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閉ざされた和平への道

[フリングホルニ ブリーフィングルーム]

ワグネル「南部から連絡が来ました。 和平会談の予備交渉に応じるそうです」
ヤンロン「北部からの条件提示は?」
ワグネル「まずは停戦、そして現在の国境維持、 非戦闘地帯の確認、これが主な条件と なります」
テュッティ「結局、大使は派遣して くれないんですね?」
ギド「仕方ないだろう。 南部の行動には信用がおけない。
 罠を仕掛けてくる可能性がある以上、 大使を派遣するのはためらって当然だ」
マサキ「しょうがねぇか。 相手にオンガレッドがいたんじゃ 信用しろって方が無理な話だ」
ミオ「北部も、ロドニーのおっちゃんくらい 寄越してくれてもいいのに」
テュッティ「ロドニーは今、上院議員として 色々活躍中よ。
 次期大統領候補なんてウワサも あるくらいなんだから、おいそれと 動いたりできないの」
ミオ「そっかぁ…… おっちゃんも出世したんだね」
セニア「出世っていえば、アクレイドは 少佐になったみたいよ。しかも、 すぐに中佐に昇進予定なんだって」
マサキ「は? あいつ、会った時は中尉じゃ なかったか?」
セニア「あれからとんとん拍子に出世したの。 まあ、確かに彼の作戦は、怖いくらい ズバズバ当たったもんね」
ギド「何でも神算鬼謀のアクレイドとか 呼ばれているらしいな。 一度手合わせしてみたい相手ではある」
マサキ「俺はごめんだね。 あいつは操者としちゃ三流だが、 あいつの率いる部隊は鬱陶しい」
ジノ「マサキ、君は操者の腕は一流だが、 指揮官としての勉強が足りんよ」
マサキ「へいへい、もっと勉強しろってんだろ。 わーってるって、そんな事はよ」
ワグネル「それでは、和平交渉の場に 向かいましょう。場所は暫定国境近くの ソーム市郊外です」

≪デルハット市⇒ソーム市郊外

ブラッドロイ「どういう事だ?」
コレット「現在問い合わせ中です」
マサキ「どうした?  何かあったのか?」
シャリアン「交渉予定の場に、多数の魔装機が 配備されています」
マサキ「罠か!?」
コレット「回線繋がりました!  メインに回します」
(モニターオン)

<No.056:縦横家オンガレッド

オンガレッド「ようこそ、アンティラス隊の諸君」
ミオ「どっかの下品な男が嫌いな 総統みたいな言い方ね」
マサキ「オンガレッド!  この魔装機の集団はなんだ!?」
オンガレッド「口を慎みたまえ。 私は大統領補佐官だ。 きちんと敬称を付けてもらいたい」
マサキ「こ、この野郎……」
ワグネル「大統領補佐官、 これはどういう事でしょうか?」
オンガレッド「見ての通りだよ。君達だって魔装機を 引き連れてきているのだ。 我々が同じ事をして悪い道理があるかね?」
ワグネル「んー、なるほど、了解しました」
オンガレッド「では、交渉は仮設のキャンプで行う。 君達が魔装機を引き連れてきても、 こちらは一向に構わない。
 いい交渉ができる事を願っているよ」
(モニターオフ)

≪ソーム市郊外≫

ワグネル「さて、という事らしいですが、 どうします? マサキ」
マサキ「丸腰じゃ向こうの思うつぼだな。 こっちは魔装機神とリューネ、セニア、 それにガエンとウェンディを連れて行く」
ブラッドロイ「では、本艦は離れたところで 待機していよう。何かあれば、 すぐに連絡をくれ」
マサキ「ああ、行ってくる」

[仮設キャンプ内]

