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龍虎覚醒 伊豆基地へ向かう ~ 第21話 ~

《???》

???(レジセイア)「……守護者のしもべ…… その目覚めが近い……」
???(レジセイア)「かつて…… 我らと戦い……新しい主に 欺かれ……」
???(レジセイア)「互いに滅ぼし合い…… 唯一生き残ったもの……」
アルフィミィ「……」
???(レジセイア)「目覚める前に…… 我の下へ……」
アルフィミィ「滅ぼさなくても よろしいんですの……?」
???(レジセイア)「『扉』…… それを開く鍵……可能性…… 力……」
アルフィミィ「わかりましたの……。 今度は私が直接行きますの……」

《ヒリュウ改格納庫》

リオ「リョウト君、 GラプターのT-LINKコネクターの チェックが終わったわよ」
リョウト「も、もう終わったの?  接続系の整備マニュアル、 さっき渡したばかりなのに……」
リオ「門前の小僧、 習わぬ経を読むって奴よ」
リオ「リョウト君、二人でいる時も 仕事の話ばかりしてるでしょ」
リオ「だから、接続系のことも それである程度知ってたの」
リョウト「ご、ごめん……」
リオ「ううん。 私も色々と勉強になってるから、 気にしないで」
リョウト「でも、今度は リオが興味を持ってる話をするよ」
リオ「じゃあ、空手の話がいいな」
リョウト(そ、そんなのでいいのかな)
タスク「……ちぇ、いいよなあ。 ラブラブで」
エクセレン「参式の中の二人もね」
タスク「あ~、あっちは 男の方の押しが足りないッス」
(通信)
ブリット「わ、悪かったな!」
タスク「あちゃ、聞いてたのかよ」
エクセレン「あ、よく考えてみたら……」
エクセレン「今、パイロットで シングルなのはタスク君と ラミアちゃんぐらいじゃない?」
タスク「へ?」
エクセレン「ほら……私とキョウスケ、 マーサとリューネちゃん、 ブリット君とクスハちゃん……」
エクセレン「それから、 リョウト君とリオちゃん、 カチーナ中尉にラッセル君」
タスク「最後の組み合わせに超巨大な 疑問が残るけど……そうッスね」
エクセレン「んふふ~、 これはラミアちゃんと仲良くなる チャンスかもよ?」
タスク「確かに!」
タスク「……って、下手したら マジあいつに撃たれるッス!」
エクセレン「そうよね~。 レオナちゃん、怒ると怖いし」
タスク「でも、ラミアさん…… 最近アンジュルグの中に こもってることが多いけど……」
タスク「何やってんスかねえ?」
エクセレン「さあ……」
リョウト「……タスク、 Gバイソンのチェックは終わった?」
タスク「ああ、4番コネクターの調子が あんまり良くねえな」
リョウト「わかった。ありがとう」
エクセレン「も、もしかして、タスク君…… 仕事もちゃんとやってたの?」
タスク「姐さん、 俺が元整備員だったこと 忘れてるっしょ?」
エクセレン「ん~、他の人達もそうかも」
カーク「……4番コネクターはカット。 参式を組み上げるぞ」
リョウト「わかりました。 タスク、補助アームの方は?」
タスク「ああ、大丈夫だぜ」
リョウト「ブリット、クスハ、 準備はいいかい?」
(通信)
ブリット「こちらGラプター、OK」
クスハ「GバイソンもOKです」
カーク「よし、組み上げろ」
(機動音)
エクセレン「わお! 合体大成功!」
タスク「まあ、 両脚はバイソンのままッスけどね」
エクセレン「ブリット君の戦闘機と クスハちゃんの戦車が合体して、 グルンガスト参式になるのね」
リョウト「ええ。 合体後はGラプターのパイロットが 操縦を担当します」
エクセレン「ふ~ん…… じゃ、ボスの参式には 他に誰か乗ってたのかしらん?」
カーク「いや、 2号機は単座に改修されている。 パイロットはゼンガー少佐一人だ」
(通信)
リオ「ハミル博士、 ブリッジから呼び出しが……。 私達全員で来て欲しいとのことです」
カーク「何の用だ?」
リオ「LTR機構のエリ・アンザイ博士から 通信が入っているとかで……」
カーク「……わかった。行こう」

