブッシツカイ? “あなたも”…?」
春麗「何を知っているの!?」
春麗「え、ええと…」
モリガン「モリガンよ。モリガン=アーンスランド」
春麗「私は春麗。インターポールの刑事よ」
モリガン「えっと…どこまでが名前?」
春麗「………」
春麗「春麗でいいわ。 …質問に答えて。ここはどこなの?」
モリガン「どこって…デミトリっていう カタブツ吸血鬼のねぐらよ」
春麗(吸血鬼…?  何を言っているの? …それに…)
春麗「あの…その格好、流行ってるの?」
モリガン「流行るも何も…普段着だけど?」
春麗「………」
春麗「あなたは…人間なの?」
モリガン「質問が多いコねえ」
モリガン「次はスリーサイズでも聞きたいの?」
春麗「二度は言わないわ。答えて」
モリガン「はいはい、わかったわよ」
モリガン「私は…」
(スライムが出現)
春麗「化け物!? ここにも出てくるなんて!」
モリガン「あらら、またお客様?」
モリガン「と思ったら…魔界村とドルアーガの軍か。 …どうやら刺客のようね」
モリガン(デミトリの馬鹿… しっかりつけられてるじゃないの…)
春麗「ちょっと説明して!  さっきからわけがわからないわ!」
モリガン「おしゃべりはあとあと。 じゃないと死んじゃうわよ?」
春麗「う…そこはわかるわ」
春麗「ふう… この場は戦う事しか選択肢はないようね」
春麗「あなたも連中の仲間なの?」
モリガン「違う…と言っておくわ。 でないと、いきなり殴られそうだものね」
春麗「ふふ…安心したわ」
春麗「それ以外の答えだったら、一番最初に 蹴りをお見舞いするつもりだったから」
モリガン「まあ怖い」
モリガン「…でもあなた、気に入ったわ」
モリガン「さ、じゃあ二人で踊りましょうか」

〈敵を2体KO〉

モリガン「どうにも張り合いがないわねえ」
モリガン「ということは…偵察隊ってとこね」
春麗「こいつらはなんなの?」
 魔界村
モリガン「…魔界村の兵隊達よ。 あまり、格は高くないみたいだけどね」
春麗「ま、マカイムラ?」
モリガン「かつてこの世界を揺るがした、 史上最悪の場所の事よ」
(城を調査に来た面々が出現)
春麗「新手!? …違う、人間…!?」
フェリシア「おっす! デミト…」
モリガン「え? あなた…」
モリガン「あぁらやだ、お久しぶりじゃなぁい!  子猫ちゃん」
フェリシア「げげ!?  な、なんでアンタがここにいんのよ!?」
レイレイ「アイヤ~、 避けたつもりが…大当たりアル…」
ブルース「おいおい、なんだなんだぁ?  ハロウィンかよ、今日は」
ブルース「なかなかイカした姉ちゃんじゃねえか」
モリガン「うふふ、ありがと。 あなたも素敵よ。生気が溢れてる感じ」
ブルース「やっと俺の魅力がわかる女に会えたな。 どうも鉄から切り出したような女しか 周りにいなくてよ」
レジーナ「…誰の事よ」
鳳鈴「いい歳して鼻の下伸ばしてるんじゃ ないわよ」
春麗「鳳鈴? 鳳鈴なの!?」
鳳鈴「春麗! よかった、無事だったのね!  もう安心して、大丈夫よ」
モリガン「ふうん…物質界からのお客様方… とはいっても、そうじゃないのもいる みたいねえ」
クリノ「…モリガン=アーンスランド」
モリガン「そう、例えばあなたとかね。 …英雄クリノ」
 魔界村
モリガン「乙女の騎士も、ヘンに意地を張らなければ 魔界村から逃げ出すなんて事にも ならなかったでしょうに」
サビーヌ「魔界村!?  それに…ワルキューレに会ったのか!?」
クリノ(ワルキューレ様… なぜ、お一人で魔界村に…!?)
キング『知り合いが何人かいるようだが… フェリシア、あの女性…知っているのか?』
フェリシア「うん…関わるとロクな目に遭わないから、 会いたくなかったんだけど…」
フェリシア「魔界で争ってた貴族の内の一人」
フェリシア「え~と、“親玉”だっけ?」
モリガン「…“当主”よ」
モリガン「それに、なりたくてなったんじゃないわ」
ワンダーモモ「春麗さんは見つかったけど… またややこしくなってきたような…」
ベラボーマン「この世界の話を聞けると思えば、 それくらいは我慢すべきでしょう」
ベラボーマン「この城…他に人の気配を感じませんしね」
モリガン「やっと面白くなってきた感じね」
モリガン「うふふ… もっともっと盛り上がってくれなきゃね」

