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飛び立て!大空魔竜ガイキング クスハ ~ 第4話 ~

《Gアイランドシティ・JAPANESE AREA》

[宇宙開発公団タワー]

クスハ「ケン太君!」
ケン太「あ、クスハ姉ちゃん!」
クスハ「無事で良かった…」
ケン太「姉ちゃんこそ。 あの龍のメカに乗ってたなんて、 ビックリしたよ」
クスハ「ケン太君には 言ってなかったけど…私、前の戦争で あれに乗って戦ってたの」
クスハ「…ブリット君や甲児君達… 大勢の仲間の人達と一緒にね」
ケン太「へ~え、すごいや。 姉ちゃん、見かけによらないんだね」
クスハ「見かけによらないって…」
真吾「そいつは失礼ってもんだろ、 ケン太。彼女だって立派なファイターだ」
クスハ「あなたは…?」
真吾「北条真吾だ。 グッドサンダーチームのリーダーで、 役目は…」
キリー「ケン太のお守りさ」
真吾「おいおい、 そりゃOVAの仕事だっての」
レミー「あら、似たようなものじゃない」
ケン太「クスハ姉ちゃん、紹介するよ。 この三人がグッドサンダーチーム… ゴーショーグンのパイロットなんだ」
キリー「ちょっと待て、ケン太。 一まとめで紹介するんじゃない」
真吾「だから、 こういうのは抜け駆けした者勝ちってね」
レミー「あら?  真吾って、年下が好みだったの?」
真吾「さあて」
レミー「クスハちゃん…だっけ?  気をつけなきゃダメよ。 この二人、狼だから」
クスハ「は…はあ…」
真吾「おいおい、狼はキリーだって」
キリー「何をおっしゃる。 俺は真吾と違ってレディにゃ優しいぜ?」
レミー「ふ~ん。じゃ、 お優しいキリーさんにはゴーショーグンの 整備をお願いしちゃおうかしら?」
キリー「それとこれとは話が別。 自分の仕事は自分でやってくれ」
クスハ(な…何だか、甲児君達とは 別の意味で流されちゃいそう……)
ケン太「じゃ、クスハ姉ちゃん。 僕、準備をしなきゃならないから… またね!」
(速い足音)
キリー「…めげない奴だぜ。親父さんが あんなことになったばかりだってのによ」
レミー「私達にそういう素振りを 見せてないだけなの。キリーが思ってるより しっかりしてんのよ、あの子は」
クスハ(……ケン太君……)
真吾「そういや、君は ケン太の知り合いだったそうだな?」
クスハ「…は、はい」
真吾「悪いけど、あいつのフォローを頼むぜ。 強がってても、まだまだ子供だし…」
キリー「俺達、そういうのは あんまり得意じゃなくてね。それに、 逆効果になるかもしれないからな」
クスハ「ええ…わかりました」
レミー「あら、真吾もキリーも そういう気づかいが出来るなんて… ちょっと見直しちゃったわ」
キリー「言っただろ?  俺は真吾と違って、優しい男なのさ」
真吾「レディに対しては…とか 言ってなかったか?」
レミー「さてさて、お話はここまで。 私達も出撃の準備をしましょ」
クスハ「準備って…?  ケン太君もそんなことを言ってましたけど」
レミー「聞いてなかったの?  私達、これからGGGを出て、 大空魔竜っていう戦艦に合流するの」
クスハ「えっ?」
キリー「来た早々、もうお払い箱か。 なめられたもんだな、俺達も」
レミー「いいから、いいから… 私達も行きましょ」
真吾「何だ、やけにせかすな?」
レミー「極東支部のお偉方、 かなりうるさいらしいから…遅刻したら 文句だけじゃすまないかもよ?」
真吾「うへっ、そりゃご勘弁。 じゃ、さっさと行きますか」

[メインオーダールーム]

