（ハガネにアラート）
エイタ「ラマリス群が融合を開始！」
（全てのラマリスがラマリス・カーナに合体）
リュウセイ「ちっ、合体されちまったか！」
（ハガネにアラート）
エイタ「艦直上に空間歪曲現象が発生！
デブデダビデの光輪の前兆です！」
テツヤ「このタイミングで……！ 対空迎撃用意！」
（南東端に光輪が発生し、デブデダビデが出現）
デブデダビデ「ぶふふぅ、取れ高はどうだぁ？」
ショウコ「デブデダビデ！！」
コウタ「てめえ、生きてやがったのか！？」
デブデダビデ「ふふん、あの時はちょっと油断しただけぇ～。
俺様は不滅なのだぁ～」
ラッセル「そんな……！」
アラド「油断しただけって……
結構なやられっぷりだったと思うけど」
ハーケン「やれやれ、とんだイリュージョンだな」
チカ「何なんですか、あいつ？
見た目も喋り方もふざけてますね」
シュウ「あれもダークブレインの配下ですか」
レーツェル「そうだ。
他にスカルナイトという半人半馬の異形がいる」
リューネ「怪物ばっかりってこと？
ハロウィンのパレードじゃあるまいし」
デブデダビデ「お前達の相手をしている暇はないぃ～！
サラヨコーセ、メシヲクーダ、
デブデダビデブー！」
（ラマリス・カーナの直上に光輪が発生し、ラマリス・カーナが吸い込まれる）
アクア「カ、カーナ・タイプが！」
リム「アニキとアヤ大尉が言った通り、
あいつの目的は……！」
デブデダビデ「行くぞぉ、クリスタルドラグーン」
クリスタルドラグーン「ワカッタ」
デブデダビデ「ぶはははは！ さらばだぁ！」
（デブデダビデの直上に光輪が発生し、デブデダビデが吸い込まれる。
クリスタルドラグーンの直上に光輪が発生し、クリスタルドラグーンが吸い込まれる）
エイタ「戦域内のラマリス、全て消滅！」
ギント「全周警戒を厳となせ。
機動部隊は直ちに帰艦し、補給を行え」
テツヤ「はっ。機動部隊を帰艦させ、補給を行います」
ギント「司令。その後、本艦とヒリュウ改は
ラブルパイラの監視任務を続行します」
マイルズ「……うむ」
コウタ「デブ公め、生きてやがったとはな……！」
エクセレン「何となくそうじゃないかなとは思ってたけど」
ミチル「ホンマ、往生際の悪いやっちゃで」
シュウ「相変わらず、地上世界では
異界からの来訪者が後を絶たないようですね」
ハーケン「ＯＫ、ミステリアス・サイエンティスト。
望んで来たわけじゃないんだぜ？」
ジーク「俺達もだ」
シュウ「あなた達を責めているわけではありませんよ。
原因は、この世界のクロスゲートである
可能性が高いですからね」
ゼンガー「だが、俺はあれを通って
エンドレス・フロンティアへ行ったわけではない」
アクセル「ああ。全てがクロスゲートの仕業ではなかろう」
アルフィミィ「でも、エンドレス・フロンティアにも
あのゲートは存在していましたの」
コウタ「あっちとこっちじゃ、訳が違うみてえだったけどよ」
シュウ「しかし、全くの無関係とは思えません。
かつて、次元転移を図ったシャドウミラーは、
紆余曲折があったとは言え……」
シュウ「結果的にクロスゲートが存在している世界へ
辿り着いたのではありませんか？」
アクセル「………」
エクセレン「何だかんだでハーケンとアシェンちゃんも
この世界へ来たんだし、因縁めいたものを
感じるのは事実だけど」
ゼンガー「……数多ある世界の中で、
エンドレス・フロンティアとの結びつきは
特に強いということか」
マサキ「だけど、前のラ・ギアスみてえに
移動手段が確立してるわけじゃねえんだろ」
ハーケン「ああ、おかげで俺とアシェンは
今の所戻りようがないのさ」
シュウ「ところで、ハーケン……
