back index next


恐怖! デビルアクシズ始動! 前編 アーク

〈宇宙〉

甲児「なぁ……オレたち……あと、 どのくらい生きてられるんだ?」
デュオ「あ~あ、ついにいいやがったよ。そのうち 誰かいうだろうとは思ってたけどさぁ」
甲児「な、なんだよ、いっちゃいけなかった ってのかよ。だってよ、あれから
 何日たってると思ってるんだ?  こんな何もないところでさ」
さやか「もう、そんなこと誰も 考えなかったとでも思ったの?」
マリア「甲児、さいて~」
ボス「まったくだわさ」
甲児「なななな、なんだよなんだよ、みんなして。 さやかさんだって、いま
 みんな考えてるって、いってたじゃないか」
さやか「考えてても口に出さなかった ってことなのよ」
大介「まぁまぁ、その辺でやめにしないか。 確かに言い出しにくいことではあるが
 かなりの問題であるのは 間違いないことだ」
甲児「さすが大介さん。わかってるぜ」
大介「話が出たついでです。で、実際の ところはどうなんです、艦長?」
ギャリソン「ふむ、では私からご説明 いたしましょう。よろしいですかな?」
ブライト「ああ……しかたがないな。いつまでもその 問題にふれんわけにもいかないだろう」
ギャリソン「単刀直入に申しあげますと、 本艦が通常の状態を
 維持できるのは、残り 約3日ほどといったところですな」
甲児「3日だって!?  たったそれだけだってのか!?」
ギャリソン「さよう。私といたしましても、 その先のことは
 あまり考えたくはございませんが……」
リョウ「それまでに助けがこなければ…… ということか」
トロワ「考えても無駄だ。 すべてを受け入れるしかない」
五飛「俺はそんな情けない死に方は 認めん!」
デビッド「認めんといわれてもなぁ……」
ヒイロ「ならばMSに乗って 自爆スイッチを押せ、五飛」
五飛「くっ……そんな意味のないことなど できるかッ!」
ヒイロ「意味ならある。 俺たちの戦いは終わってる
 俺たちはいらなくなった兵士だ」
シモーヌ「ちょっと、話が飛躍しすぎよ。 まだ助からないと
 決まったわけじゃないでしょ。 それとも、それもゼロの予測?」
ヒイロ「いや……ゼロはわずかだが 生還の可能性も示している」
シモーヌ「なら、それを信じましょ。どうせ、 あたしたちにはそれしかできないんだから」

「う……ここは……どこだ……?」
「気がついたようだな。ここは ネェルアーガマのメディカル・ルームだ」
「そうか……情けねぇ。バカみたいに騒い だあげく、ぶっ倒れたのかよ、俺は」
「まったくだ……と言いたいが、違うな。 どうやらムゲの宇宙での無理が
 たたったようだ」
「どういうことだ?」
「沙羅と同じだ。少しばかり休んで 気を抜いたとたん、反動が来た
 俺すら倒れていたんだ。お前たちが 全員倒れていたところで
 不思議はない」
「……ダンクーガのシステムか……ムゲの 宇宙は、きつかったからな」
「そういうことだ。もともと俺たちにも、か なりの負荷はあった。気力で
 もたせていた部分があったのは否定 できんからな」
「……沙羅と雅人はどうした?」
「まだだ。俺が先に回復したのは、 日頃の鍛錬のたまものだな」
「チッ、勝手にいってやがれ。 で……どうなった?」
「状況はたいして変わっていない。 変わったといえば、もうそれほど長くは
 もたないということくらいか」
「そういうことかよ。 チッ、起きるんじゃなかったぜ」
「ま、最後までそのままなら、 確かに楽だったかもしれんがな」
「そうさ。俺たちは十分戦った。 ムゲも倒した
 死ぬ時くらいは、 楽に死ねてもいいはずだぜ」
「なんなら、もう1度 寝かせてやってもいいんだぞ」
「バカか、てめぇ。状況を確認して からじゃ意味がねぇだろうが!」
「ふん、どうやら大丈夫のようだな。 ま、歩けるなら他の連中のところへ
 顔を出しておけ」
(足音、扉開閉音、足音)
「ちっ、亮のやつ…… まわりくどいことしやがってよ」
沙羅「あいつはいい奴だからね。だけど…… だいぶヤバイみたいだね」
「なんだ沙羅、起きてたのか」
沙羅「あんたのでかい声で起こされたのさ」
「そいつは悪かったな。 そのまま寝てりゃ楽だったのにな」
沙羅「よけいなお世話だよ。 あたしはあんたと違って
 死ぬ時は自分で 決めさせてもらうさ」
「結構なことだ。だがな、これじゃ 戦って死ぬってわけにはいかないぜ」
沙羅「わかってるよ。ムゲは倒した…… あのおかしな奴もいなくなった……」
「この異空間に取り残されたのは、 俺たちだけだ」
沙羅「なんだか……疲れたね」
「ああ。正直やっと終わったって感じ だぜ。……かわりにまた、いろんなもんを
 失っちまった。おまけに今度は 自分の命まで失いそうだしな」
沙羅「でも……その時はさ、忍。あたしも 一緒でしょ?」
「沙羅……」
沙羅「ねぇ忍……もし…… もし生きて地球へ帰れたら……」
「…………」
沙羅「……パーッとやりましょ。みんなでね」
「なんだそりゃ。俺はまたてっきり……」
沙羅「てっきり、何さ? いってごらんよ、忍」
「ちっ、なんでもねぇよ」