十三「…おい、知っとるか?  レッドサンのツワブキ・サンシローが ケガで引退するんやてな」
甲児「え! ホントかよ!?」
十三「ああ。何者かに襲われて、 左腕を複雑骨折…復帰は絶望らしいで」
ヌケ「物騒な話でしゅね~、ボス」
ボス「まったくだ。おかげでレッドサンの 優勝が難しくなっちまっただわさ」
ちずる「ねえねえ、何の話?」
甲児「ああ、プロ野球の話さ。 レッドサンのエース、ツワブキ・ サンシローって知らねえか?」
ちずる「名前だけなら聞いたことあるけど」
ボス「消える魔球を投げるってので 有名なピッチャーだわさ」
ちずる「消える魔球ねえ…。 それって、地面がへこむだけじゃないの?」
十三「そりゃ、野球盤やろが!」
ムチャ「けど、残念だよな。 末は大リーグ行きかって言われてたのに」
十三「悔しいけど、 ええピッチャーやったのは事実やからな」
ちずる「何で悔しいの?」
十三「そりゃもう、 ワイごひいきのタイタンズ打線が 手玉に取られとったからな」
(扉が開閉する)
大河「…諸君、 出撃準備が終わったのかね?」
ちずる「ええ、長い間お世話になりました」
大河「それはこちらの台詞だ。 君達のおかげで随分助かったよ」
甲児「お互い様って奴ですよ。 じゃあ、俺達は極東支部へ行きます」
大河「うむ、気をつけてな」
「みんな、元気でね」
ちずる「ええ。 凱さんや他のみんなにもよろしく」
大河「また会おう、諸君」

《ビッグファルコン・JAPANESE AREA》

[指令室]

三輪「…大文字博士、 大空魔竜の準備は整ったのかね?」
大文字「はい。予定より遅れましたが、 まもなくテスト飛行に出ます」
三輪「では、ガイキングのパイロットも 見つかったのだな?」
大文字「ええ。 現在、この極東支部へ向かっております」
三輪「そうか。ならば、 地下勢力殲滅作戦の中心として、 大空魔竜戦隊の戦果に期待しておるぞ」
大文字「それより、 現在の極東支部の防衛態勢の件ですが…」
三輪「…またその話か?」
大文字「はい。異星人の侵略に対する防衛網が 手薄ではないかと…」
三輪「くどい。前任の岡はそちらに 力を注ぐあまり、地球におる敵勢力へ充分に 対処することが出来なかったのだぞ?」
大文字「………」
三輪「それに、 前大戦でエアロゲイターは壊滅した。 巨人達も外宇宙へ出ておる」
三輪「今はミケーネ帝国や恐竜帝国などの 地下勢力を滅ぼすことが先決なのだ」
大文字「しかし…リクレイマーの存在に加え、 新たな異星人が地球圏へ干渉している 兆候が見られるのです」
大文字「現に私が選びだしたガイキングの パイロットも、彼らのスパイに狙われ…」
三輪「そやつらも地下勢力の手先に 決まっておる。現時点で、異星人に対する 防衛態勢を展開する必要性はない」
大文字「…彼らが現れてからでは 遅いのですぞ?」
三輪「宇宙にはロンド・ベル隊、火星には プリベンター…。そして、アステロイド ベルトにはイカロス基地もある」
三輪「しかも、我が極東支部の 貴重な戦力を割いて、ボルテスチームや ダイモスを火星へ派遣しておるのだ」
三輪「異星人の相手など、連中に 任せておけばよい。諸君らは諸君らが 戦うべき相手に専念するのだ」
大文字(…だが、現状の戦力分散が いずれ仇になる時が来る…)
(扉が開閉する)
サコン「失礼します。 …大文字博士、ツワブキ・サンシローが 到着しました」
大文字「…そうか。 では、彼を大空魔竜へ案内してくれたまえ。 私もすぐに向かう」
サコン「わかりました」

[大空魔竜・格納庫]

