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欲望の迷い子たち 零児達がいない ~ 第26話 ~

《幻想界 ピラミッド・地下魔法陣

「ずいぶん降りてきたが… ここがこの建物の最深部のようだな」
超戦士1P「ほう、なかなかムーディじゃねえか。 ちょっとしたデートスポットになりそうだ」
超戦士2P「まったくだ、これで敵がいなけりゃ 最高だったんだがな」
ひろみ「冗談を言ってる場合じゃないですって!」
ひろみ「ここ、おかしいですよ。 解析不能のエネルギーに満ちてます…」
マスヨ「人体への影響はどうなの?」
たろすけ「ああ、それだったら大丈夫じゃない?」
デミトリ「…物質界の者どもにはわからんだろうが、 ここに満ちているのは邪悪なる力だ」
ルーティ「…それも相当なモンね。 トリハダが立ってきちゃうわ」
スタン「うん…のしかかってくるような、 すごく嫌な感じだ」
響子「よくわからないけど、ここに問題が あるというの?」
英雄「たしかにモンスターは何体か いるようですが…」
モリガン「大ありよ。 こんな規模の魔法陣、そう簡単に創れる ものじゃないわ」
景清「…左様。この禍々しき妖気… 捨て置くわけにもいくまい」
御剣「ああ、ぶち壊しちまった方が いいだろうな」
クロノア「壊すって言ったって…どうやって?  結構大きいけど」
モリガン「それは難しくはないわよ。 この手の魔法陣は、形が崩れてしまえば、 効果を失ってしまうものだから」
ガンツ「バズーカとかで、テキトーに穴ァ開けても オーケーってコトだな?」
ロール「それでいいなら、ロックもいけるね」
ロック「うん、ハイパーシェルやドリルアームが あるしね。タイゾウさんがいてくれれば、 もっと簡単だろうけど…」
キャプテン「そうと決まれば、このマジックサークルを 守っているモンスターを倒してしまおうか」
???(ジョーカー)「いや~、それは困りますねェ」
ロック「え? だ、誰だッ!」
(ムゥなどとジョーカーが出現)
ジョーカー「皆様、ご無沙汰しております。 まだ生きていらっしゃったんですねェ」
ジャンガ「チッ、邪魔くせェのは変わらずかよ」
マスヨ「こいつらは…!」
 ジョイラント
ひろみ「ああっ!  遊園地にいた、丸いのと…性格の悪い奴!」
ジョーカー「これはこれは。 お会いするたびに知らない方が増えて おりますねェ」
超戦士2P「ずいぶんとフレンドリーなモンスター じゃねえか」
ロール「もしかして…仲がいいとか…?」
ガンツ「ふざけたコト言ってるんじゃねェ…!  ヤツらは敵だッ!」
ガンツ「ジャンガ、今度こそ逃がさねェぞッ!」
ジャンガ「毎度毎度アツくなりやがって… ウゼェぜ? ガンツ坊やよォ」
ロック「本当に敵…なの?」
クロノア「うん。幻獣って言うんだけど、敵さ。 …また何か企んでるんじゃないかな」
ルーティ「同感ね」
ルーティ「丁度いいわ! 話してもらうわよ!  ここは何をする所で、アンタが何を企んで いるのかをね!」
響子「そう簡単に話してくれるとも 思えませんわね」
「腕ずく…という事になるな」
 ソウルエッジ
ジョーカー「うまくすれば、『ソウルエッジ』が ここに現れそうなのですよ、ハイ」
スタン「うわ、あっさり」
御剣「『そうるえっじ』が!?」
御剣「貴様…本当なんだろうな! 証拠はッ!」
ジョーカー「次元をさまよう『ソウルエッジ』は、 より強い魔力を持つ地点に現れるのですよ。 どの世界かは関係なくねェ」
ジョーカー「…とまあ、これでおわかりですよねェ?  のほほほほ…」
モリガン「なるほどね…納得のいく話だけど、 そんな重要な事、私達にあっさり 話しちゃっていいの?」
英雄「解せませんな。我々をたばかろうと しているのかもしれません」
キャプテン「フッ、僕は真実と見るがね。 …その情報によって、僕達はこのサークルを 破壊できなくなった」
超戦士1P「ナリはふざけてるが、情報でこちらの 動きを封じるとは…やってくれるぜ」
ジョーカー「のほほ。ご兄弟にそろってお褒め いただくとは、恐悦至極ですねェ」
たろすけ「兄弟じゃないっての。 こいつ、どこまでホンキなんだか…」
デミトリ「…ふん。そこまでにしろ」
デミトリ「『ソウルエッジ』の出現を仲良く 待つわけにもいくまいが」
ジャンガ「あたりめェだろが。 どの道、テメェらはここで消えンだよ!」
ガンツ「ザケたコト言ってンじゃねェ、ジャンガ!  さっさとブチのめして、『ソウルエッジ』で タタキにしてやらァッ!」
ロック「ちょっと、落ち着いて!」
ジョーカー「まァ、というワケでして… こちらもそちらも、血気盛んな若い衆が 黙っていないでしょうから…」
(ジョーカーが東側の時計に乗る)
ジョーカー「渦中の邪剣が現れるまで、ワタクシは 高みの見物とさせていただきましょう」
景清「『そうるえっじ』…我(われ)にも 興味がある。…おぬしらには渡さぬ」
景清「…参るぞ」