〈敵の残数を3体以下にする〉

モリガン「あら、もう残りも少ないわねえ」
レイレイ「さすがにこっちも人数が多いアル」
レジーナ「戦力差ってものはどうしようも ないものよ」
モリガン「まあ、そうね」
モリガン(…たしかに、ワルキューレの片腕クリノ、 それにフェリシアちゃんとか実力がわかる 面々もいるけど…)
モリガン(他もかなりの能力を持っているようね。 物質界…認識を改めなきゃいけないわね)
春麗「………」
ワンダーモモ「春麗さん、どうかしたんですか?」
春麗「誰かに見られている感じがするの」
モリガン「いやねえ、見られると燃えるタイプ?」
春麗「そんなわけないでしょ!」
フェリシア「…相変わらずだね、モリガン」
(ブルーナイト、ブラックナイトが出現)
ベラボーマン「むっ!? この西洋鎧は!」
クリノ「ブルーナイトとブラックナイト…!  ドルアーガの騎士達だ!」
キング『古びた城に甲冑か。 なかなか似合ってはいるな』
サビーヌ「…何をしたり顔で言ってんだか」
サビーヌ「どこに隠れてたんだ? こいつら…」
(ザベル=ザロックが出現)
ザベル「隠れてたワケじゃァ~ねェ~なァッ!」
ザベル「今来たンだよ! ヒャーハッ!」
 スペンサーレイン号
ブルース「あいつは…スペンサーレイン号で会った ゾンビ野郎か!」
フェリシア「ええっ!? ザベルまで!?」
レイレイ「デミトリに会いに来て、ナンで こうなるワケ!?」
ザベル「そ・れ・はァ~!」
ザベル「オレとレェイレイちゅわんがウンメェーの 黒ッい糸で結ばれてッからさァ~!」
ザベル「マァイスウィィィ~ット!」
レイレイ「ぐ、ぐぐぐ…そんな不吉な色の糸で 結ばれたくないアルよ!」
ワンダーモモ「か、変わった彼氏さんですね…」
レイレイ「ダレが彼氏か!」
モリガン「…ザベル、 見られてる感じってのはあなたね」
春麗「………」
ザベル「久しぶりじゃねェか、アーンスランドの ご当主様よォ!」
ザベル「心配すンなって!  若作りのサキュバスなンぞにゃア、 これッぽっちも欲情しねェからよォ!」
モリガン「…面白い事言うじゃない」
モリガン「私、そぉ~いう冗談言う男は殺したく なるのよね」
春麗「鳳鈴、あの骸骨みたいな奴は?」
鳳鈴「…骸骨じゃないわ。ゾンビよ」
鳳鈴「スペンサーレイン号を襲撃して来た奴。 つまり…」
春麗「…敵って事ね」
ザベル「さァ、ショウタイムといこうゼェ!  モリガン、てめェを殺った後はデミ公だ!」
モリガン「狙いは私とデミデミか」
モリガン「なるほど…あなたの後ろ盾は魔界村って 事で間違いないようね」
モリガン「…やれるものならやってみなさいな」
クリノ「ちょうどいい。魔界村の情報… オイラも知りたい」
春麗(見られてる感覚はこのゾンビじゃないわ。 …誰なの?)