レイカ「艦長、熱源反応です!」
ブライト「なに? どういうことだ?」
アラン「敵か!?」
レイカ「そんなことわからないわよ」
ビューティ「……艦長」
ブライト「なんだ!?」
ビューティ「呼び出しが 入ってるようなんですけど……」
ブライト「なんだと!? すぐにつなげッ!!」

タケル「本当にガンドールが来たんだって!?」
ハヤト「どうやらそうらしいな」
甲児「おい信じられるかよ!?  オレたち、助かっちまったぜ!」
マリア「甲児! まるで助かったのが 悪いみたいにいわないでよ!」
甲児「悪い悪い。まさか本当に 助かるなんて思ってなかったからさ」
リョウ「ああ……だがこれで地球へ帰れる」

ブライト「よく来てくれました、博士」
葉月博士「なんとか間にあったようだね」
ブライト「しかし、よくたった半月でガンドール の改修が終わりましたね。おかげで
 我々も生きて地球へ帰ることが できます。感謝しますよ」
葉月博士「何をいっているんです、艦長。いくら 我々でもたったの半月では……
 ……半月?」
ギャリソン「はい、間違いございません。もう まもなく、本艦は生命維持に
 支障をきたすところでした」
葉月博士「……やはり、そうだったか」
ブライト「なにか?」
葉月博士「実は、我々はガンドールの改修に 4ヶ月以上かかったのだ」
ブライト「4ヶ月ですって!?」
「しかし博士、俺たちは確かにここで 2週間ほどしか過ごしていない
 この虚空で4ヶ月も生き延びる のは不可能だ」
葉月博士「そう、その通りだ。つまり……」
大介「この閉じた空間の、時間の流れ が違うということですね。そのような
 存在を聞いたことがあります」
葉月博士「うむ、そうとでも考えなければ、 説明がつかん」
雅人「でも博士、『やはりそうだったか』って いってたじゃないですか」
葉月博士「他の博士方といろいろと研究 した結果、そうではないか、と
 推測されただけにすぎん。だが我々 はその推測だけに期待を託し、
 こうしてガンドールの改修を終わらせ この空間へやってきたのだ」
「チッ、なにごちゃごちゃいってやがんだよ。 助かったんだからよ、んなこたぁどうでも
 いいじゃねぇか」
万丈「それはそうだ。重要なのは僕たちが 生きている間に、ガンドールが迎えに
 きてくれたってことさ」
ギャリソン「そうですな……もう少し遅ければ、 大変なことになっているところでした」
「大変じゃすまねぇだろ。 それより葉月さんよ
 ムゲがどうなったか聞かねぇのかよ?」
葉月博士「この様子を見ればわかる。 みんな、よくやってくれたようだな」
雅人「ちぇっ、それだけ?  俺たち命がけで戦ったってのにさ」
エイジ「地球はどうなっているんですか?  あれから4ヶ月たっている
 ということですが」
葉月博士「うむ。各地で小規模な戦闘は 続いているが、とりあえず復興を
 始めている。これまでのことを考えれば おおむね平和といっていいだろう」
甲児「それでこそ、オレたちが、 がんばったかいがあるってもんだぜ」
ボス「まったくだわさ」
大介「それで、博士。我々はすぐに 地球へもどれるのですか?」
葉月博士「むろんだ。伊達にこれだけの時間を 費やしたわけではない
 このガンドールならば、 明日にでも我々の宇宙へと
 もどることができる」
デュオ「だったら、こんなところでしゃべってないで 早いとこ、もどる準備をしようぜ
 もうこんな何もないところはうんざりだ」
ブライト「まったくだな。博士、 ネェルアーガマは……」
葉月博士「残念だがネェルアーガマは 置いていかざるをえんな
 みんなガンドールへ移ってくれ」
(閃光、転移)