〈敵の残数を8体以下にする〉

(魔法陣が点滅し、揺れ始める。次元転移の予兆)
ロック「う、うわっ! な、なんだ!?」
ロール「この揺れ…それにすごく嫌な感じ…!」
ひろみ「せ、先輩っ!  周囲のエネルギー反応が異常増大中です!」
マスヨ「まさか…本当に来るの!?」
(魔法陣の中心に光りが集まり、ソウルエッジの共鳴の後、ソウルエッジが出現)
スタン「き、来たッ! 『ソウルエッジ』だ!」
響子「驚いた…本当に魔法陣の中央に…!」
御剣「………」
たろすけ「あれ? 御剣兄ちゃん…『そうるえっじ』が 出たってのに、ずいぶんと おとなしいじゃん?」
御剣「…今までの経験だ。 こいつが現れる先…必ず厄介事が起きる」
景清「…うむ。妖気の放出はまだ止まっておらぬ」
モリガン「あら、学習してるじゃない?」
モリガン「今回は何が起きるのかしら。 …少し楽しみね」
ジョーカー「そこはワタクシも同感ですねェ」
(次元転移により頼朝軍が出現)
英雄「う! こ、この古代日本の装束は…!」
義経「ほほう…ここが異界か。 思うていたよりも辛気臭い所よのう」
弁慶「ほんに…。むう?」
景清「おぬしら…!」
弁慶「牛若様…そうそう捨てたものでは ありませぬぞ」
弁慶「のう…景清…!」
義経「…なんと!」
景清「………」
デミトリ「魍魎界の者達か。『ソウルエッジ』め… 節操なく世界を繋ぎおって…!」
ロック「こ、この人達も僕達と同じく… 異世界から!?」
ロール「て、敵…なんだよね?」
景清「迷う必要はない。 …こやつらこそ我が仇敵」
景清「地獄より黄泉帰った悪鬼どもよ」
弁慶「言ってくれおる。 …ぬしも同じ穴のムジナだろうに」
義経「ひょひょひょ、言わせておけ、鬼若」
義経「ここまでは上々よ。 …これより仕上げにかかるぞ」
義経「…わかっておるな?」
超戦士1P「ん? 誰に言っているんだ?」
(沙夜、毒牛頭、毒馬頭が出現)
沙夜「はぁい、呼ばれて飛び出てなんとやら」
沙夜「…あらあら、皆様おそろいで。 こんな所までご苦労様」
デミトリ「ふん、また貴様か。 物質界の連中に尻尾を振っていたと思えば、 次は魍魎界の者どもと遊んでいるのか?」
沙夜「営業活動…とでも言おうかしら?  どちらの組織も、次元転移には相当興味が あるみたいだし、ね」
ルーティ「あんたねえ…悪だくみもいい加減に しなさいよね!」
沙夜「文句はあの剣に言って欲しいわね。 あれがいろいろできちゃう事に問題が あるんだから」
スタン「『ソウルエッジ』…!」
景清「…義経、その『そうるえっじ』を用いて、 異界の門を自由に開かせようと言うのか」
義経「ひょひょひょ…それは違うぞ。 我らは我らの力で『そうるえっじ』を 追って来たのよ」
義経「実験結果は確実に上がっておる」
「『ソウルエッジ』を追って来た…!?  それに“実験”だと…?」
「その言葉…以前にも言っていたな」
御剣「『そうるえっじ』の尻を追っかける 実験ってか? …けっ、ご苦労なこったぜ」
御剣「…一口、乗せてもらうか」
ガンツ「乗るんじゃねェよ」
ガンツ「それに、この場でコイツらブッ飛ばして、 『ソウルエッジ』もいただき…ってのが、 カンタンでいいんじゃねェか?」
キャプテン「名案…と言いたいところだが、おそらく ここにいる全員が考えているだろうね」
ジャンガ「キキキ…面白くなってきやがったぜ」
(ジョーカーが時計から降りる)
ジョーカー「のほほ、そうですねェ。 三つ巴…と言うのも面白いですが、 弱い組織から潰すのが常道というもので」
ジョーカー「というわけで、そこの美しいお嬢さん?」
沙夜「あん、なぁに? ハンサムボーイ」
ジョーカー「あっちの人数の少ない方をプチプチっと してしまうのはいかがでしょう?」
ジョーカー「『ソウルエッジ』の取り合いは、その後… という事でいかがでしょうかねェ?」
義経「我(われ)はかまわぬぞ?  どの道、『そうるえっじ』は我らのもの」
弁慶「…我が狙いは景清のみ。 そやつらの相手は後でしてやるわ」
沙夜「あら、あっさりと。 でも…私は疑り深くてよ? うふふ」
ジョーカー「のほほほ、さすがイイ女は隙がない」
ジョーカー「ですが、この真剣な目を見てください。 …ウソをつく目に見えますか?」
沙夜「………」
ジョーカー「………」
沙夜「あん、真実を語る男の目」
沙夜「…信じちゃう」
クロノア「いや、コイツ、表情同じじゃん!」
超戦士2P「フン、とんだデキレースだぜ。 …ま、予想はしてたがな」
超戦士1P「せっかく色々集まったんだ。 派手にパーティをしようじゃねえか」
弁慶「ほざくな。 たったそれしきの数で何ができる」
義経「ひょひょひょ…我らが『そうるえっじ』を 手にする様を、そこで見ておれ」
景清「義経、弁慶…その剣は渡せぬ」
 草薙の剣
景清(“あの剣”の所在がわからぬ以上、 頼朝を斬るためには…この剣が必要になる)

