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激突!ミケーネ帝国-後編- ミケーネ帝国へ向かう・クスハ ~ 第47話 ~


第47話
激突!ミケーネ帝国
-後編-

〔戦域:火山島基地地下・闇の帝王の居城周辺〕

(母艦出撃選択2艦、出撃準備、雷鳴)
豹馬「ここが地獄の一丁目… ミケーネ帝国の本拠地か…!」
デュオ「想像以上に薄っ気味悪いな。 死神の俺でも気が滅入るぜ」
アムロ「悪意…憎悪…嫉妬…、 ここに満ちる暗い気がプレッシャーを 与えているためだろう」
鉄也「そして、 あれが闇の帝王の居城か…!」
(城を指す)
甲児「出てきやがれ、闇の帝王!  兜甲児とαナンバーズが てめえを退治しに来てやったぜ!!」
(城を指す)
鉄也「どうした、闇の帝王!?  俺達に恐れをなしたか!?」
(敵機が出現)
地獄大元帥「フフフ…。 兜甲児…そして、剣鉄也よ。 貴様らの無謀さをほめてやるぞ」
地獄大元帥「それとも、ここがどこだか わからぬ程の愚か者と言うべきかな?」
鉄也「地獄大元帥…!」
甲児「地獄の一丁目で地獄大元帥たあ、 シャレがきいてるぜ!」
甲児「親玉が出てこねえってんなら、 先にてめえらから片づけてやらあ!!」
地獄大元帥「クックック…。やはり貴様らは 無知無謀な愚か者だったようだ」
鉄也(おかしい…。 ミケーネの本拠地を守る軍団が あの程度なのか…?)
鉄也(伏兵か、あるいは…!)
地獄大元帥「全軍攻撃開始!  奴らをここから生きて帰すな!!」
(作戦目的表示)

〈vs 地獄大元帥〉

[鉄也]

地獄大元帥「剣鉄也め! 貴様は 我が手で地獄に叩き落としてくれる!」
鉄也「こいつ、まさか…!?」

[甲児]

地獄大元帥「兜甲児よ!  今日こそ貴様を地獄へ送ってくれる!」
甲児「こいつ…!?」

[撃墜]

地獄大元帥「ぐわああっ!!」
(万能要塞ミケロスが爆発)
さやか「やった!  地獄大元帥を倒したわ!!」
甲児「いや、さやかさん… あれは地獄大元帥じゃねえよ」
ボス「どういうこった!?」
鉄也「奴の俺達に対する憎しみは あんなものじゃないはずだ…」
万丈「偽者だったということかい?」
鉄也「ああ…」
鋼鉄ジーグ「しかし、この期に及んで どうして偽者なんかを…」
???「フフフ…やはり、気づいたか…」
ジュン「この声は!?」
(城の前に白い玉が出現)
竜馬「何だ、あれは!?」
闇の帝王「愚かな人間共よ…。 よくぞここまで来た。 我は闇の帝王…ミケーネの支配者なり」
鉄也「!!」
甲児「おいおい…親玉どころか、 ありゃ単なる火の玉じゃねえか」
サンシロー「本当に あれがミケーネの帝王なのか!?」
アムロ「いや、あれは奴の本体じゃないぞ!」
鋼鉄ジーグ「何っ!?」
闇の帝王「…そのとおりだ。今、お前達が 見ている物はワシの一部に過ぎん」
豹馬「だったら、もったいつけてねえで さっさと出てきやがれ!!」
闇の帝王「フフフ…ワシがここで直々に お前達の相手をすると思っていたのか?」
豹馬「何!? どういう意味だ!?」
闇の帝王「ワシは今、日本へ向かっておる。 そう…お前達の根城とも言える日本へな」
一矢「何っ!?」
万丈「奴は城を捨てたのか!?」
闇の帝王「地上が我が手に入れば、 城など惜しくはない。この暗く湿った地は 我らが住むべき地ではないのだ」
鉄也「しまった! 奴らのワナか!!」
甲児「こうしちゃいられねえ!  急いで日本に…!!」
闇の帝王「そうはいかん。 お前達の相手はすでに用意してある」
(敵機増援が出現)
闇の帝王「フフフフ… お前達がそやつらを相手にしている間… ワシらは日本を制圧する」
闇の帝王「己の浅はかさを 地の底で嘆くがいい…!」
(白い玉が撤退)
サンシロー「くそっ、 俺達は奴らにはめられたのか!!」
甲児「あいつらをさっさと倒して、 日本へ戻ろうぜ!!」
アムロ「よし…!  各機、攻撃開始だ!!」
(作戦目的表示)

