ディーゴ「ちっ、この借りはネット上で
返してやるぜ!」
(ディーゴ機が爆発する)
(経験値入手)
コレット「エリアル王国政府より入電です。
今回のアンティラス隊の功績に対し、
謝意を表明するとの事です」
ワグネル「聯盟決議の調印には合意して
頂けませんでしたか……」
ライコウ「それにはもう少し時間が掛かります。
国内に反対派は多いですから。
とりあえず、国内の移動に関しては、
政府から許可が下りています。
機密地域は別ですが」
セニア「それだけでも譲歩になるか……」
ワグネル「ええ、自由に航行できるだけでも
随分助かりますよ。
さて、残る問題は、エランが言っていた
この場所の地下を調べろという言葉ですね」
マサキ「あいつが、わざわざここに
呼びつけたってのが気に食わねぇ。
罠じゃねぇのか?」
セニア「罠っていうかさ、あいつって
あたし達をとにかく戦わせようって
してない?」
ワグネル「それは私も感じましたね」
ミオ「あれかな?
俺の屍を乗り越えていけ、みたいな」
マサキ「いや、それは違うだろ」
ウェンディ「さっきざっと調べたところでは、
ここの地下に特に異常は
見つからなかったわ」
マサキ「エランのヤツ、騙しやがったのか?」
ウェンディ「あ、でも少し奇妙な点はあるのよ。
何かが隠されてる様な。もう少し詳しく
調べないと何とも言えないんだけど」
ワグネル「今日はもう遅いですし、詳しい調査は
明日にしましょう。今回のミーティングは
以上です」
マサキ「…………」
ウェンディ「マサキ……元気がないわね」
マサキ「ん? ああ、ウェンディか。
別に……」
ウェンディ「さっきのエランの事……
気にしてるの?」
マサキ「……いや、気にしてねぇ」
ウェンディ「……そう」
マサキ「……何か用か?」
ウェンディ「……ううん、別に」
マサキ「そうか」
ウェンディ「…………」
マサキ「俺、もう寝るわ。
ウェンディも早く寝な」
ウェンディ「……うん」
(扉が開く)
マサキ「……ふう。
……エランの野郎でも、ポゼッションは
できた……それなのに俺は……」
ウェンディ「やっぱり気にしてたのね」
マサキ「!? ウェンディ!?
何で俺の部屋にいるんだよ!?」
リューネ「だって、マサキ、様子が変だったし」
マサキ「リューネ!? お前もか!?」
ウェンディ「私が誘ったの。
マサキが元気なかったから
気になって……」
マサキ「だからって、勝手に俺の部屋に
入るなよな」
ウェンディ「一人で抱え込んでないで、
少しは私達にも相談して欲しいの」
リューネ「そうそう」
マサキ「ったく……そういう事かよ」
リューネ「昼間、エランが言ってた事、
気にしてるんでしょ?」
マサキ「……まあ、今更ウソついても
しょうがねぇな。ああ、その通りだ。
あいつはポゼッションを使いこなして
やがる。それは、今の俺にはできねぇ事だ。
あいつと俺、一体何が違うんだ?」
リューネ「乗ってる機体が違うし、そもそも
あいつとマサキは別人だよ。
そんな気にする事ないって」
マサキ「けど、ポゼッションってのは、
精霊と一体化する事なんだろ?
俺は一度経験したからわかる。
あれは、なんていうかその……
世界と一体化した様な、そんな感じだった」
ウェンディ「そうね……精霊は人々の想いが
具現化したものだから」
マサキ「あれができるって事は、あいつは正しくて
俺は間違ってるって事なのか?」
ウェンディ「そう単純なものでもないのよ。
精霊にだって色々あるから。
ただ、ポゼッションが可能な高位の精霊は、
人々に対して悪意を向ける事が少ないのは
確かなんだけど」
マサキ「そうか……」
リューネ「まあ、ちょっと気になる事といったら、
最近マサキ、考えすぎてるって事ね」
マサキ「そりゃあ、考えるさ。
サイバスターの力はすげぇ。
だから、それを間違った使い方しちゃ
いけねぇんだってな」
リューネ「でも、でもね……
あたし……もう少し単純な方が
マサキらしいって思う」
ウェンディ「そうね……責任感が出たのはいいけど、
背負い込みすぎてる気がするわ」
マサキ「……何だよ、二人共。
今の俺が気に食わねぇってのか?」
リューネ「あ、ごめん……
そういうワケじゃ……」
ウェンディ「…………」
マサキ「……悪い。
やっぱり一人にしといてくれ」
リューネ「う、うん……ごめん」
ウェンディ「わかったわ……」
マサキ「…………」
リューネ「それじゃ、おやすみ、マサキ」
(扉が開く)
ウェンディ「おやすみなさい」
(扉が閉じる)
マサキ「ああ、おやすみ。
…………」