〈敵の残数を10体以下にする〉

モリガン「…うっ…?」
デミトリ「む? どうした、モリガン」
モリガン「…この感じ…来たようね」
(大時計の前にリリスが出現)
リリス「………」
御剣「なんだ? 小娘…?」
デミトリ「あやつは…」
ルーティ「あのコ…遊ぼう遊ぼうって、 攻撃してきた悪魔っ子じゃないの!?」
スタン「うん、間違いない。 だけど…どうしてこんな所に…?」
モリガン「これだけの魔力が溢れているんじゃ、 たとえ別の世界にいてもわかるわよね」
モリガン「それに、私もここにいて…あの邪剣を 手にしようとしているんだもの」
景清「なに…? 説明いたせ、もりがん。 おぬし、かの娘の来訪を予見していたと?」
ロール「あのコ…誰なんですか?  モリガンさんに似てますけど…」
ロック「敵…? それとも…」
モリガン「味方…とは言えないけれど、 あのコは…私よ」
モリガン「…ね、そうでしょ、リリスちゃん」
リリス「そう…あなたが…リリスの本当の…」
デミトリ「この魔力…そうか、そういう事か」
超戦士1P「おいおい、状況が状況だっていうのに、 これ以上ややこしいのは勘弁だぜ?」
超戦士2P「同感だな。デキの悪い生徒にも わかるように教えてほしいもんだ。 なあ、先生よ」
英雄「そう言われましても… モリガン君達とは共に行動をして きましたが、私にもさっぱり…」
モリガン「詳しい説明をしていられるほど、 余裕はないわ」
モリガン「みんなにお願いがあるんだけど… あのリリスってコには、手を出さないで ほしいの」
(皆がモリガン=アーンスランドを見る)
ガンツ「あ? ちょっと持てよ。 殴られても黙ってろってのか?」
ひろみ「無理ですよ!  先輩とか、はずみで撃っちゃいますって!」
マスヨ「…ちょっと、ひろみちゃん。 人をただのトリガーハッピーみたいに 言わないでくれる?」
マスヨ「何するつもりか知らないけど… 勝算はあるの? モリガン」
モリガン「さあね。そこまではわからないわ」
クロノア「へ!? もう…無責任だなあ」
モリガン「…ここであのコを倒すのは、 別に難しい事じゃないわ。でも…」
デミトリ「…救おうというのか?」
モリガン「救う…そうね、そうしたいだけよ。 私個人がね」
デミトリ「………」
デミトリ「…ふん、ならばすればよかろう。 ただし、決着は貴様自身がつけろ」
モリガン「デミトリ…」
キャプテン「ふう…まあ、チームメンバーの頼みだ。 簡単に却下するわけにもいかないな」
響子「仕方ありませんわね。 みなさん、あのリリスさんへの攻撃は 控えてください」
たろすけ「は~い、先生」
「やってみるか…受け流して粘る事は できるはずだ」
沙夜「聞く限り…あの娘は向こうに用が あるみたいね」
ジョーカー「とんだ乱入者ですが… 触らぬ神にタタリなし、ですかねェ」
義経「…何者か知らぬが、捨て置くとするか。 『そうるえっじ』を目の前にしては、 小娘一人など、些末な事よ」
リリス「何を話していたの…?  リリスを…いじめるの…?」
モリガン「心配する事はないわ。 いつも通りのあなたでいいのよ」
モリガン(…問題は私がこのコを“受け入れられる” かどうか…ね)
モリガン(やれるの…? 私に…)


