甲児「オレはOZにつくのは反対だぜ。奴ら
絶対、まともなことはしないって
気がする。あのトレーズって奴はともか
くよ、ロームフェラは信用できない」
忍「俺もそう思うぜ。確かに奴らなら
帝国を追い出せるかもしれねぇ
だがよ、それで地球が平和になる
とはかぎらねぇってことだ」
リョウ「まったくだ。あんな連中に地球を
まかせるわけにはいかないな」
沙羅「まったくあんたたちは。あたしは、シャピロ
の奴をとめられるならなんでもいいさ」
亮「だがな、こいつは難しい問題だ。
俺たちが悪になる可能性もある」
シモーヌ「戦力的にも、ちょっと厳しいわね。
いったい、いつまで戦い続けて
いられるのか、疑問だわ」
カミーユ「そうかもしれないけど……だからといって
OZを認めるわけにはいかないな」
ファ「カミーユ……あたしたち、勝てる見こみ
なんてないかもいれないのよ?
それに、帝国だけを相手にしていた
ときとは違うわ
地球人同士の戦いに
なるのよ!?」
カミーユ「連中とはこれまでだって戦ってきた
じゃないか」
ファ「でも……」
デビッド「それにな、俺たちが最初に
帝国に対してゲリラ活動を
始めたときだって、勝てるかもしれない
から始めたわけじゃないんだぜ」
アンナ「でもデビッド、それは帝国の支配が
一方的で、ひどすぎたせいよ。もし
帝国の侵略がなく地球連邦
が、ひどい政策をとったからといって
私たちは同じことをしたのかしら」
デビッド「そりゃ……しなかっただろうけどな」
アムロ「これでは、らちがあかないな。アーク、
君の意見を聞かせてくれ」
アーク「僕は……許せないな、OZのやり方。
何が正しいかなんてわかりはしないけど
でも……そう思います」
クワトロ「ふむ……アークの見方は正しいな
デルマイユやジャミトフといった連中が
いるかぎり、財団もOZも信用はで
きない。下手をすれば帝国とOZが
入れ替わっただけともなりかねん」
甲児「ならもういいじゃねぇか、決めちまおうぜ
ブライト艦長」
ブライト「……わかった。我々はOZには属さず
独自の判断で戦いを継続する」
デュオ「へへっ、そうこなくっちゃな」
ブライト「シーラ女王、お聞きの通りですが、
あなた方はどうされますか」
シーラ「かまいません、艦長。ドレイクもいまだ
地上にある以上、我らは戦いを
やめるわけには、まいりません。これまで
通りご協力いたしましょう」
ブライト「助かります」
忍「そうときまりゃ、とりあえず休んどこうぜ
これから、もっと大変になるんだからよ」