ウンブラ「人間よ、あくまでも抗うか……」
ジョッシュ「リム、今だ!」
リム(リアナ)「うん!」
(ブランシュネージュが指定位置へ移動)
ウェントス「……!!」
リム(リアナ)「これでどうなる……何が起きるの……!?」
リム(クリス)(多分、また……!)
リム(リアナ)「それは覚悟の上よ!」
(ブランシュネージュに共振)
リム(クリス)(あ、あううっ! リアナ!)
リム(リアナ)「た、耐えるっ!」
(ストゥディウムが揺れ、システムダウン)
ウェントス「う……!」
リム(クリス)(き、来た! また入ってくるぅ!)
ウェントス(……二つの魂を持つ娘よ……)
リム(リアナ)(ウェ、ウェントス……!)
ウェントス(君のマシーンと……システムだ……
それが僕達をつないでいる……)
リム(リアナ)(だ、だから、どうだって言うのよ!)
ウェントス(僕達の意識が……想いが……
強制的に共振し……互いを引き寄せて……!)
ウェントス(ううっ、止められない……乱れる……!)
リム(クリス)(うううっ! お、おかしくなっちゃう!!)
(ブランシュネージュとストゥディウムが白く光り、共振する。
ブランシュネージュが少しストゥディウムに引き寄せられる)
リム(リアナ)(き、機体が! コントロールできない!)
リム(クリス)(こ、この子も! あううっ!!)
ジョッシュ「リムッ!!」
ツグミ「セプテンプルムへ引き寄せられた!?」
グラキエース「ウェントス、何をしている!?」
ウェントス(駄目だ……止められない……!)
ウンブラ「何と……このようなことが……」
リム(クリス)(リ、リアナァ!!)
リム(リアナ)(す、吸い込まれる!! 逃げられない!!)
(閃光)
(中央にブランシュネージュとストゥディウムがいる)
リム(クリス)(う、うう……!)
リム(リアナ)(こ、ここは……!?)
リム(クリス)(う、宇宙……!?
お兄ちゃんやみんなはどこへ行ったの!?)
ウェントス(僕達はセプテンプルムから弾き飛ばされ……
次元の狭間へ落ちたのか……?)
リム(クリス)(ウェ、ウェントス!)
リム(リアナ)(あんた、いったい何をやったのよ!?)
ウェントス(正確には僕達、だ。
互いに引き合う力が、君をセプテンプルムの中へ……
そして、アートルム・エクステリオルを……)
ウェントス(僕が扉を開いたのか……。
でも、何故……共振し、引き寄せる……?)
リム(リアナ)(地球は……アニキ達はどうなったの!?)
ウェントス(それもわからない……)
リム(リアナ)(………)
ウェントス(わかるのは……君達が最初にシステムへ
触れた者であるということ……)
リム(リアナ)(システム……!?)
ウェントス(君達は、シュンパティアと呼んでいるね)
リム(リアナ)(……!)
ウェントス(そして、それに触れたことで……)
ウェントス(君達は二つの魂を持つようになった……
違うかい?)
リム(リアナ)(!!)
ウェントス(どちらが本当の君なのか……それは……)
リム(リアナ)(ど、どっちもあたしよ!
あたしもクリスも、クリアーナ・リムスカヤよ!!)
ウェントス(僕にはわかる……見える……
何故、君が僕を呼ぶか……意識が共振するのかは
わからないが……君は……)
リム(クリス)(や、やめて! もうやめて!!)
リム(リアナ)(ウェントス!
それ以上喋るなら、あたしはあんたを!!)
ウェントス(僕には……まだ役目が……)
(作戦目的表示)
(ストゥディウムにスパーク)
ウェントス「くっ、機体が……!」
リム(リアナ)「動きが止まった! 今なら!」
(ブランシュネージュに共振)
リム(クリス)(ううっ! また!?)
(ストゥディウムに共振)
ウェントス(また乱れる……! だが、これは……!!)
(ストゥディウムとブランシュネージュが白い光を発する)
ウェントス(駄目だ……消えてしまう!)
リム(クリス)(きゃあああっ!!)
リム(リアナ)(あああーーっ!!)