ファン・リー「…ここが大空魔竜の格納庫だ」
サンシロー「………」
ファン・リー「どうした?  まだ気持ちの整理がつかないか?」
サンシロー「いきなりこんな所へ 連れてこられたんだ。当たり前だぜ」
サンシロー「それに… ケガさえしなきゃ、俺は……」
ファン・リー「…すまなかったな。 俺達がもう少し早く助けに行ければ…」
サンシロー「同情なんていらないぜ!  あの時、俺を襲った連中…俺の夢を もぎ取った連中は何者なんだ!?」
(扉が開閉する)
大文字「…それは私から説明しよう」
サンシロー「! あなたは?」
大文字「私の名前は大文字洋三。 この大空魔竜の責任者だ」
サンシロー「じゃあ、あなたが 俺をここへ呼んだ張本人なんですね。 早速ですが、わけを聞かせて下さいよ」
大文字「うむ。君を襲った連中… 彼らは新たな異星人の手先と思われる」
サンシロー「異星人!? 奴らは前の戦いで 全滅したんじゃなかったんですか!?」
大文字「…我々の宇宙は広いのだよ、 サンシロー君。地球を狙う侵略者は 他にもいると考えるのが妥当だ」
大文字「だから、 私はこの大空魔竜を密かに開発していた。 大戦後の事態に備えるために…」
大文字「そして、私の予想は当たった。 地下勢力だけでなく、新たな異星人までもが ここにきて行動を開始したのだ」
ファン・リー「…俺達の調査で、 奴らが偵察機を送り込んできていることは わかっている」
サンシロー「じゃあ、 俺の左手をやったのも…」
ファン・リー「おそらく、同じ連中だろう」
サンシロー(…奴らには翼が生えていた…。 ただの人間じゃないとは思っていたが…)
大文字「…そして、彼らは次なる行動として 優れた能力を持つ者を襲い始めた。 …サンシロー君、君のような人間をね」
サンシロー「優れた力?」
大文字「そうだ。私は君の力を借りて、 新たな侵略者からこの地球を守りたい」
サンシロー「…俺に何をしろと言うんです?」
大文字「君なら、 私が開発した戦闘メカを乗りこなせる。 それに乗って侵略者達と戦って欲しい」
サンシロー「……わかりました」
ファン・リー「…いいのか?」
サンシロー「ああ。俺の夢を 台無しにした連中は許せないし、これ以上 俺みたいな奴を増やすわけにもいかない」
サンシロー「もう野球が出来ないってんなら、 覚悟を決めてやるぜ…!」
ファン・リー(フッ… 大文字博士が見込んだとおりだったな)
大文字「ありがとう、サンシロー君。では、 この大空魔竜の内部を案内しよう……」

[大空魔竜・ブリッジ]

