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武神装攻、降臨 ゼンガー ~ 第31話 ~

《ミケーネ帝国本拠地 UNKNOWN・WORLD AREA》

[闇の帝王前]

(雷音)
闇の帝王「…暗黒大将軍よ…… 作戦の進行具合を報告せよ」
暗黒大将軍「現在は第二段階… 戦闘獣の数をそろえておるところです」
アルゴス「フン… ろくに地上を攻めもせずに…。 手ぬるいのではないか、暗黒大将軍?」
暗黒大将軍「次の作戦は今までのものと 訳が違う。準備に時間がかかるのだ」
アルゴス「だが、 それは剣鉄也やαナンバーズ共を 生かしておく理由にはならぬぞ」
暗黒大将軍「ふっ…ふはははは!」
アルゴス「何がおかしい!?」
暗黒大将軍「今まで、 我らは奴らを倒すことに躍起となり… 逐次戦力を送り込んでは敗れてきた」
暗黒大将軍「だが… 次の作戦は戦闘獣の大軍団を結成し、 一気に地上を攻める」
暗黒大将軍「そして…人間共は我らの圧倒的な 物量の前に屈する。無論、剣鉄也や αナンバーズも同様にな」
アルゴス「同じような作戦を立て、 奴らに敗れていった者は数多いぞ?」
暗黒大将軍「だからこそ、 こうして軍勢を整え、時を待っておる」
暗黒大将軍「αナンバーズが 地球から離れるその時をな…」
アルゴス「フン… 大口を叩いた割には消極的な態度だな」
暗黒大将軍「作戦の総指揮を執るのは この俺だ。貴様にそのようなことを 言われる筋合いはない」
暗黒大将軍「俺のやり方に文句を つける暇があるなら、αナンバーズの 動向調査でもしておれ」
アルゴス(…おのれ、調子に乗りおって…!)

[将軍城・玉座]

ゴーゴン「…αナンバーズを攻撃?」
アルゴス「そうだ。 次の作戦前に奴らへ損害を与えておけば、 暗黒大将軍などに大きな顔をさせずにすむ」
ゴーゴン「しかし、 奴らは以前よりも力をつけてきております。 我ら諜報軍だけでは苦戦は必至かと…」
アルゴス「邪魔大王国の生き残りを出せ。 ヒミカに対する奴らの忠誠心を 上手く利用せい」
ゴーゴン「…なるほど。承知致しました」

[洞窟]

イキマ「…その話、本当か?」
ミマシ「俺達でαナンバーズを 倒せば、ヒミカ様を甦らせることが 出来るのだな?」
ゴーゴン「そうだ。闇の帝王様のお力を 以てすれば、不可能な話ではない」
アマソ「お、おお…!  ヒミカ様がお戻りになられれば、 邪魔大王国再建も夢ではない…!」
ミマシ「ゴーゴン大公、俺はやるぞ!」
ゴーゴン「フフフ… では、吉報を待っておるぞ」
(ゴーゴンが立ち去る)
イキマ「よし…ミマシ、アマソ、ククルよ… すぐに出撃の準備をしろ」
ククル「…はっ」
ククル(…ヒミカが復活すれば… 父や母の眠りを解くことが出来る…)
ククル(何としても… いかなる手段を用いても、 αナンバーズを倒さねばならぬ…!)

[独房]