〈敵機全滅〉

甲児「よし、片づいたぜ!!」
一矢「すぐに日本へ戻ろう!」
麗雄「だが、今から日本に向かっても 数時間はミケーネに遅れてしまう…」
万丈「日本の連邦軍がミケーネを 抑えてくれていればいいんだが…」
「ぐずぐすしている時間はない!  行こう、みんな!」
鉄也「ああ…!  ミケーネとの決戦の地は日本だ!」

〔戦域:東京タワー周辺〕

(連邦軍モビルスーツとミケーネ帝国軍が出現し、連邦軍のモビルスーツが全て爆破される)
三輪「ええい! 何たる様だ!!」
和泉「奴らと正面から戦うのは自殺行為だ!  今は戦うより、市民の避難誘導を!」
三輪「ならん!  奴らがミケーネの精鋭ならばこそ ここで勝利を収めねばならんのだ!」
三輪「少しぐらいの被害は目をつぶる!  今は攻撃あるのみだ!」
四ッ谷「あんた、今の状況がわかっとって そんなことを言っとるのか!?」
三輪「黙れ!  民間人が口を出すことではない!」
(三輪達のいる北西側に複数の爆煙)
四ッ谷「ぬおっ!」
三輪「おのれ…!  この一大事にαナンバーズは 何をしておるのだ!?」
(南東側に広範囲にわたって爆煙、東京タワーの南側を指す)
「きゃあっ!」
数納「ウ、ウッシー!  は、早く逃げようよぉぉ!!」
末男「バカヤロー!  あっちもこっちも敵だらけなんだ!  どこへ逃げるってんだよ!」
(ま、護君… 私達、もう会えなくなっちゃうの…!?)
(街のあちこちで爆煙、爆煙後に黒煙が上がる)
ユリシーザー「フン…このような都市など 我らの手にかかればもろいものよ」
バーダラー「どうした、人間達よ。 もう抵抗は終わりか?」
ハーディアス「フフフ…では、 ここに新たな我らの城を築くとするか」
地獄大元帥「油断するな、将軍達よ。 …どうやら奴らが来たようだ」
(母艦出撃選択2艦・出撃準備)
甲児「てめえら! そこまでだっ!!」
地獄大元帥「思ったよりも 早い到着だったな、αナンバーズよ」
アルゴス「だが、貴様らは 今までの戦いで消耗しておるはず…」
ユリシーザー「そんな状態で 我らミケーネに正面から挑むとは…」
バーダラー「まさに 愚か者としか言い様がないわ」
甲児「何だと!? この…!」
鉄也「そこまでにしておけ、甲児君」
甲児「!?」
鉄也「奴らの台詞はもう聞き飽きた。 だから、今日で最後にしてやる…!」
甲児「鉄也さん…!」
鉄也「そして、 あの連中に教えてやろうぜ…」
鉄也「雁首そろえて姿を現したのが 運の尽きだってことをな!!」
甲児「おう!!」
地獄大元帥「来るがいい!  今日こそ全ての決着をつけてやる!」
(作戦目的表示)

〈1EP〉

三輪「おお…αナンバーズが来たか!」
和泉「三輪長官!  不用意に外に出てはいかん!」
三輪「何を言うか!  連中にワシらを救助させるのだ!」
剛健太郎「そんなことより、 我々にはやらなければならないことが あるはずです」
三輪「!? 何だ、それは!?」
剛健太郎「民間人の避難誘導です。 一刻も早く、この地域に取り残された 人々を助けなければなりません」
三輪「民間人よりも、 極東支部の長官であるワシの救出が先だ!」
三輪「ワシの身に何かあれば、 連邦軍にとって大きな損失になるのだぞ!」
四ッ谷「あ、あんた…それでも軍人か!?」
三輪「黙れ!  ワシに逆らうことは許さん!!」
剛健太郎「…わかりました。 では、長官はここで救出をお待ち下さい」
三輪「待て! どこへ行く!?」
剛健太郎「私は民間人の避難誘導を行います。 お互い、命あらばまたお会いしましょう」
和泉「剛博士、私もお付き合いします」
四ッ谷「豹馬達が戦っておるというのに、 何もせんわけにはいかんからな」
三輪「き、貴様ら…!  ええい、ワシを置いていくでない!!」