〈宇宙〉

雅人「うわぁ、すごいや」
デビッド「これだよ、これ。この星の海!  やっぱり俺たちの宇宙はいいなぁ」
さやか「ほんと、星の光がきれいだわ。 それに、地球も……」
甲児「ああ、オレたちの地球だ。 本当に帰ってきたんだな……」
「で、俺たちはいったい どのあたりに出てきたんだ?」
葉月博士「月軌道よりも少し外側のはずだ 月の位置を確認してくれ
 とりあえずそこへ向かう」
(ガンドールで南西に移動、アクシズの傍まで)

〈アクシズの傍〉

万丈「ん? どうした、レイカ?」
レイカ「……ミノフスキー粒子濃度が 普通じゃないわ
 これじゃまるで、 大規模戦闘中なみよ」
マリア「どういうこと?」
アラン「どうやら……博士のいったほどには、 平和になっていないということらしいな」
デュオ「ちょっと待ってくれよ。いまさらいったい 誰と誰が
 戦争をやってるっていうんだ?」
ブライト「わからんな……」
トロワ「ああ、現状では推測不能だ」
甲児「くっそーっ、どういうことなんだよ!?」

レイカ「オーラシップらしき艦影を 補足したわ
 マーチウィンドの 艦隊じゃないかしら」
ブライト「よし、接近してくれ。レーザー通信 での呼びかけも忘れるな」
ビューティ「ちょっと待って!! あれ、なに!?」
リョウ「どうしたんだ?」
デュオ「……うわっ、なんだありゃあ!?」
「アクシズ……か……?」
ハヤト「違うな。あの形は……」
ギャリソン「なにやら顔がついているようにも 見えますな」
ヒイロ「……デビルガンダム」
トロワ「どうやらそのようだな」
リョウ「ばかな!」
甲児「そうだぜ。デビルガンダムは倒した はずだろ? それに、あれはでかすぎるぜ?」
アラン「博士?」
葉月博士「……いや、私も知らん。私が出発 する前にはあんなものはなかったはずだ」
ブライト「いったい、なにがどうなっているんだ!?」

〈地球付近〉

アムロ「ガンドールがもどっただって!?  本当に!?」
ヘンケン「ああ大尉。いまコールがあった」
アムロ「みんなは、 連中は無事だったのか!?」
ヘンケン「どうやらそうらしい。 いまこちらに向かっているそうだ
 まもなく合流できるだろう」

