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さらば戦士よ アーク

〈ジェリル撃墜〉

ジェリル「こ……こんなことで! なめるなぁぁーっ!」
(爆発)
【デモ『ハイパージェリル』】
(ハイパーレプラカーンが出現)
チャム「いやぁっ! なにあれっっ!?」
ショウ「な……なに!? 巨大化した!?」
ジェリル「ハハハハハッ! すごい力だっ! これは アタシが勝つということさっ!!」
ショウ「ジェリル……!?」
ジェリル「アハハハッ!! 逃げられやしないよ!!」

〈ハイパージェリル撃墜〉

ジェリル「うわあぁぁぁぁぁーっ!!」
(爆発)
ショウ「ジェリル……」
チャム「ねぇ、ショウもあんなになっちゃうの!?」
ショウ「オーラ力が暴走すれば……俺だって 例外じゃない……」
チャム「いやよショウ! あんなにはならないでっ!」
ショウ「ははっ、大丈夫さチャム。俺は 制御してみせる」

〈vs ヘルマット〉

沙羅「忍、やっちまいな!!」
「いわれるまでもねぇ!  ムゲ野郎め、やってやるぜ!!」
ヘルマット「クククッ、貴様らの血塗られた 心臓は、このヘルマットが ヘルマット 握りつぶしてくれる!」

[HP50%以下]

ヘルマット「お、おのれ地球人どもめ! これ 以上は無理か……ドレイク・ルフト ヘルマット 撤退するぞ」
ドレイク「なんだと? ……なるほど、そういうことか よかろう、全軍撤退せよ!」
(ヘルマットが爆発、残り部隊が撤退)
「なんだと! ヤロー、逃げる気かよ!?」
沙羅「なにやってんだよ忍、さっさと 追いかけるんだよ!」
ベルトーチカ「艦長、10時の方向より 新たな機影が接近中!」
ブライト「なんだと!?」
(エアリーズ隊が出現・アレックス、ミューラーもエアリーズに乗っている)
クワトロ「OZか」
デュオ「なんだよ、もう来やがったってのか!?」
アレックス「見ろよミューラー。ヘルマットを追って 奴らにあたったぜ」
ミューラー「ひゅーっ、こいつはついているなアレックス」
アレックス「ああ、奴らは時代の流れに逆らう 愚か者どもだ。よって俺たちが
 よどみを正さねばならん」
アレックス「ハッハッハッハッ、粛清粛清ーっ!」
(トールギスが出現)
ゼクス「まて、貴様らはそれでもOZの将兵 か! そのような下等な思いあがり
 恥を知れ!」
アレックス「ゼクスだとぉ!? 特佐、なんであんた が、こんなところにいるんです?」
ミューラー「あんたこそ命令違反じゃないの かい? 部下殺しのゼクス特佐ぁ」
アレックス「処刑の邪魔はしないでもらいま しょう。この地域の作戦行動は
 すべて我々に一任されている」
ゼクス「ならばすぐにヘルマットを追うのだな」
ミューラー「ククククッ、どうしてもっていうんなら、 あんたが先に死ねよ」
ゼクス「なに!?」
(ミューラーがゼクスに接近)
ミューラー「見せてもらおう、ライトニングカウントの お手なみとやらを!」
(ミューラーがゼクスを攻撃)
ゼクス「くっ、やめろ!」
(ゼクス反撃、ミューラー撃墜)
アレックス「ミューラー!? ゼクス、貴様ぁーっ!」
ゼクス「技術はたいしたものだ。だが、ノインの 教え子にしては頭のできが悪すぎる」
アレックス「やかましぃっ! ノイン教官の名を 口にするな!」
ゼクス(…………この時代が狂わせたのか?)
アレックス「あんたは格好良すぎるんだよぉ!!」
(アレックスがゼクスに接近、攻撃)
ゼクス「いや、こいつらに力を持つ資格など ない。馬鹿どもがぁっ!」
(ゼクスがアレックスを撃墜)
トロワ「あいつ……どういうつもりだ?」
ムサシ「おいらたちに恩を売ろうってんじゃ ないのか?」
ゼクス「おかしな誤解はやめてもらおう。彼ら は上官である私に攻撃をしかけた
 その結果このようになっただけのこと。 それに、貴様たちにはこれから
 私の相手をしてもらわねばならんのだ」
デュオ「なんなんだよ、こいつは」
(ノイン[エアリーズ]が出現)
ゼクス「ノイン!?」
ノイン「ゼクス、そんな機体で何をしようと いうのです! 撤退してください!」
ゼクス「そうはいかんのだ、ノイン。彼らは その理想のために命を
 かなぐり捨ててでも戦う覚悟をした その生き方こそ戦士の真の姿だ
 甘いのだ、私は」
ノイン「ゼクス……」
ゼクス「私はこれまで戦争の中に勝手な 美意識を持ち込んでいた。だが
 もはやそんな体裁など必要ない。 そんな戦いしかできないのであれば
 私はここで彼らに倒されるだけのこと これは戦争なのだ。命をかけて
 学ばねばならぬこともある!」
ノイン「ゼクス……わかりました、そこまでいうの なら、私もつきあいます」
(ゼクスに『信頼』HP全快)
ゼクス「すまん……勝手な私を許してくれ」
「ごちゃごちゃいってんじゃねぇ!  しょせんはてめぇもOZだろうが!」
甲児「そうだぜ。オレたちがいうことをきかない からってよ、そうやってすぐに攻撃を
 しかけてくるのがOZじゃねぇか!」
ゼクス「そう……貴様たちのいう通りだ。 だが……この戦いは私の甘さの
 清算なのだ!」