第26話
欲望の迷い子たち

〈敵の残数を6体以下にする〉

(ブラックワルキューレが出現)
ブラックワルキューレ「遅かったか…。 愚か者どもが、群がりおって…!」
キャプテン「む、誰だ!? また敵の増援が?」
超戦士2P「おう、ワルキューレか。 やっと味方増援かと思えば…一人だけか?」
ブラックワルキューレ「………」
超戦士1P「待ちな、相棒。 いくら薄暗いといっても、あのハニー… あんなに黒かったか?」
ロール(こんなに暗いのに、 サングラスかけてるからなんじゃ…)
ロック「どうみても別人みたいだ。…あの人は?」
マスヨ「残念ながら敵よ。 黒きなんとかの騎士…でしたっけ?」
モリガン「黒き堕天の騎士…ワルちゃんの宿命の ライバルってところかしらね」
 ジョイラント
ひろみ「遊園地で戦った事がありますから、 間違いないですね」
ロック「そんな人が…どうしてここに?」
デミトリ「…ふん、『ソウルエッジ』に決まっている」
ブラックワルキューレ「その通りだ。マキシモフ家の男よ。 その剣…我(われ)が貰い受けよう」
沙夜「相変わらず大人気ねえ、あの剣は。 まあ、手に入れるのは最後まで残った人… だけどね」
御剣「一人でノコノコやって来て、 おいしいとこだけさらおうって腹か?」
御剣「なめるんじゃねえぞ、女ッ!」
ブラックワルキューレ「フフフ…出番だ。 汝の戦いぶり…見せてもらおう」
英雄「やはり、ここにも仲間を連れて 来ているようですな」
響子「以前闘った二人…かしら?」
(ジューダスが出現)
???(ジューダス)「ようやく声がかかったか」
???(ジューダス)「待ちくたびれたぞ、黒き堕天の騎士よ」
スタン「お、おまえは…?」
ルーティ「漆黒の…剣士? あれ…でも…どこかで?」
スタン「こいつ…危険な感じがする」
スタン「何者だ、おまえは!」
???(ジューダス)「僕は…。僕は…」
ブラックワルキューレ「………」
ジューダス「僕はジューダス。 貴様らの命を貰い受けるため、地獄から 舞い戻った男だ」
ルーティ「地獄から?  ちょっと、カッコつけすぎよ!」
スタン「地獄…からだって…?」
ジューダス「問答などするつもりはない」
ジューダス「僕にはやらねばならん事がある。 邪魔はさせん…それが誰であってもだ」
ルーティ「ちょっと! 何を一人で勝手に…!」
スタン「ルーティ、よすんだ」
スタン「ジューダス…と言ったね。 俺達にだって負けられない理由がある!」
スタン「来るならば…戦うだけだ!」
ジューダス「………」
ジューダス(スタン…僕は…)
ガンツ「カッコよくキメるじゃねェか、スタン」
クロノア「じゃ、やっつけるってコトで!」
景清「………」
たろすけ「景清兄ちゃん、どうしたの?」
景清「…あの黒き竜骨の男も、間違いなく 黄泉より戻りし者」
スタン「…え?」
景清「黄泉帰りし者どもは、頼朝めら、 豹頭の男、占術の女…すべて我らと 関わりのある者達だ」
景清「…きゃつはどうなのだ?」
「なるほど…そういう考え方もあるか。 だが、少なくともここにいるメンツには…」
ルーティ「あんな悪趣味な骨ヘルメット男が、 あたし達と関係あるわけないでしょ!」
ルーティ「ほら、つまんない事言ってないで!  来るわよ!」
スタン「一度…死んだ…?」
ジューダス「………」

