ヨン「機体を捨てて、脱出しなさい!
あなたの身柄を拘束します!」
キナハ「ぜ、前回も生き延びたのです!
わ、私の運はまだ尽きていませんよ! 今回も……」
キナハ「!? だ、脱出装置が!? そ、そんなっ……!!」
(オーグバリューが爆発)
ヨン(脱出できなかった……!?)
エイタ「ラブルパイラ外部の敵機反応、全て消失!」
ギント「副長、機動部隊を二つに分ける。
片方はラブルパイラ内へ突入し、ヘルルーガを捜索。
もう片方は本艦の直掩に当たらせるのだ」
テツヤ「はっ、直ちに……」
(ハガネにアラート)
エイタ「ラブルパイラ中央底部に高エネルギー反応!」
テツヤ「クロスゲートからエネルギーを
吸収しているのか!?」
エイタ「いえ、これは……
あっ、熱源反応、多数接近!
ラブルパイラ底部、俯角40より!」
ギント「エネルギー・フィールド、下半球展開!」
(ラブルパイラのあちこちに爆煙多数)
マイルズ「ラブルパイラの底部に
ミサイル・ランチャーが残っていたのか!?」
エイタ「いえ、出現した高熱源体……
大型機動兵器から発射された模様!」
(ラブルパイラからクロスゲートへアラウンザー“フロラーガ”が降下する)
ヘルルーガ「鋼龍戦隊よ……我が大望を叶えるには、
貴様らを排除せねばならんようだ」
ヘルルーガ「私自ら……このアラウンザー“フロラーガ”でな」
エイタ「大型機動兵器の推定全長120メートル!
クロスゲートからエネルギーを
取り込んでいるようです!」
テツヤ「あれがヘルルーガの切り札なのか……!」
ギント「だが、これであの男の居場所が明らかになった」
マイルズ「その通りだ。あの大型機を撃破すれば、
残ったガディソード兵は投降するだろう」
アヅキ「司令、クロスゲート監視艦隊より入電!
第13特殊作戦PT部隊が、まもなく
ラブルパイラに取り付くそうです!」
マイルズ「ならば、我が戦隊はヘルルーガ・イズベルガの
大型機動兵器の撃破に専念する!」