ブライト「そうか、あれは敵のワナだったのか」
ハヤト「ええ。なんとか1人も欠けずに
戻りましたがね。ただ……」
アムロ「……ドモンか。いったいどうしたんだ、
彼は? 戻ってきてから様子が
おかしいが」
銀鈴「それが、どうも昔の知りあいが敵に
なってしまっていたようで、ショックを
受けているみたいなんです」
五飛「その程度の事であれとは、あいつも
意外と弱かったな。己の正義を
信じるならば、どうということもない
はずだ」
トロワ「皆がお前のような考えのわけではない
五飛。それに、DG細胞とか
いっていたな。あの連中の様子は
普通ではなかった」
ブライト「DG細胞? なんだそれは」
銀鈴「レインに聞いたのですが、
デビルガンダム細胞のことだそうです
デビルガンダムの機能
“自己増殖”に関わるもので
人間に“感染”することが
あると」
アムロ「“感染”!?
どうなるんだ、それは?」
銀鈴「最終的にはデビルガンダムの生きた
デバイスとなってしまうらしいんですが
私もよくは聞いていませんので……」
マスター「どうしたドモン」
ドモン「師匠……いえ、休まなければならない
はずなのに眠れなくて……。やっぱり
連中のことが気になっているのかな。
でも……まだ信じられないんです
あいつらがここにいたこことすら……。
師匠はどうです?
少しは休まれましたか」
マスター「ワシか? ワシは乱にあっても
平常心を忘れることなかれ、だ」
ドモン「さすがですね……俺はまだまだ修業が
足りないようです」
甲児「うわっ、マジだぜ。
『気になっているのかな』だってよ」
ルー「なによあれ、まったく別人みたい
じゃない」
さやか「もう、甲児くんもルーも、のぞき見
なんて趣味が悪いわよ……でも
あんまり違いすぎて、なんだか
気持ち悪いくらいね」
甲児「だけどまぁ、あれならなんとか
大丈夫だろ」
マスター「そこのおぬしら、こちらに来て
話さんか?」
ルー「ワッ! あ、いえ、あたしたちはこれで
失礼しますーっ」
ルー(もーしっかりバレてたんじゃないの!)
(速い足音)
ドモン「なんだ、あいつら……?」
マスター「フフフ、よい仲間がいるようだな、
ドモン」
ドモン「そう……でしょうか。俺には、まだ
よくわかりません。今はデビルガンダムを
追うことだけで精いっぱいですから」
(ガンダムアラート)
クワトロ「どうした!?」
ベルトーチカ「例のデスアーミーの一群が
接近中です!」
ブライト「来たか……総員、配置につけ!」
(ガンダムアラート)
レイン「……あれは……マスター? こんなときに
どこへ行くというの……?」
アストナージ「どうしたんだ?」
レイン「え? いえ……すみません、ちょっと
出てきます」
(速い足音)
アストナージ「出てくるったって……戦闘が始まる
んだぞ!?」
(戦艦選択・グラン・ガラン)
ドモン「おのれデビルガンダム!
おのれキョウジィィィッ!!」
(ドモン出撃、少し北へ移動)
銀鈴「シャイニングガンダムが出撃しました!」
ブライト「見ればわかる! まったく勝手な
ことを……他の連中も急がせろ!」
(出撃選択)
(東側の街中)
レイン「確かにここへ入っていったわ……こんな
地下通路に何の用なのかしら…」
レイン「見失ってしまった!? でも……
ここは……」
ゾンビ兵「グガーッ!」
レイン「キャァァァーッッ!!」
???(シュバルツ)「こっちだ、急げ!」
(機械音)
???(シュバルツ)「危ないところだったな」
レイン「あ、ありがとうございます……
あなたは……?」
???(シュバルツ)「私のことはどうでもいい。それよりも
急ぐぞ」
レイン「は、はい」
(敵機増援が出現)
ドモン「あれは……あいつらか!」
チボデー「ドモーンッ! 今度こそ、お前を
倒すぜ!」
サイ・サイシー「オイラたちを相手にして勝てるかい、
アニキ!?」
ドモン「クッ……お前たち……本当に
デビルガンダムの手先に
なってしまったのか!?」
ジョルジュ「フッフッフッフッ」
ドモン「チボデー! 悪魔の手先になるのが
お前の夢だったのか!?」
チボデー「フッ、チープな奴だぜ、ドモン・カッシュ
この強さこそが俺の夢よ!」
ドモン「バカな! そんなものは偽りの力、
偽りの強さだ!」
チボデー「なら、試してみろよ!」
ドモン「目を覚ませジョルジュ!!」
ジョルジュ「私に意見は無用にしていただこう」
ドモン「ジョルジュ!」
アルゴ「ドモン、来い! 俺の力を
見せてやろう」
ドモン「アルゴ、いったいどうしたんだ!?