《ヒリュウ改艦橋》

クスハ「え? 私達が蚩尤塚へ?」
エリ「ええ。現在、こちらの 発掘作業は、超機人の頭部らしき物が 露出されるまでに至っています」
エリ「そこで あなた達に蚩尤塚へ来ていただき、 調査に協力して欲しいのです」
ブリット「どうして自分達なんですか?」
エリ「前回お会いした時にも 言いましたが……やはり、超機人は 自分の意志を持っているようなのです」
ブリット「も、もしかして…… 超機人に選ばれる条件が 何なのか、わかったんですか?」
エリ「それは まだ推測の段階に過ぎませんが……」
リューネ「その超機人ってのは、 自分で乗る自分を選ぶの?」
エリ「はい。 古文書にはそう記されています」
マサキ「ふ~ん…… 自分の意志を持って、乗る奴を 選ぶって所は魔装機神と同じだな」
リューネ「で、 超機人に選ばれる条件って何なの?」
エリ「こちらの調査結果や 古文書などのデータを テスラ研へ提出したところ……」
エリ「テレキネシスαパルスという 特殊な深層脳波が強い人間……」
エリ「つまり、 念動力者なのではないかという 答えが返って来ました」
クスハ「えっ……!?」
タスク「ね、念動力者だって!?」
エリ「……はい」
カーク「なるほど、 それでブリットやクスハ達を……」
エリ「ええ。ハガネやヒリュウ改には 念動力者の方々が何人か いらっしゃるとお聞きしましたので」
レフィーナ「それで、 博士は彼らに何の調査を させるおつもりなのです?」
カチーナ「もしかして、 あいつらを超機人に乗せて、 動かそうってのか?」
エリ「いえ、さすがにそこまでは。 今、超機人は石化しているに 等しい状態ですし……」
エリ「エネルギー反応なども 特に見られません。現状の超機人が 動くことはないと思います」
カチーナ「じゃ、何をやろうってんだ?」
エリ「T-LINKシステムを使った 超機人との意思疎通…… つまり、念話です」
エリ「それによって、 彼らのことを調べたいのです」
エリ「もしかしたら、 アインストについても 何か判明するかも知れませんし……」
キョウスケ「……博士、 あの時以降、彼らは蚩尤塚に 現れたのですか?」
エリ「いえ……あれからは一度も」
キョウスケ「……」
エクセレン「変ねえ。 前回のが偶然だとは思えないけど」
キョウスケ「ああ」
エリ「……いかがでしょう、 レフィーナ・エンフィールド中佐。 ご協力いただけませんか?」
レフィーナ「わかりました。 こちらとしてもアインストの件が 気になることですし……」
レフィーナ「ブルックリン少尉以下4名を そちらへ向かわせます」
エリ「ありがとうございます。 では、蚩尤塚でお待ちしております」
(通信)
レフィーナ「では、ブルックリン少尉、 クスハ少尉、リョウト少尉、リオ少尉は 蚩尤塚へ向かって下さい」
タスク「か、艦長! 俺は!?  俺だって、TPLテストで 当たりが出たんですけど……」
マサキ「TPLテスト?」
エクセレン「念動力者か、そうでないかを 調べるテストのことよん」
エクセレン「L5戦役後、 ハガネとヒリュウに乗ってた人は 全員それを受けたの」
マサキ「へ~え。 おめえの結果はどうだったんだ?」
エクセレン「ん~とね……。 はい、こっちに来て」
シロ「んニャ?」
クロ「……シロってことニャのね」
エクセレン「そそそ」
タスク「で、 どうして俺は居残りなんスか?」
レフィーナ「それは、 こちら側の戦力をあまり割くわけには いかないからです」
レフィーナ「オペレーション・ プランタジネットのことも ありますので」
エクセレン「つまり、タスク君は 頼りにされてるってことよん」
タスク「あ、な~るほど」
エクセレン(実は シングルだからだったりして)
カーク「リョウト、お前はリオと共に ヒュッケバインガンナーに乗れ」
リョウト「はい」
カーク「ブリットはクスハと共に グルンガスト参式で行け」
カーク「トロニウム・エンジンを 搭載する前に、機体のデータを 取っておきたいのでな」
ブリット「了解です」
レフィーナ「前回の件もあり、 連邦軍部隊が蚩尤塚の防衛に あたっていますが……」
レフィーナ「万が一の事態が 発生した場合は、私達も針路を 変更し、そちらへ向かいます」
リオ「わかりました」
レフィーナ「それでは、 気をつけて行ってきて下さい」
クスハ「はい」

《ノイエDC戦艦艦橋》

NDC艦長「アーチボルド少佐、 本艦は東シナ海域に入りました」
アーチボルド「結構。 直ちに機動部隊の出撃準備を」
NDC艦長「はっ」
ユウキ「……少佐、 本当に超機人を奪取するのですか?」
アーチボルド「もちろん。 リクセントでハガネから受けた 屈辱を晴らすには……」
アーチボルド「超機人の力が 必要なんです」
ユウキ「しかし、バン大佐から そのような命令は出ていませんが?」
アーチボルド「いいんですよ。 これはローズからの依頼でもあります」
アーチボルド「バン大佐も スポンサーの意向を無視することは 出来ないでしょう」
ユウキ「……」
アーチボルド「僕達は超機人と…… その発掘や解析に携わっている エリ・アンザイ博士を手に入れます」
ユウキ「……」
アーチボルド「ユウキ君…… 君は黙って僕の命令に 従っていればいいんですよ」
ユウキ「……了解」
アーチボルド(フフフ……超機人…… 今度こそこの手にしてみせますよ)


