back index next


女帝ジャネラの人間狩り アーク

〈日本〉

万丈「ギャリソンが情報を入手した。 例の怪物騒動が起きている
 地域を特定できたよ」
豹馬「ありがてぇ。これであんまり飛びまわら なくてすみそうだな」
ギャリソン「必要と思われるデータは輸送艇 の方へ転送しておきました
 ご確認ください」
ちずる「すみません、ギャリソンさん」
小介「あれ? でもガンドールの高速輸送 艇って、誰が動かすんですか?」
十三「ほんまやな。どないするんや」
万丈「誰もいないのか? しょうがない、 レイカ、ビューティ、一緒に
 行ってくれないか」
レイカ「しかたないわね。いいわよ」
ビューティ「あたしもオッケーよ、万丈」
万丈「頼む、2人とも」
アラン「それで、結局行くのはコン・バトラー チームとアークだけなのか?」
甲児「いいや、オレたちも行くぜ、アラン」
ボス「そうだわさ。当然、俺さまたちも 行くわよ。なぁ、兜」
マリア「さっすが、甲児。避難民が襲わ れてるなんて、放っておけないもんね」
ボス「あらら? またまた兜だけなの?」
さやか「……甲児くん、 まだ全然、準備してないんでしょ
 さっさと、やってらっしゃいよ」
甲児「え? だってさやかさん、さっきは やってくれるって……」
さやか「気がかわったの!  ほら、さっさと行きなさいよ」
甲児「……なんだってんだよ……もう」
(足音、扉が開閉する)
シモーヌ「……ここの男ってこんなんばっかりねぇ」
デビッド「俺はお前ひと筋だぜ、シモーヌ」
シモーヌ「ばかいってんじゃないの」
アラン「……君も行くのか、デューク」
大介「ええ、話を聞いて思い当たることが あったんです」
豹馬「デュークは、これが奴らの“人間狩 り”ってやつじゃないかっていうんだ」
アラン「人間狩り?」
大介「おそらく間違いはないでしょう」

ちずる「ギャリソンさんの情報ではこのあたりに 出没しているそうよ」
アーク「そうか……手分けして探した方が よさそうだな」
レイカ「その方がいいわね。じゃ、私たちは ここで待機しているわ。なにかあったら
 連絡してちょうだい」

ワルキメデス「ジャネラ様、まだ続けるおつもりですか」
ジャネラ「当然じゃ。私が手塩にかけて 育ててきた“超獣”じゃ
 地球にいる間に獲物をとるという ことをちゃんと教えねばな」
ワルキメデス「しかし、まだ地上の制圧が 終わってはおりません」
ジャネラ「お黙り! どうせ地球人どもなど 時間の問題であろうが」
ワルキメデス「しかし戦いは遊びでは……」
ジャネラ「遊びなどではないわ! このキバとガロの 親たちは我が帝国の戦力として
 他の星系で存分に暴れておる。 この子たちも早く1人前に
 なってほしいのじゃ」
ワルキメデス「それはわかりますが、そろそろ本陣に 合流しては……」
ジャネラ「ならぬ! 今日も訓練にでるのじゃ キバ、ガロ、ついてまいれ」