〈2PP〉

(北側にクストースが出現)
アルゴス「むうっ! あれは!?」
???(カナフ)「………」
???(ケレン)「………」
???(ザナヴ)「………」
「クストース…!」
比瑪「もしかして、 あたし達を助けに来てくれたの!?」
万丈(やはり、クストースは 僕達の前にしか現れないのか…!?)
万丈(なら、彼らを 呼び寄せる要因とはいったい…!)
地獄大元帥「あやつら、 我々の邪魔をする気か…!?」
アムロ「各機、クストースに構うな。 俺達が倒さなければならない敵は あくまでもミケーネだ」
クスハ「クストース…!  また私達を連れ戻しに来たの…!?」
ブリット「くそっ、こんな時に!!」
???(ケレン)「……………」
クスハ「…もしかして… 私達を助けてくれるの…!?」
ブリット「そんな馬鹿な!  他のみんなはともかく、 俺達を助けるなんて…!」
クスハ「戦う相手が 同じだからってこと…!?」
(カナフの咆哮)

〈西のズガールを撃墜〉

(ズガールが三輪達の南に隣接)
三輪「うおおっ! ワ、ワシらの所に!!」
(ズガールが爆発、振動)
三輪「うわああっ!!」
???(エリカ)「早くこちらへ避難を!」
剛健太郎「君達は!?」
???(リリーナ)「説明は後で。 今は一刻も早くここから脱出を!」
四ッ谷「………!」

〈東京タワー北のオベリウスを撃墜〉

(オベリウスが東京タワーの北に隣接)
末男「わあああっ!!」
(オベリウスが爆発、振動)
「きゃあああっ!」
「! あれは!?」
ケン太「どうしたの、護!?」
「華ちゃん達が…!  あそこに僕の友達がいるんだ!」
ケン太「ええっ!?」
「僕、みんなを助けにいかなきゃ!!」
ケン太「護!」
(母艦の傍に緑の玉が出現)
「無茶よ、護君!  今は戦闘中なのよ!?」
「ごめん、命姉ちゃん!  僕、華ちゃんを助けに行かなくちゃ!」
(緑の玉が東京タワーの北側まで移動し撤退)
「頑張れよ、護。 お前もαナンバーズの一員… 自分の力で友達を守るんだ」

〈撃墜〉

[超人将軍ユリシーザー]

ユリシーザー「ミ…ミケーネ帝国に 栄光あれっ!」

[怪鳥将軍バーダラー]

バーダラー「お、おのれ…!  あと一息で…あと一息で太陽と大空を 取り戻すことが出来たものを…!!」
バーダラー「無念だ…」

[悪霊将軍ハーディアス]

ハーディアス「くそ…人間共め…!  我が身体滅ぶとも、その魂は永遠に 貴様達を呪い続けて…う…うわっ!」

[アルゴス機]

アルゴス「や…闇の帝王と ミケーネ帝国に栄光あれ…!」

〈vs 地獄大元帥〉

[鉄也]

鉄也「地獄大元帥!  元は人間だったお前が、 何故闇の帝王に忠誠を誓う!」
地獄大元帥「何故だと?  知れた事よ…闇の帝王の力が 全てを凌駕するほど強大だからだ!」
地獄大元帥「そして、その力を 借りたからこそ、こうして貴様達に 復讐出来るというものよ!」

[甲児]

地獄大元帥「よく来たな、兜甲児!  のこのこ殺されにやってくるとは 愚かぶりは変わっていないな!」
甲児「うるせーっ!  変わってないのはお前の方だ、 地獄大元帥!」
甲児「何度、生まれ変わっても 悪の野望を捨てないのなら、ここで 俺が完全に叩き潰してやるぜ!」

