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異形の呼び声 エチオピアへ行く ~ 第18話 ~

[??? (アインスト空間)]

???(アインストレジセイア)「……刻が……近い……」
???(アインストレジセイア)「世界の……修正……」
???(アインストレジセイア)「新たなる……創造……。 新たなる……純粋な……生命体」
???(アインストレジセイア)「そのために…… 『扉』を開き、我の依り代となるものを……」
???(アインストレジセイア)「もう一つのルーツを抹消…… そして、新たなる種子を……」
???(アルフィミィ)「…承知いたしましたの…」
???(アルフィミィ)「私が調べて参りますので…ご心配なく…」

《アラビア半島(移動中・ハガネ)》

[データ室]

ラミア(……キーワード入力、ヘリオス。 検索開始)
(データ検索)
ラミア(結果はゼロ、か。どうやら、 この艦との関わりはないらしい……)
ラミア(もっとも、そう簡単に 尻尾がつかめる相手だとは思えんが)
(扉が開閉する)
ラミア「!」
エイタ「あれ? ラミアさん、こんな所で 何やってるんです?」
ラミア「少し調べ物があっちゃうのですのよ」
エイタ「ふ~ん……何なんです?」
ラミア「別にお気になさりやがらなくて いいのですのことですわ、ほほほ」
エイタ「……ラミアさん、 真顔でよくそういう笑い方が出来ますねえ」
ラミア「変でございましょうですかしら?」
エイタ「ちょっと。 それに、ラミアさんみたいな 美人が笑ったら、もっとこう……」
ラミア(面倒なことになったな… 早急に立ち去るというのも不自然か…)
ラミア「エイタ伍長、笑うとは……」
ラミア「ほほほ。 …こうでバッチリちゃんでございますですか?」
エイタ「そ、それはどっちかって言うと 困ってる時のような」
ラミア「では……」
ラミア「うふふ。 ……これでどうでしょう?」
エイタ「そう、それそれ。 やっぱ、そういう表情の方が ラミアさんの魅力全開ッスよ」
ラミア(戦闘よりも気を遣うな…)
(アラート)
ラミア「!」
エイタ「け、警報!?」

[ハガネ ブリッジ]

テツヤ「ケルハム基地より、 エマージェンシーコールを受信!」
テツヤ「正体不明の敵集団の襲撃を 受けているとのことです!」
ダイテツ「正体不明だと? まさか……」
(扉が開閉する)
エイタ「すみません、遅れました!」
テツヤ「構わん、すぐに情報を収集しろ!」
エイタ「は、はい!」
ダイテツ「……大尉、作戦開始までの タイムスケジュールは?」
テツヤ「約半日の余裕がありますが……」
ダイテツ「では、作戦司令部へ打電。 ケルハム基地救助の許可を得ろ」
テツヤ「え!?」
ダイテツ「基地から 最も近い位置にいるのは本艦だ」
ダイテツ「それに、 敵は例のアンノウンかも知れん。 許可が下り次第、基地へ向かうぞ」
テツヤ「了解!  直ちに作戦司令部へ打電します!」