〈vs ゼクス〉

ヒイロ「ゼクスか……」
ゼクス「お相手願おう!  いくぞ、ヒイロ・ユイ!」

[撃墜](ヒイロ)

ゼクス「ノイン!? くっ、すまん」
(OZ隊が全て撤退)
鉄也「やっと終わったか」
リョウ「ああ。ブライト艦長、これで我々の 居場所を知られてしまった。すぐに
 移動しましょう」
ブライト「わかっている」
アムロ「しかし……ゼクス・マーキス……命令 違反だといっていたが、どういうことだ?」
クワトロ「わからんな。がOZも内部に問題 を抱えていることは間違いないようだ」
???(アヴィ=ルー)「やれやれ、様子を見にきたダケなのに こういうのをみせられたらタダでは
 帰れないネェ」
ブライト「なんだ!? ベルトーチカ、敵か!?」
ベルトーチカ「……反応ありません」
???「クククククク」
(アヴィ=ルー[アヴィエスレルム]が出現)
デュオ「うわっ、なんだこいつ、どっから出てきや がった!?」
アヴィ=ルー「すごいネ……感じるヨ、お前たちの 力を」
アムロ「くっ……なんだ、この強烈な プレッシャーは!?」
クワトロ「むぅ…………」
カミーユ「……間違いない……こいつは…… こいつは危険な奴だ……」
アーク「見たことのないタイプ……?  な……なんだ……お前は!?」
アヴィ=ルー「“アル=イー=クイス”」
「なんだとぉ!? てめぇ、そりゃいったい なんなんだ!」
アヴィ=ルー「わかンなくていいのサ、アンタたちは。 アタシが見たところじゃ、アンタたちは
 この惑星圏の中デモ突出した 潜在能力がある。確かめなくちゃ
 ならないンだ。サァ、アタシと戦いなヨ!」

〈アヴィ=ルー撃墜〉

ブライト「終わったな……。正体不明の敵 だったが、みんなよくやってくれた
 帰還してくれ」
(アルビオンのみに)
バニー「収容完了」
ベルトーチカ「ッ!? 艦長!!」
ブライト「な……なんだと!?」
(アヴィ=ルー復活)
チボデー「オゥッ……ジーザスッ!!」
エイジ「そんなばかな!?」
デュオ「うっへー、気持ち悪りぃ。こいつ もとにもどりやがったぜ!?」
アヴィ=ルー「ククク……まだまだだヨ。アンタたちの 力はまだこんなものじゃナイ
 サァ見せておくれヨ。もっと、もっと。 でなきゃみんな死んでしまうヨ!?」
ブライト「バカな……そんなことが……」
甲児「くっ……こんな奴といったいどう戦えば いいんだよ!?」
アヴィ=ルー「サァ、どうしたのサ?」
リョウ「……ハヤト、ムサシ。ゲッターはまだ いけるな?」
ムサシ「ああ……だがリョウ、いったいどうする つもりなんだ?」
ハヤト「リョウ……お前まさか!」
リョウ「ああ、ゲッター線エネルギーを暴走 させて、ゲッターごと奴を
 吹き飛ばしてやる!」
アムロ「ばかなことをいうな、リョウ!」
リョウ「しかしもう他には方法がない!  大丈夫、ちゃんと脱出しますって」
ハヤト「了解だ、リョウ。やってみる価値は ある。いいなムサシ」
ムサシ「ああ、おいらもかまわないぜ」
リョウ「よし、いくぞ2人とも!!」
(ゲッターが出撃)
アヴィ=ルー「ククククッ、何をするつもりだイ?」
(ゲッターがアヴィ=ルーに接近)
リョウ「脱出するぞ!」
(機械音)
ハヤト「よし!」
(機械音)
ムサシ「最後はおいらの番だな……アレ?  このやろう動けっ!」
リョウ「ムサシ、早くしろ!!」
ムサシ「…………ダメだ! 脱出装置が 故障した!!」
リョウ「なんだって!? しかたがない。ムサシ、 もういい、早く回避しろ!!」
ムサシ「バカをいうな。どうせ、奴にちゃんと ゲッターをぶち当てるためには、誰かが
 コントロールした方が確実なんだ」
リョウ「なんだって!? やめろムサシ!!」
ハヤト「ムサシ、待つんだ!!!」
(ゲッターがアヴィ=ルーに隣接)
ムサシ「うおおぉぉぉぉぉぉぉーっ!!!」
アヴィ=ルー「まさかッ!?」
(重なる、揺れる)
アヴィ=ルー(クククッ。ムゲゾルバドス帝国と…… 銀河帝国……。3つめとしては
 悪くない……地球人か、 おもしろいネ……)
(爆発、閃光、ゲッターが消える)
ブライト「なんだ! いったいどうなった!?」
アムロ「……あの敵は復活してこないが…… ゲッターが……」
さやか「そ……そんな……」
甲児「おい、ウソだろ!? だってよ、あれには ムサシが……」
リョウ「ク……ムサシィィィィィィィィーッッ!!!」