第21話
龍虎覚醒

〔戦域:蚩尤塚周辺〕

連邦兵「アンザイ博士、 準備が完了しました!」
エリ「わかりました。 すぐに出発して下さい」
連邦兵「了解。 ……こちらT26、これより本機は 現空域から離脱する」
連邦兵「PT隊は本機を援護せよ」
エリ(……このタイミングで ノイエDCが襲ってくるなんて……)
エリ(こちらの情報が向こうに 漏れていると言うの……?)
(アラート)
連邦兵「ぼ、防衛線を突破された!?  敵がこっちへ来るだと!?」
エリ「!!」
(T26以外が爆発)
エリ「ああっ!?」
(ノイエDC軍が出現)
アーチボルド「ふふふ…… どうやらお目当ての人物は、 あの輸送機に乗っているようですね」
ユウキ(それを確認もせず、 攻撃を仕掛けるなど……)
アーチボルド「それじゃ、 ガーリオン隊は輸送機を 確保して下さい」
(T26がガーリオンに囲まれる)
連邦兵「し、しまった!」
エリ「わ、私達を捕らえるつもり!?」
(通信)
アーチボルド「大人しく僕達に従えば、 命までは取りませんよ、アンザイ博士」
エリ「!」
アーチボルド「僕の名前は アーチボルド・グリムズ。 以後、お見知り置きを」
エリ「あ、あなた達は いったい何の目的で……!」
アーチボルド「とぼけてもらっては 困りますねえ、博士」
アーチボルド「僕達は、あなた達が 超機人の発掘に成功したことを 知っているんですよ?」
エリ「やはり、前回と同じで あれを手に入れるためにここへ!?」
アーチボルド「本当は もっと紳士的な方法で そうするつもりだったんですが……」
アーチボルド「色々と事情がありましてね。 今すぐあれが必要なんです」
エリ「あなた達が超機人を手に入れても、 兵器として使えるかどうかは わからないのですよ!?」
アーチボルド「だから、試してみるんです。 あなたの手を借りてね」
エリ「……!!」
アーチボルド「さ、 僕の所へ来てもらいましょうか。 おいしい紅茶を用意しますよ」
カーラ「………」
ユウキ「どうした?」
カーラ「こないだ ここへ来た時に感じた気配が 強くなってる……」
ユウキ「何……?」
カーラ「もしかして、 超機人が目覚めるんじゃ……?」
ユウキ「……馬鹿な」
カーラ「ユウキは何も感じないの?」
ユウキ「俺は……」
(アラート)
ノイエDC「少佐、 こちらへ接近してくる機体を キャッチしました!」
アーチボルド「意外に早かったですね」
(グルンガスト参式とヒュッケバイン・ガンナーが出現)
リオ「ああっ、輸送機が!」
リョウト「アンザイ博士は あそこに……!?」
ブリット「くそっ、一足遅かった!  クスハ、ヒリュウへ連絡したか!?」
クスハ「え、ええ!」
(精神感応)
クスハ「あうっ!!」
リオ「クスハ!?」
クスハ「こ、これは……!?」
リオ「ど、どうしたの!?」
クスハ「何かが……呼んでる……!」
リオ「え!?」
リョウト「もしかして、 超機人が……!?」
クスハ「わ、わからない……!」
ブリット「とにかく、 あいつらにアンザイ博士と超機人を 渡すわけにはいかない!」
アーチボルド「おや、彼は……」
ユウキ「ブルックリン…… ブルックリン・ラックフィールドか」
ブリット「ユウキ・ジェグナン……!  お前はまだ!!」
アーチボルド「やれやれ、 相変わらず熱い…… いや、青い男ですねえ」
アーチボルド「でも、 お察しの通り、アンザイ博士は 僕達の手中にあります」
ブリット「くっ……!!」
アーチボルド「と言うわけで…… どうです? 僕と取り引きを しませんか?」
ブリット「取り引きだと!?」
アーチボルド「ええ。 アンザイ博士の命を保証する代わりに、 あなた達の機体をいただきましょう」
リョウト「な、何だって……!?」
ブリット「冗談じゃない!」
アーチボルド「おや?  博士の命が惜しくないんですか?」
ブリット「脅迫したって無駄だ!  お前にはアンザイ博士を 殺す気なんてないはずだろう!」
アーチボルド「ふふふ…… 君は僕のことを誤解してますよ」
(T26に爆煙)
エリ「きゃあああっ!!」
リョウト「な、何を!?」
アーチボルド「脅しじゃありませんよ。 別に博士がいなくても、超機人の 解析は可能ですからね……」
アーチボルド「どちらかと言えば、 彼女を犠牲にしてでも君達の機体が 欲しいところです」
リョウト「そ、そんな……!」
カーラ「少佐、本気なの!?」
アーチボルド「もちろん。 超機人だけでなく、連邦の新型機も 手に入れれば……」
アーチボルド「リクセント公国での 失態を取り返せますしね」