第18話
異形の呼び声

〔戦域:基地周辺〕

(基地外周に爆煙)
連邦兵「くそっ!  あいつら、何者なんだ!?」
???(アインストクノッヘン)「…………」
オペレーター「所属不明機、 基地内に進入しつつあります!」
基地指令「迎撃だ、迎撃しろ!  これ以上奴らを近づけさせるな!」
連邦兵「了解!」
基地指令(あれは DC残党の機体ではない……!  生物……なのか!?)
オペレーター「指令、 こちらへ進入してくる友軍艦あり!  スティール2、ハガネです!」
(ハガネとアルトアイゼンが出撃、出撃準備)
基地指令「おお、 間に合ってくれたか!」
キョウスケ「……間違いない。 あの時のアンノウンだ」
ブリット「でも、 奴らがどうしてこんな所に!?」
ライ「ここは遺跡じゃない。 あの基地に何かあるというのか?」
キョウスケ「……」
???(アインストクノッヘン)「……コノホシ……カラ……」
キョウスケ「! また言葉を……!?」
ブリット「え!?」
キョウスケ「ブリット、 お前には聞こえなかったのか?」
ブリット「は、はい」
キョウスケ(あの力… 念動力の有無は関係ないのか?  だが、何故おれとあいつだけが……)
ライ「ラミア、音声は記録できたか?」
ラミア「いえ」
ラミア(……やはり、 ベーオウルフとアンノウンの間には 何か関係があるのか?)
テツヤ「スティール2より各機へ!  友軍機を援護しつつ、 アンノウンを撃破せよ!」
カイ「みんな、聞いての通りだ!  何としても基地と友軍機を 守りきれ! いいな!」
キョウスケ「了解……!」
(作戦目的表示)

〈敵機全滅〉

エイタ「アンノウンの 全機撃墜を確認!」
ダイテツ「……友軍部隊の被害が 大きいようだな。周辺警戒は我々に 任せ、下がらせるように言え」
エイタ「了解」
(友軍機が全て撤退)
ダイテツ「本艦とPT各機は現状維持。 敵はまだ現れるかも知れん。 油断するな」
テツヤ「はっ」
カイ「……艦長はまだ続きがあると 思っているらしいな」
ラトゥーニ「はい。アンノウンは 空間転移を行いますから……」
キョウスケ「…………」
???(アルフィミィ)「……見つけましたの……」
キョウスケ「!?」
(鈍い感応)
ブリット「うっ!!」
ライ「どうした、ブリット!?」
ブリット「く……来る!」
(ペルゼイン・リヒカイトなどが出現)
エイタ「6時方向に アンノウン出現!!」
ダイテツ「やはり、来たか!  全機、迎撃態勢!」
キョウスケ(さっきの声は…… 奴らのものか?)
???(アルフィミィ)「…………」
ラミア「……敵の中に1機、 データにない機体を確認 しちゃいましたです」
カイ「何!?」
(ペルゼイン・リヒカイトを指す)
【デモムービー『ペルゼイン・リヒカイト登場』】
ブリット「あ、あの赤い奴……!  さっきのはあいつから……!」
キョウスケ「気配…… いや、『念』を察知したのか?」
ブリット「え、ええ……多分」
キョウスケ「何故、あいつだけを?」
ブリット「わ、わかりません。 他のアンノウンからは 何も感じられなかったのに……!」
キョウスケ(……やはり、例の声は おれ以外には聞こえていないらしいな)
???(アルフィミィ)「……キョウ……スケ……」
キョウスケ「!!」
カイ「キョウスケだと!?」
ライ「自分にも聞こえました。 いったい、これは……」
キョウスケ「何……!?」
ラミア「音声……記録できましたです」
キョウスケ「お前達にも 今の声が聞こえたのか?」
ラミア「はい、確認できたりしました。 隊長の名を……女の声で」
キョウスケ「……!」
ラミア(……関係があるのは確実だな。 もっとも、ベーオウルフには 心当たりがなさそうだが……)
ライ「あれには人間が乗っているのか?」
キョウスケ「……」
???(アルフィミィ)「そう…… あなたが……キョウスケ……」
キョウスケ「何者だ?  何故、おれの名を知っている?」
アルフィミィ「私の名はアルフィミィ。 アインスト・アルフィミィ…と、 申しますの」
キョウスケ「アインスト…… アルフィミィだと?」
アルフィミィ「……キョウスケ…… エクセレン……疑問……」
キョウスケ「エクセレン!?  何を言っている……!?」
アルフィミィ「……」
ブリット「中尉、どうしたんです!?」
アルフィミィ「あなた達の相手は…… アインストクノッヘンがいたしますの……」
ブリット「え!?」
カイ「来るぞ! 全機、散開しろ!!」
(作戦目的表示)