あなたに聞きたいことがあります」
ハーケン「何だ？」
シュウ「エンドレス・フロンティアに
カドゥム・ハーカームと思しき者は
存在していたのですか？」
ハーケン「さて、な。
クロスゲートを利用したアインストはいたが」
アシェン「私が向こうで調べた様々なデータの中にも
ハーカームの名はござんせん」
シュウ「そうですか……」
ハーケン「付け加えておくが、ダークブレインやその手下共も
こっちで初めて会った連中でね」
コウタ「それにしても、あいつら……
ラマリスを増やすことに専念してやがるな」
ショウコ「カーナ・タイプをたくさん集めて、
イーダ・タイプを生み出す……その次は何なのかしら」
コウタ「そいつはダークアイアン・キャッスルを
見つけ出さなきゃ、わからねえかもな……」
アーマラ「何だ、それは？」
ミチル「ダークブレインの手下共の根城や」
サリー「確か、ラブルパイラみたいに
空間転移装置を持った大型移動要塞なのよね？」
コウタ「ああ、ロアによればな。
俺はまだ見たことがねえけどよ」
アーマラ「お前の話では、場所を特定できていないようだな」
コウタ「そうだ。地球圏のどっかに隠れていやがるのは
間違いなさそうなんだが……」
アキミ「いずれは俺達の前に現れるんだろうか……」
コウタ「そうなる前に見つけ出してえがよ」
エクセレン「ところで、スーパーソウルセイバーの調子が
良さそうだったけど、何かやったの？」
アキミ「ええ、ジーベ・ドライブを補機として
組み込んだんです」
リュウセイ「マジかよ、それ！？」
アキミ「はい。
あれは、クロスゲートに近づけば近づくほど、
出力が上がるんです」
アキミ「しかも、エネルギーはゲートから
際限なく供給されます」
アケミ「もっとも、機体の方が耐えられなくなりますから、
リミッターを付けていますが……」
リュウセイ「クロスゲートのエネルギーを使って、
大丈夫なのかよ？」
フェアリ「リスクは承知の上……でも、今の所は問題ないわ」
シュウ「あまり感心できる話ではありませんね」
エリック「そこでの、スーパーソウルセイバーの
ジーベ・ドライブをちょっと見て欲しいでの」
フェアリ「！」
アキミ「い、いつの間に……！？」
シュウ「ワン博士……」
エリック「頼みを聞いて欲しいでの、シーちゃん」
アーマラ「何だ、お前は。馴れ馴れしいぞ」
シュウ「ああ、構いませんよ。
彼とは古い付き合いですからね」
アーマラ「本当なのか？」
シュウ「ええ。
ワン博士は、グランゾンの設計者の一人なのです」
エリック「ホッホッホ」
アーマラ（この男が……？）
エリック「どうかの、シーちゃん？」
シュウ「いいでしょう。ラブルパイラを見た限りでは
かつてのヨーテンナイとは違う
利用方法のようですが……」
シュウ「後学のためにも
ジーベ・ドライブを調べてみましょう」
フェアリ「お願いします。
あれは私にとっても不詳の物ですので」
ヘルルーガ「ふむ……地球人め、意外と態度が強硬だな」
レジアーネ「こちらの回答に、もう反応してきたのですか？」
ヘルルーガ「武装解除と、ラブルパイラの明け渡しに、
３日必要だと答えてやったのだが、
１日しか認めぬと返してきおった」
レジアーネ「ですが、予想通りなのでしょう？」
ヘルルーガ「そうだ。１日あれば、我らは目的を達成できる。
まんまとこちらの希望通りの猶予を与えてくれた」
レジアーネ「とは言え、期限が切れる直前が危ないですわね」
ヘルルーガ「そうだな。そこは化かし合いだ。
奴らも、自分達の準備が整うまでの時間を
稼ぎたいはず……」
ヘルルーガ「さて、事を成し遂げるのは、どちらが早いかな」