大文字「…ここが 大空魔竜のメインコントロールルームだ」
サンシロー「こいつはすげえな…!」
ハチロー「あ!  本物のツワブキ・サンシローさんだ!」
サンシロー「子供が何でこんな所に…?」
大文字「彼も大空魔竜の一員だ。 …では、他のメンバーを紹介しよう」
ヤマガタケ「相撲上がりのヤマガタケ。 剣竜バゾラーのパイロットだ」
ブンタ「ハヤミ・ブンタです。 魚竜ネッサーのパイロットをやっています。 よろしくお願いします」
サンシロー「ああ、こちらこそ」
サコン「…サコン・ゲンだ。 大文字博士の助手で、大空魔竜では 開発部門を担当している」
ミドリ「フジヤマ・ミドリです。 主に通信を担当しています」
ハチロー「僕、ハチロー。 みんなのお手伝いをしてるんだ」
サンシロー「よろしくな。 それで、大文字博士…俺がこの大空魔竜を 操縦することになるんですか?」
ピート「…冗談言うな」
サンシロー「君は…?」
ミドリ「ああ、彼は大空魔竜のキャプテンで 操縦担当の…」
ピート「俺の名前はピート・リチャードソン。 …覚えておいてくれ」
サンシロー「…キザな名前だぜ」
ピート「フッ…今までは エースだったかも知れんが、ここじゃ お前はルーキーだ。そのことを忘れるなよ」
サンシロー「チェッ、面白くもねえ。 それで、大文字博士…俺は何を 担当することになるんです?」
大文字「君にはガイキングに乗ってもらう」
サンシロー「じゃあ、 今すぐガイキングとやらに 乗せてもらいたいもんですね」
大文字「無茶を言ってはいかん。 君には訓練が必要だ」
サンシロー「そんなのは後からで充分です。 俺がただのルーキーじゃないってことを 見せてあげますよ」
ピート「…博士、彼がそうまで言うのなら 乗せてみてはどうです?」
大文字「しかし…」
ピート「ガイキングはリモコンで 操作します。だから、素人でも 操縦できるんじゃないですか?」
サンシロー「何!? 素人だって!?  ピートとやら、大口を叩くんじゃないぜ!」
ピート「じゃあ、あんたのお手並みを 拝見しようじゃないか」
サンシロー「ああ、いいとも!」
大文字(…サンシロー君なら、実祭に 体験させてみた方が早いかも知れん…)
大文字「よし、ピート君…準備が済み次第、 大空魔竜発進だ。その後、ガイキングの ドッキング・テストを行う」
ピート「了解です」


第4話
飛び立て!
大空魔竜ガイキング

〔戦域:ビッグファルコン周辺〕

(大空魔竜が出現)
ピート「大空魔竜、発進完了!」
サコン「各部、問題ありません」
大文字「では、これよりガイキングの ドッキング・テストを開始する。 サンシロー君、準備はいいかね?」
サンシロー「ええ。 ところで、博士…ここがガイキングの コックピットなんですか?」
大文字「そうだ」
サンシロー「どうみても、 大空魔竜の頭部なんですけど…」
大文字「ガイキングは腕部のパート1、 脚部のパート2、胴体部のパート3が 合体して成り立つ戦闘ロボットだ」
サンシロー「じゃあ、 俺が乗っているのは……」
大文字「パート3だ。 そこと脚部は射出後、リモコンで操作され 自動的にドッキングするが…」
大文字「腕部のドッキングは 君の操縦による。計器を見て、タイミングを 確実に合わせてくれたまえ」
サンシロー「え!?  さっき、ピートの奴が全部リモコンだと 言ってませんでしたか!?」
ピート「全部とは言っていない。 それとも、怖じ気ついたか?」
サンシロー「誰がっ!  大文字博士、ドッキング・テストを お願いします!」
大文字「…では、行くぞ」
サンシロー「了解っ!」
ミドリ「ガイキング、 パート1、パート2、スタンバイ」
サンシロー(この緊張感……まるで 魔球の特訓をやっていた時のようだぜ…!)
ミドリ「ゲートオープン。 秒読み開始。10…9…8…」
サンシロー(…見てろ…!  必ずドッキングを成功させてやる!)
【デモムービー『ガイキング発進』】
(ガイキングが出現)
大文字「おお…!」
ミドリ「やりました!  ガイキング・ドッキング成功です!」
サンシロー「…ふう、ヒヤヒヤしたぜ」
ピート(フッ…どうやら 口先だけのルーキーじゃないようだな)
(アラート)
サンシロー「な、何だ!?」
ミドリ「大文字博士!  ビッグファルコン周辺の空間に異常が!」
大文字「何!?」
(敵機が出現)
サコン「! あれは…!」
三輪「何だ、奴らは!?  地下勢力やエアロゲイターではないぞ!?」
ミドリ「あ、あの赤い機体…もしかして!」
ヤマガタケ「あいつら、 ここ最近現れてる偵察機じゃねえか!?」
サコン「間違いない。例の異星人だな」
大文字「むう…! ついに奴等が 直接攻撃を仕掛けてきたと言うのか…!」
三輪「ば、馬鹿な…!  こちらの防衛網をすり抜けてくるとは… 大文字博士の言ったとおりになったのか?」
大文字「ピート君、総員戦闘配置だ!」
ピート「了解! 総員、直ちに戦闘配置!」
大文字「ファン・リー君、ヤマガタケ君、 ブンタ君…君達も出撃してくれたまえ!」
ファン・リー「了解!」
(コンバットフォース3機が出現)
サンシロー「博士、 俺はひとまず帰還します!」
大文字「………」
(ガイキングが大空魔竜の所まで移動)
サンシロー「大空魔竜が丸まっちまった!?  これじゃ帰還できねえ!」
ファン・リー「大空魔竜の防御形態、 ポリューションプロテクトか…」
サンシロー「博士! 何の真似です!?  俺はどうすれば!?」
大文字「戦うんだ。 地球を侵略者達の魔の手から救うために」
サンシロー「!」
大文字「ツワブキ・サンシロー… 君の能力を以てしてなら、敵と戦える」
サンシロー「……!」
ピート「どうした、自信がないのか?  ただのルーキーじゃないんだろう?」
サンシロー「な、何を…!  よ~し、見てろ! やってやる!」
大文字「ファン・リー君、ヤマガタケ君、 ブンタ君…ガイキングのフォローを頼むぞ」
ブンタ「了解です」
ファン・リー「いいな? ヤマガタケ」
ヤマガタケ「おう、任しとけって!!」
大文字「よし!  では、敵を迎撃してくれたまえ!」
(作戦目的表示)