カーラ「で、でも、 博士は民間人なんだよ!」
アーチボルド「君もくどいですね。 綺麗事だけで勝てるほど 戦争は甘くありませんよ」
カーラ「くっ……!」
アーチボルド「まあ、 彼らが大人しく取り引きに応じれば、 博士を殺したりはしませんから」
アーチボルド「あ、そうそう。 ユウキ君、リクセント公国の時のような 真似をしたら……」
アーチボルド「殺しますよ?  アンザイ博士と一緒にね」
ユウキ(こいつ……!)
アーチボルド「さて、皆さん…… ご返答はいかに?」
ブリット「……」
ブリット「……わかった。 俺達の機体を渡す」
クスハ「ブ、ブリット君!?」
エリ「私のことは構わないで!  超機人を彼らに渡しては駄目よ!」
アーチボルド「と、 彼女はおっしゃってますが…… よろしいんですね?」
ブリット「ああ、今から武装を解除する。 機体を取りに来い」
アーチボルド「結構」
リオ「ブリット君!  どういうつもりなの!?」
ブリット「あの男のことだ……ここで 俺とリョウトを殺さず、ヒリュウ改との 戦闘で利用しようとするだろう」
ブリット「だが……もしかしたら、 あいつらは俺達の機体が二人乗りだと 言う事に気づいてないかも知れない」
ブリット「だから、リオとクスハが 機体に残り、チャンスを待って あいつらを混乱させるんだ」
ブリット「その間に 俺達は博士達を救出する」
リオ「無茶よ!  向こうに機体データが漏れてる 可能性だってあるのよ!?」
ブリット「わかってる。 キョウスケ中尉じゃないけど、 分の悪い賭けって奴さ」
リョウト「でも、今の状況じゃ それしか方法がないみたいだね……」
ブリット「ああ、ヒリュウが来るまでの 時間を稼ぐためにもな」
リオ「あ、あなた達はどうするのよ!?  機体から降ろされたら……!」
ブリット「俺達は俺達で何とかする。 だから、後は頼むぞ……クスハ、リオ」
クスハ「ブ、ブリット君……」
ブリット「確かに アーチボルドが言う通り、 俺は青いかも知れない……」
ブリット「けど、 このままあいつらのやり方に 屈したくはないんだ」
クスハ「わ、わかったわ……。 私、やってみる」
リオ「無茶はお互い様ってことね。 ……私も乗るわ、その話に」
ブリット「よし……!」
アーチボルド「……では、 君達の機体をいただきましょうか」
アーチボルド「ユウキ君、カーラ君。 彼らを拘束して下さい」
ユウキ「……了解」
(ユウキ、カーラ機とリオンV×3機がグルンガスト参式の所まで移動)
ブリット「来たか……」
カーラ「悪いけど…… あんた達の機体をもらうよ」
ブリット「アンザイ博士の命は 保証してもらえるんだろうな?」
ユウキ「出来る限りのことはする」
ブリット「何……!?」
カーラ「ごめん。 こっちにも色々事情があるんだ」
カーラ「でも、あたし…… あんた達のこと見直したよ」
リョウト「え……?」
ユウキ「余計なことを言うな」
カーラ「ご、ごめん……」
リオ(あの二人は……?)
カーラ「ん? 人の気配が……」
ブリット「!」
カーラ「もしかして、 あんた達の機体は!?」
ユウキ「カーラ、 同じことを二度言わせるな」
カーラ「ユウ……!?」
ユウキ「……」
ブリット「お前……!」
ユウキ「お互い様と言うことだ。 ただし、事が始まったら容赦はせん」
ブリット「フェアでいこうってことか。 案外、お前も甘いんだな」
ユウキ「……」
ユウキ「……では、 機体から降りてもらおうか。 ブルックリン」
ブリット「……」
(アラート)
ブリット「何だ!?」
リョウト「こ、これは転移反応!?」
ブリット「ま、まさか!?」
(アインストが出現)
カーラ「!!」
アーチボルド「やはり現れましたね……!」
リョウト「あ、あれがアインスト……!」
ブリット「だが、 あんなタイプは見たことがないぞ!」
(ヒュッケバインガンナー、グルンガスト参式に爆煙)
リョウト「うあっ!!」
カーラ「あいつら、 こっちを攻撃してきたよ!」
ユウキ「奴らの狙いも超機人か!」
アーチボルド「各機はアインストの迎撃を。 超機人を彼らに渡してはなりません」
ユウキ「連邦の新型は どうするんです?」
アーチボルド「最優先すべきは 超機人の入手です。でなければ、 ここまで来た意味がありませんしね」
ユウキ「了解……!」
ブリット「みんな、今がチャンスだ!  博士を助けに行くぞ!」
リオ「ええ!」
ブリット「輸送機に取り付くんだ!  周りのガーリオンとアインスト以外は 相手にするな!」
リョウト「わかったよ!」
ブリット「よし……行くぞ、クスハ!」
クスハ「ええ!」

