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陰夜の蠢動

[フリングホルニ ブリーフィングルーム]

ワグネルラングランで不穏な動きがあるとの 話ですので、アンティラス隊は一度 ラングランに戻ろうかと思うんですが」
ジノ「セニアの情報か?」
ワグネル「はい、晨明旅団が動いてるらしいです」
ミオ「あのバカ達、まだ活動してたんだ」
ギド「何を企んでるのかまでは不明だが、 放っておくワケにもいかんからな。 様子を探る必要がある。それと……」
ミオ「まだ何かあるの?」
ギド「セニア様が、アンティラスショップの 2号店を開くつもりらしい。 そのための下準備だと」
リューネ「儲かってるからねぇ」
マサキ「……俺達、あのショップに食わして もらう事になんのかよ?」
リューネ「何言ってんの。職業に貴賎なし。 資金源は大切にしなくちゃ」
マサキ「まあ、そりゃそうだが」
ギド「それに、あのショップは情報収集にも 役立っている」
テュッティ「あら、そうなの?」
ギド「ああ、店員には色々と街での ウワサ話を集めてもらっていてな。 これがかなり役に立つ」
ミオ「口コミって偉大だね」
ギド「ただ、最近悪質な営業妨害が 何件か報告されていてな。 それも調査対象の一つだ」
リューネ「あたし達の商売の邪魔するなんて、 とんでもないヤツだね!」
マサキ「リューネ、やけにあのショップの 肩を持つな?」
リューネ「え? そ、そうかな?」
ミオ「リューネさん、あの時のマサキの コスプレが気に入ってたみたいだもんね」
リューネ「べ、別にあたしは……
 まあ、その…… 格好良かったけど……」
ウェンディ「……うん、格好良かった」
マサキ「う、うるせぇ!  もう二度とあんなカッコするか!
 そんな事より支度しろ。 すぐにラングランに出発だ」
ミオ「はーい」

≪ラムズフェア平原ニゼット市≫

(レーダー警告音がする)
ホーリー精霊レーダーに反応!  魔装機です!」
ブラッドロイ「場所は?」
ホーリー「12時の方向、距離10ゼクゴーツ!」
テュッティ「それって…… 私達のショップの近くじゃないの?」
セニア「大変! 急いで!」


陰夜(いんや)蠢動(しゅんどう)

〔戦域:市街地〕

(敵機が出現する)
ズネロ「ヘッド! 何か来ますぜ」
エリック「何かって何だよ?」
(北西端にフリングホルニが出現する)
ミオ「広い銀河の果てまでも、 怒りの鉄拳悪を討つ!
 己と敵とに虹架けて、 そうさこの世のドブさらい、 お呼びとあらば即参上!」
マサキ「……ヤバそうなセリフを並べるな!」
エリック「チッ、またあいつらか!」
ミオ「バカ発見」
エリック「フン、何とでも言え。俺は悟ったのよ」
ミオ「ほほー、何を? 言ってみ」
エリック「利口だらけのこの世界、あえて バカとなるのも一つの道だとな!」
ミオ「おおっ! 本物のバカ一代!」
エリック「よせよ、照れるだろーが」
ミオ「スパークする本物のバカ!」
エリック「いやいや、それほどでも」
手下(モヒカン)「おおっ! 本物のミオちゃんだ!  本物に出会えるなんて…… ここに入って良かった……」
手下(モヒカン)「何だ、お前、ミオのファンだったのか?  マニアックだな」
手下(モヒカン)「うるせぇ!  じゃあてめぇは誰のファンなんだよ?」
手下(モヒカン)「俺はテュッティ様に決まってるだろ」
手下(モヒカン)「命知らずな……」
手下(細身)「二人共わかってねぇな。 セニア様が一番だろ。 ああ、セニア様に命令されてぇ……」
手下(細身)「変態が。プレシアちゃんこそ至高!」
手下(モヒカン)「……てめぇの方が変態だ」
手下(モヒカン)「そうだそうだ。命令されるなら リューネちゃんだろ。ああ、 しばかれてぇ……」
手下(モヒカン)「どっちも変態だ」
手下(モヒカン)「ウェンディ様を忘れるとは 許せねぇな、皆の衆」
手下(細身)「年増に用はねーんだよ」
手下(モヒカン)「バカか、お前ら。 新人のメフィルちゃんこそが正義よ!  あの天然は伊達じゃねぇぜ!」
手下(モヒカン)「ありゃ、キャラを作りすぎだろ。 その点酒さえ持っていけば、いい思い できるベッキー様こそ女神!」
手下(細身)「俺はやっぱりロザリーちゃんだな。 あの田舎っぽさがたまらん!  学生時代を思い出すぜ」
手下(細身)「おいおい、一人忘れてるだろ。 副長のシャーリーちゃん!  ギャップ萌え!」
マサキ「……何なんだ、こいつら」
テュッティ「言いたい放題言ってくれるわね」
シモーヌ「……あたしの名前が挙がってないって どういう事だよ!! 赦さないっ!」
ミオ「……こいつら、全然成長してないね」
テュッティ「……あまり、相手にしたくないわ、もう」
(作戦目的表示、出撃選択、フリングホルニが撤退する)