[撃墜]

地獄大元帥「ば、馬鹿な…!?  奴らの力がワシの計画を上回るとは…!」
甲児「当たり前だ! 俺達はてめえみてえに 復讐のために戦ってんじゃねえ!」
鉄也「この勝負… 命をかけるものの差が出たようだな、 地獄大元帥!」
地獄大元帥「お、おのれ…兜甲児! 剣鉄也!  貴様らを倒すまでワシは……ワシは!!」
(地獄大元帥機が爆発)
甲児「もう二度と 地獄から戻ってくるんじゃねえぞ、 ドクター・ヘル…!」

〈敵機全滅〉

「敵部隊の全滅を確認!」
ゴルディマーグ「よっしゃあ!  俺達の完全勝利だぜ!」
京四郎「いや、それにはまだ早いぜ…!」
一矢「ああ…敵はまだいる!」
鉄也「来るか、闇の帝王が…!!」
???「フフフフフフフ…… フハハハハハハ……」
???「フハハハハハハハ!!」
(十字路に炎の柱が上がる)
ボス「な、な、何が起きるんだわさ!?」
アムロ「各機! 衝撃に備えろ!!」
(振動、雷鳴、十字路に青白い雷が落ち、闇の帝王が出現)
竜馬「!!」
一矢「あ、あいつがミケーネの…!」
闇の帝王「そうだ。 ワシはミケーネの支配者、闇の帝王……」
闇の帝王「遥かな過去より地球の闇に存在し… 生きとし生ける者全てを絶望の底へ 誘う暗黒の支配者…」
トビア「な、何なんだ、あいつ!?」
「エネルギーの塊…… いや、そうじゃない…!」
アムロ「…悪意という想念が そのまま形を成しているのか…!?」
「だが…相手が誰であろうと 俺達は負けるわけには!!」
闇の帝王「フフフ…愚か者共が!」
(落雷と振動が3回ずつ)
キンケドゥ「!!」
健一「あ、あれが…!」
一矢「闇の帝王の力か…!!」
闇の帝王「どうやら、ワシの力が 少しは理解出来たようだな…」
闇の帝王「だが、もう遅い。 ワシが姿を現したからには あらゆる希望は失われたと思え」
闇の帝王「地上と太陽を取り戻し… この大地を我が物とする前に、 邪魔者共を滅ぼしてくれる!」
(カナフの咆哮、カナフが西、ケレンが南、ザナヴが東でクストースが闇の帝王を囲む)
クスハ「! クストースが!!」
(カナフの咆哮)
闇の帝王「お前達など、 ワシの相手ではないわ!」
(クストースに青白い雷が落ち、ザナヴの咆哮)
???(カナフ)「………」
???(ケレン)「………」
???(ザナヴ)「………」
(クストースが包囲を縮める)
闇の帝王「ほう…まだワシに盾突く気か。 ならば!」
(クストースに青白い雷が落ち、ザナヴの咆哮)
クスハ「ああっ!!」
鉄也「下がれ、クストース!  闇の帝王は俺達の手で倒す!!」
???(カナフ)「………」
甲児「そうだ!  奴との決着は俺達につけさせてくれ!」
???(カナフ)「………」
(カナフの咆哮、クストースが南端へ移動)
「クストースが下がった…!」
甲児「俺達の意思が伝わったのか…?」
真吾「どうやら、そうみたいだな」
レミー「ま、ここに来て 他力本願ってのもカッコつかないしね」
万丈「ああ…この戦いは 僕達自身の力で勝たなきゃ意味がない。 人間である僕達の力で…!」
闇の帝王「フン…傷ついた人間ごときに このワシが倒せると思っているのか?」
???(カナフ)「………」
(カナフの咆哮、クストースに緑の光、小隊に緑の光)
クスハ「こ、これは…!」
ブリット「あの時と同じ波動…!  で、でも、身体に力がみなぎってくる!」
(カナフの咆哮後、クストースが撤退)
豹馬「な、何だったんだ、今の!?」
健一「クストースが 俺達に力を貸してくれたのか…!?」
万丈「なるほど…今のが彼らなりの返答… そして、置き土産ということか」
レミー「じゃ、 今度は自力本願ってことで頑張りましょ!」
甲児「ああ!  これであの野郎とも戦える!!」
鉄也「行くぞ! 闇の帝王!!」
闇の帝王「来るがいい!  お前達を倒し、この大地を ワシのものとしてくれるわ!!」
(作戦目的表示)

