back index next


イモータルの追撃 ヒリュウ改に立ち寄らない ~ 第3話 ~

《神聖ラングラン王国 ルザック州》

[ルザック州 州軍基地(格納庫)]

マサキ「……と言うわけで、 今のラングランは混乱の真っ只中なんだ」
エクセレン「つまり、お隣さんのシュテドニアス軍が 攻め込んで来て、わやくちゃになってるのね」
エクセレン「おまけに、私達やノイエDC残党まで 召喚されちゃってるし……大変よねぇ」
マサキ「この混乱のきっかけになったのは、 ラングラン王都の壊滅だ。 俺は……それを食い止めることが出来なかった」
マサキ「そして、あの事件にシュウが一枚噛んでいると思い、 俺は奴を追って地上へ出た」
エクセレン「で、南極事件が起きた後、 シラカワ博士とご対面……ってわけね」
マサキ「ああ。その後でDC戦争が起きて、 L5戦役インスペクター事件と続き、 こないだの修羅の乱……」
マサキ「ダークブレインを倒した後、 シュウは俺達に宣戦を布告した。そして……」

〔戦域:回想:セブンゲート〕

(ネオ・グランゾンの前にサイバスターとヴァルシオーネがいる)
シュウ「み……見事です…… このネオ・グランゾンを倒すとは……」
シュウ「これで……私も悔いはありません…… 戦えるだけ戦いました……」
シュウ「全てのものは……いつかは滅ぶ……」
シュウ「今度は私の番であった……それだけのことです……」
シュウ「これで私も…… 全ての鎖から解き放たれることが……」
シュウ「出来……まし……た……」
(ネオ・グランゾンが大爆発)
マサキ「こ、これで……終わった……!」
マサキ「……だけど……だけど……」
マサキ「シュウ…… 馬鹿な……奴だったぜ………くそっ!」

[ルザック州 州軍基地(格納庫)]