〈vs 手下

[シモーヌ]

シモーヌ「あんた達……覚悟はできてんだろうね!」
手下(細身)「おおっ…… いや、間近で見るとシモーヌも これでなかなか……」
シモーヌ「え? そ、そう?」
手下「し、シモーヌ様って呼んでいいですか?」
シモーヌ「……やっぱダメ!  こいつら、きしょい!」

[セニア]

手下(細身)「せ、せせせせ、セニア様!」
セニア「うわ、ちょっと!?  すっごくやりにくいんだけど!」

[テュッティ]

手下(モヒカン)「ああ、テュッティ様…… これで思い残す事はねぇぜ……」
テュッティ「ちょっと、それどういう意味?」

[プレシア]

手下(細身)「プレシアちゃんだ!  プレシアちゃんだ!」
プレシア「え、えーと…… あんまりやり過ぎると、怖い人が 来ちゃうよ?」

[ベッキー]

手下(モヒカン)「ベッキー様!  酒を捧げますので、どーかひとつ!」
ベッキー「酒? マジで?
 ……おっと!  危ないところだった。 そんな手に乗るかいっ!」

[ミオ]

手下(モヒカン)「みみみみ、ミオちゃん!  サインくださいっ!」
ミオ「……本気であたしのファン?  相当マニアックね。
 残念だけど、あたし芸能人じゃないし。 ま、あたしに倒された事を、 子々孫々に語り継ぎなさい」
手下「あー……そりゃ無理でしょ。 ウチの家は多分俺で打ち止めだし」

[メフィル]

手下(モヒカン)「メフィルちゃん、萌え!」
メフィル「はぁ……あのぅ、隙だらけですけど いいんですかぁ?」
手下(モヒカン)「どこからでも来なさい!」
メフィル「は~い、それじゃ遠慮なく~」

[リューネ]

手下(モヒカン)「リューネ様! 何なりとご命令を!」
リューネ「じゃあ、とっとと帰りなよ」
手下「そんな事したら、リーダーに しばかれるじゃないですか」
リューネ「じゃあ、あたしにしばかれるのは いいっての?」
手下「それこそご褒美で!」
リューネ「うわっ、やりづらっ!」

[ロザリー]

手下(細身)「ロザリーちゃん!  訛りを! ウチの田舎の訛りを!」
ロザリー「訛り、訛りって、バカにしよっと?」
手下「ああ……それだ…… 懐かしかぁ……」

〈vs エリック〉

[マサキ]

マサキ「てめぇら、アンティラスショップを 狙ってきたのか!?」
エリック「ん? ああ、そういやそうだったか。 ま、どーでもいいや」
マサキ「な……忘れてたのか?」
エリック「俺様はな、てめぇらと戦えりゃ それでいいんだよ!!」