ソフィア「! マガルガにマシンセルを?」
ククル「ああ、すでに処置は済ませた」
ソフィア「…あれはまだ…」
ククル「最低限の効力を発揮すればいい。 …お前は一刻も早く、マシンセルを より完全なものとするのだ」
ソフィア「………」
ククル「フン… 我らに手を貸すのが不本意であれば、 自害すれば済むこと…」
ククル「何故、お前はそうせぬ? 辱めを 受けてまで生きようとする理由は何だ?」
ソフィア「マシンセルは 地球環境を再生するためのもの…… あれを失うわけにはいきません」
ソフィア「ですから、何としても 私は生き延びなければならないのです」
ソフィア「そして……それは あなたも同じなのではありませんか?」
ククル「何…!?」
ソフィア「あなたは 邪魔大王国で生まれ育った者ではない…」
ククル「………!」
ソフィア「何か理由があって…ヒミカのために 働かざるを得なかったのでしょう?」
ククル「…………」
ククル(…そう…私は…いつの日か 一族の者達の眠りを解くために……)
ククル(この世に在り続けなければならぬ…)
ソフィア「…私は…未来のために 長き時を眠りによって超えようとした者…」
ソフィア「そして、 あなたは実際に時を越えた者…… 私達は似た者同士かも知れません」
ククル「! 似た者同士だと…!?」
ククル「小賢しい。私は黄泉の巫女…… お前達人間と同じにするな」
ソフィア「……!」
ククル「待っているがいい。 お前の剣を私の手で破壊してやる」
ソフィア「! ゼンガーを…!?」
ククル「そして、 お前は絶望と共に長き時を生きていくのだ… そう、この私のようにな」
ソフィア「…………」

《Gアイランドシティ・JAPANESE AREA》

[メインオーダールーム]

万丈「獅子王博士、僕が送った 例の動物型ロボットのデータについて、 何か詳しいことがわかりましたか?」
麗雄「まあ、ボチボチじゃな」
麗雄「とりあえず、 情報をまとめるにあたって、三人の人物を オブザーバーとしてここへ呼んである」
万丈「ほう…どなたです?」
(扉が開閉する)
エリ「…お久しぶりね、万丈君」
万丈「! 安西博士…!」
ロバート「君と顔を合わせるのは、 イージス計画の時以来かな」
ヴィレッタ「あなたも変わりはないようね」
万丈「オオミヤ博士にヴィレッタ大尉…!」
麗雄「君も知ってのとおり、安西博士は LTR機構のメンバーで考古学の権威…」
麗雄「ロバート君は スーパーロボット工学の優秀な科学者…」
麗雄「そして、元SRXチームの ヴィレッタ大尉は異星人の機動兵器に 詳しい。オブザーバーとしては適任だろ?」
万丈「なるほど。 ところで、ヴィレッタ大尉… あなたは確か投獄処分を…」
ヴィレッタ「GGGの特別要請で あなた達へ協力することになったの。 期限と条件つきでね」
万丈「では、他のメンバーも?」
ヴィレッタ「いえ、今回は私だけよ。 彼らも期限と条件付きで別任務に 就いているわ」
麗雄「では、早速だが… 君達の意見を聞かせてくれ」
ロバート「はい。今までに確認された 動物型のロボットは3体。大型猛禽類型、 大型軟骨魚類型、そして、大型肉食獣型…」
ロバート「簡単に言えば、 イーグル、シャーク、パンサーですね」
麗雄「むう… 太陽を追いかけて行きそうな連中じゃのう」
エリ「は?」
麗雄「いや、何でもない。…それで?」
ヴィレッタ「あの3体は どこの組織にも所属しておらず… 単独で行動しています」
ヴィレッタ「おそらく、 自律型の思考回路…あるいは、自らの 意志を持っていると思われます」
エリ「そして、それに似た存在として… 前大戦中、私が発掘した超機人が 挙げられます」
万丈「…龍王機と虎王機ですね。 もしかして、彼らと何か関係が?」
エリ「それはまだわかりませんが…超機人は 悪魔や破壊神と戦うため、古代人が作った 半生体兵器だと仮定されています」
エリ「そして…私はあの3体も超機人同様、 古代文明によって作り出された兵器では ないかと思っているのです」
万丈(…サコンの考えと同じだね)
麗雄「う~む、古代文明の半生体兵器か。 となると、彼らの目的は…」
エリ「ええ。 この地球を守ることだと思われます」
万丈「それで同じ目的を持つ僕達を 助けてくれたというわけか…」
エリ「ただ、気になることがあります」
麗雄「何じゃ?」
エリ「彼らが地球の守護者であるというなら、 もっと頻繁に姿を現してもいいはずです」
エリ「何故なら…今、この星は数多くの者達に 脅かされているのですから」
麗雄「ま、あの3体にも色々と都合が あるんじゃろうて。そうヒョイヒョイ 出てくるわけにはいかんのじゃないか?」
ロバート「…そこがポイントなんです。 彼らが現れるのは決まって αナンバーズの目の前……」
ロバート「色々と調べて見ましたが、 他に目撃例がないんです」
万丈「何ですって…!?」
エリ「つまり、あの3対は あなた方がいる所にしか現れていない」
エリ「まるで…同じ目的を持つ仲間を 助けるかのように……」
万丈「じゃあ… 僕達と何らかの関係があると?」
エリ「あるいは、あなた方の中に 彼らを呼び寄せる何らかの要因が あるかも知れません」
麗雄「なるほど。護君の危機に反応する ギャレオンのように、か……」
エリ「いずれにせよ、 調査を進める必要があると思われます」
麗雄「うむ。 …ところで、これからのことを 踏まえて彼らの呼称を決めんか?」
ロバート「そうですね…。 3体の共通名称は必要でしょう」
エリ「では… 『クストース』というのはいかがです?」
麗雄「クストース…。 ラテン語で守護者という意味か。 うむ。それでいこう」
万丈「では、 みなさん…後はよろしくお願いします」
エリ「わかりました」
(足音・万丈が立ち去る)
ロバート「…ところで、獅子王博士。 例の件なんですが…」
麗雄「ああ、『ダブルG』のことじゃな。 こっちへ持って来たのか?」
ロバート「はい。 是非、博士に見ていただきたいんです」