〈ザベル=ザロックにダメージを与える or 敵味方合わせて10回行動終了〉

ザベル「ケッ!  しばらく見ねェうちに、ずいぶんと厄介な 集団になったじゃねェか、兄ちゃんよォ」
ブルース「へっ、俺はこんな得体の知れない連中とは 関わりたくなかったんだがな」
鳳鈴「同感。これも成り行きよね」
レイレイ「でも、そのおかげでアンタを 倒せそうアルよ。ザベル!」
レイレイ「もう気持ちの悪いラブコールを永遠に できなくさせるワケよ!」
ザベル「イヤよイヤよもスキのウチってなァ!」
ザベル「じゃあオレ様も『仲間』ってヤツを 呼ぶとするかァ!」
モリガン「なんですって?  他にも連れて来たって言うの!?」
(アマゾーナ、クラブフェンサーが出現)
アマゾーナ「………」
ワンダーモモ「ア、アマゾーナ!?  それに…クラブフェンサーまで!?」
ベラボーマン「あのピエロが連れて行ったのでは なかったのですか!?」
ザベル「ピエロォ?  あぁ~、ジョーカーのヤロウのコトか」
ザベル「ちょいと借りたのさァ! ヒャハ!」
レジーナ「あのゾンビ、クロノア達が呼んでた “幻獣”って連中の仲間みたいね」
キング『ああ。我々の敵は、想像以上に巨大な 組織のようだな』
アマゾーナ「神田桃…おまえを連れて行く…」
ワンダーモモ「アマゾーナ… あなたに一体何があったの!?  今度こそ答えて! ねえ!」
クリノ「あの娘は…物質界の人みたいだ。 他もすべてそうなのかい?」
フェリシア「違うよ。 …あの赤い鎧のコだけが人間。残りは…」
モリガン「感じからして、中身はドルアーガの兵隊 ってところかしらね」
ワンダーモモ「ゾンビさん!  あなた、アマゾーナをどうして…!」
ザベル「どォしてェ?  カンタンなコトだゼ、ベイベェ」
ザベル「“魂”が必要なんだってよォ!  もォ集めまくりだゼ!」
春麗「説明になってないわよ!  それに“魂”…ですって!?」
サビーヌ「集めまくりって…嘘つくなよ。 そんな話、オレ達の世界じゃ聞かないぞ」
モリガン「この魔界でもね。 …嘘ばっかりじゃないの、ザベル」
ザベル「そりゃ聞いたコトねェだろ!  “世界が違う”ンだからよォ!」
鳳鈴「世界が違う?  …もしかして、あなた達が魂を集めている 世界っていうのは…」
ベラボーマン「我々の世界という事ですか…!」
ベラボーマン「もしかして…それが、日本で起きている 『眠り病』の正体!?」
フェリシア「なんで人の世界でそんな迷惑なコト すんのよ!」
ザベル「“魂の質が違う”とかナントカ、 コムズカシい話にゃ興味がねェンでなァ」
ザベル「ただよ、普段ならそうカンタンには つながらねェ世界だ。 こっちにゃねェ魂がゴロゴロしてるとよ!」
???(デミトリ)「なるほど…それが目的か」
モリガン「……!」
ザベル「そのとォ~りだゼェ。 それが魔界村の魔王の目的よォ!」
ザベル「ああ、ドルアーガの野郎もか」
ザベル「そして…オレ様もなァ…!」
???(デミトリ)「フフフ…これでようやく、魔界村… 魔王アスタロトの企みがすべて暴露された というわけか」
ザベル「な、なんだとォ!」
フェリシア「うえ…この声って…アレだよねえ」
レイレイ「…もうどうでもいいアル…」
(玉座の横のキャンドルに火がつき、デミトリ=マキシモフが出現)
デミトリ「クククク…ザベル=ザロック」
デミトリ「それだけ聞ければ、貴様にもう用はない」
ザベル「なッ! デミ公! …おめェ、まさか!」
モリガン「デミトリ!  あなた、そのために隠れていたの!?」
デミトリ「隠れていた?  フン、様子を見ていたと言いたまえ」
春麗「…視線の主はあなたね」
デミトリ「その通り。わが城の中を興味深げに 歩き回っていたのでね」
デミトリ「私はデミトリ=マキシモフ。 ここまではなかなか面白い見せ物だったよ」
ザベル「チッ! …ザケやがって!」
ザベル「おい、ボーっとしてンじゃねェ!  やっちまえや、てめェら!」
アマゾーナ「神田桃…その魂…もらい受ける」
ワンダーモモ「アマゾーナ、あなたを…救ってみせるわ」
ワンダーモモ「そのためになら、私は戦う…!」
モリガン「ふぅん、ワケアリみたいねえ」
モリガン「…ほらね、面白くなってきたでしょう?  デミトリ」
デミトリ「ふん、茶番で終わらねばいいがな」