〈敵機全滅〉

(経験値入手)

[フリングホルニ ブリーフィングルーム]

マサキ「……もしかして、あのショップって 変な方向に効果出てないか?」
セニア「な、何言ってんのよ!  あ、あんなヤツらなんて例外中の例外よ!」
ファング「店員からの報告によれば、 嫌がらせをしていたのは、どうやら 晨明旅団の連中です」
セニア「あいつら……どういうつもりよ」
ギド「何か裏がありそうですな。 連中が我々の資金源を、 わざわざ潰すメリットがない」
マサキ「あいつらバカだから、 ただの嫌がらせじゃねぇのか?」
ミオ「でもさ、あんまり嬉しくないけど、 あいつら、あたし達のファンみたいなの いっぱいいたじゃない?
 そういう連中が自分から進んで 嫌がらせなんてするかな?」
マサキ「誰かに雇われてるってのか?」
ギド「連中が使っていた魔装機は エリアル王国製だ。だとすれば 怪しいのは……」
マサキエリアル王国が?  いや、あいつらはそんな事はしねぇだろ」
ギド「そう、エリアル王国ではないな。 おそらくはマルテナ社が関与している」
マサキ「マルテナ社?  何であそこが俺達の商売の 邪魔をするんだよ?」
ギド「まだ正確な事はわかっていないが、 現在のマルテナ社の経営陣は、 積極的武力介入を推進してる様だ。
 だとすれば、紛争を未然に防ぐ 我々は、彼らにとっては天敵となる」
マサキ「それで、ショップをわざわざ?  なんか、セコくねぇか?」
ギド「だが、効果的だ。 今、ショップの売り上げはかなり 落ちている」
マサキ「……俺達って、あのショップに そんなに依存してたのか?」
セニア「収入源の2割を占めてるのよ。 バカにできないでしょ」
マサキ「……マジか」
ギド「まずは収入源を絶つというのは、 民間の会社らしい発想だな。
 ともかく、今アハマドのコネを使って マルテナ社に探りを入れている。
 しばらくすれば、もう少し詳しい事が わかるだろう」

[フリングホルニ 食堂]

リューネ「ありゃりゃ……こんなに?」
サト「そうなんだよ。ここんところの 嫌がらせが効いてるね」
リューネ「おまけに今日みたいな騒ぎがあっちゃ、 イメージダウンにも拍車が掛かる、か」
ロザリー「ねぇ、ねぇ、何の話?」
リューネ「アンティラスショップの事。 知ってるでしょ?」
ロザリー「あ、あれ!  すごいよねぇ~、あたしのグッズまで 置いてあるなんて。
 ちなみに、あたしのグッズって 売り上げ的にどうなの?」
リューネ「んー、まあまあ……かな。 それより問題なのは、全体的な 売り上げ減少よ」
ロザリー「え? 儲かってないの?」
リューネ「ちょっと前まではすごかったんだけど、 嫌がらせとかあってね……」
ロザリー「ああ、今日の騒ぎでイメージダウンって そういう事か」
サト「おまけに近所からも苦情が来てさ。 テロリストの標的になるような店は 近所迷惑だって」
ロザリー「あー……きっついなぁ」
サト「この間まで、商店街の活性化に 一役買ったって喜んでたのにねぇ」
ロザリー「だったらさ、やっぱりここは ご近所さんに丁寧に謝罪して周るのが いいと思うな」
リューネ「謝罪って……菓子折とか思って?」
ロザリー「うん、そうよ。 ご近所づきあいは大切なんだから」
サト「そうだね。誰か暇な連中見つけて、 近所周りに行かせようか」

[商店街]

