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迫り来る惨事 宇宙ルート ~ 第13話 ~

〈ヤルダバオトのHP25%以下〉

フォルカ「くうっ……!  奴らが強いのか、それとも俺の中の 迷いが拳を鈍らせているのか……!」
(ヤルダバオトが撤退)
???(ラリアー)「デスピニスから 聞いた以上に手強い……」
???(ラリアー)「一度戻って、 作戦を立て直した方がいいかも……」
(ヒュポクリシスが撤退)
アリオン「っと! これ以上、 ここにいたら貧乏クジを引きそうだぜ。 俺も帰らせてもらうか!」
(アガレスが撤退)
コウタ「チッ、逃がすかよ!!」
(コンパチブルカイザーが撤退)
ラウル「あ、あいつ!」
カーラ「また行っちゃったよ……」
スレイ「……とりあえず、終わったか。 レーツェル、そちらにヘルゲートの データを渡す」
レーツェル「……行くのか、 スレイ・プレスティ?」
スレイ「私の居場所は ここにはないからな……」
レーツェル「そうだ。 君の帰るべき場所は……」
スレイ「言うな……!  ……全ては自分が招いたことだ……」
(カリオンが撤退)
レーツェル(星への翼、 未だ両翼が揃わず、か……)
レーツェル(フィリオ…… それでも君は微笑を浮かべ、 ただ時を待つのか……)
ゼンガー「………」
ゼンガー(あの異形の者達と 宇宙でも遭遇するとはな。 やはり、これは……)
カーラ「ねえ、ユウ。 どうしてバルトールはオカルト軍団に 攻撃を仕掛けなかったのかな?」
ユウキ「それも気になるが、 俺がはっきりさせたいのは……」
ユウキ「あの異形の者達が クロガネを襲ってくる理由だ」
ラウル「………」
ユウキ「もはや偶然とは思えん。 俺は……」
レーツェル「ユウキ」
ユウキ「すみません。 これ以上は互いの関係のためにも 良くありません」
ユウキ「ラウル……話してもらうぞ。 お前の……いや、エクサランスの秘密を」
ラウル「え……」
ユウキ「連中は明らかに お前のエクサランスに 標的を定めている……」
ユウキ「そのマシンは…… いや、時流エンジンには 何が隠されている?」
ユウキ「返答次第では、 こちらにも考えがある」
ラウル「………」
ユウキ「答えろ、ラウル」
ラウル「そ、それは……」
ラージ「やめなさい、ラウル。 答える必要や義務はありませんよ」
ラウル「しかし……!」
ユウキ「ラウル。 俺達はお前の同胞ではないのか?」
ユウキ「共に死線をくぐりぬけてきた 俺達にも話せないことなのか?」
ラウル「……すまない……」
ユウキ「………」
ラウル「でも……聞いてくれ、ユウキ」
ラウル「確かに、時流エンジンには 秘密がある。そして、俺達にはそれを 守らなきゃならない使命がある」
ユウキ「………」
ラウル「だから、俺達は……」
ラージ「いけません、ラウル。 約束を忘れたのですか?」
ラウル「ラージ…… 俺は……俺はクロガネの仲間を信じたい。 これ以上隠し通すのは……」
ラージ「それがどういう結果を招くか、 あなたは知っているはずです」
ラウル「………」
ユウキ「………」
レーツェル「そこまでだ、ユウキ、ラウル。 直ちに帰艦せよ」
ユウキ「……了解」
ゼンガー「これからどうするのだ、 レーツェル?」
レーツェル「まずはスレイから 譲り受けたデータを検証する」
レーツェル「その後、 連邦軍の動き次第ではスカルヘッド……」
レーツェル「いや、ヘルゲートへ 向かうことになるだろう」
ゼンガー「決戦は間近……か。 承知した」

《月周辺宙域(移動中・ヒリュウ改)》

[ヒリュウ改 ブリッジ]

ユン「艦長、統合参謀本部より命令が来ました。 ポイントND8873でハガネと合流し、 別命あるまで待機せよとのことです」
レフィーナ「了解しました」
ショーン「どうやら、上もスレイ・プレスティの情報を 信じたようですね」
レフィーナ「ええ。 それで私達とハガネを合流させるということは……」
ショーン「十中八九、ヘルゲート攻略作戦へ 参加することになるでしょうな」
レフィーナ「望む所です。 では、合流ポイントへ急ぎましょう」
ショーン「了解です、艦長」

[転空魔城 内部]

(扉が開閉する)
フォルカ「………」
ショウコ「お帰りなさい、フォルカ……」
フォルカ「お帰りなさい?  何だ、その言葉は……」
ショウコ「何って…… 無事に帰って来られてよかったね、って 意味だけど」
ショウコ「でも、おかしいね。 あたしをさらった人にそんなこと言うなんて」
フォルカ「………」
ショウコ「ねえ……誰と戦ってきたの?  連邦軍? それとも……」
フォルカ「軍か……。 すぐにそんなものは意味がなくなる」
ショウコ「それ……どういうこと?」
フォルカ「もうすぐ時が来る……。 そして修羅が動き出し、この世界は真の闘争に包まれる」
ショウコ「真の闘争……!?  あなた達、何をするつもりなの!?」
フォルカ「この世界を……新たな修羅界とする」
ショウコ「えっ……!?」
フォルカ(そこに修羅の未来があるのなら、 俺は迷いを捨てる……)
フォルカ(だが、何故だ……?  この少女の語る言葉は俺の迷いを加速させていく……。 俺に……俺に何が起きているんだ……?)

『エナジーテイカー』を入手した。
『スラスターモジュール』を入手した。
『ビームコート』を入手した。

『SPドリンク』を入手した。
『地形適応宇↑』を入手した。


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