(閃光)
(中央にブランシュネージュがいる)
リム(リアナ)「………」
リム(クリス)(リ、リアナ……)
リム(リアナ)「大丈夫……大丈夫よ……」
リム(クリス)(ウェ、ウェントスは……?)
リム(リアナ)「いない……それに、この光は……」
リム(クリス)(下に見えるの……地球、だよね……?)
リム(リアナ)「もしかして、アートルム・エクステリオルが……!」
リム(クリス)(き、消えたの……!?)
(ブランシュネージュに警告シグナル)
リム(リアナ)「何か近づいてくる……これは……!」
(北側にハガネが出現)
リム(クリス)(あれは……ハガネ!?)
エイタ「目標を視認! ブランシュネージュです!」
テツヤ「何故、こんな所に1機だけで……?」
エイタ「もしかして、
次元断層の消滅と何か関係があるんじゃ……」
テツヤ「ともかく、ブランシュネージュの回収を。
それと、アヅキ……ヒリュウ改との交信を
試みてくれ」
アヅキ「了解しました」
テツヤ(いったい、地上では何が起きていたんだ……?)
カイ「大丈夫か、リム?」
リム(クリス)「はい……
ハガネの皆さんも無事で良かったです……」
カイ「我々は次元断層の外へ……
地球が消失した宇宙へ放り出されてな」
カイ「その後、ガイアセイバーズの追撃を受け、
月へ侵攻を開始したゲストと戦っていた」
リム(クリス)「じゃ、じゃあ、今、月は……!?」
カイ「宇宙軍とゲストが交戦中だ。
また、ルイーナも宇宙へ現れ、
ヘブンゲートを占拠した」
リム(クリス)「ルイーナがそんなことを……」
アヤ「でも、ゲストがヘブンゲートを襲撃して……
メリオルエッセは地球方面へ離脱したわ」
アヤ「それで、私達は彼らを追い、
北極上空付近で戦っている時に
さっきの現象が起きたのよ」
カイ「いったい、地上で何があった? 説明してくれ」
リム(クリス)「アートルム・エクステリオル……次元断層のせいで
太陽や星の光が遮られ、世界は闇に閉ざされました」
リム(クリス)「私達は連邦軍やガイアセイバーズに追われ、
ルイーナと戦って……」
リム(クリス)「その中でお兄ちゃんがグラキエースと
精神をリンクさせてしまって……」
ヴィレッタ「グラキエース?」
リム(クリス)「女性のメリオルエッセです……。
お兄ちゃんはシュンパティアを通じて、
その人の心の中を見てしまって……」
アヤ「心の中を……?」
ヴィレッタ「……T-LINKシステムによる
念の相互感知と似ているわね」
アヤ「でも、ジョッシュに念の力はないのに……。
リム、あなたはどうだったの?」
リム(クリス)「私は……他のメリオルエッセと戦った時と
そう変わりがなくて……」
リム(クリス)「それで、ルイーナが北極の北磁軸極に
セプテンプルム……結界を張っていたことが
わかって……」
カイ「もしや、そのセプテンプルムとやらが
次元断層の出入り口だったのか?」
リム(クリス)「それはわかりませんが、
セプテンプルムはアートルム・エクステリオルを
維持するためのものだって、ウェントスが……」
アヤ「ウェントス……それもメリオルエッセなの?」
リム(クリス)「は、はい」
カイ「……お前達はセプテンプルムに攻め込んだのだな?」
リム(クリス)「私達だけじゃなく、連邦軍やガイアセイバーズも……
ルイーナの軍勢がその周辺に集結してるって、
わかっていましたから……」
カイ「それで……次元断層が消滅した理由は?」
リム(クリス)「お兄ちゃんとグラキエースがそうだったように……
私もシュンパティアを通し、ウェントスと
リンクしてしまって……」
リム(クリス)「私はセプテンプルムの中に引き込まれて……
外へ弾き飛ばされ……ウェントスが
アートルム・エクステリオルを……」
カイ「どういうことだ?」
リム(クリス)「わ、私にも訳がわからなくて……
気づいたら、宇宙に……そして、地球が見えて……」
リム(クリス)「あれが何だったのか、私には……。
ウェントスは私を見て……私が……」
アヤ「リム?」
リム(リアナ)(クリス、落ち着いて)
リム(クリス)(で、でも、ウェントスは
私達が二人いるって気づいた……)
リム(クリス)(そして、シュンパティアが……。
どうして……?)