[格納デッキ]

麗雄「ふ~む。何とまあ、趣味的な……」
ヴィレッタ「パーソナルトルーパー… いえ、特機系の機体ね」
ロバート「そう。正式名称は 『ダイナミック・ゼネラル・ガーディアン』 …俺達は『ダブルG』と呼んでいる」
麗雄「う~む。微妙な名前じゃな」
ヴィレッタ「グルンガスト系列ではない… むしろ、アーマードモジュールに近いわね」
ロバート「さすがだな。実はダブルGは ウチの研究所で開発したものじゃないんだ」
ヴィレッタ「さしずめ、 DCの遺産…と言ったところかしら?」
ロバート「ああ。 本来はアースクレイドルに配備される 予定だったらしいが…」
ロバート「あれの建設が一時中止になった 時点で、ダブルGの開発もストップしてね」
ロバート「バルマー戦役後、 テスラ・ライヒ研究所で引き取ったんだが… これがまた、予想以上の難物なんだ」
麗雄「う~む。外見だけでも 一筋縄でいかなさそうじゃとわかるのう」
ロバート「とりあえず、 動かせるようにはなったんですが…現状は 内蔵武器が一切使えない状態です」
ロバート「そこで、 獅子王博士のお力をお借りできればと…」
麗雄「わかった、何とかしてみよう」
ロバート「お願いします」