〈vs 闇の帝王〉

[ダメージを与える]

三輪「αナンバーズの役立たず共め!  敵は一体だけなのだ! 早く片づけんか!」
四ッ谷「あんた、戦っておる連中に対して それはないじゃろうが!!」
三輪「黙れ! 刺し違えてでも 敵を倒すことが奴らの務めなのだ!!」
エリカ「三輪長官… 彼らは必ず勝利し、人々を救ってくれます。 そう信じましょう」
三輪「異星人に そんなことを言われる覚えはない!!」
エリカ「……!」
剛健太郎「三輪長官…あなたという人は…!」
三輪「それよりも、 早くこの区域から脱出するぞ!!」
リリーナ「いえ…。 私はここで避難民の誘導を続けます」
三輪「な、何!? 貴様、正気か!?」
リリーナ「ええ…それが私の戦いです。 私もαナンバーズと 一緒に戦っているのです」
三輪「命が惜しくないのか!?」
リリーナ「はい。彼らを信じていますから」
四ッ谷「…ワシもαナンバーズを 信じるぞ。彼らなら必ずやってくれる」
剛健太郎「私もです。 さあ、避難民の誘導を続けましょう」
和泉「ええ」
エリカ(負けないで、一矢…!)
リリーナ(ヒイロ…あなた達を信じます…)

[鉄也]

鉄也「闇の帝王! 俺はミケーネの 野望を阻止するために、幼い頃から 今日まで戦ってきた!」
闇の帝王「ほう…ならば、 その苦労をお前の死という形で 終わらせてやろう!」
鉄也「お断りだぜ!  俺の倒すべき敵はお前で 終わりではない!」
鉄也「この世の悪の全てを倒すまで 俺は戦い続ける気だ!」

[甲児]

闇の帝王「兜甲児…、 貴様の名前は聞いているぞ」
闇の帝王「代々我らに刃向かう 兜家の男め…その血、ここで 根絶やしにしてくれる!」
甲児「やれるもんならやってみやがれ!  だがな、一つ間違いを教えてやるぜ!」
甲児「俺もお父さん達もお前を 倒すために戦ってきたんじゃない… 全ての悪を倒すために生きてきたんだ!」
甲児「お前なんか、 俺達にとって単なる通過点だって事を 見せてやるぜ!」

[竜馬 or 隼人 or 弁慶]

闇の帝王「この力…、 報告に聞くゲッター線を使った ロボットか…!」
竜馬「その通りだ!  ゲッターロボの力…そして、人間の力、 お前にもたっぷり味わってもらうぞ!」

[鋼鉄ジーグ]

鋼鉄ジーグ「地獄の帝王…いや、闇の帝王!  お前に受けた借り、ここで返すぜ!」
闇の帝王「ワシの封印を解く鍵を 守っていたロボットか…。残念だが、 お前の努力は無駄だったようだ!」
鋼鉄ジーグ「ああ、そうさ…!  だから、俺の手でお前を倒して その借りを返してやる!」

[撃墜]

闇の帝王「ば、馬鹿な…!  数万年の時を生きたこのワシが…!!」
闇の帝王「人間ごときに敗れようとは…!!」
鉄也「闇の帝王!  暗黒の支配者ならば、闇へ帰れ!」
甲児「地球はお前のものじゃねえ!  平和を愛する人間一人一人のものなんだ!」
闇の帝王「わ…忘れるな……!  ワシは……この世に…闇ある限り……」
闇の帝王「か…なら…ずや……!!」
(闇の帝王が爆発)
鉄也「……………」
ジュン「鉄也… 私達の青春を懸けたミケーネとの戦い… それも終わりを迎えるのね」
鉄也「安心するのは早いぞ、ジュン。 闇の帝王は倒れたが、まだ全ての敵が いなくなったわけじゃない」
鉄也「地球に平和が戻る日まで 俺達の戦いは続くんだ」
ジュン「ええ…。でも、その日に 一歩近づいたのは間違いないでしょ?」
鉄也「ああ…そうだ」

