アクセル「ぐっ……貴様ら……っ!!」
アクセル「ここまで……か。
あと一息というところで……!」
キョウスケ「……アクセル」
ラミア「隊長……」
(ソウルゲインに爆煙)
アクセル「う……ぐっ!!」
ラミア「隊長、まだ間に合います!
脱出を……!」
アクセル「おれは負けた。
敗者には……死あるのみ……それが戦争だ」
アクセル「おれだけが……
それに従わないわけにはいかん……
これが、な」
ラミア「……レモン様が悲しまれます。
残されたあの方のことを
お考えください……!」
アクセル「貴様も……
W16と同じことを言うか……」
アクセル「甘い……甘いな。
レモンの調整は……」
アクセル「闘争が日常の世界で……
あいつは……それに抗おうと
していたのかも……しれん」
アクセル「おれは応えて……
やれなかったが……」
アクセル「おれは……ベーオ……
キョウスケ・ナンブとは……違う」
キョウスケ「……」
エクセレン(でも、
それじゃ……あの人は……)
ラミア「違いません、隊長!
今から変わればいい……!
それならば、レモン様も……!」
アクセル「フ……フフ……
貴様は……変わった上で……
生き残った……」
ラミア「……」
アクセル「だが、
それは単に運が良かっただけだ……」
アクセル「最期に
おれをかばった……W16も……
ゼンガーに敗れたW15も……」
アクセル「……ただ、消えた。
生きる道……居るべき場所が
変わるというのは……そういうことだ……」
ゼンガー「……」
ラミア「私はWシリーズとしては欠陥品……
だからといって、人間になれるわけでも
ない……」
ラミア「ですが、
道を見つけることは出来ました……!」
ラミア「アクセル隊長、人間である
あなたなら……もっと簡単にそれが
出来るはずです……! だから……!」
アクセル「フッ……フフフフ……」
ラミア「……!」
アクセル「違うな……W17……。
おれは人形になりたかったのさ……」
アクセル「余計な感情を捨て……
闘争の中に生きたかった……」
アクセル「すでにおれは……人間として
生きる道……居るべき場所を……
見誤っていたのかも……しれん」
アクセル「だから消える……
おれの闘争はここまで……だ、
これが……な」
ラミア「隊長!」
アクセル「……レモン、また……
どこか……で……」
(ソウルゲインが大爆発)
ラウル「アクセル……アルマー……!」
ラミア「…………」
ラミア(隊長、
あなたの……言う通りです)
ラミア(居場所を失った者に……
生きる道はないのでしょう……)
ラミア(私もそうです。
……ですが、消えるまではもう少し……
まだやり残したことが……あるのです)
エクセレン「戦争……居るべき場所……。
そういうものなの……? キョウスケ……」
キョウスケ「……アクセルが言った通りだ」
エクセレン「え?」
キョウスケ「おれ達は居るべき場所にいる。
そこを守るための戦争ならば、勝つのは
おれ達だ」
エクセレン「……うん……」
(アラート)
テツヤ「何だ!?」
エイタ「隔壁側から高熱源体反応!
数は2、インスペクターの
指揮官機だと思われます!!」
(シルベルヴィントとドルーキンが出現)
アギーハ「何だい、アクセルの奴……
もうやられちゃったの?」
シカログ「……」
アギーハ「メキボスと同じで、
口の割には大したことなかったね」
シカログ「……」
アギーハ「そうね。
目には目を、歯には歯を……って作戦、
失敗だったみたい」
マサキ「あいつらは……!!」
リューネ「やっと出て来たね、
異星人の親玉連中が!」
アギーハ「あんた達や
アインストのおかげで、あたい達の
計画が大きく狂ったからね……」
アギーハ「ここいらで
キッチリ修正させてもらうよ」
マサキ「修正だと!?
そんなのはもう手遅れだぜ!!」
アギーハ「何!?」
マサキ「てめえらは
もう取り返しのつかない
失敗をしてやがんだ!」
マサキ「それが何だかわかるか!?」
アギーハ「……!!」
リューネ「あんた達の失敗は、
あたし達をここまで来させたこと!
もう止められないよ!!」
アギーハ「調子に乗るんじゃないよ、
小娘が!!」
アギーハ「いつぞやの時と同じく、
返り討ちにしてやるよ!!」