ミオ「急遽作ったんでしょ、このキャンプ。 その割りに妙に調度品とか立派だよね」
セニア「権威とか、そういうのを見せびらかしたい タイプなんでしょ、オンガレッドって。
 けど、趣味悪いよ、これ」
オンガレッド「お待たせしたね」
テュッティ「この度は、予備和平交渉の席につく事を 了承頂き、ありがとうございます、 オンガレッド補佐官」
オンガレッド「我々もムダな争いは好みませんからな。 さて、それではまず、我々の要求を お伝えいたしましょう。
 お手元のモニターに、資料がありますので ご覧ください」
マサキ「……? 何だ? この数字……?」
セニア「えっ? これって……ちょっと!」
テュッティ「!? オンガレッド補佐官!!」
オンガレッド「はい、何ですかな、テュッティ殿」
テュッティ「……この数字、間違いでは ないのですね?」
オンガレッド「ええ、こちらで何度も検討したものです。 大統領の署名もあるでしょう?」
ウェンディ「補佐官、いくら何でもこの数字は、 常識外れだとは思われませんか?」
オンガレッド「常識? 何をもって常識だと されておるのです? 常識が通用しないから 戦争になっているんでしょう?」
ヤンロンGDPの20年分を賠償金として 請求するなど、正気の沙汰ではないぞ」
オンガレッド「ほう、かつてそれをやった地上の方々が 仰いますか」
ヤンロン「地上では、それは結局、大きな遺恨を 残し、新たな火種に繋がった。 同じ事を繰り返すつもりか?」
テュッティ「それだけではありません。 資源地域の領土割譲、北部各州の 主権の制限……
 あなたは、無理難題をふっかけて いるだけではないのですか?」
オンガレッド「交渉とはそういうものでしょう?  こちらに何か譲歩させるのであれば、 それに応じた材料を提示して頂きたい」
セニア「……それじゃ、こちらからも 問題を提起させて頂きます」
オンガレッド「どうぞ、どうぞ。 あなた方のお話を伺うのに 吝かではありませんよ」
マサキ「……ウェンディ」
ウェンディ「何?」
マサキ「この分だと、交渉はかなり 長くなりそうか?」
ウェンディ「ええ、間違いなく」
マサキ「……悪い、俺、ちょっと先に トイレ行ってくる」
ウェンディ「そ、そうね。行ってらっしゃい」

オンガレッド「……その数字に根拠はありませんな。 我が国にその様な不逞な輩は存在しません」
セニア「根拠はあります。 物的証拠も……」
オンガレッド「これは異な事を。あなたにとって、 証拠を捏造するなど、いともたやすい事では ないのですかな、セニア殿」
セニア「捏造とは、人聞きの悪い事を仰いますね」
オンガレッド「もっと、マクロな視点での証拠が あるのであれば、伺いますが」
セニア「でしたら……」
オンガレッド「ああ、その前に。 そろそろ昼食の時間でしょう。 用意しております。
 話の続きはその後という事で」
セニア「……わかりました」
マサキ「げっ……もう12時かよ。 3時間経ってもこの調子じゃ、 後どれくらいかかるんだ?」
テュッティ「予備交渉だから、本来ならもっと 早く進むはずなのに……」
マサキ「ったく……オンガレッドは 話が長いんだよ。とにかく、飯だ、飯」