《東京・JAPANESE AREA》

[通路]

数納「は、早くここから逃げようよォ!!」
(遠くで爆発、振動)
「きゃあっ!」
末男「や、やべえぞ!!  タワーが崩れるんじゃねえか!?」
(遠くで爆発、振動)
数納「わあああっ!!」
(速い足音)
???(護)「華ちゃん、みんな! こっちだ!」
「え…!?」
「急いで! 今なら脱出できるから!」
「ま、護君!」
末男「護! どうしてお前がここに!?」
「みんな、ごめん!  説明している時間はないんだ!  とにかく急いで!」
数納「う…うん!」

[ビル街]

「ごめんね、華ちゃん。 助けに来るのが遅くなっちゃって」
「ううん…ありがと、護君…」
末男「助かったぜ、護」
数納「でも、どうして僕達が 東京タワーにいるってわかったの?」
「え…ええっと…。 ぼ、僕もちょうどここに来てたんだ」
末男「なぁんだ、そうだったのか」
「じゃあ、護君… 宇宙体験教室の授業が終わったのね?」
「う、ううん…。 じ、実はその…今はちょっとお休みで…」
「え?」
「だから… すぐに戻らなくちゃいけなんいだ」
「護君…」
「…でも、心配することないよ。 僕、必ず帰ってくるから…」
「ホントに…?」
「うん、約束するよ!  だから…待っててね、華ちゃん」
「うん…わかったわ、護君。 私、護君を信じてるから」
「!」
「だから…お仕事、頑張ってね」
末男「仕事ぉ? 勉強の間違いだろ?」
「わかったよ、華ちゃん。 それじゃ、みんな…またね!」
(速い足音・護が華達から離れる)
(ごめんね、華ちゃん…。 僕、絶対に帰ってくるからね…)

三輪(ええい、αナンバーズは 何をしておるのだ? 戦闘が終わったら、 さっさとワシを迎えにこんか…!)
バーム兵「エリカ様、 避難民の誘導は終了しました。以後、 我々は負傷者の救護に回ります」
エリカ「ええ、お願いします」
三輪「勝手なことをするな!  異星人の情けなど受けんわ!!」
エリカ「生まれた星の違いなど 関係ありません。今は一人でも多くの 人々を救わねばならないのです」
三輪「黙れ! ワシは極東支部の長官だぞ!  市民の安全を守るワシこそが 最初に保護されてしかるべきだ!」
エリカ「三輪長官…人々を救うことは あなたのつとめではないのですか?」
三輪「黙れ!  だいたい、何故貴様がここにいるのだ!?  我々の動きを探りに来たのか!?」
リリーナ「三輪長官…我々は 平和解放機構の代表として、バーム星との 交渉再開をお願いしに来たのです」
三輪「フン、夢想家の小娘が 異星人に丸め込まれおって…!」
三輪「貴様達が世界中で市民を 扇動していることは知っておるぞ!」
三輪「このワシの前に姿を現したのが 運の尽きだ! 極東支部長官の権限で 貴様らを逮捕する!」
和泉「三輪長官!  彼女らが何の罪を犯したのだ!?」
三輪「スパイ罪と騒乱罪!  罪状は幾らでも叩けば出てくる!!」
エリカ「私達は スパイなどではありません!」
三輪「うるさい! この異星人めが!!」
(銃声)
エリカ「!!」
バーム兵「エ、エリカ様…!」
エリカ「わ、私をかばって…!?」
バーム兵「あなたとリリーナさん達は… 我々の希望…どうか全ての星に…平和を…」
三輪「猿芝居はやめろ!  ワシはだまされんぞ、スパイ共め!!」
リリーナ「おやめなさい!」
三輪「!?」
リリーナ「偏見と独善に 満ちた人間が銃を持ったおかげで、 今日までの戦いが生まれたのです…!」
三輪「き、貴様…!!」
リリーナ「撃ちたいのでしたら、 どうぞご遠慮なく。覚悟は出来ています」
三輪「いい度胸だ!  反逆罪で即刻処刑してやる!!」
(銃声)
三輪「ぐわっ!!」
ヒイロ「…そこまでだ」
リリーナ「ヒイロ…!」
ヒイロ「…お前に 銃を向ける者の相手は俺がする…」
三輪「おのれ!  こうなれば異星人だけでも!!」
エリカ「!!」
一矢「エリカ、逃げろ!!」
エリカ「一矢!!」
一矢「ここは俺達が引き受ける!  君は生き延びて、君の戦いを続けるんだ!」
エリカ「か、一矢…!!」
一矢「行くんだ!  お互い生きていれば、必ずまた会える!!」
エリカ「わ、わかりました…!」
(複数の速い足音)