〈味方機が輸送機へ隣接〉

リョウト「ブリット、 輸送機に取り付いたよ!」
ブリット「よし、 すぐに博士達の救出を……!」
(精神感応)
クスハ「くうっ!!」
ブリット「!!」
リョウト「こ、この感じは!?」
クスハ「また……呼んでる……!?」
ブリット「いや、それだけじゃない!」
クスハ「え!?」
(ペルゼイン・リヒカイトが出現)
アルフィミィ「……」
リオ「あ、あれは!?」
ブリット「やっぱり、あのアインストか!」
アルフィミィ(……守護者のものべ…… その目覚めが近いですの……)
アルフィミィ(でも、今なら…… 素材として使えるかも知れませんの)
クスハ「お、女の子……!?」
ブリット「いや、あいつはアインストだ。 多分、人間じゃない……!」
アルフィミィ「今はまだ……ですの」
ブリット「何!? どういうことだ!?」
アルフィミィ「それより、あなた達には ここで眠ってもらいますの。 永遠に……」
ブリット「……!」
アーチボルド「やれやれ、 面倒なことになってきたようですね」
ユウキ「少佐、 ここは撤退すべきでは?」
アーチボルド「いえ、 こうなったら漁夫の利を狙います」
アーチボルド「だから、 君達は時間を稼いで下さい。 あのアインストの相手をしてね」
ユウキ「……了解」
カーラ「でも、ユウ…… あの赤い奴、ただ者じゃないよ!」
ユウキ「それは俺にもわかる。 だが、命令は命令だ。やるしかない」
カーラ「……!」
アルフィミィ(……人の思念……。 より強い……念の力……。 守護者のしもべはそれに……)
アルフィミィ(そして…… この中で最も強い力は……)
(精神感応)
クスハ「!」
アルフィミィ「あなた……ですね」
クスハ「ブ、ブリット君…… あの子、こっちを狙ってくる……」
ブリット「何!?」
クスハ「あの子は私達を……!」
ブリット「リョウト、リオ!  お前達は博士達を助け出してくれ!  あいつは俺達で食い止める!」
リョウト「で、でも!」
ブリット「いいから、早く博士達を!  時間はこっちで稼ぐ!!」
(作戦目的変更)

