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流星、夜を切り裂いて ~ 第18話 ~

《輸送機・機内》

連邦兵「01は 当機離脱後、進路を南西に設定!  呼びかけにも応じません!」
クスハ「スレイさん、 テスラ研へ向かう気なの……!?」
レーツェル「……彼女はフィリオ達を 救い出すつもりなのかも知れん」
クスハ「そんな……たった一人で?」
連邦兵「!?  01の速度が落ちています!」
レーツェル(エンジントラブルか?  いや、あるいは……)
ツグミ(スレイ……)
連邦兵「04、01を捕捉!  まもなく接触します!」
レーツェル「あの位置なら こちら側も追いつけるかも知れん。 急いでくれ」
連邦兵「了解!」


第18話
流星、夜を切り裂いて

〔戦域:荒地〕

スレイ「来たか……」
(アイビス機が出現)
アイビス「スレイ……!」
スレイ「待っていたぞ、アイビス」
アイビス「え……?」
スレイ「お前の腕で 私に追いつけると思っていたか?」
アイビス「じゃ、じゃあ、 何のために速度を落として……」
スレイ「……誰にも 邪魔されない場所ではっきりと 雌雄を決するためだ!」
アイビス「ま、待ってよ、スレイ!  今さらそんなことのために 脱走までするなんて!」
アイビス「それに私とスレイじゃ 勝負は見えてるし……。 一体何のために!?」
スレイ「……理由なぞ お前が知る必要はない……」
スレイ「ただ、私はもう一度お前に 実力を見せつける必要があるのだ!」
(アイビス機の周りに爆煙)
アイビス「う、撃ってきた!?」
スレイ「お前に恨みはない……」
スレイ「だが、 圧倒的な力の差を見せつけるためには これが最も効果的なのでな」
アイビス「やめてよ、スレイ!  あたし達は今日まで一緒に やってきた仲間じゃない……!」
スレイ「仲間か……」
スレイ「私は一度たりともお前を 同志だと思ったことはない……!」
アイビス「な……!」
スレイ(それでもお前が私の後ろを ついてくるのなら問題はなかった)
スレイ(だが……お前が 私の前に立つと言うのなら、 許すわけにはいかない……!)
アイビス「考え直して、スレイ!  こんなことをしてフィリオが 喜ぶと思っているの!?」
スレイ「所詮、少佐は技術者だ。 パイロットにはパイロットの 流儀がある……!」
スレイ「戦え、アイビス……!  ここでTDのナンバー01が 誰なのかをもう一度教えてやる!」
アイビス「………」
アイビス「……スレイ……。 あんたを倒せば、あたし達の所に…… TDに戻ってくるんだよね……」
スレイ「フン……やる気になったか。 それでこしアイビス・ダグラスだ」
アイビス「スレイ……!」
スレイ「心配するな。 生命まで奪うつもりはない」
アイビス「負けない……」
アイビス「星の海を往くためにも、 あんたをTDに連れ戻してみせる!」
スレイ「ならば、教えてやる……!  ナンバー01は私だ!」

〈vs スレイ〉

[アイビス 1回目]

アイビス「く……速い……!」
スレイ「機体の条件は同じ…… 要は腕の差だ!」

[アイビス 2回目]

スレイ「どうだ、アイビス!  実力の差を思い知ったか!」
アイビス「だからって、 あきらめてなんていられない!」
アイビス「星の海を往くためには フィリオとチーフ、あたしとあんた、 全員の力が必要なんだ!」

状況選択

スレイを撃墜した
アイビスが撃墜された


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