第8話
VAMPIRE

〈vs ブルーナイト or ブラックナイト〉

[ブルース&レジーナ]

ブルース「青いアーマーはスペンサーレイン号に いた奴と同じで…黒いのは二度目か?」
レジーナ「何色だって関係ないわ。 ただのブリキ缶だと思えばね」

〈vs クラブフェンサー〉

[クリノ・サンドラ&サビーヌ]

サビーヌ「変わった奴らだな」
クリノ「ナカムラさんに近い感じだね。 なんか着てるというか…」
ベラボーマン「あながち間違いではありませんよ」
ワンダーモモ「重要なのは中身です!」

[キング&フェリシア]

キング『どうも緊張感がないな。 かぶりモノと戦うというのは…』
フェリシア「キングさんだってそうじゃない」
キング『このマスクをそこらのかぶりモノと 一緒にするとは何事だ』
キング『これは初代キング神父が…』
フェリシア「もう、話はあとあと! いくよ!」

〈vs アマゾーナ〉

[ベラボーマン&ワンダーモモ]

ワンダーモモ「目を覚まして! お願い!」
アマゾーナ「…その魂…もらう…」
ザベル「ムダムダァ!  おとなしく魂をよこしなァ!」
ベラボーマン「そうはいきません!  お二人の魂…どちらも守ってみせます!」

[春麗]

アマゾーナ「………」
春麗「間違いないわ。 やっぱり、この娘だけは人間…」
春麗「あなた、どうしたの!?  なぜ悪魔側に!」
アマゾーナ「………」
春麗「…シャドルーの親衛隊達の目に似てる…!  悪魔に魅入られているの…!?」

〈vs ザベル=ザロック〉

[ベラボーマン&ワンダーモモ]

ザベル「おめェら、なんかヘンテコなモン被って やがるなァ、あァ?」
ワンダーモモ「ヘ、ヘンテコって…」
ベラボーマン「あなたは少し着た方がいいと思いますよ。 ただでさえ肉がないんですから」
ザベル「違ェねェや! ヒャーハハ!」

[デミトリ=マキシモフ]

デミトリ「オゾムの次は、魔界村に取り入ったのか。 自分の力だけで何もできんとは、哀れな奴」
ザベル「自分で何でもデキるなンて思ってる てめェの方がコッケイだなァ?」
ザベル「で、デキなきゃキレるワケだ?  ダッセェー!」
デミトリ「…どこまでも不愉快な奴めが。 我が城から消え失せろ…!」

[モリガン=アーンスランド]

モリガン「さぁて、私に無礼な事を言った罰は 受けてもらわなきゃね。 後悔する時間ぐらいはあげるわよ?」
ザベル「そいつァ、ありがてェなァ!  ケドよ、無礼も何も、オレ様はホントの コトしか言ってねェゼ?」
ザベル「オレァ真実のゾンビだからよォ!  ヒャーッハ!」
モリガン「…真実に触れる事自体が罪なのよね。 女のコにはよくある事よ」

[レイレイ&鳳鈴]

ザベル「ワァオ! レイレイちゅわ~ん!」
レイレイ「…手ずから相手にしたくないんだけど」
鳳鈴「…レイレイ、過去の清算は自分の手で するものよ」
レイレイ「だぁ~から! カレシじゃないっての!」

先にKOしたのは
アマゾーナ ザベル


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