〈敵機10機撃墜 or 2EP〉

(出撃準備)
三輪「む! あやつらは…!」
甲児「何なんだ、あの連中!?  今までに現れた奴らとは違うぜ!」
真吾「ああ、ドクーガじゃないな」
豹馬「どっちにしたって、ビッグファルコンが 襲われてんのは事実だ!」
豹馬「あのでかいドラゴンみてえな奴は コン・バトラーで相手をするぜ!!」
小介「な、何を言ってるんですか!  あれが大空魔竜ですよっ!」
豹馬「へ!? て、てっきり敵だと…」
十三「てっきり敵…。語呂がええな」
小介「十三さんも 変な感心をしている場合じゃないですっ!」
十三「わかったわかった。 そうカリカリすんなや、小介」
大作「ばってん、あげな外見やったら 敵と勘違いしてんしょうんなか」
キリー「見た目のインパクト重視なんだろ?」
三輪「こちらは極東支部の三輪だ!  遅いぞ、貴様ら! さっさと 大空魔竜戦隊を援護せんか!!」
甲児「ほら来た!」
ちずる「あの怒鳴り声を聞くのも久しぶりね」
さやか「ホント。全然変わってないわ」
レミー「何なのよ、あの態度…。 ちょっと失礼じゃない?」
キリー「あれが噂のお偉方じゃないのか?」
レミー「あ、な~るほど」
真吾「それはともかく、 さっさと仕事にかかろうぜ。 新しい居候先がなくなっちゃ困るからな」
豹馬「よっしゃ! 行くぜ!!」
(作戦目的表示)