〔戦域:宇宙開発公団タワー周辺〕

(アルビオンをシティ西側から打ち上げようとしている)
シモン「シナプス艦長、 本艦とマザー・バンガードは 打ち上げ作業の最終段階に入ります」
シナプス「うむ。 各員を所定の位置へつかせろ」
シモン「了解」
ミドリ「ピート君、 アルビオンとマザー・バンガードが 打ち上げの最終段階に入ったわ」
ピート「よし、 大空魔竜はその2艦の護衛に回る。 各員、第1種戦闘配置のまま待機だ」
ミドリ「了解」
「Gアイランドシティとも これでしばらくお別れかぁ…」
ミドリ「そうね…」
サコン「ところで、 獅子王博士はGGGに残られるのか?」
「ええ、別件があるとかで…。それが 終わり次第、こちらと合流するそうです」
(アラート)
ピート「何だ!?」
「て、敵機確認! こちらへ急速接近中!」
(敵機が出現)
「ハニワ幻人…!!」
甲児「あいつら、生きてやがったのか!?」
鉄也「戦闘獣が一緒だと言うことは… さしずめ、ミケーネに拾われたか」
アマソ「フフフ…この日が来るのを どれだけ待ち望んだことか…!」
ミマシ「人間共よ!  邪魔大王国再建のために、貴様らの 命をもらい受けるぞ!!」
「上等だ! てめえらも ヒミカと同じ所へ送ってやるぜ!!」
シナプス「…大文字博士、 本艦とマザー・バンガードは 打ち上げ作業を続行します」
大文字「わかりました。 そちらの護衛は任せて下さい」
ピート「各機、出撃!!」
(出撃準備)
アムロ「各機へ。 打ち上げ作業が完了するまでの間、 敵機を母艦へ近づけるな!」
カミーユ「了解!」
「氷竜、炎竜!  あいつらをGアイランドシティに残して 宇宙へ行くわけにはいかないぞ!」
炎竜「了解!」
氷竜「もちろんです、隊長殿!」
大文字「ピート君、 大空魔竜はこの位置で固定!  残りの2艦を護衛する!」
ピート「了解!」
ゼンガー(相手が 邪魔大王国の残党なら、あの女も現れる…)
ゼンガー(この戦い、 見極め時を誤りはせんぞ…!)
(作戦目的表示)

〈撃墜〉

[アマソ機]

アマソ「く…!  奴らの力を甘く見たか!」

[ミマシ機]