〈敵の残数を6体以下にする or ブラックワルキューレ(5222)かジューダス(4683)のHP70%以下〉

(轟音とゆれ)
ジョーカー「ややや? この振動は?」
クロノア「うわわっ! 今度はなに!?」
ガンツ「くそったれ、 なんだって一度に問題が起こりやがる!」
キャプテン「次元転移反応…!?  みんな気をつけろ! 何か来るッ!」
(北東端の建物が崩れ、次元転移で店が出現)
ブラックワルキューレ「な、なんだ、この建物は!?  この階層の仕掛けか何かか…?」
沙夜「『SHOP』…?  そういえば、お夕飯のお買い物、帰りに していかなきゃ、ね」
英雄「この建物…いや、商店は!」
響子「間違いありませんわ、彼女です!」
(建物の前にシルフィーが出現)
シルフィー「み~なさまぁ~~~!」
シルフィー「ご無事でございますでしょうか?」
超戦士1P「シルフィーか!?」
超戦士2P「いいところに来たぜ!  100ゼニーで手伝ってくれねえか?」
シルフィー「私はそんなに安い女ではございません!」
シルフィー「せめて10000はいただきませんと」
ひろみ「ひゃ、百倍に吊り上げましたよ!?」
マスヨ「金額はどうでもいいわよ!」
マスヨ「シルフィー、こっちは忙しいのよ!  手伝う気がないならおとなしくしてて!」
マスヨ「あと、一銭も払わないからねッ!」
シルフィー「はい、シルフィー、はしゃぎすぎました」
景清「…茶番は好かぬ。何用でここまで来た」
シルフィー「そうでございました!  皆様、至急この場をお離れください!」
ロール「え? シルフィーさん、急に… どういう事ですか?」
シルフィー「このブロックの空間歪曲は異常です!」
シルフィー「いつ空間が断絶し、次元転移が起こるか わかりません!」
「また以前のように、異世界へ飛ばされる 可能性があるという事か!」
ロック「もしかして、それを感知して 来てくれたんですか!?」
シルフィー「はい、 情報料は100ゼニーとなっております」
ルーティ「お金取んの!?  ちょっと! 負けるかタダにしなさいよ!」
スタン「そんな話は後でいいよ、ルーティ!」
スタン「シルフィーさん、 時間はどれくらいあるんですか!?」
シルフィー「今しばらくは大丈夫だと思いますが、 この部屋の…サークルの中央にエネルギーが 集中しています」
シルフィー「これ以上負荷がかかったら…」
 ソウルエッジ
御剣「やはり『そうるえっじ』か」
たろすけ「みんな欲しがってるけど… とんでもなくヤバもんなんじゃないの、 これってさ」
御剣「へっ、いいじゃねえか。 ますますハクが付いてきやがったぜ」