三輪「竜崎一矢!  貴様、スパイを逃がしおったな!  この裏切り者めが!!」
一矢「スパイだと!? あんたは 星のへだたりなく人を助けようとした 人間がスパイだと言うのか!?」
三輪「異星人は敵だ!  敵を撃って何が悪い!」
一矢「三輪ァッ!  てめえって奴はそれでも人間かァッ!!」
(殴る、倒れる)
三輪「き…貴様、殴ったな…!?  長官であるワシを殴りおったな!?」
一矢「黙れ!  長官の肩書きなんか関係あるか!  お前は宇宙一の最低野郎だ!!」
一矢「立てぇっ!  俺がお前に痛みを教えてやる!!」
(殴る×3)
三輪「う…うう…」
一矢「まだだ!  この程度で許されると思うな!」
健一「やめろ、一矢!  こんな男、殴る価値はない!!」
一矢「止めるな!!」
三輪「き、貴様らは全員逮捕だ!  こ…このワシに逆らったことを 後悔させてやる!」
一矢「やれるものならやってみろ…!  お前になど屈してなるものか!」
(足音)
???(岡)「三輪長官…いや、三輪防人。 逮捕されるのは君の方だ」
健一「あ…あなたは!?」
めぐみ「お父様!」
「久しぶりだな、めぐみ」
三輪「岡…!  いつ日本に戻って来たのだ!?」
「つい先ほどだ。 三輪防人……君の逮捕状を持ってな」
三輪「な…何だと!?」
「三輪防人! 私的な判断による 軍の運用、ならびに捕虜虐待、 そして民間人の人権無視により…」
「ここに極東支部の長官職を解任し、 連邦軍本部での軍事裁判に出頭を命じる!」
三輪「ば…馬鹿な……!」
「…申し開きは法廷でしたまえ」
三輪「う、うわああああっ!!」
一平「これで三輪も終わりだな…」
京四郎「因果応報という奴だ。 小悪党には相応しい結末だぜ」

《ビッグファルコン・JAPANESE AREA》

[ビッグファルコン]

「…諸君、色々と心配をかけたようだな」
ブライト「いえ、ご無事で何よりでした」
シナプス「ところで、 長官は今までどちらに?」
「軍情報部で工作員をしていた」
シナプス「工作員? あなたが?」
「うむ、経歴を買われてな」
めぐみ「シナプス大佐、お父様…いえ、 長官は甲賀流十七代目の忍者なんです」
シナプス「な、なるほど…それで…」
「ああ。任務で世界中を 飛び回ったおかげで、エリカ君達の 平和解放機構とも出会えたのだ」
リリーナ「…長官、 エリカさん達はかねてからの計画を 実行に移すとのことです」
「そうか。それが成功すれば、 異星人との戦局は大きく変わる…」
一矢「岡長官、その計画とは?」
「うむ…地球とバーム星との 再度の交渉のために独裁者オルバンを 打倒することだ」
一矢「もしかして、リオン大元帥の 毒殺を仕組んだのは…?」
リリーナ「ええ… 大元帥の座を欲したオルバンの策略です」
万丈「その男が 地球とバームとの戦いの元凶か…」
リリーナ「エリカさんと平和解放機構の リーダーであるメルビ様は…」
リリーナ「地球とバームの講和は オルバンがバームの指導者である限り 永遠に訪れないと判断したのです」
一矢「それでエリカは自らの手で オルバン打倒を考えたのか…」
レディ「…我々も協力を申し出たのだが 彼女達は自らの手で決着をつける事を 希望したのだ」
万丈「しかし、こうして岡長官が 極東支部に戻られたのですから 見通しは明るいですね」
「うむ…連邦政府は余計な 流血を避けるためにも 平和解放機構を支援する方針だ…」
「しかし、現実的な問題として 地球に残された時間は少ない」
ブライト「…と言いますと?」
「異星人軍の本拠地である 小バームが間もなく地球圏に 到達するのだ…」
一矢「何ですって…!?」
万丈「ついに本隊が 動き出したということか…」
「ブライト中佐、 地上は我々に任せ、諸君らは 宇宙へ向かってくれ」
ブライト「了解です。 準備が整い次第、我々は警戒のため 宇宙へ上がります」