ワルキメデス「ジャネラ様にも困ったものだ……」


女帝ジャネラの人間狩り

(バトルジェット出現し、北へ町の傍まで移動)
豹馬「このあたりも悲惨な状況だな…… ん? なんだ? ライオン……?」
(キバとガロ出現し町を攻撃、豹馬も少し近づく)
豹馬「人を追いかけてやがるのか!?  いったいなんだって……違う!
 ただのライオンじゃねぇ。 あれが噂の怪物って奴か!?
 にしては小さいが……」
(豹馬が近づくとキバとガロは動きながら町を攻撃)
豹馬「やっぱりどう見ても普通じゃねぇや。 それに、避難民が襲われてるんだ
 ほっとけないぜ。それっ!」
(豹馬がキバとガロに攻撃)
豹馬「なに? 飛んだぁ!? くそっ!!  もう1度だ」
(ジャネラが町の北側に出現)
ジャネラ「シシリスの調教の邪魔をするのは 何者じゃ!」
豹馬「ちっ、てめぇ異星人、 銀河帝国軍だな!?」
ジャネラ「いかにも。銀河帝国はキャンベルの 女帝にして、地球攻撃軍の
 副指令、ジャネラじゃ」
豹馬「キャンベル星人? 南原博士が いってた奴らか……」
ジャネラ「ほう? 我らのことを知っておるのか。 お前は地球人じゃな?」
豹馬「あったり前だ! 地球人の 葵豹馬だ!!」
ジャネラ「……葵豹馬か。フフフ、おもしろい。 新しい獲物じゃ。キバよ、ガロよ
 あやつが新しい獲物じゃ。 みごと、狩ってみせい」
(キバとガロに『集中』)
豹馬「なに!? 巨大化しやがった!  ……やべぇ」
(キバとガロが豹馬に隣接し攻撃)
豹馬「うわぁぁぁぁぁーっ!!」
ジャネラ「フフフ、キバよガロよ、その調子じゃ」
(豹馬に攻撃、着陸し行動済み色に)
豹馬「うぅ……しまった……体が……」
ジャネラ「さぁ、葵豹馬にとどめを、さして おやり!!」
豹馬「く……みんな……」
(南にバトルマリン出現し、北へ町の傍まで移動)
ちずる「豹馬!? しっかりして、豹馬!!」
豹馬「ち……ちずるか……?」
ちずる「あぁ!? 豹馬、大丈夫!?」
ジャネラ「邪魔をするでない! さぁ、キバよ ガロよ! 早く獲物にとどめを!」
ちずる「くっ、豹馬がんばって!! 化け物 こっちよ! 私をねらいなさい!」
(キバとガロがちずるに向かって少し移動)
ジャネラ「なにをしておる! 最初にねらった 獲物は、最後のとどめをさすまで
 追わねばならぬ!  ええい、なにをしておるのじゃ!」
ちずる「そうよ、こっちにいらっしゃい!  私が相手をしてあげる!」
(ちずる南へ少し移動)
豹馬「う……だめだ、ちずる……逃げろ……」
ちずる「だめよ、あなたを置いていけない!  連絡したから、みんな、すぐ
 来てくれるわ。それまでは 私だけでも……!」
(豹馬は味方NPC扱い)

〈4PP〉

ジャネラ「ええい、キバ、ガロ、なにをしておる。 そやつは、放っておいて早く豹馬を
 やるのじゃ!!」
(アシュクリーフなど出現)
ちずる「ああっ……みんな、よく……」
アーク「間にあったか…… ちずる、豹馬は大丈夫なのか?」
ちずる「ひどいケガをしているみたいなの。 早く手当てをしないと……」
(豹馬に隣接して輸送艇が出現)
レイカ「それは、こっちにまかせてちょうだい。 あなたたちは敵を叩いて!」
ちずる「レイカ!?  え、ええ、豹馬をお願いっ!」
ビューティ「まっかせてぇ!」
(輸送艇が豹馬を回収し、南へ移動後撤退)
デューク「銀河帝国め……許さないぞ!」
ジャネラ「おのれ、こざかしい地球人どもめ。 キバ、ガロ!」
(キバとガロが街中へ移動し、合体?)
甲児「な……なんだぁ!?」
ボス「くっついて、ひとつになっちゃっただわさ」
ジャネラ「フフフフフ、さぁビッグシリウス、 地球人どもをなぎ払ってしまえ!」
甲児「てやんでぇ! 相手はたった1匹じゃ ねぇか。みんな、とっとと片づけて
 あのでかぶつも、やっつけちまおうぜ!」
マリア「……!? 待って、甲児!」
甲児「マリアちゃん!? どうしたんだ?」
マリア「敵……くるわ!」
甲児「なんだって!?」
(敵機増援が出現)
ワルキメデス「ジャネラ様、ここは私めに おまかせください」
ジャネラ「ワルキメデスか。よし、やってみせよ」
ワルキメデス「ははっ。全軍、地球人を 攻撃だ!」

