back index next


ダンク市の攻防 ヒリュウ改に立ち寄る ~ 第4話 ~

(荒地)

リューネ「で、ヤンロン……これからどこへ行くの?」
ヤンロン「ダンク市だ。 そこにシュテドニアスの部隊がいるという情報が 入ったのでな、様子を探りに行く」
キョウスケ「威力偵察か?」
ヤンロン「いや、まずは近くまで行き、 ダンク市の状況と敵側の戦力規模を調べたい。 仕掛けるかどうかは、その後で判断する」
リューネ「また山の上から様子見?  突っ込んで行って、バーッと片づけちゃえばいいのに」
ヤンロン「……君はマサキと同じだな。 そんな考えでは、敵に足をすくわれるぞ」
リューネ「まどろっこしいのは性分に合わないのよ」
ヤンロン「だが、ここは僕のやり方に従ってもらう。 ダンク市へ向かうぞ」

《神聖ラングラン王国 ノーヴァス州(ヴァルシオーネ)》

(山裾)

ヤンロン「……僕はランシャオと共にダンク市の様子を見てくる。 君達はここで待機していてくれ」
リューネ「ちょっと待って! 街の方から何か来たよ!」
キョウスケ「あれはジガンか……!」
リューネ「ゲシュペンストもいる!  もしかして、カチーナ中尉達!?」
キョウスケ「何者かに追われているようだな」
リューネ「ヤンロン、あの3機はあたし達の仲間なんだ!  助けに行くよ!」
ヤンロン「駄目だ」
リューネ「何でよ!?」
ヤンロン「ダンク市に駐留している敵戦力規模が まだはっきりしていない。 無闇に突っ込んで行くのは危険だ」
リューネ「あんた、仲間を見捨てろって言うの!?」
ヤンロン「違う、僕は……」
リューネ「止めたって無駄だよ! 行こう、キョウスケ!」
キョウスケ「……ああ」
(速い足音・リューネとキョウスケが立ち去る)
ヤンロン「迂闊な真似を……」
ランシャオ「……ご主人様」
ヤンロン「何だ、ランシャオ?」
ランシャオ「ご主人様宛てに通信が入っております。 グランヴェールにお戻り下さい」
ヤンロン「このタイミングで……? 何者だ?」


第4話
ダンク市の攻防

〔戦域:ダンク市周辺〕

(量産型ゲシュペンストMk-II改2機とジガンスクード・ドゥロが民家付近にいる)
ラッセル「カチーナ中尉、追っ手が!」
カチーナ「チッ、あの髭侍め!  さては、最初からこうするつもりだったな!」
ムラタ「フン……貴様らとは共に戦うより、 斬り合った方が楽しめるからな」
タスク「こっちも最初からてめえがいるとわかってたら、 交渉に応じなかったぜ!」
カチーナ「このまま逃げ回るのも癪だ!  野郎共、迎え撃つぞ!」
タスク「合点承知!」
(作戦目的表示)

〈2PP or 敵機を3機以上撃墜〉

(東端にヴァルシオーネとアルトアイゼン・リーゼが出現)
リューネ「みんな、助けに来たよ!」
カチーナ「ヴァルシオーネ! リューネか!」
タスク「ア、アルトもいる!  もしかして、キョウスケ中尉は この世界へ跳ばされてたのか!?」
キョウスケ「タスク、説明は後だ」
ムラタ「ほう、アルトアイゼン・リーゼに ヴァルシオーネか」
リューネ「あのガーリオン…… 確か、ノイエDC残党に雇われてた傭兵だったね」
キョウスケ「こんな所で出くわすとは……腐れ縁だな」
ムラタ「奴らまで来ているとなれば…… フン、もうしばしこの異界にいるのも一興か」

〈3PP or 敵機を6機以上撃墜 or ガーリオン・カスタム“無明”のHP7000以下〉

(南端にグランヴェールとジャオームが出現)
リューネ「ヤンロン! 何しに来たのよ!?」
ヤンロン「君達を助けに来たんだ。応援を連れてな」
キョウスケ「応援……?」
ゲンナジー「ゲンナジー・I・コズイレフだ。 こいつは魔装機ジャオーム。よろしく頼む」
リューネ「誰も助けてくれなんて言ってないよ!」
ヤンロン「やれやれ、さっきのことを根に持っているな?  何も僕は彼らを助けることに反対したわけじゃない」
ヤンロン「彼を知りて己を知れば、百戦して危うからず…… 敵の情報を得ぬまま戦いに出るという 軽率な行動を戒めただけだ」
リューネ「わかった、わかったよ!  お説教なら、後でたっぷり聞いてやるから!」

〈ガーリオン・カスタム“無明”のHP6000以下〉

ムラタ「……雇い主は逃げたか。 ならば、この勝負、預けておくぞ」
(ガーリオン・カスタム“無明”が撤退)

〈敵機全滅〉

カチーナ「……よし、追っ手は片付いたか。 礼を言うぜ、キョウスケ、リューネ」
リューネ「タイミングが良かったよ。 でも、何であいつらに追われてたの?」
カチーナ「こっちも聞きてえことが色々ある。 情報交換といこうぜ」
リューネ「わかったよ」

(ダンク市付近)

リューネ「……演習中に召喚されたのなら、 ヒリュウ改やハガネもこっちへ来てると 思った方がいいね……」
タスク「俺やカチーナ中尉とラッセルは 同じ所へ出て来たんだが、レオナや他のみんなは 別の所へ跳ばされたみてえでな……」
カチーナ「で、仲間を捜してる途中で あのスットコドッコイ軍に出会ったわけよ」
ラッセル「シュテドニアス軍ですよ、中尉」
カチーナ「おう、それそれ。 奴らはあたしらを保護するとか言い出して、 協力を要請して来たんだが……」
カチーナ「連中の中にあの武者ガーリオンがいてな。 それで胡散臭いと思って断ったら、 いきなり襲い掛かって来やがった」
ヤンロン「味方にならねば、敵に回る…… 早い内に片づけておこうと考えたか」
カチーナ「何にせよ、おめえらと会えて良かったぜ。 キョウスケも無事だってわかったしな」
タスク「エクセ姐さん達、かなり心配してたッスよ」
キョウスケ「……そうだろうな」
ラッセル「あの……自分達はまだラ・ギアスのことを よくわかっていないんです。よろしければ、 詳しく説明してもらえませんか」
ヤンロン「わかった。 ダンク市に宿がある。そこで一息入れ、 今後のことについても相談しよう」
ヤンロン「それでいいか、ゲンナジー?」
ゲンナジー「……ああ」
カチーナ「い、いたのか、あんた。 ……影薄いな」
ゲンナジー「………」
ラッセル(何となく親近感を感じるなぁ……)

REPORT
換装パーツ『タイプN装備(量産型ゲシュペンストMk-II改)』を入手しました。


back index next