ミマシ「ええい!  人間ごときに後ろを見せるとは!」

〈敵機全滅〉

ミドリ「敵機の全滅を確認!」
大文字「諸君、ご苦労だった。 間もなく、打ち上げの時間だ。 すぐに帰還してくれたまえ」
(味方機が全機撤退)
「各機の収容、完了」
ミドリ「ファルナルカウントダウン、開始。 打ち上げ60秒前…」
(アラート)
大文字「!?」
「は、博士!  こちらに急速接近してくる機体が!!」
大文字「な、何っ!?」
(マガルガが出現)
「!! あいつらは!?」
ククル「この機会を待っていたぞ!!」
ゼンガー「やはり現れたか、 ククル!!」
ククル「お前達の命、 まとめて黄泉路へ導いてやろうぞ!!」
(マガルガが高速で大空魔竜へ接近、グルンガスト参式が出現)
大文字「!!」
ミドリ「グルンガストが!?」
ククル「邪魔をする気か! 小賢しいっ!!」
【強制戦闘】
ククル[黄泉舞]vsゼンガー[防御]
(グルンガスト参式のHP5%)
ゼンガー「う…! ぬう…うッ!!」
比瑪「ゼンガーさんっ!!」
ジュドー「ま、まともにくらった…!?」
ククル「フフフ…我が身を盾としたか、 ゼンガー・ゾンボルト…」
ククル「だが、我が舞の見極めを誤ったな!」
ゼンガー「否……!  俺があえて攻撃を受けたのは……」
ククル「何!?」
ゼンガー「貴様の 動きを封じるためだッ!!」
ククル「こ、こやつ、マガルガを!?  ええい、放せ!!」
大文字「ミドリ君!  打ち上げまでの残り時間は!?」
ミドリ「あ、あと30秒です!!」
ベラ「打ち上げを一時中止!  ゼンガー少佐を救出し……」
ゼンガー「手出し無用ッ!!」
ベラ「!?」
ゼンガー「そのまま宇宙へ上がれ!!」
甲児「ば、馬鹿言ってんじゃねえ!  あんたを見捨てて行けってのかよ!?」
ゼンガー「俺は死なん!  だから、行け! 己の使命を見誤るな!!」
甲児「!!」
ベラ「ゼンガー少佐……!」
シモン「シナプス艦長! 間もなく カウントストップリミットを越えます!」
シナプス「構わん、 カウントダウンを続行しろ!」
バニング「艦長、待って下さい!」
シナプス「所定位置につきたまえ!  バニング大尉!!」
バニング「!!」
シナプス「我々はネオ・ジオンや木星帝国に 対処するため、宇宙へ上がらねばならん!」
シナプス「ここで打ち上げを中止すれば、 ゼンガー少佐の決意が無駄になるのだぞ!」
バニング「う……!」
シモン「4秒前! 3! 2!」
ゼンガー「行けッ! 宇宙へ!!」
ゼンガー「我らの次なる戦場へッ!!」
(戦艦が撤退)
ククル「おのれっ!!」
(マガルガとグルンガスト参式が2回交戦)
スワン「参式の右腕、大破!  斬艦刀をロストしまシタ!!」
ゼンガー「うぐっ…!」
ククル「頼みの斬艦刀も失ったか…。 これで終わりだな、 ゼンガー・ゾンボルト」
牛山「駆動系の損傷率、94%!  非常に危険な状態ですっ!!」
麗雄「いかん、このままでは…!」
大河「こうなったら、アレしかない!!」
麗雄「! まさか!?」
大河「そのまさかだ!  獅子王博士、すぐにダブルGを 起動させてくれたまえ!!」
ロバート「ええっ!?  あれはまだ戦闘が可能な状態では…!」
大河「動けばいい!  このままでは少佐が死んでしまうぞ!!」
猿頭寺「しかし、起動させるには 最低でも60秒かかります!」
火麻「だったら、俺が時間を稼いでやる!」
???(レーツェル)「いや… その役目は私に任せてもらおう」
火麻「何!? 誰だっ!?」
(西からヒュッケバインMk-IIIトロンベが出現しマガルガに隣接)
ヴィレッタ「! 黒いヒュッケバイン…!?」
ククル「何だ、こいつは!?」
???(レーツェル)「行くぞ、トロンベ!」
【強制戦闘】
???(レーツェル)[ロシュセイバー]vsククル[防御]
ロバート「ヒュッケバインMk-III…!  何故、あれがこんな所に…?」
ゼンガー「黒い機体… それに、あの紋章は……!?」
レーツェル「フッ……私の名前は レーツェル・ファインシュメッカー。 久しぶりだな、我が友よ」
ゼンガー「レーツェル…!?  お前はエルザ……」
レーツェル「それよりも、 一刻も早くダブルGの起動を!」
麗雄「よし、やるぞ!  OSはタイプCCをセットするんじゃ!」
ロバート「は、はいっ!」
ククル「何者かは知らんが… 邪魔立てするなら容赦はせん!  我が舞で冥府へ導いてやろうぞ!」
レーツェル「残念だが… その誘いは断らせていただく!」
(作戦目的表示)