〈敵機全滅〉

ミドリ「敵の全滅を確認しました」
大文字「…どうやら、 今回はこちらの様子見だったようだな」
サンシロー「あれぐらいの敵なら、 いくらでも返り討ちにしてやりますよ」
ピート「調子に乗るな、サンシロー。 敵は先程の戦闘で大空魔竜の存在を知った… 次からは本気で来るぞ」
サンシロー「そんなこたあ、わかってるよ。 まだ1回の表が終わったばかりだって 言うんだろ?」
ピート「ああ、そうだ。 本当の戦いはこれからなんだ」
大文字「よし… マジンガーZやコン・バトラーVを 収容し…大空魔竜の各種テストを行う」
甲児「助かったぜ。 おかげで三輪長官の顔を見なくてすむや」
クスハ「そんなに怖い人なの?」
さやか「クスハも会えばわかるわよ」
クスハ「………」
(クスハに精神感応)
クスハ「! こ、この感じ…!?」
さやか「どうしたの、クスハ!?」
(アラート)
ミドリ「大文字博士!  こちらへ急接近してくる物体を キャッチしました!」
大文字「何っ!?」
(敵機増援が出現)
クスハ「こ、虎王機!?」
???(ブリット)「…新たな身体を得て再生したか、 龍王機よ……」
サンシロー「何だ、あいつは!?」
ピート「軍の資料で見たことがある…。 あれは発掘兵器…超機人・虎王機だ」
ヤマガタケ「敵なのか!?」
サコン「いや…あそこにいる龍人機と同じく、 我々にとって味方のはずだが…」
甲児「やいやい!  てめえはいったい何者なんだ!?」
???(ブリット)「…………」
クスハ(…ブリット君じゃない…?  でも…この感じは…)
さやか「ここへ何しに来たの!?  また龍人機を攻撃するつもりなの!?」
???(ブリット)「我は同胞を迎えに来た…。 故に、お前達と戦うつもりはない」
豹馬「何だって!?」
???(ブリット)「目的を同じとするお前達とは 戦う理由がない…」
豹馬「目的が同じ…!?」
甲児「ふざけんな!  クスハと龍人機を狙ってるだけで 充分理由になるんだよ!!」
???(ブリット)「…何故だ?」
甲児「俺達の仲間だからだ!!」
クスハ「こ、甲児君……!」
???(ブリット)「…仲間……仲間か。 我もそれを取り戻しに来た………」
クスハ「えっ…!?」
???(ブリット)「我ら本来の姿を取り戻すために…」
クスハ「本来の姿って、 龍虎王と虎龍王のこと…!?」
???(ブリット)「そうだ。 我らは二つで一つの超機人……。 お前もそのことをよく知っているはずだ」
クスハ「だ、だったら… 何故あの時、龍王機を傷つけたの!?」
???(ブリット)「…龍王機が我ら本来の目的を捨て、 我が主の下へ還ることを拒んだからだ」
クスハ「本来の役目…!?  我が主…!?」
???(ブリット)「我と共に来い。龍王機… そして、クスハ・ミズハよ」
クスハ「い、嫌よ!  龍人機があなたに従わなかったことには きっと何かの理由がある…!」
クスハ「だから、 私は龍人機を信じるわ!」
???(ブリット)「…やはり、 力ずくでも連れて還るしかないようだな」
豹馬「だったら、俺達も相手になるぜっ!!」
???(ブリット)「やむをえん…。 我の邪魔をするのなら、戦うまで」
甲児「上等だ! かかってきやがれ!!」
(作戦目的表示)

〈vs ???(ブリット)〉

[クスハ]

???(ブリット)「我に従わぬと言うのなら… 何度でもその身を破壊するまで」
クスハ(…この感じ…… かすかだけど、もしかしたら…!)

[甲児]

甲児「てめえ、ブリットじゃねえな!  いったい何者なんだ!?」
???(ブリット)「………」

[豹馬]

豹馬「虎王機の色は白だったはずだ…!  てめえ、偽物だろう!?」
???(ブリット)「………」

[真吾]

真吾「正直、事情はよくわからないが… 問答無用で力ずくってのは ちょっと気にいらないんでね」
???(ブリット)「………」

[HP20000以下]

???(ブリット)「くっ……!  あくまでも我が主に逆らうか…!」
クスハ「あなたの主… 超機人の主って何者なの!?」
???(ブリット)「…いずれわかる日がくる…いずれな」
(虎王機が撤退)
クスハ(…虎王機………)
クスハ(いったい、何があったの…?  それに、あなたの主って………)