お前はそんな男ではなかったはずだ!」
アルゴ「今の俺には、この力こそすべて!
貴様も強さを求めるのならば
俺たちとともにこい!」
ドモン「そんなことをして強くなって、いったい
何になる!? アルゴ!」
サイ・サイシー「アニキ、アルゴのおっさんに
そんなこといってもムダだって」
ドモン「サイ・サイシー! 少林寺の復興
はどうなる!?」
サイ・サイシー「そんなものはもういいのさ、アニキ。
なぁ、アニキも俺たちと一緒に
強くなろうぜぇ!」
ドモン「サイ・サイシー!」
ジョルジュ「あなたにはどうしても、あの方の
すばらしさがわからないようですね」
ドモン「当たり前だ! だれがキョウジの
いうことなど!」
ジョルジュ「ならは、ここで死んでもらいますよ」
(敵機増援が出現)
ドモン「なんだと!? バカな、あいつらの機体
は確かに破壊したはず……
どういうことだ!?」
???(マスター)「フフフフフフ」
ドモン「なんだ、あのガンダムは!?」
レイン「ドモン!!」
ドモン「レイン!? なぜそんなところに?」
レイン「ドモン! あのガンダムには、あなたの
師匠が乗っているのよ!」
ドモン「師匠が!? そうか、心強いな」
レイン「違うの、ドモン。なにもかもその人が
仕組んだことだったのよ
この町の状況もその人たちを
操ったことも。みんな……
あなたの師匠が仕組んだこと
だったのよ!」
ブライト「なんだと!?」
銀鈴「レイン!? どういうことなの?」
ドモン「何をいってるんだ、レイン。俺の師匠
がそんなことをするわけないじゃないか」
マスター「このバカ者が! このワシの正体に
まぁだ気づかんのか!!」
ドモン「師匠……? ……そ、そんな、ウソだ。
師匠が……デビルガンダムの
手先だなんて!」
マスター「驚くのも無理はなかろう。
信じられぬのも無理はなかろう
だが、これは事実だ
悲しいか、ドモン?
恐ろしいか、ドモン?
お前の師匠はすべてお見通しだ
だからワシを信じろ。そうすればお前は
救われる。さぁ、こちらへこい
ワシはいつもお前と一緒だ。
ほぅら、あのデビルガンダムも……
いや、お前の兄上もお待ちだぞ」
ドモン「……兄さんが待ってる……
師匠が一緒……」
マスター「そうだ、ともに行こう。そして強く……
強く……
強く……強く……
強く……強く……強く……
強くなるのだ」
ドモン「兄さんと師匠と一緒に……
強くなる……強く……」
レイン「だめよ! 目を覚ましてドモン!
それは催眠術よ!!」
ドモン「…………レ……イン……!?
お、俺はいったい……」
マスター「小娘が! もう少しで楽にドモンを
仲間にできたものを」
ドモン「ち……違う! 俺の師匠は
こんなことをする男ではない!!」
マスター「このバカ弟子がぁぁーっ!