〈vs アルフィミィ〉

[キョウスケ]

キョウスケ「お前は何者だ?  何故、あいつの名を?」
アルフィミィ「……」
キョウスケ「だんまりか。 ならば、叩き伏せて聞き出すまでだ」

[ブリット]

アルフィミィ「その力……不要……」
ブリット「何!?  どういうことだ!?」

[HP90%以下 or ペルゼイン・リヒカイトが出現してから6 NEXT PP]

アルフィミィ「ほんの少し…理解… できましたの」
アルフィミィ「キョウスケ…… でも、まだ……」
キョウスケ「……お前は何者だ?  アインストとは何だ?」
アルフィミィ「……」
キョウスケ「答えろ」
アルフィミィ「また…お会いしましょう。 私の……キョウスケ……」
キョウスケ「な……に?」
(残っているアインストとペルゼイン・リヒカイトが撤退)
カイ「!」
テツヤ「消えた!?  エイタ、反応は!?」
エイタ「駄目です!  レーダー、センサー共に反応なし!」
ダイテツ「……」
ラミア(……転移したか。 あの装置も使わずに……)
ブリット「あいつらはいったい……」
ライ「……アルフィミィと名乗ったな」
ライ「アインストは……クノッヘンと 共通していることから考えて、 アンノウンの名称か?」
ラミア(アインスト……)
キョウスケ(アルフィミィ…… いったい何者なんだ?)
キョウスケ(それに…… 雰囲気と声がエクセレンに 似ている……?)
キョウスケ(おれとあいつの間には 何が……?)

[ハガネ ブリーフィングルーム]

ラミア「アルフィミィと名乗った個体…… いったい何者だったりしちゃいますのでしょう?」
ライ「俺達の言葉を 使っていたことから判断すれば、 人間なのかも知れんが……」
イルム「声を聞いた感じじゃ、 ラトゥーニよりちょい下…… それも、美少女と見た」
ブリット「い、いくら何でもそれは……」
キョウスケ「……中身はともかく、 見た目は人間の少女だろう」
ラトゥーニ「確認されたのですか?」
キョウスケ「いや、 そんな感じがしただけだ。 ……ブリット、お前はどう思う?」
ブリット「じ、自分は あの赤い奴の意思のようなものを 感じただけで、それ以上は……」
キョウスケ「意思……『念』か」
キョウスケ(だが……何故、例の声は おれだけに聞こえた?)
キョウスケ(あのアルフィミィという女は おれに何を語ろうとした……?)
イルム「……奴らの正体が何であれ、 俺達の敵だということは確実だな」
ライ「ええ。 蚩尤塚だけでなく、他の所を襲う可能性も 高まりましたね」
イルム「やれやれ、 キルモール作戦の開始前だってのに厄介なことだぜ」
キョウスケ(……もしかしたら、奴は あいつの前にも現れるかも知れん)
キョウスケ(油断するなよ……エクセレン)

[ハガネ ブリッジ]

テツヤ「艦長、艦の発進準備が整いました」
ダイテツ「よし…… 合流地点へ向けて、全速前進。 遅れを取り戻すぞ」
テツヤ「了解」
(通信)
エイタ「大尉、作戦司令部から 暗号通信が入りました」
テツヤ「暗号……? 内容は?」
エイタ「待って下さい……」
エイタ「! こ、これは!?」
テツヤ「どうした!?」
エイタ「合流地点の友軍部隊と周辺基地が、 DC残党軍の奇襲を受けているようです!」
ダイテツ「何だと!?」

『防塵装置』を入手した。

『カートリッジ』を入手した。
『リペアキット』を入手した。
『プロペラントタンク』を入手した。

『M950マシンガン』を入手した。
『スピリットテイカー』を入手した。
『チャフグレネード』を入手した。


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