義経(やはりこの剣…渡すわけにはゆかぬな)
ブラックワルキューレ「フフフ…『ソウルエッジ』か。 興味はなかったが…悪くない代物だ」
ブラックワルキューレ「ジューダス…汝はどう見る?」
ジューダス「…興味がない。 敵が増えたようだ。片付けるぞ」
ブラックワルキューレ「フッ…相も変わらず、何を考えて いるのかわからぬ男よ」
ジューダス(黒き堕天の騎士よ、 …僕の興味は貴様の持つ“あれ”だけだ)
デミトリ「空間の崩壊か」
デミトリ「ふん、無理もあるまいな。 『ソウルエッジ』だけでなく、この魔法陣… そして高い魔力を持つ者達が集まっている」
リリス「………」
デミトリ「この小娘と、貴様の魔力の共鳴も、 その一因だぞ、モリガン」
モリガン「わかっているわ。時間は…ないようね。 待ってなさい、リリス」
リリス「まだ…消えたくない…遊び足りない… 本当の体も…まだ…」

〈ジョーカーをKO〉

ジョーカー「うむむ…この強さ、そろそろ考え なければなりませんねェ」
クロノア「考える? 何をさ!」
ジョーカー「本格的に邪魔になってきた…という コトですよ。アナタ方がねェ」
響子「ふうん、そう。 だったらどうするつもりなのかしら?  ピエロさん」
ジョーカー「ナリフリをかまってはいられない… というコトになりますねェ」
ジョーカー「幸い、魂集めは終わりましたし、 そろそろ次の段階へ移りませんと」
英雄「魂集め…?」
英雄「まさか、例の“眠り病”の事ですか!?」
ジョーカー「はてさて。 いやァ、おしゃべりが過ぎましたねェ。 では、ワタクシめはこの辺で」
「おい、待て!」
ジョーカー「のほほほ! ア~ディオ~ス!  『ソウルエッジ』は預けておきますので」
(ジョーカーが撤退)

〈ジャンガをKO〉

ジャンガ「またやられたッ!?  …ウザすぎんゼ、こいつらァッ!」
ガンツ「テメェが弱ェからだよ、ジャンガ!  今度こそ、トドメを刺すッ!」
ジャンガ「そう簡単にいくかよッ、クソガキがァ!」
ジャンガ「力だ! 次は力を得て…テメェらを 血祭りに上げてやるゼッ! 必ずなァッ!」
(ジャンガが撤退)
ガンツ「野郎ッ!」
マスヨ「まったく…捨て台詞だけは一流ね」
ひろみ「あのイヤミネコ、逃げた!?  ガンツ君、追わなくていいの?」
ガンツ「…ふう、かまやしねェさ」
ガンツ「オレはヤツを確実に追い詰めてる。 この事件に関わってる限り、ヤツとは 嫌でも決着がつくさ」
クロノア「ガンツ、最近少し変わったね。 なんていうか、オトナになった感じ?」
ガンツ「…ケッ、ナマ言うんじゃねェ、 お子ちゃまが」