まぁだわからんのかぁ!!」
ブライト「何がどうなっているんだ……」
ベルトーチカ「艦長! 何かが上空から
高速で落下してきます!!」
ブライト「なんだと!? どういうことだ!」
(ジョーカーが出現)
ジョーカー「探したぞ、マスターアジア。
武闘家として最高の地位まで
極めた身でありながら、このような
破壊のかぎり、許し難い」
カミーユ「また来た!? なんだっていうんだ、
いったい!!」
ドモン「あなたは、まさか……シャッフル
同盟の!? お待ちください!!」
ジョーカー「ドモンよ、マスターアジアは
シャッフル同盟の使命を忘れ
デビルガンダムにその身をゆだねた
反逆者。そのために我が同盟も
私が最後の1人となってしまった
のです。マスターアジアは抹殺せねば
なりません。それが歴史上のありと
あらゆる戦いを監視し続け
人類の破滅を防いできた、我ら
シャッフルの戦士のなさねばならぬこと」
マスター「フンッ! いまさらのように
しゃしゃり出てきおって
このワシを抹殺するだと!?」
ジョーカー「そうです、マスターアジア。よくも我が
同盟の名を汚してくれた。その罪
貴様の命で、つぐなってもらおう!」
マスター「それが貴様らの頭をはった、
もとキング・オブ・ハート
東方不敗にいうことか!」
ドモン「そ、そんな……師匠が敵だった
なんて……」
ジョーカー「我が言葉に偽りなし」
ドモン「師匠! いったいどういうこと
なのですか!?」
マスター「やれやれ、お前がここまでアホだとは
思わなんだわ。このうえはお前たち
すべてを倒し、それからゆっくりと
お前を仲間にしてくれよう」
ジョルジュ「フフフ。歴戦の勇士のほまれ高い
彼らなら、相手にとって
不足はありません」
アムロ「クッ……やはり彼らとも戦わねば
ならないのか」
ジョーカー「ム……あの者たちはまさか……」
サイ・サイシー「さぁ戦おうぜぇ、アニキたち!!」
ジョーカー「……間違いない。戦士たちよ、
あの4人に手出ししてはなりません」
甲児「なんだよ、そりゃいったい
どういうことだ!?」
ジョーカー「あの者たちには、我らシャッフル
同盟の者と同じ、命の力を
感じました。彼らこそシャッフルの
紋章を継ぐ者たち。ここは私に
まかせてもらいたい」
鉄也「チッ、なんでもいいが早いとこ頼むぜ」
マスター「貴様……いったい何をする
つもりだ!?」
ジョーカー「我が成すべきことは、もはやこの命を
極限まで燃やし、その者たちを
救うことのみ」
マスター「己の命と引き換えに、そいつらを
助けようというのか! そんなことをして
何になる。このワシを倒すことは
あきらめたのか!?」
ジョーカー「もはや覚悟はできています。私は
死すとも、その志はこの場に集うた
数多の戦士たちとともに、若き
獅子たちに受け継がれるでしょう」
ブライト「我々も……そうだというのか」
ジョーカー「この地球の未来は、あなたがたと
ともにあるのです」
(ジョーカーがチボデーに重なり、閃光)
チボデー「うおぉぉぉぉーっ!!」
(チボデーに被弾、爆煙、爆発、ジョルジュに重なり、閃光)
ジョルジュ「くうぅぅぅぅーっ!!」
(ジョルジュに被弾、爆煙、爆発、アルゴに重なり、閃光)
アルゴ「ぬうぅぅぅーっ!!」
(アルゴに被弾、爆煙、爆発、サイ・サイシーに重なり、閃光)
サイ・サイシー「うわぁぁぁぁーっ!!」
(サイ・サイシーに被弾、爆煙、爆発)
ジョーカー「これでよい……戦士たちよ、あとは、
頼みましたよ……」
(ゆっくり閃光、ジョーカーが撤退)
マスター「フハハハハハッ、愚かな奴よ。
こんな小僧どものために、己の命を
捨てるとはな。無駄なことを
したものだ」
デュオ「すぐにあんたも、そのあとを追わせて
やるぜ、悪者のおっさん!」
マスター「クククククッ、ザコどもが、ほざきよるわ!