ヤンロン「領土割譲は聯盟条約に明らかに 反している。受け入れる事は不可能だ」
オンガレッド「おや? 先の春秋戦争では 行われたはずですがな」
ヤンロン「あれは割譲ではなく、自治体の 主権の行使だ」
オンガレッド「実情はそうでしょうが、外面的には 同じ事です」
テュッティ「短絡です。過程を考慮せずに、 結果だけで判断してはいけません」
マサキ「……さっきから、向こうはちっとも 譲歩してねぇぞ。本気で交渉する つもりがあるのかよ」
ミオ「交渉が始まって、もう7時間…… さすがに疲れるよね……」
(通信が入る)
セニア「? あ、ちょっと失礼します。 連絡が入りましたので」
ミオ「あー、みんなも待ちくたびれたみたいね」
セニア「えっ? わ、わかった!  今すぐそっちに行くから!  マサキ!!」
マサキ「どうした!? フリングホルニに 何かあったか!?」
セニア「テロリストに襲撃されてるって!  ヴォルクルス教団の連中もいるらしいわ!」
マサキ「何っ!?
 おい、オンガレッド!!  てめぇ、まさか……」
オンガレッド「ほう、それは大変でしょう。 ここは構いませんから、 戻られて結構ですよ」
マサキ「なっ……」
リューネ「あんたの差し金じゃないかって 疑ってるのよ、こっちは!」
オンガレッド「それは侮辱ですな。 何の根拠があってその様な戯言を?」
マサキ「ちっ……今は言い争ってる 場合じゃねぇ!  急いでフリングホルニに戻るぞ!!」
オンガレッド「ああ、その前に、決定された書類に サインだけはお願いしますよ。 後で反故にされては困りますのでね」
テュッティ「……わかりました、私がサインします。
 みんなは急いでフリングホルニへ!」
マサキ「おう!!」


閉ざされた和平への道

〔戦域:平野〕

(中央にフリングホルニが待機していて、周りに敵機が出現する)
デミン「おー、魔装機神がいないってのは 本当だったみたいですなぁ」
エリック「いーじゃねぇか、その方が楽だ」
ウーフ「あやつらに借りを返せんのは 不本意だが……」
マーガレット「それはこっちも同じ。 それにそもそも、あんた達と手を 組むってのが不本意なのよ」
デミン「そいつは手厳しい。 しかしこれも契約ですからな」
ツレイン「マサキさん達がいない時に 襲ってくるなんて……」
ジノ「泣き言を言うな、ツレイン。 ここは我々だけで護るんだ」
ファング「この程度の連中なら、 俺達だけで充分だ!」
ザッシュ「リューネさんの分も、僕が頑張ります!」
ベッキー「ヴォルクルス教団に、テロリスト…… おまけに傭兵かい。多国籍軍ってヤツだね」
シモーヌ「みんな、フリングホルニを 墜とさせるんじゃないよ!」
ギド「マサキ達が戻るまで、およそ30分…… 何とかしのいでみせるぞ」
(作戦目的表示、出撃選択)

〈4PP〉

(南側にサイバスター、ザムジード、グランヴェールが出現し、出撃選択)
マサキ「待たせたな!!」
ヤンロン「これ以上好きにはさせん!」
ミオ「まーかせて!!」

〈vs ウーフ〉

[ガエン]

ウーフ「さて、貴様と剣を交えるのも何度目に なるか……そろそろ引導を渡すべきだな」
ガエン「その言葉、そっくりそのまま返すぞ」

[ザッシュ]

ウーフ「ザシュフォード・ザン・ ヴァルハレヴィアか……
 貴様の父、カークスはかつて我々と 手を組んだ。貴様も父を見習ったら どうだ?」
ザッシュ「父さんをバカにするな!
 確かに父さんは……間違ってた。
 けど、お前達に従ったワケじゃない!」

[ファング]

ファング「貴様らなどに好きにはさせんぞ!」
ウーフ「フッ…… 猪突猛進するしか能のない男が。 あしらいやすくて助かる」
ファング「舐めるなっ!」

[撃墜]

ウーフ「アンティラス隊…… 確実に成長してきているな…… 油断ならん」
(ヂーヱンが爆発する)

〈vs マーガレット〉

[シモーヌ]

シモーヌ「マーガレット!!  あんた、ヴォルクルス教団の連中なんかと つるむなんて、堕ちたもんだね!」
マーガレットラセツ大佐の仇を討つためなら、 たとえこの身が地獄の炎に灼かれようと 本望だ!」

[マサキ]

マーガレット「今度こそ!  貴様の首を、ラセツ大佐の墓前に 添えてくれる!」
マサキ「……憎しみだけで、ここまで生きて きたんだな、てめぇは」
マーガレット「!?  憐憫だと……ふざけるなっ!」

[撃墜]