マサキ「あの後、色々あって…… ようやく俺はラングランに戻って来られたんだ」
エクセレン「色々って? 修羅の乱の後、マーサは すぐにラ・ギアスへ行くって言ってなかった?」
マサキ「説明すると色々ややこしいんでな。 ……あ、そうそう、地上でキョウスケや リュウセイが行方不明になってるだろ?」
エクセレン「え!? どうしてそれを!?」
マサキ「本人達から聞いたのさ。 俺は、とある所であいつらと合流して…… しばらく一緒に行動してたからな」
エクセレン「ホントなの!?」
マサキ「ああ。今頃、あいつらは地上に戻って…… いや、もしかしたら、ラ・ギアスに 来てるかも知れねえな」
シロ「ま、まさか……」
クロ「可能性はあるニャ」
エクセレン「ともかく、キョウスケとリュウセイ君は 無事ってことね?」
マサキ「多分、大丈夫だろ。 俺もラ・ギアスへ戻って来られたんだし」
マサキ「ただ、あいつらが今どこにいるかまでは わからねえけど……」
エクセレン「もし、地上だとしたら……。 ねえ、あっち側に戻れる方法はあるの?」
マサキ「あるけど、今すぐってわけにはいかねえな。 鋼龍戦隊の連中がラ・ギアスに召喚されてる 可能性がある以上、捜し出さねえと……」
エクセレン「そうね……」
マサキ「さて、ナブロ州は完全にシュテドニアスの 勢力下だし……これからどうするか……」
(速い足音)
トールス「マサキ殿、シュテドニアス軍が ケナク河を越えて侵入して来ました!」
マサキ「何!?」
トールス「敵は魔装機の数を揃えてきています。 現状、我が方で出せる機体は、私のブローウェルと 2機のルジャノール改のみ……」
トールス「マサキ殿、申し訳ありませんが、 ご加勢いただけませんか?」
マサキ「構わねえが、何で3機しか出せないんだ?  そこのハンガーにディアブロがあるだろうが。 マドック爺さんはどうした?」
トールス「マドック殿は……この地で亡くなられました」
マサキ「!!」
エクセレン「誰? マーサの知り合い?」
マサキ「あ、ああ……。 地上人でな……色々と世話になった……」
マサキ「そうか……マドック爺さんは死んだのか……」
トールス「……それ以来、ディアブロは乗り手が現れず、 この基地に保管されていたのです」
トールス「そして、当方の戦力は これまでのシュテドニアスとの戦闘で かなり消耗しておりまして……」
マサキ「そうか…… せめて、ヤンロンかテュッティがいてくれたらな」
エクセレン「私も手伝うわよ、マーサ」
マサキ「すまねえ、頼むぜ」
ゴルド「それがしも加勢致しますぞ」
マサキ「……いたのか、おっさん」
ゴルド「そ、それは、あまりなお言葉で……」
ミオ「あたしも来たよ。何か取り込み中みたいだね」
マサキ「お前にゃ関係のない話だ。大人しくしてろ。 その内、地上に帰してやるから」
ミオ「え~っ、仲間外れ?」
マサキ「お前に何が出来るってんだ。引っ込んでろ」
エクセレン「……でも、サイバスターがいると言っても、 まともに当たるのは、ちょっと危ないかもね」
トールス「では、イモータル峡谷で迎え撃ちましょう。 あそこなら、大部隊の展開は出来ませんから、 我々にも勝機はあります」
トールス「しかし、万が一そこを抜かれると、 以後敵の進撃を止めることが かなり困難になります」
マサキ「それに、魔装機が出払っちまったら、 この基地の守りが手薄になるしな」
エクセレン「背水の陣ってことね」
マサキ「ああ。 せめて、ディアブロが使えればな……」
トールス「魔装機での戦闘経験を持つ地上の方が いらっしゃれば……」
マサキ「無い物ねだりをしてもしょうがねえ。 今の戦力で何とかしよう」
ミオ「……ねえねえ、 そのディアブロって奴、あたしが乗ってみようか?」
マサキ「何言ってんだ。 いきなり乗って動かせるもんじゃねえんだぞ」
ミオ「こう見えてもあたし、 バーニングPTは得意だったんだよ?」
マサキ「リュウセイならともかく、無理だ、無理。 実戦とゲームは違うんだよ」
ミオ「そりゃそうだと思うけど…… 大変な状況なんでしょ?」
マサキ「だから、俺達で何とかするって言ってんだ。 トールス、イモータル峡谷まで案内してくれ」
トールス「了解です」
ミオ「………」


第3話
イモータルの追撃

〔戦域:イモータル峡谷〕

(北端にバフォームが出現後、敵機が出現。南側に味方機が出現)
トールス「マサキ殿、前方にシュテドニアス部隊を確認!」
マサキ「魔装機だけじゃねえ、 アーマードモジュールもいやがる……!」
トールス「シュテドニアスもバゴニアと同じく、 地上人の傭兵を戦力に加えているようですね」
エクセレン「益々ややこしくなって来たわね~」
ジョグ「フン、サイバスターか。 今までどこに隠れていやがったんだ?」
兵士「あ、あれが魔装機神……!」
ジョグ「心配するな。 ルザックの守備隊だけを潰せば、 俺達は目的を果たせる」
ジョグ「無理にサイバスターを相手にする必要はない。 危なくなれば撤退して構わん。 各機、攻撃を開始しろ!」
マサキ(マドック爺さん……あんたが守ろうとした この地を、シュテドニアスの奴らには 渡さねえぜ……!)
(作戦目的表示)