アムロ「ブライト! よく、無事で……」
ブライト「ああ、こっちは全員無事だよ。 ムゲも倒した。しかしアムロ
 あれはいったいなんだ!?  デビルガンダムに似ているようだが
 あれはアクシズなのか!?  いったい何がどうなっている!?」
アムロ「シャアだよ。奴がしかけたんだ。すでに フィフス・ルナを地球に落とされた」
アラン「なんだと!?」
ブライト「シャア? クワトロ大尉が!?」
万丈「どういうことなんだ!?  なぜクワトロ大尉が……」
アムロ「もうクワトロ大尉はいないという ことさ。あのデビルアクシズにいるのは
 シャア・アズナブル、かつて俺が戦い、 そして今も敵である男だ」
ブライト「デビルアクシズ…… やはりデビルガンダムなのか?」
ヘンケン「説明はあとだ。とにかく今はあの デビルアクシズが地球に落ちるのを
 とめにゃならん。そっちはやれるのか?」
ブライト「あ、ああ、もちろんだ」
甲児「オレたちなら、いつでも出られるぜ。 じゅうぶん休んだからな」
リョウ「ああ、まかせてくださいよ」
アムロ「よし、作戦を変更する。まず 第一部隊はアクシズ周囲に
 展開している敵と交戦、これを ひきつける。この間、ドモン以下
 第二部隊は待機し、第一 部隊が突破口を開いたあとに
 アクシズ内部へと突入、 デビルガンダムのコアを叩く」
ドモン「いいだろう」
ジュドー「なんだかやれそうになってきたじゃないの」
(ラー・カイラムでアクシズまで移動)

〈アクシズ〉

シャア「私は宇宙に出た人類の 革新を信じている。しかし
 人類全体が新しい時代へ 踏み出すためには、誰かが人類の
 業を背負わなければならないのさ」
クェス「それで地球をつぶすんですか?」
シャア「つぶしはしない。 地球には少し休んでもらうのさ」
クェス「ああ……そっか。大佐……」
シャア「どうした?」
クェス「大佐は人類の業っていったでしょ それを意識してしまう人って
 不幸な人なんじゃないかって、 気になったの」
シャア「私は、信じる道を 進んでいるつもりだ」

カーンズ「総帥、アクシズが予定のポイントへ 到達します」
シャア「キグナン、連中の様子はどうだ」
キグナン「大佐の予測された通りです。 確実にアクシズを捕捉しています」
シャア「残りの核パルスを点火しろ」
カーンズ「はっ」
シャア「……行けアクシズ。 忌まわしき記憶とともに」


恐怖! デビルアクシズ始動! 前編

(戦艦選択・ガンドール、グラン・ガラン、ラー・カイラム[ブライト])
アムロ「くっ、アクシズが最後の 軌道修正を開始したか」
万丈「あんなものを落とされたら、 本当に地球は壊滅する
 だが、その前にデビルガンダムを 始末しなくては」
ショウ「時間との勝負か……」
(敵機が出現)
デュオ「おいおい、あいつは……」
ヒイロ「ゼクスか……」
カトル「ええ……」
ノイン「…………」
ヘンケン「ブライト艦長、ラー・カイラムも 基本的な呼吸は
 これまでのものと同様だ。 あとはまかせるが?」
ブライト「了解した。第一部隊、 出撃しろ! 突入部隊の
 突破口を開けばいい!  アムロ、頼むぞ
 あの裏切り者の息の根は、 俺たちでとめなきゃな?」
アムロ「わかってるさ。νガンダム、出るぞ!」
(アムロ(νガンダム)出撃、出撃選択(15機)、ドモンは出撃不可)
シャア「マーチウィンド……このアクシズを とめられるというのなら
 やってみせるのだな」
アムロ「シャア! 俺たちと一緒に戦った 男が、なんで地球つぶしをする!」
シャア「地球に残っている連中は、 地球を汚染しているだけの
 愚かな連中だ。地球は、 それすらも気づけんような人間の
 エゴの全てを、飲みこめはしない!」
アムロ「人間の知恵は、 そんなものだって乗りこえられる!」
シャア「ならば今すぐ、愚民どもに 叡智をさずけてみせろ!!」
クェス(そうだ……それができないから……)
カミーユ「いまさら見苦しいですよ、 シャア・アズナブル!
 あなたはあの時、死んでしまった方が よかったんだ!
 今になってもどってきちゃ いけない人なんだ!」
シャア「カミーユか……私はあの戦いの中で、 自分自身の偽らざる
 真実というものを見つけたのだ。 それが気に入らんというのはわかるが
 邪魔をさせるわけにはいかん!」
カミーユ「そんな理屈でッ!!」
ヒイロ「ゼクス・マーキス、いったい何のつもりで そこにいる」
ミリアルド「ヒイロ・ユイ……戻ってきたのか。やはり 貴様とは、こうなる運命のようだな
 ……アクシズは、落とす!  この方法しか平和への道はない!」
ノイン「ゼクス…………あなたは……」