〈NEXT PP〉

猿頭寺「ダブルGの起動、確認しました。 ただし、非常に不安定です。武器の使用は おろか、行動不能になる恐れも…」
大河「構わん! 今は少しでも 可能性の高い方にかけるしかない!!」
大河「ゼンガー少佐!  今からそちらにダブルGを射出する!!」
ゼンガー「ダブルG…!?」
大河「そう! それに乗り移るんだ!!」
ゼンガー「!!」
スワン「ダブルG、射出準備完了!!」
牛山「第9ゲート、開きます!!」
大河「よし! 射出っ!!」
(ゼンガーがダイゼンガーに乗り換える)
ククル「な……何だ、あれは!?」
レーツェル「上手くいったか…!?」
猿頭寺「パイロット登録、音声登録…終了。 後はDMLシステムと火器管制システムが 上手く作動すれば……」
麗雄「うむ。 運を天に任せるしかないな…!」
ゼンガー「…これが……!」
レーツェル「そう。 コードネーム、ダブルG ダイナミック・ゼネラル・ガーディアンだ」
ゼンガー「…ダイナミック・ ゼネラル・ガーディアン……」
ゼンガー「…………」
ゼンガー「いや、 あえてその名は呼ぶまい」
レーツェル「!?」
ゼンガー「そう、名付けるなら…」
ゼンカー「ダイ・ゼン・ガー……!」
ロバート「ダ、ダイゼンガー!?」
麗雄「う~む、そういう略し方もあるか…」
ククル「笑止!  そんな木偶人形で何をする気だ!?」
ゼンガー「黙れ! 貴様を…!」
ゼンガー「む!?」
ククル「!?」
レーツェル「どうした!?」
ゼンガー「機体が…!  機体が思うように動かんッ!!」
レーツェル「!!」
大河「な、何っ!?」
麗雄「猿頭寺君、状況は!?」
猿頭寺「DMLシステムの稼働率、20%… 内蔵武器、全て使用不可能…!  かろうじて、上半身が動く程度です…!」
火麻「何とかならないのか!?」
麗雄「うむむ…! 機体を動かすだけなら、 OSのプログラム修正で何とかなる…!」
麗雄「じゃが、武器がない…!  丸腰では、いずれ限界が来るぞ!」
ゼンガー「………!」
レーツェル(武器、か……!)
大河「とにかく、 急いでプログラムの修正を!!」
麗雄「了解じゃ!」

〈NEXT PP〉

ククル「フフフ…何がダイゼンガーだ。 手も足も出んではないか」
ゼンガー「ぬ……!」
ククル「これで終わりだな。 心おきなく黄泉路へ旅立つがよい!」
ゼンガー「笑止!  俺にはまだ戦う術がある!!」
ククル「何…!?」
ゼンガー「俺に剣を!  参式斬艦刀をッ!!」
火麻「!!」
麗雄「そうか、その手があったか!!」
大河「すぐに 斬艦刀が落ちた場所の検索を!!」
猿頭寺「いえ、もう見つけてあります。 後は誰かがそこへ行けば…」
レーツェル「ならば、 その役目も私に任せてもらおう!」
【デモイベント『ヒュッケバインMk-IIIトロンベが大ゼンガーに斬艦刀を投げ渡す』】
ククル「フン… そんなものを手にしたところで!」
【プチデモ『武神装攻ダイゼンガー』】
ククル「武神装攻だと…!?」
ゼンガー「聞け、ククル!!」
ゼンガー「我が名はゼンガー!  ゼンガー・ゾンボルト!  悪を断つ剣なり!!」
ゼンガー「お前は我が斬艦刀によって 今日この地で潰えるのだッ!!」


第31話
武神装攻、降臨

大河「博士、プログラムの修正は!?」
麗雄「今終わった!  スワン君、ダブルGへ転送を!」
スワン「了解!」
猿頭寺「DMLシステム、稼働率88%!  これなら何とかなりそうです!」
麗雄「よし! 後は少佐次第じゃ!!」
大河「頼むぞ、ダブルG… いや、武神装攻ダイゼンガー!!」
ゼンガー「承知…!」
ククル「フン… 貴様の口上もそろそろ聞き飽きた。 その斬艦刀を墓標にしてやる」
ゼンガー「来い、ククルッ!!」

〈vs ククル〉

[ゼンガー]

ゼンガー「む…!  この手応えは、まさか…!」
ククル「フフフ…覚えがあろう?」
ゼンガー「マシンセルか…!」
ククル「そうだ。そのおかげで マガルガは自らの傷を修復する術を得た」
ゼンガー「うぬっ…!」
ゼンガー「貴様らが アースクレイドルを襲ったのは… マシンセルを手に入れるためだったのか!」
ククル「そのとおり…ヒミカは日本を 征服した後、邪魔大王国再建のために あれを使うつもりだった」
ククル「だが、 そのヒミカもお前達の手によって…!」
ゼンガー「……!」
ククル「私は私の悲願を達成するために、 お前達を倒さねばならぬ!」
ゼンガー(悲願…だと!?)
ククル「まずは…貴様の首をもらうぞ!  ゼンガー・ゾンボルト!」
ゼンガー「持って行けッ!  出来るものならなッ!!」