貴様ら全員、ここで死ぬがよい!」
(揺れ、北側に爆煙、デビルガンダムが出現)
カトル「あれは……デビルガンダム!」
トロワ「まさか、地下にあったとはな」
キョウジ「クククククク、ハーッハハハハハーーッ!!」
(デスアーミー増援が出現)
マスター「さぁデスアーミーどもよ、奴らを
蹴散らしてしまえ!!」
???(シュバルツ)「フフフフフハハハハハハッ!
東方不敗、マスターアジア
貴様の思うようにはさせんぞ!!」
マスター「おのれ、何やつ!?」
(ガンダムシュピーゲルが出現)
ボス「あら~、またまた出てきたわよん???」
シュバルツ「どうしたどうした、ドモン・カッシュ!
貴様はしょせん、この程度のことで
終わってしまう男だったのか!?」
ドモン「な……なんだと!? お前はいったい
何者だ!」
シュバルツ「私は、シュバルツ・ブルーダー」
レイン「ドモン、その人は味方よ!
私を助けてくれたの!」
シュバルツ「フフフフ、そういうことだ。だが今は
私の正体よりも、デビルガンダムを
倒すことが先決だろう。それとも
お前は、もう戦えないとでもいうのか?」
ドモン「クッ……貴様にいわれるまでもない!!
俺はこの手でデビルガンダムを倒し
師匠を取りもどしてみせる!!」
(戦闘後)
キョウジ「…………」
ドモン「兄さん……本気で俺を狙っていた
本気で俺を殺そうと……
やっぱり兄さんは……」
マスター「チィッ、こやつら意外とやりおるわ。
ここはいったん、ひいておくか」
ドモン「ま、待て!!」
マスター「ドモンよ、ワシはあきらめんぞ」
(爆発)
(デビルガンダムが撤退)
シュバルツ「どうやら逃げたようだな。では私も
ゆくとするか。諸君、また会おう!
シュバルツ
ハハハハハハッ!」
(シュバルツが撤退)
ブライト「あの男も行ってしまったか。
……シュバルツ・ブルーダー
……いったい何者なんだ?」
クワトロ「わからんな……何か関わりのある
人物のようだったが」
アムロ「ああ……しかし、ようやく一段落だな」
ブライト「そうだな。よし、全員帰還しろ」
ドモン(師匠……師匠には、もう俺の
魂の拳は届かないのか……)
アムロ「もう大丈夫なようだね」
レイン「ええ。DG細胞の影響は残って
いないようです」
ジョルジュ「……話はすべてお聞きしました。
操れらていたとはいえ、
民衆を守るべき騎士が
なんということをしてしまったのか……」
アルゴ「…………」
サイ・サイシー「……オイラたちがそんなことをしてた
なんて……」
チボデー「ちっ、どいつもこいつもしけたツラしやがっ
て。いまさら終わっちまったことを
とやかくいってもしょうがねぇだろうが」
(扉が開閉する、足音)
シャリー「チボデー!」
キャス「もう大丈夫なの?」
チボデー「シャリー、キャス、ジャネット、バニー、
お前らも無事だったのか!」
ジャネット「ええ。マスターアジアに捕まって
いたんだけど」
バニー「レインとシュバルツが助けてくれたのよ」
チボデー「そうか……」
アムロ「……それで、君たちはこれからどうする?