[大空魔竜・ブリッジ]

大文字「…ようこそ、諸君。 私がこの大空魔竜の責任者、大文字洋三だ」
さやか「弓さやかです。 博士のことは父から聞いていました」
大文字「弓教授や兜甲児君の父上、 兜博士には大空魔竜建造の際、 色々と手助けをして頂いた…」
大文字「だから、 君達への協力は惜しまないつもりだ。 これからよろしく頼むよ」
甲児「ええ、こちらこそ」
豹馬「それにしても、でかい艦だよなあ。 バトルマシンやゴーショーグンを 収容しても、まだ余裕があるぜ」
真吾「ああ。とんがった外見とは裏腹に 中の居ごこちは良さそうだ」
ミドリ「長期の航行に備えて、娯楽施設や トレーニングジムなどもあるんです」
キリー「おまけに、美人も完備ときた。 至れり尽くせりだね」
ミドリ「え…?」
レミー「あらあら、 懲りないわねえ…この狼さんは」
キリー「狼?  …何だ、レミーか。ミドリ嬢と 声が似てるから、間違えたぜ」
豹馬「言われてみりゃ、そうだな。 あのサンシローってのもリョウと似てるし、 真吾さんも…」
真吾「ゴホン。 じゃ、リクエストに応えまして…」
真吾「『左舷、弾幕薄いぞ!  何やってんの!』」
真吾「『ダイタァァァァァァァン!  カムヒア!!』」
真吾「…って、どうだい?」
ボス「おおっ、ブライト艦長と 万丈さんにそっくりだわさ!」
甲児「…って言うか、何で あんたがあの二人のことを知ってんだ?」
真吾「そこはそれ、お約束って奴さ」
大文字「…では、諸君。 大空魔竜はこれよりテスト飛行を行う」
大文字「着任草々で申し訳ないが… 付き合ってもらえんだろうか?」
甲児「ええ、いいですよ」

[大空魔竜・ブリーフィングルーム]

クスハ(…超機人の主……。 龍人機と虎王機にそんなものが いたなんて……)
クスハ(…でも、どうして龍人機は その人の下へ還ることを拒んだの…?)
クスハ(それに、 超機人の本来の目的って何?  この世界を守ることじゃなかったの…?)
クスハ(もしかして… 司馬博士が言っていた超機人の秘密に 関係があるの…?)
クスハ(そして… あの虎王機に乗っていたのは……)
ケン太「どうしたの?  クスハ姉ちゃん…」
クスハ「ケ、ケン太君……!  ううん、何でもないわ」
ケン太「…やっぱり、 あの虎王機ってメカが気になってるんだね」
クスハ「!」
ケン太「…僕、事情はわからないけど、 一つだけ言えることがあるんだ」
ケン太「それは、 メカだって心を持ってるってこと…」
クスハ「……!」
ケン太「だから、あの虎王機だって… きっとクスハ姉ちゃんのことを わかってくれるよ」
クスハ「…ありがと、ケン太君……」
クスハ(…君のこと、励ますつもりが 逆になっちゃったね……)

《月軌道外宙域・EARTH AREA》

[ゼーラ・指令室]

???(デスモント)「…第一陣は全滅したか」
???(キラー)「地球人も 少しは教訓を生かしておるようだな」
???(デスモント)「フン… あのようなヘナチョコロボット共など、 我らが本気でかかれば一ひねりだ」
???(キラー)「うむ。 今回の作戦は情報収集が主だったからな」
???(キラー)「そして、地球が我らの移住先として 相応しい惑星であることが判明した…。 ベルガンの言葉は正しかったようだ」
???(デスモント)「それに加え…都合のいいことに 他の星の者共もおらん」
???(デスモント)「早速、このことを ダリウス大帝様とオルバンに報告しよう」
???(キラー)「ああ。バームの連中もそろそろ この太陽系へやって来る頃だからな……」


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