〈源義経をKO〉

義経「うぬう…『そうるえっじ』を目の前に しながら…口惜しや…!」
景清「この剣をもらい受けるは我(われ)ぞ。 その邪魔はさせぬ」
義経「…うぬの考えし事、わかったぞ。 『そうるえっじ』をもって、兄者を…」
景清「………」
義経「…ひょひょひょ、甘いのう。 “あの剣”なくして、兄者は屠れぬ。 代わりの剣など、存在はせぬぞ?」
たろすけ「“あの剣”…? え?  それが『そうるえっじ』なんじゃないの?」
景清「………」
義経「うぬが『そうるえっじ』を手にしたと しても、それはそれで好都合よ」
義経「…“実験”により、我らはいつでも 『そうるえっじ』を追える」
義経「…つまり、うぬの首をいつでも狙えると いう事よ! ひょひょひょ」
(源義経が撤退)
たろすけ「景清兄ちゃん…」
景清「………」

〈武蔵坊弁慶をKO〉

弁慶「無念…!  『そうるえっじ』、未だ我が物にならず!」
御剣「当たり前だッ!  この剣は渡さねぇッ! 俺の物だ!」
弁慶「ククク…それならばそれでよい。 貴様程度の腕ならば、取り上げるのは 容易よ」
御剣「ぬかせッ!」
(武蔵坊弁慶が撤退)
御剣「野郎…でかい図体で逃げ足の速い…!」
景清「…焦らずとも、きゃつらはまた我らの 前に現れる。…時を待て」

〈沙夜をKO〉

沙夜「いったぁ~。 …どうやら、ここまでのようね」
超戦士1P「レディには優しくしたいんだがな。 敵と味方じゃ仕方ねえ」
超戦士2P「悪く思うなよ? ベイビー」
沙夜「あん、おかまいなく。 不覚をとった私が悪いの」
沙夜「今回は結構マジだったんだけど、ね」
ルーティ「あたし達はいつも本気なの!  わかったら出直してきなさい!」
沙夜「では、お言葉に甘えて…ごきげんよう。 邪剣を手に入れたら、触らせてね?」
ルーティ「お金取るわよ!」
スタン「取るなよ…」
(沙夜が撤退)

〈ブラックワルキューレをKO〉

ブラックワルキューレ「くっ…これだけ戦力を分散させていながら、 これほどまでの力があるとは…!」
デミトリ「ふん、私がいるからだ。 勘違いしないでいただきたいものだな」
モリガン「勘違いしてるのはどっちなんだか」
モリガン「堕天の騎士さん?  『ソウルエッジ』は私達がいただくわ」
ブラックワルキューレ「…預けておく。忘れるな」
ブラックワルキューレ(侮れぬ奴らよ…。我(われ)もなりふりは 構っていられぬか…)
(ブラックワルキューレが撤退)
デミトリ「尻尾を巻いて逃げおったか」
キャプテン「ご満悦のところ、口を挟ませてもらうが、 ワルキューレ君と彼女…一体どういう 関係なのかな?」
ロール「知っている人もいるみたいですけど…」
モリガン「影…とでも言おうかしら。 私にも、似たようなコがいるけど」
(皆がモリガン=アーンスランドを見る)
モリガン「すぐ近くに…ね」
リリス「………」
ロック「え? あの子の…事?」
キャプテン「なんだって…?  君があのリリスという娘を救いたいと いうのは…もしや…」
モリガン「………」