[撃墜]

ククル「ば、馬鹿な…!  修復が間に合わぬとは……!」
ゼンガー「………」
ククル「奴のあの力は何なのだ…!?  復讐の念から来るものではない…!?」
ゼンガー「言ったはずだ。 もう俺は復讐のためだけに 剣をふるいはせん…」
ゼンガー「同胞達と共に、この世へ 混乱や破壊をもたらす悪と戦い続ける…」
ゼンガー「そう!  我は悪を断つ剣なり!」
ククル「戯れ言を…! この時代に 生きる人間共こそ悪ではないか!」
ゼンガー「………」
ククル「まつろわぬ民を地上より追放し!  己が欲望のままに自然を破壊し!  そんな貴様らこそ悪ではないか!!」
ゼンガー「………」
ゼンガー「いずれ、 我らにも裁きが下される日が来るだろう…」
ゼンガー「いや、 すでに下されているのかも知れん」
ククル「何…!?」
ゼンガー「だが… 俺はあがき、戦い続ける…」
ゼンガー「ネート博士が… アースクレイドルの同胞達が 願いを託した未来のために…!」
ククル「そうか…!」
ククル「その念が貴様の力の源か………!」
(マガルガが撤退)
ゼンガー「……………」
ゼンガー(奴もまた…… 俺と同じく……?)

[格納デッキ]

ゼンガー(…グルンガスト参式よ…。 今まで俺と共によく戦ってくれた。 礼を言う……)
ゼンガー(お前の魂と斬艦刀は 俺とダイゼンガーが受け継ごう…)
エリ「…お久しぶりです。 ゼンガー・ゾンボルト 少佐……」
ゼンガー「…安西博士……!」
エリ「少佐とはイージス計画…いえ、前大戦が 始まる前にお会いして以来ですね」
ゼンガー「……ええ。 そして……自分は……」
ゼンガー「あなたのご友人である ソフィア・ネート博士と…… 多くの同胞達を………」
エリ「………………」
ゼンガー「…申し訳ない…。 自分は剣としての使命を果たせず…!」
ゼンガー「…おめおめと 生き恥をさらし、戦い続ける日々…」
ゼンガー「しかし、人のために 悪を断つ剣になると決意した以上は…!」
エリ「……………」
エリ「…私に謝る必要はありません…。 悲しいことですが…あれがソフィア達の 運命だったのでしょう…」
ゼンガー「……………」
エリ(…そう…未来の世界でも…。 この時代でも………)
エリ(…かわいそうなソフィア……。 あなたは人類の未来のため、 辛い選択をしたというのに……)
ゼンガー「……………」
エリ「…生きて下さい、少佐。 ソフィア達の代わりに…。 多くの人々の未来を守るために…」
エリ「きっと… ソフィアもそれを願っていると思います」
ゼンガー「……………」

[メインオーダールーム]

スワン「αナンバーズより 連絡が入りまシタ。無事に大気圏を 離脱したそうデス」
大河「そうか…それは良かった。 では、ゼンガー少佐達用のシャトル 打ち上げ作業を開始してくれたまえ」
スワン「了解デス」
大河「…ところで、グルンガスト参式は?」
猿頭寺「先の戦闘で欠損したパーツが 多いため、こちらでは修理不可能です。 なので、テスラ研に送ることにしました」
大河「了解した。 ならば、ダイゼンガーの修理作業を 優先してくれたまえ」
猿頭寺「それが…問題がありまして…」
大河「問題?」