〈ハワイ〉

カミーユ「……ゲッターの回収、どうだった?」
ジュン「んー、いちおう拾えるかぎりは拾ってき たけどね……修理とか、
 そういうレベルじゃないよ」
カミーユ「そう……か。しかたがないな」
「……ムサシの奴、つまんねぇこと しやがってよ」
雅人「忍、そりゃあんまりなんじゃないの?  俺たち、あいつのおかげで
 助かったんじゃないか」
沙羅「やめな、雅人。忍がいってんのは そんなことじゃないさ」
「チッ」
(足音、扉が開く)
雅人「ああ……そっか。ちぇっ、忍の奴」
(扉が閉じる)
大作「じゃあ藤原さんはどうしてあんなことを いったんですか? 僕は、ひどすぎると
 思います。死んだ人に あんないい方……」
沙羅「そうだねぇ……あんたにも、いつかわかるよ 大作。この戦いが終わる頃には
 きっとね」

リョウ「艦長、ムサシを一緒に連れてって やりたいんです。ここじゃ
 あまりにも寂しすぎる」
ハヤト「オレからも頼みます。どこか、もっとマシ な場所に墓をつくってやりたいんだ」
ブライト「そうだな……わかった、許可しよう」

ブライト「あの敵に関して何かわかったことは あるか?」
クワトロ「だめだな。何もわからんよ」
サリィ「レインと私で回収した破片の 一部を調べてもいるんですが
 金属ではないらしいということくらい しかわからなかったわ」
アーク「どういうことです?」
レイン「そのまんまよ。他にいえることは何も ないのよ。アルビオンでは設備も
 ないから、これ以上はムリなの」
ブライト「ふむ……」
(通信)
ブライト「ブライトだ。何か?」
バニー「ブレックス准将から通信が入って います」
ブライト「まわしてくれ」

ブレックス「中佐、無事で何よりだ。そちらは 大丈夫かね」
ブライト「……それが……強力な力を持つ謎 の敵と遭遇しゲッターロボが大破
 ムサシくんが戦死しました」
ブレックス「そうか……詳しい話はあとで聞こう。 中佐、梁山泊まで
 来てもらいたい」
ブライト「梁山泊?」
クワトロ「准将、そのような場所は私も 聞いたことがありませんが?」
ブレックス「そうだろうな。梁山泊はかつて国 際警察機構の秘密施設
 だったところだ。場所は、銀鈴くん が知っているだろう」
ブライト「了解しました。では我々はこれより 梁山泊へ向かいます」

〈フランス中部〉

ノイン「聞きましたか、ゼクス? あの レジスタンスたち以外に、OZと
 ロームフェラの行動とその思想が 間違いであると宣言した者たちが
 いると?」
ゼクス「……噂だけはな。クスコの聖女隊と いったか」
ノイン「ではその者たちに、聖女の他に もうひとり、指導者と目されている
 人物がいるのは?」
ゼクス「それは知らんな。そんな者がいるのか?」
ノイン「ええ、その者の名は…… リリーナ・ピースクラフトというそうですよ」
ゼクス「リリーナだと? そうか……あいつが……」
ノイン「彼女はあなたの期待通りに 成長なさったようですね
 ピースクラフト王もさぞお喜びのこと でしょう」
ゼクス「当然だ。あいつは私とは違う。 平和主義者の父を持ちながら
 血ぬられた道をいく、この私とはな。 ……ノイン、君にはいつも迷惑を
 かけるな」
ノイン「何をいっているんですか。 私は、全然気にしていませんよ」
ゼクス「ならば勝手ついでに、ひとつ頼みを 聞いてもらいたい…………」

トレーズ「報告は聞いた。君らしくない戦い をしたな、ゼクス」
ゼクス「閣下、私はロームフェラ財団の 意向には従えないと思われます」
トレーズ「なに? ……そうか、君の心の整理 はついたというわけか……
 ミリアルド・ピースクラフト?」
ゼクス「申し訳ありません」
トレーズ「いや……だが残念だよ、ミリアルド。 私はロームフェラに対しての立場を
 示さねばならない。ライトニング バロン……いやカウントだったな
 OZの勇者が裏切り者であっては ならないのだ」
ゼクス「承知しております」


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