マーガレット「くっ…… まだ終わらない!  必ずいつか、大佐の仇を討つ!」
(デュラクシールIIが爆発する)

〈敵機全滅〉

(経験値入手)

[フリングホルニ ブリーフィングルーム]

マサキ「どういう事だ?  交渉は打ち切りってのか?」
セニア「向こうはそう言ってるわ」
ワグネル「合意に達した分についても ご破算になるんですか?」
セニア「そうね、この交渉自体が 無かった事になるワケだし」
ジノ「そうか……結局交渉は決裂か」
テュッティ「オンガレッドは、最初っから 法外な要求を突きつけて、 まとめる気がなかったものね……」
ギド「では、この交渉の場についた意図は 他にある、という事ですな」
マサキ「まさかとは思うが…… 俺達がいない間にフリングホルニを 襲ったのは……」
ザッシュ「でも、襲ってきたのはヴォルクルス教団の 連中ですよ。そうなると、南部と ヴォルクルス教団が手を組んだって事に?」
ギド「可能性としては否定できんだろう。 ましてや、相手はあのオンガレッドだ」
シモーヌ「けどさ、今は南部の方が優勢なんだろ?  だったら、そんな危ない橋を渡る様な マネをしなくても……」
セニア「それが、そうでもないのよ。 要塞の件以降、北部が見事な攻勢を かけてね……
 今じゃ、戦況は五分五分ってトコまで 持ち直してるわ」
マサキ「それは……例によってアクレイドの 仕業なのか?」
セニア「そこまで詳しい事はわかんないけど、 今までの事を考えれば、その可能性は 高いんじゃないかな。
 ああ、後、ロドニーが色々と やってるってのもあるかも」
マサキ「なるほどな…… そうなりゃ、南部もうかうか してられねぇってワケだ」
セニア「あ、そうだ。それと、あたし今から しばらくラングランで調べる事があるから」
マサキ「調べる事って何だよ?」
セニア「今はまだ秘密。 そんなに時間は掛からないと思うから」
マサキ「そうか……気を付けてな」
セニア「大丈夫よ。ボディガードとして ファング連れてくから」
ファング「はっ? セニア様、それは初耳ですが」
セニア「どうせ用事なんて無いんでしょ?  いいから来なさい」
ファング「はっ」

[フリングホルニ 食堂]