リム(リアナ)(あたしにもわからないよ。
……ともかく、落ち着こう?)
リム(クリス)(う、うん……)
アヤ「……カイ少佐、これ以上は……」
カイ「ああ、わかった。
リム、念のためメディカル・ルームで
検査を受けた後、休め」
リム(クリス)「は、はい」
(扉が開閉する・リムが立ち去る)
カイ「……リムとウェントスというメリオルエッセが
相互精神感応を行った結果、次元断層が
消滅したということか?」
アヤ「でも、あれほどのものが、そのようなきっかけで
あっさり消えてしまうなんて……」
ヴィレッタ「ウェントスとセプテンプルムが次元断層の鍵穴で、
リムとシュンパティアは不可視の扉を開ける
鍵だったのかも知れない」
ヴィレッタ「そして、それはルイーナにとっても
想定外の事実だった……」
カイ「ああ。扉はリムが開いたのではなく、ウェントスが
開けてしまった……と考えた方がいいだろうな」
アヤ「シュンパティアには
我々だけでなく、ルイーナも想定し得ない力が
秘められているようですね」
カイ「そして、それを操るジョッシュとリムにも
何かがあるかも知れん」
カイ「彼らが元々持っていた素質なのか、
シュンパティアとの接触によって得たものなのかは
わからんがな……」
アヅキ「……艦長、ヒリュウ改との交信に成功しました。
現在、北極ボーフォート海上にいるようです」
テツヤ「そうか……向こうは何と言って来ている?」
アヅキ「地球へ降下し、合流するようにと。
ポイントも指定されています」
テツヤ「よし、大気圏突入シーケンスに移行。
地球へ降り、ヒリュウ改と合流する」
コウタ「やれやれ、一時はどうなることかと思ったぜ。
まあ、アートルム・エクステリオルも消えて、
結果オーライだけどよ」
ゼオラ「コウタ、あなたも無事で……」
コウタ「ああ、心配かけてすまなかったな。
アクセルさんとアルフィミィは、
そっちと合流したんだって?」
ゼオラ「そうなの」
エクセレン「今、その二人は?」
ラミア「アルフィミィは眠りにつくと言って去り……
アクセル隊長はハガネが地球へ降下した後、
一人で艦を降りられちゃいました」
エクセレン「こっちに挨拶なしで?
んもう、照れ屋さんなんだから」
キョウスケ「そんなわけがあるか。奴はどこへ行った?」
ラミア「クロガネです。
ソウルゲインがあの艦に収容されていますので」
エクセレン「あらら、せっかちさんねぇ」
アラド「おれもそう思うッス」
トウマ「あ、君、もしかして……」
アラド「えっ?」
トウマ「いつぞや、浅草で焼きそばを買ってくれた子?」
アラド「浅草? 焼きそば?」
トウマ「そうそう。
鉄板に乗ってたのを全部買ってくお客さんなんて
珍しいから……それで覚えてたんだ」
アラド「言われてみれば、そんなことがあったような……」
トウマ「俺はトウマ・カノウ……
L&Eコーポレーションのアルバイトだ」
リュウセイ「アルバイトって……」
フィオナ「トウマにはエクサランス・レスキューの
整備手伝いをやってもらってるの。彼、これまでの
バイト経験のおかげで、器用なのよ」
アイビス「それに、掃除とかもテキパキやってくれるし……
あたし達も助かってるよ」
アヤ「あら、アイビス……そのペンダント、素敵ね」
アイビス「……イルイからもらった物で……」
アヤ「イルイ?」
リュウセイ「トウマの他にも新入りがいるのか?」
アイビス「そう、みんなにも紹介するよ。
……イルイ、こっちにおいでよ」
イルイ「………」
アイビス「コモディン島がジンライに襲われた時、
あたし達が助けた子なんだ」
アイビス「でも、記憶を失ってて……
色々あって、ヒリュウで面倒を見ることになったんだ」
イング「過去の記憶が……なら、僕と同じですね」
イルイ「あ……!」
イング「……!」
アイビス「どうしたの、イルイ?」
イルイ「………」
イング(何だ……?)