〈ペルゼイン・リヒカイト出現後5ターン目PP〉

アルフィミィ「……なかなか しぶといですのね……」
ブリット「くっ……!  クスハ、ヒリュウはまだ来ないのか!?」
クスハ「………」
ブリット「クスハ!?」
クスハ「や、やっぱり…… 呼んでる……!?」
ブリット「呼んでるって…… まさか、超機人か!?」
クスハ「わ、わからない……!  けど……」
アルフィミィ(……反応が 強まってきましたの……)
アルフィミィ(人の念を取り込む前に…… 事を終えないと面倒ですの)
(精神感応)
クスハ「! ブリット君、来るわ!!」
ブリット「!!」
(ペルゼイン・リヒカイトがグルンガスト参式に隣接、機械音)
ブリット「ぐうっ!!」
クスハ「きゃあっ!!」
アルフィミィ「人の念がなければ、 しもべは御しやすくなるはずですの」
ブリット「!?」
アルフィミィ「だから……」
【強制戦闘】
アルフィミィ[ライゴウエ]vsブリット[オメガ・ブラスター]
(ブリットは避ける)
アルフィミィ「やりますのね……!  しもべが反応するだけのことは ありますの」
ブリット「さっきので終わりじゃない!  続けて行くぞ!!」
アルフィミィ「なら…… 利用させてもらいますの。 その機体の……受信機を」
ブリット「受信機!?  T-LINKシステムのことか!?」
(精神感応)
ブリット「ぐあっ!!」
クスハ「あうっ!!」
(システムダウン)
ブリット「な、何だ!?  機体が動かない!!」
リオ「ブリット君! クスハ!!」
クスハ「う、ううっ!  ね、念の逆流が……!!」
アルフィミィ「その2つの受信機が…… 私の思念をも増幅してくれますの」
クスハ「!!」
アルフィミィ「それは…… 両刃の剣ですのよ」
【強制戦闘】
アルフィミィ[マブイエグリ]vsブリット[防御]
(グルンガスト参式のHP5%、グルンガスト参式が蚩尤塚近くまで飛ばされる)
リョウト「さ、参式がっ!!」
アーチボルド「あれは……終わりましたね」
ブリット「ぐうう……ううっ!!」
クスハ「ブ、ブリット君!!」
ブリット「こ、こっちの操縦系が やられた……!」
クスハ「!!」
ブリット「Gバイソンを強制排除する……!  クスハ、お前は逃げろ……!」
クスハ「ダメよ!  それじゃブリット君が!!」
ブリット「こ、このままじゃ 二人ともやられてしまう……!  だから、お前だけでも……」
クスハ「嫌よ、絶対に嫌!  こっちでコントロールしてみる!!」
ブリット「や、やめろ……!  俺のGラプターはもう……!」
リオ「リョウト君!!」
リョウト「わかってる!  二人を助けに行くよ!!」
アルフィミィ「……もう遅いですの」
(蚩尤塚を中心に何箇所かに爆煙)
リョウト「うわああああっ!!」
エリ「い、遺跡の地表が!!」
アーチボルド「一気に 超機人を掘り出す気ですか!?」
アルフィミィ「さあ、 その姿を現すですの…… 守護者のしもべ……」
(蚩尤塚に大きな爆煙、蚩尤塚にいた場合ははじかれる)
リョウト「あ、ああっ!!」
エリ「し、蚩尤塚が……!!」
アルフィミィ「……見つけましたの」
(蚩尤塚に龍虎王が出現)
アーチボルド「!!」
カーラ「あ、あれが超機人……!!」
アーチボルド「つ、ついに その姿を現しましたね……!」
ユウキ「本当に……存在していたのか」
カーラ「で、でも、 何であんなにボロボロなの!?」
ユウキ「さっきの攻撃で ダメージを受けたのか!?」
アーチボルド「いえ、あれは……!」
アルフィミィ「……古の戦いで受けた傷が まだ癒えていないようですのね」
アルフィミィ「でも、その方が好都合…… 失った部分は私達が補いますの」
アーチボルド「ユウキ君、カーラ君!  あれを彼らに渡してはなりませんよ!」
アルフィミィ「邪魔は……させませんの」
(アーチボルド機に爆煙)
アーチボルド「くあっ!!」
ユウキ「少佐!!」
(ペルゼイン・リヒカイトが蚩尤塚の北へ移動)
アルフィミィ「あれは…… 私達のしもべとして再生させますの。 そして……」
(アルフィミィが龍虎王と参式へMAPWを使用、グルンガスト参式にのみ爆煙)
ブリット「うわああああっ!!」
クスハ「きゃああああっ!!」
アルフィミィ「そして……始まりの地に 終わりを告げる使者としますの」
ブリット「う、うううっ……!」
クスハ「あ、あああ……!!」
(精神感応)
クスハ「!!」
???(龍虎王)「……汝ら、 人界の救済を望むや?」
クスハ「こ、この声は!?」