〈ジャネラ撃墜〉

ジャネラ「ええい、なんということじゃ。 撤退する!」
(敵機増援が出現)

〈6PP〉

(バトルジェットが出現)
豹馬「くっ……みんな、大丈夫か!  俺も戦うぜ!」
レイカ「ちょっと、ホントに大丈夫なの!?」
豹馬「この程度のケガで、寝てるわけには いかないんだ!!」
ちずる「豹馬!? お願いだから無茶しな いで!! あなたが倒れたら、私……」
豹馬「ちずる……大丈夫だ、俺は こんなところで、くたばりはしない
 しばらくなら十分戦える。 一気にケリをつけてやろうぜ」
ちずる「え……ええ、豹馬、わかったわ!」

〈日本〉

甲児「いやぁ、なんとか片づいたな」
さやか「でも豹馬はあぶないところだったわね」
十三「まったくや。どうせ豹馬のこっちゃ、 なんや無茶しよったんやろ
 あいつは、いっつもそうや」
大介「ははっ、みんな無事だったんだから、 いいじゃないか」
マリア「でも本当、たいしたことなくて よかったわね、ちずる」
ちずる「ええ……」
レイカ「みんな乗ってる?」
甲児「乗ってるよ」
レイカ「じゃ、梁山泊へ向かうわよ」

ボス「ありゃりゃ!?  おーい、待ってくれぇぇーっ!!」
ビューティ「あら? やだ、ちょっと、 ボスが乗ってなかったじゃないの!」
ボス「おいてきぼりなんて、ひどいわよ」
甲児「悪い悪い、てっきり乗ってるもんだと ばっかり思ってさ」
レイカ「もぅ、しっかりしてよ。今度こそ 大丈夫ね? それじゃ、行くわよ」
(梁山泊まで移動)

豹馬「う……」
ちずる「豹馬? 気がついた?」
豹馬「う……ちずる……俺はいったい……」
ちずる「バトルジェットから、降りたとたんに 気を失ったのよ」
豹馬「そうか……なんか心配かけちまった みたいだな。悪かったよ」
ちずる「いいのよ……本隊に合流したら、 ハサン先生か、サリィさんに
 みてもらわなくちゃね」
豹馬「ああ……早いとこ治さないとな」

甲児「おっと、そろそろ梁山泊だぜ」
さやか「お父さまたちが無事なのかどうか わかったかしら……」
小介「弓教授でしたね。僕も1度 お会いして、お話をうかがいたいです」
さやか「合流できたら、紹介してあげるわよ」
甲児「大丈夫だよ、さやかさん。 博士たちは、中条長官や
 銀鈴さんの仲間の人たちが 守ってくれてるさ」
小介「四谷博士もいてもらえると、 いいんですけどね」
十三「なんや小介、博士に用でも あるんか?」
小介「ええ……実は、ちょっとコン・バトラーの 強化をいくつか考えているんですよ」
十三「ほんまか? そりゃ楽しみやなぁ」
ボス「小介、今度ボスボロットにも何か すげぇパワーアップを考えてくれよ」
小介「え? ボスボロットですか?  うーん、そうですねぇ……」
甲児「小介、はっきりいってやった方が いいぞ。無理だって」
ボス「なんでだよ、兜。俺さまのボスボロット をバカにすると許さないわよ」
マリア「あ、ねぇねぇボス、あたし前から 聞いてみたかったんだけど」
ボス「おう、なんでも聞いてちょうだい」
マリア「なんで、あんなガラクタのかたまりが 動くの?」
ボス「…………」
甲児「アッハッハッハッ、ガラクタか!  マリアちゃん、いいこというね」
さやか「もう甲児くんたら。ボスだって そのガラクタで、必死に戦ってるのよ
 ガラクタで、ここまで戦えるなんて すごいじゃないの。ねぇ、ボス」
ボス「……さやかぁ、あんまり、ガラクタガラクタ いわないでくれよぉ」
さやか「なによ、ほめてあげてるのが 気にくわないっていうの、ボス?」
ビューティ「はーいはい、お取り込み中ごめんなさい ガンドールが見えてきたわ
 着艦するから、みんな席についてね」


back index next