クスハ「もしかして、イルイちゃん……
イング君に見覚えがあるの?」
イルイ「ううん……」
エクセレン「ひょっとして、一目惚れとか?」
アイビス「そんな……」
ロバート「ところで、さっきジンライに襲われたと言ってたな。
奴はまたダブルGを狙って来たのか?」
ツグミ「ええ……
ギリアム少佐達は、あれがガイアセイバーズに
所属する物ではないかと推測しています」
カーラ「あと、北極で出会ったガイアセイバーズ部隊の中に
メディウス・ロクスとケルベリオンがいたよ」
ラトゥーニ「……!」
アラド「このままだと……
間違いなく、あいつらと衝突することになるか……」
ラミア「それに、メディウス・ロクス……
強奪されたという話は嘘だったようだな」
ヒューゴ「ああ……ツェントル・プロジェクトは、
俺が参加する以前からガイアセイバーズの
管理下にあった」
アクア「私とヒューゴはそのことを知らされていなくて……」
ラミア「メディウス・ロクスには誰が乗っていたのだ?」
アクア「それは……まだわかりません」
ヒューゴ「ミタール・ザパトに確認したい所だが……
迂闊にコンタクトすれば、こちらの位置や行動が
奴らに知られてしまう」
マリオン「話に聞いていた以上の魔窟ですわね、
ガイアセイバーズは……」
エクセレン「あらん、ラドム博士……お久しぶり」
キョウスケ「博士もハガネに乗っておられたのですか?」
マリオン「ええ。ラーダと共に月のマオ社を出て、
L4宙域へ向かっている途中で合流したのです」
キョウスケ「もしや、ゲストがマオ社を……?」
ラーダ「いえ。彼らの襲撃を予期して、
社長がエクスバインのパーツを別の場所へ
移送するよう指示を出したのよ」
マリオン「今、月では宇宙軍とゲストが交戦中ですが……
インスペクター事件の二の舞になる可能性は
否定できませんわね」
エクセレン「……アートルム・エクステリオルが消えても、
問題は山積みね」
キョウスケ「ああ……」
リュウセイ「こっちは宇宙でガリルナガンや
アレス・ガイストとやり合ったぜ」
エクセレン「ガリルナガンって?」
リュウセイ「ヒュッケバイン・シリーズを破壊した
コード“エビル”の本当の名称さ」
リョウト「パイロットはガイアセイバーズの
オメガ・セイバー、アーマラ・バートン……
彼女は再びイングを狙ったんです」
ラミア「あと、アレス・ガイストとの戦闘中に現れた
ペルゼイン・リヒカイトのコアとファウ・ケルンが
共鳴し……活性化しやがりました」
キョウスケ「活性化……?」
ラミア「ええ。ファウ・ケルンの出力限界値が向上……
つまり、潜在能力が解放されたのです。それにより、
フリッケライは新たな武器が使用可能となり……」
ラミア「ドゥバンは、さらなる力を得るために
ペルゼインのコアを手に入れようとしちゃいました」
ユウキ「アレス・ガイストには
イェッツトの生体部分が組み込まれている……
さらに、そんな物を獲得すれば……」
キョウスケ「……最悪、イェッツト化することもあり得るか」
ジョッシュ「あのメリオルエッセが……?」
リム(リアナ)「うん……あたし達のことに気づいて……
どっちが本物なのかって……」
ジョッシュ「何……!?」
クリフォード「………」
リム(リアナ)「それに……あんなことになるなんて……
もしかして、あたし達のどっちかが……」
リム(クリス)(……リアナ……)
クリフォード「……そうだとしたら、
ジョッシュや教授のことはどう説明する?