???(龍虎王)「吾、汝らに問う……。 人界の救済を望むや?」
クスハ「あ、あなたは……!!」
龍虎王「吾が名は龍虎王…… 古より人界を守護する超機人なり」
クスハ「龍虎……王……!?  さっきから私に語りかけていたのは あなたなの!?」
龍虎王「汝らは破邪強念を有す…… 故に吾はそれに応えた……」
クスハ「……」
龍虎王「吾の目覚めは、的殺の彼方から 羅睺神が迫る証とならん」
龍虎王「然るに、 吾が使命はその使者たる百邪を退け、 人界を護ることなり」
ブリット「百邪……!?  アインストのことか!?」
龍虎王「汝ら、 吾らの主となる資格あり……」
龍虎王「吾の真なる覚醒…… 五行器の輪転には、二人の強念者を 要す……」
ブリット「……!!」
クスハ「そ、それって…… 私達のことなんですか!?」
龍虎王「汝ら、 人界の救済を望まば…… 吾、神体を以て汝らの意を遂げん」
クスハ「……」
ブリット「……」
龍虎王「吾、汝らに問う……。 人界の救済を望むや?」
クスハ「わ、私は……!」
ブリット「俺達はここで 終わるわけにはいかない……!」
クスハ「あなたが私達の世界を 守る存在だと言うのなら……」
ブリット「俺達の力をあんたに貸す!!」
龍虎王「ならば、唱えよ…… 必神火帝……天魔降伏…… 龍虎合体」
ブリット「必神火帝!」
クスハ「天魔降伏!」
ブリット「龍虎!!」
クスハ「合体っ!!」
(龍虎王に精神感応)
アルフィミィ「!!」
(グルンガスト参式が龍虎王に隣接)
リオ「グ、グルンガスト参式が!!」
リョウト「超機人に……!!」
リオ「ま、まさか、 参式を取り込んでいるの!?」
(グルンガスト参式を中心に赤い光、龍虎王を中心に稲妻。龍虎王が空に浮かび、『ひらめき』『必中』『鉄壁』『気合』)
アルフィミィ「守護者のしもべが……!」
エリ「ふ、復活した……!?」
アルフィミィ「まさか……!!」
ブリット「クスハ!!」
クスハ「ええ!」
【強制戦闘】
クスハ[龍王破山剣逆鱗斬]vsアルフィミィ[防御]
アルフィミィ「くうう……っ!!」
ブリット「まだ終わりじゃないぞ!!」
アルフィミィ「!!」
???(虎龍王)「……唱えよ……。 汝、人界の救済を望まば…… 吾、神体を以て汝の意を遂げん」
???(虎龍王)「唱えよ……」
ブリット「必神火帝! 天魔降伏!!」
???(虎龍王)「虎龍合体……!」
ブリット「虎龍! 合体ッ!!」
(虎龍王が出現)
リオ「ちょ、超機人が!!」
リョウト「形を変えた!?」
【強制戦闘】
ブリット[タイラントオーバーブレイク]vsアルフィミィ[防御]
アルフィミィ「う、うう……!」
エリ「あ、あれが…… 龍と虎の超機人の力……!」
アーチボルド「一体の超機人が 二種類の形態に……!」
アルフィミィ「守護神のしもべ……完全に 力を取り戻したんですの……?」
ブリット「……そうだ。 俺達の力とグルンガスト参式を 取り込むことによって……」
ブリット「虎龍王、 そして龍虎王は甦った……!」
アルフィミィ「……!!」
(ペルゼイン・リヒカイトに爆煙)
アルフィミィ「くっ……!  修復が……間に合いませんの……」
(アインストが出現)
リオ「アインストが……!!」
アルフィミィ「私は退きますの……。 でも、守護者のしもべよ……」
虎龍王「………」
アルフィミィ「あなたに…… 私達の邪魔はさせませんの……。 今度も……」
(ペルゼイン・リヒカイトが撤退)
ブリット「待て!!」
アーチボルド「……ユウキ君、カーラ君。 僕達も退きますよ」
カーラ「超機人はどうすんの!?」
アーチボルド「残念ですが、アインストに 超機人を奪われるよりはマシです。 ……それに、彼らも来ましたからね」
ユウキ「……!」
(ヒリュウ改が出現)
リオ「ヒリュウ……!」
クスハ「みんなが来てくれた……!」
アーチボルド「……二度ならず 三度までの屈辱……忘れませんよ」
ブリット「!」
ユウキ「……また会おう、 ブルックリン」
(ノイエDC軍が撤退、出撃準備)
キョウスケ「ブリット、クスハ…… もしや、その機体は……?」
ブリット「ええ、これが蚩尤塚の中で 眠っていた……超機人です」
カチーナ「何でお前らが そんなのに乗ってんだよ!?」
クスハ「そ、それは……」
キョウスケ「……事情は後で聞こう。 今はアインストを迎撃し、 輸送機を救出するぞ」
エクセレン「そうね。 見たことがないタイプもいるし」
レフィーナ「各機、 攻撃を開始して下さい!」
(作戦目的変更)