我々のことも聞いていると思うが…」
ジョルジュ「私は同行させていただきます。
それが騎士たる私にできる唯一の
罪ほろぼしでしょう。
それに……デビルガンダムに苦渋を
なめさせられたままでは……」
アルゴ「ああ……オレもそれでいい」
サイ・サイシー「オイラも、そうさせてもらうよ。
ドモンのアニキもいるし、もともと
帝国とも戦ってたわけだしさ」
アムロ「ああ、歓迎するよ。君はどうだ、
チボデー・クロケット?」
バニー「チボデー、あたしたちも一緒にいこうよ
あたしたちみんな、この人たちに
助けられたんだもん」
チボデー「ちっ。わかってるさバニー。こんだけ
借りが多くちゃ、返さねぇわけには
いかねぇよな。いいぜ、俺様も
一緒にやらせてもらう」
サイ・サイシー「ヘヘヘヘッ、そうこなくっちゃ。ところで
あんちゃん、ドモンのアニキは
どうしたんだい?」
アムロ「ん? ああ……やはり自分の
師匠が敵だったことが、かなり
ショックだったようだ。しばらくは
そっとしておいたほうがいいだろうな」
沙羅「ショウ、マーベルも、ちょっと
来てもらえない?」
ショウ「いいけど……どうしたんだ?」
沙羅「ちょっとね、確かめたいことがあるのさ」
(扉が開閉する)
アーク「どうしたんです、沙羅さん?」
忍「さぁな。あいつが、あんなツラしてるときは
あんま近寄らないほうがいいってのは
間違いないぜ。それよかお前いつまで
そんな、かったりぃ呼び方してんだよ」
アーク「え?」
雅人「そうそう、俺たち仲間なんだからさ、
もっと気楽にいこうよ
忍たちは士官学校の先輩
だったけど、俺なんか在学中から
呼び捨てだったしね」
忍「……あらためていわれっと、なんか納得
いかねぇな」
雅人「忍なんか教官だって呼び捨てだっ
たくせに。まぁとにかく、そういうわけでさ」
アーク「わかった……努力するよ」
ショウ「それで、どういうことなんだ?」
沙羅「ドレイクの所にいたっていう地上の
人間のことさ」
マーベル「ショット・ウェポンのこと?」
沙羅「そうじゃないよ。ショウが前にいってた、
地上の軍関係者ってやつ」
マーベル「なんのこと?」
ショウ「そういう話をしたのさ。マーベルは
覚えてないか? 妙な女と
一緒にバイストンウェルに落ちてきた
男のこと」
マーベル「ドレイクの作戦参謀になった男ね
ええ、覚えているわ」
沙羅「……そいつの名前は?
顔は見たことあるかい?」
ショウ「名前は知らないな。その頃にはもう
俺はドレイクの所にはいなかったから
1度だけなら見たことはあったけど…」
沙羅「ちょっとこれ見て」
ショウ「そうだ、この男だよ。ショットも
イヤなやつだが、この男の目つきが
気になったんで、それだけはよく覚えて
るよ。なんで沙羅が写真を?」
沙羅「ん……ちょっとね。ありがとう、
手間をとらせて悪かったね」
マーベル「大丈夫? 顔色悪いわよ」
沙羅「ああ……ちょっと部屋に戻って
休むさ」
(扉が開閉する)
沙羅(やっぱり、シャピロだったんだ。
あいつがバイストンウェルの軍を
連れてきた? シャピロ……あんた
いったい何をしようっていうんだい)
ショット「遅くなりました、ドレイクさま。地上
に出たときには、いまだスプリガンは
完成しておらず、また帝国軍とも
交戦がありましたもので……」
ドレイク「今頃のこのこ出てきた言い訳が
それか? まあいい、シャピロによれば
帝国が混乱している今こそ、
我々が介入する意味もある
お前の力も必要だ」
ショット「心得ております」
シャピロ「それでこそショット殿をあてにしたかいも
あるというものですな」
ショット「シャピロ殿か。さすがに帝国軍との
交渉はお見事でしたな。しかし
ル・カイン閣下がなくなられては
少々動きづらいのではないですかな?」
シャピロ「それは問題ありません。逆にあの男
がいなくなったのは、我々にとっては
好都合というものでしょう」
ドレイク「もうよい、シャピロ。それよりも帝国の
将軍たちとの会見のほうは
どうなっておるのか」
シャピロ「はい……すでに準備は整っております」
ドモン(師匠……いったい何があったのです
か……。厳しい修行を通じて
武闘家の魂を教えてくれたのは
師匠ではありませんか……)