〈2PP or バフォームのHP80%以下〉

(ライン・ヴァイスリッターに成功シグナル)
エクセレン「何かが近づいてくる……この反応は!」
(西端にアーマリオンとAMガンナーが出現)
リオ「見て、リョウト君! サイバスターよ!」
リョウト「それに、ライン・ヴァイスリッターも……!  エクセレン少尉もこの世界に来ていたのか」
マサキ「リョウトにリオか!」
リオ「私達だけじゃないわ。後方にはハガネもいるの」
リョウト「僕達は哨戒任務で出て来たんだけど……」
エクセレン「この様子じゃ、演習に参加してたメンバーは みんなこっちに来ちゃってるかもね」
マサキ「リョウト、リオ。 すまねえが、手を貸してくれ」
リオ「そう言われても……私達、この世界のことを よくわかってないんだけど……」
エクセレン「ここはラ・ギアスのラングラン。 前にマーサから話を聞いたことあるでしょ?  言わば、あの子の第二の故郷ってなわけ」
リョウト「やっぱり……! 周りの様子から、 そうじゃないかと予測していたんですが……」
エクセレン「で、私達が戦ってる相手はシュテドニアス軍。 マーサがお世話になってるラングランを 侵攻してる連中なのね」
マサキ「お前達がラ・ギアスへ来ちまった理由は 俺にもわからねえ。だが、今は……」
リオ「……わかったわ。 今までマサキ君には何度も力を貸してもらったもの。 あなたを信じて、協力するわ」
リョウト「僕もリオと同じ考えだよ」
マサキ「すまねえ、助かるぜ!」
ジョグ「……あいつら、見慣れねえ機体だな。 もしかして、地上人か?」
リョウト「……リオ、ハガネに連絡を入れたよ。 こっちに来てくれるって」
リオ「わかったわ」
ジョグ「フン……ラングランの連中に手を貸すってんなら、 容赦はしねえぜ!」

〈3PP or バフォームのHP50%以下〉

(北東端にディアブロが出現)
マサキ「ディアブロ!? 何でここに!?  誰が乗ってんだ!?」
ミオ「あたしよ、あたし!」
マサキ「お、お前! え、え~っと……」
ミオ「ミオ・サスガだよ」
マサキ「つーか、何でディアブロを!?」
ミオ「あの後、乗ってみたら、 動かし方が何となくわかっちゃったの。 バーニングPTをやってたおかげかな?」
マサキ「……!」
ミオ「基地の人から聞いたよ?  マサキ、あなたも初めて魔装機に乗った時、 いきなり操縦できたって」
マサキ(あいつ、まさか……!?)
ミオ「背水の陣なんでしょ?  助けてもらった恩もあるから、あたしも手伝うよ」
マサキ「……わかった」
トールス「よろしいのですか、マサキ殿?」
マサキ「ああ、シュテドニアスの奴らに ここを抜かせるわけにはいかねえ。 猫の手だって借りてえぐらいだからな」
シロ「もう借りてるニャ」
ミオ「猫が喋ってる……! よく出来たロボットだね」
シロ「違う、違う。おいらはファミリアニャ」
ミオ「ファミリアニャ?」
マサキ「その話は後だ。 いいか、ミオ。こいつは戦争なんだ。 気楽に考えてたら、命取りになる」
ミオ「それぐらい、わかってるって。 油断するなってことでしょ」
マサキ「いや、そうじゃなくて……」
ミオ「初心者だってことは自覚してるよ。 でも、足手まといになるつもりはないから」
マサキ「違う、お前はわかってねえんだ!  魔装機に乗って戦うってことは……!」
ミオ「いいから、いいから! さあ、行っくよー!」

〈vs ジョグ〉

[マサキ]

ジョグ「サイバスターをやったとなりゃ、 俺の株も急上昇ってもんよ!」
マサキ「その機体で魔装機神に勝てると思うなよ!」

[エクセレン]

ジョグ「仕留めてやるぜ、地上人! 覚悟しろよ!」
エクセレン「悪いけど、異国の地で散る気はないのよね!」

[リョウト]

リョウト「ラ・ギアスの機動兵器……油断は出来ない!」
ジョグ「しゃしゃり出て来るんじゃねえよ、地上人!」

[リオ]

リオ「マサキ君の敵なら、遠慮なんてしないわよ!」
ジョグ「フン、お前らは手を貸す陣営を間違えたな!」

〈初防御〉

[ミオ]

ミオ「わっ! 来た、来たぁっ!」
マサキ「落ち着け、ミオ! 敵の動きをよく見るんだ!」
ミオ「オッケー! な、何とかやってみる!」

状況選択

ミオがランドリオンかレンファを撃墜し、バフォームを撃墜した
ミオがランドリオンかレンファを撃墜し、敵機を残り2機にした
ミオがランドリオン、レンファを撃墜せず、バフォームを撃墜した
ミオがランドリオン、レンファを撃墜せず、敵機を残り2機にした


back index next