〈敵機全滅〉

ユン「アインスト、全機撃墜!  新たな転移反応はありません!」
ショーン「アンザイ博士の輸送機は?」
ユン「クルー、スタッフ共に健在です」
レフィーナ「では、 直ちに輸送機を回収して下さい」

《ヒリュウ改格納庫》

ラッセル「こ、これが 超機人・龍虎王……!」
マサキ「み、見たまんまの名前だな……」
エクセレン「んふふ~、 お腹の虎さんが可愛いわね」
カチーナ「ところで、 参式はどうなっちまったんだ?」
リョウト「実は…… 龍虎王が自分の体内に 取り込んでしまったんです」
カチーナ「何!?」
エクセレン「あらら、リューコちゃんてば 見かけによらず器用なのね」
クスハ「でも、私とブリット君は 龍虎王と虎龍王のおかげで 助かりました……」
ブリット「そして、 彼らはこの世界を守るため、 俺達と一緒に戦うと言ったんです」
キョウスケ「つまり…… 味方だということか」
ブリット「はい」
レフィーナ「アンザイ博士、ハミル博士…… 解析の結果は?」
エリ「どうやら、 龍虎王は破損していた部分を 参式のパーツで補ったようです」
リオ「やっぱり……。 じゃあ、虎龍王の右手から 出てきたドリルは……」
カーク「おそらく、参式の ドリル・ブーストナックルだろうな」
エクセレン「あら、コリューちゃんの方は ちゃっかりしてるのね」
カーク「また、機体構造をスキャンした 結果、龍虎王は2体の超機人で 構成されていることがわかった」
タスク「それ、ホントは参式みたいに 2機構成だってことッスか?」
カーク「ああ。 龍型と虎型の超機人が合体し、 龍虎王、虎龍王となっている」
ラッセル「なるほど。 では、龍が頭になれば龍虎王……」
マサキ「虎が頭なら虎龍王か」
エクセレン「名は体を表すってわけね」
マサキ「ところで、 コックピットの中はどうなってんだ?」
ブリット「それが…… 参式とあまり変わってないんだ」
クスハ「私の方も……」
マサキ「どういうこった?」
クスハ「私達、 参式のコックピットブロックごと 龍虎王に取り込まれたみたいなの」
カーク「そう、T-LINKシステムを 始めとする各種システムが、 龍虎王と融合している」
リオ「融合って…… クスハ、ブリット、あなた達は 大丈夫なの?」
ブリット「ああ。 さっき検査を受けたんだけど……」
ブリット「疲労してるぐらいで 特に問題はないって」
カチーナ「じゃ、クスハ汁の出番だな」
クスハ「汁って……」
カーク「……もしかしたら、龍虎王は 過去の戦闘で操縦席にあたる部分を 破損していたのかも知れん」
ラッセル「だから、 参式のコックピットブロックごと ブルックリン少尉とクスハ少尉を?」
カーク「ああ。T-LINKシステムを 二人との意思疎通に応用している 可能性が高い」
エクセレン「じゃ、 クスハちゃんはリューコちゃんと お話が出来るってわけ?」
クスハ「それなんですが、今は何も……」
エリ「今は?  なら、彼らの声を聞いたのですね?」
クスハ「はい…… 龍虎王の中へ取り込まれる時に……」
エリ「何と言っていたのです?」
クスハ「吾の目覚めは、的殺の彼方から 羅睺神が迫る証とならん……」
クスハ「然るに、 吾が使命はその使者たる百邪を退け、 人界を護ることなり……と」
エクセレン「ど、どういう意味? マーサ」
マサキ「俺に聞くなっての」
エリ「的殺……本命的殺のことですね」
タスク「何スか、それ?」
エリ「陰陽道において、 最も忌むべきものと されている方位です」
エクセレン「じゃ、ラゴーシンってのは?  グルンガストの計都羅睺剣と 何か関係があるのかしら?」
エリ「計都星、羅睺星…… 共に九曜の星の一つで、 大いなる災いを呼ぶ悪星のことです」
エクセレン「むむ、あの剣って 結構とんでもない名前だったのね」
リオ「百邪は…… やはり、アインストなんでしょうか?」
エリ「龍虎王を狙ってきた以上、 そうだと思いますが……彼らだけを 指しているわけではないでしょう」
エクセレン「え~っと……要約すると、 こういうことかしらん」
エクセレン「とんでもない所から とんでもない物がやってくるから、 リューコちゃんは起きちゃった……」
エクセレン「そして、 そのとんでもない物の子分から 私達の世界を守る……って感じ?」
エリ「だいたいは その解釈でいいと思います」
キョウスケ「もし、 百邪がアインストのことを 指しているのなら……」
キョウスケ「アルフィミィより上の アインストがいることになるな」
エクセレン「そうね…… おニューの鎧アインストも 出てきたことだし」
タスク「あいつらの親玉が、 地球へ向かってきてるってこと なんスかねえ……?」
ラッセル「そもそも、アインストは どこから来ているんでしょう?」
キョウスケ「……」
カーク「……艦長、 龍虎王と虎龍王の処置はどうする?」
レフィーナ「そうですね……。 彼らにクスハ少尉やブルックリン少尉と 共に戦う意思があるのなら……」
レフィーナ「このままヒリュウで お預かりしたいところなのですが……」
エリ「わかりました。 こちらとしても、その方が必要な データも入手できると思いますので」
カーク「参式のシステムとの 兼ね合いもある。一度、伊豆で ロブ達に見せた方がいいな」
エリ「では、 私も日本まで同行させていただいて よろしいでしょうか?」
レフィーナ「わかりました」
(通信)
ショーン「……レフィーナ艦長、 すぐにブリッジへ上がって下さい。 お知らせたいことがあります」
レフィーナ「え?  わ、わかりました。すぐに行きます」

《ヒリュウ改艦橋》

ショーン「……先程、 ハガネから連絡がありました」
ショーン「ノイエDC軍との戦闘で、 シロガネが奪取されたそうです」
レフィーナ「え……!?」
キョウスケ「リー艦長は?」
ショーン「残念ながら、 シロガネと同じく、その後の消息は 不明とのことです」
キョウスケ「……」
レフィーナ「ノイエDCはシロガネを 自分達の戦力とするために……?」
ショーン「そうでしょうな。 最悪の場合、あの艦が我々の前に 敵として現れるかも知れません」
キョウスケ「……」
キョウスケ(シロガネを奪った連中…… もしや、それは……?)

『バイオセンサー』を入手した
『ハチマキ』を入手した

『ブーステッド・ライフル』を入手した

『資金20000』を入手した


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