[ビッグオーダールーム]

麗雄「な、何!?  ダブルGの修理は不要じゃと!?」
ゼンガー「ええ」
ロバート「しょ、少佐…内蔵武器が 一切使えない状態でいいんですか?」
ゼンガー「構わん」
ロバート「そ、そんな…!  ダイナミック・ナックルとか、 ゼネラル・ブラスターとか…」
ゼンガー「いらん」
ロバート「俺が付けようと思ってた G・インパクトステークとか… ネオ・チャクラム・シューターとか…」
ゼンガー「不要だ」
ロバート「じゃ、じゃあ…もしかして…」
ゼンガー「そう。 参式斬艦刀が一振りあれば充分だ…!」
ヴィレッタ(未来で会った時も ただ者ではないとは思ったが… 昔からこういう人だったのね)
レーツェル「フッ… そういう所は教導隊時代から変わらんな」
ゼンガー「お前も…見た目以外はな」
麗雄「…ところで、彼は?」
レーツェル「申し遅れました。私の名前は レーツェル・ファインシュメッカー… 以後、お見知りおきを」
ヴィレッタ「………」
レーツェル「君は…元SRXチームの ヴィレッタ・バディム大尉だな?」
ヴィレッタ「ええ、そうよ」
レーツェル「君には私の身内が世話になった。 遅まきながら、礼を言わせていただく」
ヴィレッタ「身内…?」
レーツェル「ああ、君の部下だ」
ヴィレッタ「なるほど、そういうことね。 …なら、その名前は偽名かしら?」
レーツェル「フッ…。 お互い、過去の詮索はなしと いうことにして欲しいものだな」
ヴィレッタ「いいわ。 それにしても、よくMk-IIIを 見つけてこられたものね」
ロバート「そ、そうだ…!  いったい、あれをどこから?  前大戦後、封印されていたはずなのに…」
レーツェル「見つけ出すのに随分と骨を 折った。起動実験に失敗したタイプRと 前大戦で使用されていたタイプL…」
レーツェル「私のトロンベは前者を 改修したものだ。そして、後者はすでに ヴィレッタ大尉用に調整されている」
ヴィレッタ「!」
ロバート「も、もしかして… 2機とも持って来ているのか!?」
レーツェル「ああ。 マオ社のカーク・ハミル博士から 彼女に渡すよう依頼された」
ヴィレッタ「なるほど…解体された R-GUNの代わりと言うわけね」
レーツェル「そういうことだ」
ヴィレッタ「なら、大切に使わせてもらうわ。 …本来の持ち主のためにもね」

[ビッグオーダールーム]

大河「では、 君はゼンガー少佐と共に αナンバーズへ合流するのだね?」
ヴィレッタ「ええ」
大河「レーツェル君は?」
ロバート「…レーツェル、あなたのことを ライに伝えなくていいのか?」
レーツェル「…その必要はない。今の私は レーツェル・ファインシュメッカー…」
レーツェル「それに、 今の我が弟には心強い仲間達がいる」
ロバート「ふふ……そうだな」
エリ「…ヴィレッタ大尉、 クストースの調査は私達で進めておくわ」
ヴィレッタ「わかったわ。 こちらでも情報を入手次第、連絡する」
エリ「お願いね」
ゼンガー「安西博士…」
エリ「何でしょう、少佐?」
ゼンガー「考古学の権威である あなたにひとつ頼みたいことがある」
エリ「…もしかして、 あのククルという女性のことですか?」
ゼンガー「ああ。 彼女が言っていた悲願とは何か…。 それが知りたい」
レーツェル「………」
エリ「…わかりました。 でも、邪魔大王国については司馬博士の方が お詳しいので…私から依頼をしておきます」
ゼンガー「よろしくお願いする」
麗雄「じゃあ、長官…ワシらは宇宙へ上がる」
大河「うむ。くれぐれも気をつけてな…」

『補助GSライド』を入手した


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