ウンブラ「そうか、あの人間達と……」
アクイラ「数も力も増している。
あの二人の闘志にも揺るぎがない」
アクイラ「今、奴らの動向を窺っているが、
コンターギオがオフィチナスの候補として
選んだ地に向かっているようだ」
ウンブラ「ほう……」
アクイラ「どうする？ この機に候補地を抑えるか？」
ウンブラ「いや、私が赴こう。
グラキエースとウェントスと共にな。
この目で確かめたいことがある……」
（トーチカ８の防衛隊は出撃済み）
ＧＳ兵「隊長、第３次防衛線が突破されました！」
ＧＳ兵「奴らめ、速過ぎる！
例の処置はどうなっている！？」
ＧＳ兵「それが……ワン博士が渋っているようでして」
ＧＳ兵「何だと！？ ええい、俺が直接話す！」
（ＧＳ兵隊長機から通信）
ＧＳ兵「ワン博士、命令に従え！」
エリック「……せっかくあそこまで作り上げた物を
台無しにするのは嫌での」
ＧＳ兵「むざむざとあれを敵の手に渡すわけにはいかん！」
エリック「渡してやってもええの。本来の持ち主じゃからの。
それに、ルイーナとも戦ってくれるでの」
ＧＳ兵「貴様……！
もういい、作業はマートン隊にやらせる！
邪魔立てすると、拘束程度の処罰では済まんぞ！」
エリック「ワシに噛み付いている暇はないと思うがの」
（部隊の東端に爆煙）
ＧＳ兵「！！」
（北東端にヒリュウ改とハガネが出現）
レフィーナ「撃ち方止め！ 各機を本艦前方へ！」
（アクア機、エール・シュヴァリアーが出撃。出撃準備）
アクセル「あれがトーチカ８か。
おれが収容されていた所とは感じが違うな」
レフィーナ「ドクトル・クリフ、
ウェポン・ボックス・ハンガー収容位置の見当は？」
クリフォード「あれが設計図通りに作られているとしたら、
ここから視認できる地上格納庫には収まりません」
クリフォード「おそらく、地下に収容されているのではないかと」
レフィーナ「では、これよりトーチカ８を制圧します。
ウェポン・ボックス・ハンガーの存在が
確認された場合、同時にその確保も行います」
レフィーナ「後々のことを踏まえ、
ここで時間を浪費するわけにはいきません。
各機、速やかに任務を遂行するように」
カイ「ジョッシュ、リム、お前達は地下への入口を探せ」
カイ「ただし、制限時間は７分だ。
それまでに目星が付かなければ、後々が厳しい。
いいな？」
ジョッシュ「了解です」
タスク「お宝が見つかっても、
そいつが使えるかどうかはわからねえしな……
こいつぁ、しびれる賭けだぜ」
ジョッシュ「無駄足になってしまったら、すまない」
タスク「ウェポン・ボックス・ハンガーが
話通りの代物だったら、この上ないカードになるぜ。
掛けてみる価値はあらァな」
ギリアム「今回の作戦は、情報収集も目的としている。
ＮＶユニットがなかったとしても、
無駄足にはならんさ」
ジョッシュ「そう言ってもらえると助かります」
アリエイル「ジョッシュ、リム、地下への進入口と思しき場所を
チェックしました。データ、転送します」
（地下への進入路候補３か所を指す）
リム(リアナ)「アニキ、どれか一つに当たりを付けた方が
いいんじゃない？」
リム(クリス)（うう～、勘に頼るのは危険だよ）
ジョッシュ「これ以上、分の悪い賭けをするわけにはいかない。
急がば回れだ、手近な所から一つ一つ調べる」
リム(クリス)（私もそうした方がいいと思う）
リム「わかったわ」
ジョッシュ「時間がない、急ぐぞ！」
カイ「各機、散開！
ジョッシュとリムを敵に狙わせるなよ！」
（作戦目的表示）