back index next


決死の突破作戦 後編 アーク

〈サハラ砂漠の南西側〉

(ネェルアーガマで南米の中央辺りへ)
ベルトーチカ「高原地帯に敵が防衛線を はっています!」
ブライト「ここを突破すればクスコまですぐだ 一気に突破するぞ!」


決死の突破作戦 後編

(敵機が出現、戦艦選択)
アムロ「みんないいか、とにかく敵を突破する んだ」
(エリア表示、出撃選択)
タケル「ロゼか!?」
ロゼ「マーズ……ここで失敗すれば 私は死を選ぶしかない
 ズール皇帝の名において、 お前を殺す」
タケル「やめろ、ロゼ! マーグに聞いた。 君は本当は戦うことを
 望んではいないはずだ」
ロゼ「マーグ……隊長が……。だめだっ!  私はズール皇帝の兵士
 皇帝の命のままに動く道具だ。 戦って、お前を倒す以外の道は
 選べない!」
タケル「ロゼ!」

〈vs ロゼ〉

[説得 (タケル)]

タケル「やめろ、やめるんだロゼ!」
ロゼ「黙れ!」
タケル「君はズールの道具でも、命じられた ままに戦うバトルマシンでもないはずだ
 人間なんだ。マーグは君を助けたい といった。俺も……
 俺も君を殺したくない」
ロゼ「マーズ……なぜ……なぜ敵である私を 助けようとする? 任務のためなら
 味方ですら私を殺すだろうと いうのに。なぜ!?」
タケル「俺は、俺たちはそんな戦い方は しない。マーグはいったよ。悪いのは
 ズールだと。銀河帝国すべてが ズールと同じわけではないと
 俺もそう思う。間違っているのは ズールなんだ」
ロゼ「マーズ……私……私は……。くっ」
(ロゼが撤退)
タケル「ロゼ……!?」

〈南米中部〉

万丈「やれやれ、なんとか突破できたようだね」
ギャリソン「そうですな。銀河帝国軍が 我々の動きを察知して
 南米に集結を始めておりますが、 クスコのOZ軍は、まだ
 もちこたえている様子。これで 我々もどうにか間にあいましたな」
ブライト「よし、クスコへ急ぐぞ」

さやか「あら……あれは銀河帝国の……。 ちょっとボス、タケルを呼んできて
 ちょうだい」
ボス「おう、わかったわよん」

さやか「タケル、ほら、あれよ」
タケル「ロゼ!? いったいどうして……」
ロゼ「マーズ……あなたには負けたわ。 でも、あなたの強さは何なの?
 地球人でもないのに、命をかけて まで地球のために戦えるのは
 なぜなの?」
タケル「俺は……確かにギシン星人だ。 だけど、心は地球人だ
 俺は地球で育ったんだよ」
ロゼ「地球人の心……」
タケル「ロゼ、君はこれからどうするつもり なんだ?」
ロゼ「……マーグ隊長はどうされているの?」
タケル「マーグは療養中だよ。ここにはいない」
ロゼ「そう……マーズ、私は……」
万丈「彼女かい、投降してきた銀河 帝国軍の兵士というのは?」
タケル「万丈さん……ええ、そうです」
万丈「悪いが僕たちにはあまり時間がない のんびりと話をしているわけには
 いかないんだが……」
ロゼ「状況は理解しているつもりです。 私も一緒に連れて行ってください」
タケル「君を!?」
万丈「別に君を疑うわけじゃないが……」
ロゼ「お願いします。もっとよく知りたい んです。地球人のものの考え方を」
タケル「万丈さん、彼女がいれば作戦が 成功した時に、敵に与える
 動揺を大きくできるかもしれない」
万丈「そうだな……わかった、艦長たちと 相談してみよう」
タケル「ありがとうございます」
ロゼ「マーズ……」


back index next