アルバーダ「何だ、あいつら? どこの機体だ?」
エルマ「初見ですが、地上の機体だと思います。
戦闘機型はデータから推測して、プロジェクトTD
関連のアーマードモジュールかと」
ヨン(プロジェクトTD……要チェックですね、マスター)
セレーナ「あのプロジェクトって、鋼龍戦隊と縁があったよね。
あのアーマードモジュールは、連邦軍かしら?」
アルバーダ「だったら、俺達を見て識別信号を出すか、
コンタクトを取ってくるだろう。
そうしねえってことは、ご同類じゃねえ」
アルバーダ「こないだのシアンっていうガキの仲間……
GSかもな」
スレイ「彼らはシュウ・シラカワの仲間なのか……?」
アラセリ「ふん、連邦軍の人間が
あの男に付き従っているとは……酔狂だな」
スレイ「こちらの素性に気づかれるかも知れない。
どうするのだ?」
アラセリ「その機体を出しておいて、今更の話だがな。
相手が鋼龍戦隊でなければ、後で
スポンサーが何とでもするだろう」
アラセリ「それとも、彼らとの接触が望ましいか?」
スレイ「………」
アラセリ「何にせよ、カークス軍にとってシュウ・シラカワは
敵だ。それに、見慣れんパーソナルトルーパーが
混じっている。奴との交戦データも高く売れるぞ」
ヨン(彼らはノイエDCの残党……? それとも……)
アルバーダ「……ところで、シュウ。
お姫様を無事に助け出せたようだな」
シュウ「ええ、あなた達が囮役を務めてくれたおかげです」
サフィーネ「シュウ様、モニカはどこです?
まさか、グランゾンの中に……」
モニカ「お久しぶりです。
いつぞやは大変お世話になりましたわね」
サフィーネ「いえいえ、お元気そうで何よりですわ、モニカ王女。
ところで、グランゾンからさっさと降りて
いただけませんこと?」
サフィーネ「あなたが乗っていては、
シュウ様の邪魔になりますから」
モニカ「あら、私は片時も愛するシュウ様のお傍から
離れたくありませんの。ほら、こうやって……」
サフィーネ「ちょっとちょっと!
あんた、何やってんのよ!?」
セレーナ「火花、散ってるわねぇ」
アルバーダ「何だ、イメージしてたのとちょっと違うな」
エルマ「そうですね。ボクのデータの中のお姫様は、
お淑やかで、宝石で彩られたティアラを着けて、
きらびやかなドレスを着て、男性に対して奥手で……」
アルバーダ「どこの童話のお姫様だ、そいつぁ」
サフィーネ「チカ! あんた、私が言ったこと忘れたの!?」
チカ「そ、そんな! 今は戦闘中なんですよ!」
シュウ「その通り……ここを切り抜けることが第一です」
サフィーネ「わ、わかりましたわ」
サフィーネ(さっさと戦闘を終わらせて、
モニカをシュウ様から引き剥がさなきゃ!)
アルバーダ「セレーナ、ここで手間取るわけにはいかねえぞ。
近くには鋼龍戦隊がいるからな」
セレーナ「ええ、彼らと戦うことになったら、大変だしね」
(作戦目的表示)
シュウ「先程、私はシリーズ77の新型機を見ましたよ」
スレイ「……!」
シュウ「その機体は、鋼龍戦隊のハガネと共にいました。
あなたは、そこにいなくていいのですか?」
スレイ「そのようなことを言われる筋合いはない!」
サフィーネ「あら、なかなかいい色の機体じゃない。
落とすのが勿体ないわ」
スレイ「こんな所で死ぬ気などない!
私にはやらねばならないことがある!」
ガエン「あの機体、かなりの運動性だな。
だが、捉えてみせる!」
スレイ「そんな魔装機で、私のベガリオンを
落とせると思うな!」
アルバーダ「プロジェクトTDは、
テスラ研で進められてると聞いてるがな。
あんた、その機体は盗んだ物かよ?」
スレイ「何を馬鹿な!
私は、ベガリオンの正当な搭乗者だ!」
アルバーダ(ってことは、プロジェクトTDのメンバーか?
訳ありみてえだが……ま、聞いてもしょうがねえか)
エルマ「セレーナさん、あのアーマードモジュールは、
YSF-33カリオンの後継機だと思われます!」
セレーナ「鋼龍戦隊と一緒にいないってことは、訳ありかもね。
聞いたら、教えてくれるかしら?」
エルマ「初めて会ったばかりの、しかも戦っている相手に
そんなことを教えるとは思えませんけど……」
ヨン「その機体は、どこで作られた物なんですか……!?」
スレイ「そんなことを教える義理などない!」
スレイ「くうっ!
ここでベガリオンを失うわけにはいかない……!」
(ベガリオンが撤退)