(扉が開く)
マサキ「ん? お前ら、何やってんだ?」
リューネ「えっ? わっ! マサキ!?」
ウェンディ「な、何でもない、何でもないのよ」
プレシア「お兄ちゃん、何か用事?」
マサキ「ああ、ちょっと小腹が空いたんでな。 何か食おうかと思って」
プレシア「ダメだよ、もうすぐ夕食なんだから。 我慢して」
マサキ「へいへい。わかったよ。 じゃあな」
(扉が開く)
リューネ「ふう……危なかった」
ウェンディ「まさか夕食前に食堂に来るなんて……」
プレシア「お兄ちゃん、食いしんぼだから。 すぐに食堂に顔出すみたいだよ」
リューネ「そういう事は先に言ってよ」
プレシア「今日はちゃんとおやつ あげといたのに……」
ウェンディ「それでもお腹が減ったって 言うんだから、相当ねぇ……」
リューネ「ま、うまく隠し通せたからいいか。 それじゃ、続き続き」
プレシア「あ、うん。 それじゃ、胡椒を少々入れて」
リューネ「少々って…… こんなもんかな?」
プレシア「ああっ!!  ダメ、リューネさん!!  それじゃ入れすぎ!」
リューネ「え? そう?」
プレシア「うわあ…… これ、辛すぎるよぉ」
リューネ「大丈夫大丈夫。 材料と水を足せば薄まるから」
プレシア「そんなおおざっぱな……」
ウェンディ「少々の加減がよくわからないんだけど。 一振り? 二振り?」
プレシア「えーと……それじゃ、二振りで」
ウェンディ「二振り、ね」
リューネ「次は、次は?」
プレシア「えーと、塩を一つまみ」
リューネ「……わかりにくい。 こんなもん?」
プレシア「あー…… まあ、さっき全体増やしたから それくらいでもいいかも」
ウェンディ「一つまみって……何メルマク?」
プレシア「えっ?  えーと……量った事ないから 正確な数値はちょっと……」
ウェンディ「ええ?  それじゃ正確に再現できないの?」
プレシア「えっとね、人差し指と親指で つまんだくらいの量だよ」
ウェンディ「ちょっとつまんでみて」
プレシア「え? う、うん……
 これ位、かな」
ウェンディ「それじゃ、この計量器に乗せて」
プレシア「……ウェンディさん、それって 精密機器測定用の計量器なんじゃ……」
ウェンディ「正確に量らないとダメでしょ。 えーと、0.9273メルマク、と」
プレシア「そんな細かく量らなくてもいいのに……」
リューネ「わっ!?  何か吹きこぼれてきた!?」
プレシア「あっ、ダメだよ!  そんなに強火にしちゃ。 中火って言ったのに」
リューネ「いやあ、この方が早いかと思って」
ウェンディ「中火って、何を目安にしたらいいの?」
プレシア「えっと、コンロの火が鍋の底にちょうど 届くくらいだよ」
ウェンディ「えーと……目測じゃダメね。 この励起光線計測器で……
 揺らぎを平均すると…… 11.4コルゴーツね」
プレシア「だから、そんなに細かく調べないでも 大丈夫だってば」
リューネ「ふっふっふ……
 出来たー!」
ウェンディ「3、2、1……完成!」
プレシア「うーん…… 何だか不安だなぁ」
リューネ「判定、お願いします、 プレシア先生!」
ウェンディ「お願いします」
プレシア「うう……どうしても食べなきゃダメ?」
リューネ「だって、そうしないと プレシアの味が再現できてるか わからないでしょ」
プレシア「過程をすっ飛ばして、結果が 同じになるワケないと思うけど……」
リューネ「お願いっ!」
プレシア「もう……しょうがないなぁ…… それじゃ、リューネさんのからね」
リューネ「やたっ!」
プレシア「それじゃ…… んっ……」
リューネ「どう? どう?」
プレシア「……あれ?」
リューネ「えっ? あれって、何?  あれって……」
プレシア「意外とおいしい。 ちょっと大味だけど」
リューネ「え? それじゃ……」
プレシア「まあ、合格点かな。 ちょっと量が多すぎるけど」
リューネ「やったあ!」
ウェンディ「それじゃ、私のもお願いします、先生」
プレシア「……ウェンディさんに先生なんて 言われると変な気分……
 まあ、ウェンディさんは必要以上に 正確に分量や時間計ってたから、 大丈夫だと思うけど……
 んっ?
 んんん~っ!?」
ウェンディ「えっ? ど、どうしたの、プレシア!?」
プレシア「ん~~~~!!
 ふう……な、何、これ?」
リューネ「大丈夫?」
プレシア「全然大丈夫じゃないよぉ。 死ぬかと思った」
ウェンディ「ええっ?  そんなにひどかったの?」
プレシア「あれだけ正確に計って、 どうしてこんな味に……」
ウェンディ「あー……もしかして、あれかも」
プレシア「あれって何ですか、あれって!?」
ウェンディ「だってほら、料理ってオリジナリティが 必要だって、セニア様も仰ってたし。
 だからその…… ちょっとしたアレンジを加えてみたの」
プレシア「ちょっとしたアレンジって…… それだけであんな強烈な味には ならないよ。何入れたの?」
ウェンディ「……ツィロの実。 栄養があるって言うし……」
プレシア「……いくつ入れたの?」
ウェンディ「……10個」
プレシア「あちゃあ~…… そりゃあ、こんな味になるよ」
リューネ「どんな味だったの?」
プレシア「苦くて渋くて辛くて痺れる」
ウェンディ「……ごめんなさい」
プレシア「ふう…… こりゃ、当分特訓が必要かなぁ」


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