〈ジューダスをKO〉

ジューダス「くっ…体が思うように動かない…」
ジューダス「まだ馴染んでいないとでも…いうのか?」
ルーティ「なんか様子がおかしくない?  あんなヘンなの被ってるだけでも おかしいけど」
ジューダス「………」
スタン「どこかで…?  やっぱりだ…どこかであった事が…」
スタン「おまえは…誰なんだ!」
ジューダス「…ふん、相変わらず人の言う事を 聞かない奴だ」
ジューダス「…僕はジューダス。忘れるな」
ルーティ「なによ、偉そうに!」
ジューダス「………」
ジューダス(スタン…)
(ジューダスが撤退)
スタン「………」
ルーティ「スタン? …アンタもこだわりすぎよ。 あんなヘンなの、知り合いなわけない じゃない」
スタン「あ、ああ、わかってるよ、ルーティ…」
スタン(でも今、“相変わらず”…と言った?)

〈リリス以外の敵を全滅〉

キャプテン「よし、これで残りは…」
ひろみ「レーダーに反応はありません。 残っているのは…あの子だけです」
マスヨ「了解(コピー)。 じゃ、あとはモリガンに任せましょうか。 お手並み拝見ね」
リリス「みんな…いなくなっちゃった…?」
リリス「また、リリスはひとりぼっちなの…?」
ガンツ「チッ、さんざ暴れ回りやがって、何が…」
クロノア「ガンツ! ここは我慢しろってば!」
モリガン「ひとりぼっちじゃないわ、リリス」
モリガン「ここにいるみんなは、あなたの友達よ。 そして…私もここにいるわ」
モリガン「さあ…いらっしゃい…」
リリス「モリ…ガン…」
ロール「ねえ、ロック。 あの二人…どういう関係なの?」
ロック「わからないけど…姉妹…とかかな?」
超戦士2P「格好はそっくりだが、そんなに 似ちゃいないぜ?」
超戦士1P「姉と妹が、必ずしも似るとは限らんさ」
景清「否。…おそらくは、同じ存在だ。 まったく同じ“気”を持つ者など、 この世にはおらぬ」
英雄「お、“同じ存在”?  まるで禅問答のようですが…」
響子「そうですわねえ。もっとわかるように…」
デミトリ「カゲキヨの言っている事が正しいはずだ。 …黙って見ているがいい」
モリガン「あなたの事…少し気に入っていた ところなの」
モリガン「いいわ、私の中にいらっしゃい…さあ…」
リリス「モリガン…リリスは…リリスは…!」
(リリスがモリガン=アーンスランドに隣接し、二人が黄色の光に包まれる。ソウルエッジの共鳴の後、二人を包んでいた光が消える)
モリガン「………」
リリス「………」
たろすけ「な、なになに!? 何が起きたの!?」
 ソウルエッジ
御剣「おい、今…『そうるえっじ』も一緒に 光りやがったぞ?」
シルフィー「光っただけではなく、エネルギー反応も ございました。…一体…」
モリガン「…そういう事…ね。 『ソウルエッジ』…あらゆる物を断つ剣…」
リリス「…切れちゃった… あなたと、リリスのつながりが…」
デミトリ「…リリスは、おそらくモリガンの魔力… いや、魂とでも言おうか…それが分かれて 生まれた存在だ」
リリス「………」
「魂が…分かれる? そんな事が…」
ルーティ「死んだ人間が生き返って、 また襲ってきたりしてんだから、 別にそれくらいじゃ驚かないわよ」
スタン「問題はそこじゃないんじゃない?」
スタン「それだったら、今、またひとつに 戻ろうとしたのか…?」
モリガン「そうよ。だけど…そのつながりを 邪剣が断ってしまった…」
デミトリ「…その娘、完全に貴様とは別の存在… リリスという個人になったようだな」
リリス「そんな…リリスは…」
モリガン「…悲しまないで、リリス。 それなら…」


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