ロザリー「……と、まあ、そういうワケで あたしとマサキが選ばれたの」
マサキ「……俺は、そんなに暇人に 見られてるのか」
ロザリー「へぇ。じゃ、ホントは忙しいの?」
マサキ「うっ……い、いや…… 忙しいってほどじゃねぇが……」
ロザリー「それに、マサキは結構有名人だから、 ご近所さんにも警戒されないしね」
マサキ「それはいいが…… さっきはサインねだられたぞ」
ロザリー「してあげれば良かったのに」
マサキ「バカ言え。芸能人じゃねぇっての」
ロザリー「グッズが売られてる時点で、 半分脚突っ込んでると思うけどな」
マサキ「ったく……後何件あるんだ?」
ロザリー「えっと、後5件だね」
マサキ「まだそんなに残ってたのかよ」
ロザリー「付け届けはあんたが持ってるじゃないの。 見れはわかるでしょ」
マサキ「あー、ホントだ。五つあらぁ。 ところでよ、これって中身は何なんだ?」
ロザリー「タオルの詰め合わせ」
マサキ「やっすいお中元みたいだな」
ロザリー「安くはないわよ。アンティラスショップ 謹製のグッズなんだから」
マサキ「なっ!? グッズってまさか…… あの、俺やセニアやらの似顔絵のついた あれか!?」
ロザリー「そうだよ。魔装機操者全員と、 今回はサービスでウェンディさんのも 付いてんの」
マサキ「操者全員って……えーと…… おい、ゲンナジーやデメクサのも あるのか?」
ロザリー「もちろん。あたしやリューネさん、 ガエンさんだって入ってるよ」
マサキ「……俺は、そんな恥ずかしいもんを わざわざ配ってたのか……」
ロザリー「何言ってるの。似顔絵っていっても ワンポイント程度でしょ」
マサキ「ダメだ、俺ん中じゃ、結婚式の 引き出物で出される、新婚夫婦の 写真入り皿と同じくらい恥ずかしい……」
ロザリー「……それは、確かに扱いに 困りそうね……
 でも、こっちは実用的なタオルなんだから、 もらって困る家庭なんて無いわよ」
マサキ「いや、そうかもしれねぇけど……」
ロザリー「はい、文句言ってないでちゃっちゃと 配る!」
マサキ「へいへい」

[商店街]

マサキ「……やっと終わった」
ロザリー「お疲れ様」
マサキ「中身の事、訊かなきゃよかったぜ。 渡す時恥ずかしいったらねぇ」
ロザリー「まだ言ってる。
 ところでさ、ちょっと訊いていい?」
マサキ「ん? 何だよ?」
ロザリー「ワグネルさんってさ、独身?」
マサキ「はぁ? 何でそんな事を俺に訊くんだよ」
ロザリー「だって、本人に直接訊くのは ちょっと、ねぇ……」
マサキ「何がちょっと、ねぇ、だ。 言っとくが、俺も詳しくは知らねぇよ。
 ただ、結婚してんなら、家族も アンティラス隊にいるはずだろ?」
ロザリー「あ、そっか…… そういう仕組みなんだっけ。 じゃ、独身なんだ。
 ね、ね、他に何か、知ってる事ない?」
マサキ「さっきも言ったろ。俺は詳しくねぇって」
ロザリー「もう、結構長い事一緒にいるんでしょ?  少しは心当たりないの?」
マサキ「そう言われてもなぁ…… 大体、何でお前がそんな事を 気にすんだよ?」
ロザリー「そりゃあ、気になるからに 決まってるじゃない」
マサキ「気になるって……代表がか?  ああ見えて39歳だって聞いたぞ」
ロザリー「何だ、歳の事知ってるじゃない。 39歳、男盛りでいいじゃん」
マサキ「……お前、オヤジ好きだったのか。
 ああ、そういやシュメルのおっさんも それくらいの歳だったな」
ロザリー「別に、先生の代わりとか、そう言うんじゃ ないんだからね。ついでに言うと ファザコンでもないんだから」
マサキ「……誰もそこまで言ってねぇっての。 よくわかんねぇ趣味だな」
ロザリー「それに何と言ってもあの顎ヒゲが セクシーで素敵よねぇ……」
マサキ「……ついでにヒゲフェチだったのか」


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