〈3PP〉

ブライト「アクシズ内部への侵入路が 確保できないだと!?」
レイカ「そういってます。 外の敵を排除しても
 デビルアクシズ自体がいるから……」
バニー「艦長、レーザー通信を受信!」
ブライト「なんだと!? どこからだ!?」
バニー「それが……アクシズからです」
レイカ「アクシズ!?」
ビューティ「どういうことなの?」
ブライト「内容は!」
バニー「『デビルアクシズ内部への 突破口は必ず開く
 よろしく処理されたし。 村雨』です」
ブライト「村雨健二か!」
ベルトーチカ「いつのまにアクシズに 潜入していたの!?」
ブライト「わからん。わからんが、あいつが やるというならやってくれるさ
 よし、突破口の確保はいい。 全機、敵の掃討に集中せよ!」

〈vs ミリアルド〉

ヒイロ「ゼクス……あの時エピオンが お前に見せた未来は、これか
 ならば俺はお前を、殺す」
ミリアルド「ヒイロ……私はもはや以前の 私ではない。シャア大佐の
 理想を実現させるため、こうして 生き恥をさらしているのだ
 貴様にやられてやるわけにはいかんな!」

〈vs シャア〉

カミーユ「あなたは! 自分が何をやっているか わかってるんですか!!」
シャア「充分すぎるほど理解して いるつもりだ、カミーユ。残念だが
 邪魔をするならば、たとえ君でも、 落とさせてもらう!」
カミーユ「くっ……やらせるものかよ! シャア!!」

アムロ「シャアッ!!」
シャア「アムロ、ララァが死んだ時の あの苦しみ、存分に思い出せ!」

[撃墜]

シャア「くっ、さすがにやる! だがデビルガンダム はそう簡単にはとめられんよ!」

〈敵機全滅〉

ブライト「よし、敵がうすくなった。 各自周囲を警戒
 突入部隊用意!  村雨からの連絡はまだか!?」
(アクシズに爆煙)
ベルトーチカ「やった!?」
バニー「通信、来ました!  『突入よろし』です」
ブライト「やってくれたか!  突入部隊、出ろ!
 デビルガンダムのコアを叩きつぶせ!」
レイカ「艦長! 敵、第二陣来ます!」
(敵機増援が出現)
ブライト「なんだと? くっ、シャアめ……」
(マンダラガンダムが出現)
ベルトーチカ「こっちからも!?」
ブライト「いや、あれは……」
キラル「マンダラガンダムただいま見参!  マーチウィンドの方々
 義によって助太刀いたす!」
ドモン「マンダラガンダム…キラル・メキレルか!?  来てくれたのか!」
キラル「私だけではござらん」
(マグアナック隊が出現)
ラシード「水くさいですよ、カトル様。我々は いつになったら呼んでもらえるのかと
 思って、待っていたのに。さぁ、 ここは我々にまかせてください!
 野郎ども、カトル様に会うまでは、 誰も死ぬんじゃないぞ!」
マグアナック兵「おぉぉーっ!!」
カトル「ラシード……みんな……」
キラル「我らが母なる星の危機、 主義も主張もあるものか!
 我ら一同この地球を守るため、 命という名の盾とならん
 さぁ、おのおの方、 アクシズへ突入されるがよい!」
ドモン「お前たち……まったく……」
チボデー「あぁ、大馬鹿野郎だ」
ブライト「これでなんとか行けるか…… よし、突入部隊、出させろ!
 残りの者はデビルアクシズからの 攻撃に注意しつつ
 敵を近づけるな!  ドモン、聞こえているな!?」
ドモン「聞こえている。 いわれなくともデビルガンダムは
 この俺が叩きつぶしてみせる!」
(デビルアクシズ上にドモンが出現しすぐに撤退)
キラル「よぉし、我々はこのまま敵の 守備隊撃滅に全戦力を
 かたむける。皆のもの、私に続け!  1機たりとも寄せつけるでないぞ!」

〈敵機全滅〉

ブライト「どうにか外の敵は片づいたようだな……」

〈アクシズ〉

ブライト「あとはデビルガンダムか…… うまくやってくれよ……」


back index next