彼らもシュンパティアに触れた者なのだぞ」
リム(リアナ)「だけど、あたし達は最初に……。
よく覚えていない……わからない……」
リム(クリス)「私も……。
だけど、もうどっちが本物かなんて……」
リム(クリス)「私達は……そう、私とリアナで
クリアーナ・リムスカヤだもの……」
リム(リアナ)「でも、あたしは……」
ジョッシュ「……クリスの言う通りだ。お前達は俺の大切な家族……
血がつながっていないとか、どちらが本物とか、
そんなことは関係ない」
ジョッシュ「クリスもリアナも……俺の大事な妹なんだ」
リム(リアナ)「アニキ……」
クリフォード(……ジョッシュとグラキエース……
リムとウェントス……この組み合わせは……)
クリフォード(諸々の謎を解く鍵は
やはり、シュンパティアか……)
テツヤ「リー・リンジュンが!? 本当ですか!?」
レフィーナ「ええ……北極へ向かう途中で接触したのです。
彼はカーリー・ナウマンと名乗り、
エア・クリスマスの艦長を務めていました」
テツヤ「あの男が生きていて、ガイアセイバーズに……」
ショーン「それだけではありませんぞ。
マシンナリー・チルドレンの
イーグレット・ウルズもおりました」
カイ「!」
アリエイル(マシンナリー・チルドレン……!?)
レーツェル「……アリエイル、君をこの場に呼んだのは、
ガイアセイバーズについて確認したいことが
あったからだ」
レーツェル「君はイーグレット・ウルズの件を知っていたか?」
アリエイル「い、いえ」
ギリアム「彼はエグレッタ・ウーノと名乗っていた。
それに聞き覚えは?」
アリエイル「あります……
ガイアセイバーズ、アルファ・セイバーの隊長です」
アリエイル「アルファは謎が多い部隊で……
構成員を見掛けたことがありますが、
皆仮面を被っており、エグレッタ以外は無口で……」
アリエイル「アンドロイドの類ではないかという噂も……。
それが、マシンナリー・チルドレンだったとは……」
ギリアム「………」
テツヤ「レフィーナ大佐、今後の行動については?」
レフィーナ「我々は軍籍を剥奪された身でありますが……
情報部のジェイコブ・ムーア中将からの命令を受け、
今は非公式の独立遊撃隊として動いています」
レフィーナ「とは言え、表向きの立場は変わらず……
連邦軍やガイアセイバーズの追撃を
受けることになります」
テツヤ「………」
レフィーナ「激戦を終えたばかりですから、
どこかで修理や補給を行いたいのですが……」
レーツェル「では、南太平洋のイティイティ島へ。
表向きは無人島ですが、我らの基地があります。
そこならば、身も隠せます」
レフィーナ「わかりました。
では、イティイティ島へ向かいましょう」
イグニス「いったい、どういうことだ?
アートルム・エクステリオルが
あっさり消えちまうとはよ」
ウンブラ「あの人間が、あのシステムが
セプテンプルムにあのような形で干渉するとは……」
コンターギオ「確かに、予測できぬことであったな」
ウンブラ「グラキエース、そしてウェントスに
不調をもたらす者達……人とメリオルエッセ、
相容れぬはずの存在……何故、通じ合う?」
アクイラ「俺達にはない感覚だ」
イグニス「ラキはともかく、ウェントスはしくじった。
アートルム・エクステリオルは破られたんじゃなく、
奴が開けちまったんだよ」
ウェントス「………」
イグニス「貴様、何をやっていた? 役目を忘れたか?
何のために俺達が荒事を引き受けているか、
わかっているのか?」
ウェントス「何故、ああなったか……彼女達と共振したか……
僕にもよくわからない……」
イグニス「チッ、役立たずが」
ウンブラ「私にもわからぬことよ……
ウェントスを責めるでない」
イグニス「なら、さっさとアートルム・エクステリオルを……」
ウンブラ「あれは大きな力を必要とする。
再度展開すれば、“破滅の王”の目覚めが
遅れてしまう」
ウンブラ「それに、あの人間達によって、
また同じようなことが起きるかも知れぬ」
コンターギオ「地上にオフィチナスを建造し、
軍勢を増やした方が良かろうな」
ウンブラ「ああ」
イグニス「俺とコンターギオは、
宇宙でオフィチナスの候補地を見つけたんだ。
ウェントスがしくじらなければ、今頃は……」
ウンブラ「この際、宇宙のことはよい。
それより、あの人間達とシステムを破壊せよ。
我らにさらなる支障をもたらす前に」
イグニス「わかったぜ。
ラキ、あいつらは俺に任せろ」
グラキエース「………」
イグニス「どうした?」
グラキエース「……問題ない。私は正常に機能している」
イグニス「フン……なら、いいがよ」
グラキエース(ジョシュア・ラドクリフ……あの人間……)