《移動中 地中海・WORLD AREA》

[ガルンロール・ブリッジ]

メルビ「エリカ…竜崎一矢に 会わなくてもよかったのか?」
エリカ「はい…」
ダンゲ「今回の計画は失敗すれば 生きては帰れませんぞ…」
エリカ「…承知しております」
マルガレーテ「ならば、おひいさま…、 一矢様にお会いになって、 心行くまでお話になっては…」
エリカ「マルガレーテ…、 一目ですが、私は東京で一矢と 会う事が出来ました」
エリカ「…そして、あの人は 私に私なりの戦いを続けろと 言ってくれたのです」
メルビ「エリカ…」
エリカ「今、私は幸せに包まれています。 一矢は私達の戦いを理解し、 同じ目的のために戦ってくれています」
エリカ「私があの人の元に戻るのは、 勝利を迎えた時…即ち星々に平和が 訪れる日なのです」
マルガレーテ「おひいさま…、 一矢様と愛し合う事で、 おひいさまは立派に成長されました…」
マルガレーテ「リオン大元帥様も きっとお喜びになられるでしょう」
エリカ「ありがとう、マルガレーテ」
メルビ「エリカ…。 その日を一刻も早く迎えるために 我々も全力を尽くそう」
エリカ「はい…。 では、私をかばってくれた方の お見舞いがありますので…」
(足音・エリカが立ち去る)

???(ハイネル)「…彼女がリオン大元帥の娘、 エリカか…」
メルビ「うむ…貴公にも話した通り、 彼女は我々の希望であり象徴である」
???(ハイネル)「異星の人間との愛か…」
メルビ「貴公には、これまでに 何度も我々の窮地を救ってもらった…」
メルビ「どうだ?  このまま我々の組織に協力して もらえないだろうか…」
???(ハイネル)「…その申し出には 礼を言わせていただく…」
???(ハイネル)「だが、血塗られたこの手は 貴公らの理想にあまりに不似合いだ…」
メルビ「では…?」
???(ハイネル)「…かねてからの約束通り、 小バームに到着次第、余は別行動を とらせてもらう」
メルビ「ボアザン皇帝 ズ・ザンジバルの不始末を 片づけるためにか?」
???(ハイネル)「そうだ…。 あの男が銀河支配の野望を捨てぬ限り、 我が星ボアザンに平和は訪れぬ…」
???(ハイネル)「為政者としての使命を 忘れた奴こそ、ボアザンの逆賊だ…!」
メルビ「…わかった。 貴公の決意に敬意を表し、 その武運を祈らせてくれ…」
???(ハイネル)「こちらからも 貴公らの崇高な理想に可能な限りの 協力を誓おう」

《??? UNKNOWN・WORLD AREA》

[バラルの神殿]

ガンエデン「……イルイよ……」
ガンエデン「我に選ばれし巫女、イルイよ…」
イルイ「……………」
ガンエデン「汝の見定めし剣が また一つの災いを滅ぼした……」
イルイ(…αナンバーズ…… クスハ達が………)
ガンエデン「…しかし……… 未だ多くの災いがこの星を蝕んでいる…」
イルイ(…わ…ざわ…い……)
ガンエデン「…我らは地球の守護者……。 この星に生きる我が子らを災いから……」
ガンエデン「天と地と海から来る災いから 護らねばならぬ……」
イルイ(……護る……この星を……)
イルイ(…クスハ達を………)
ガンエデン「目覚めよ、イルイ……。 その強念を解き放て……」
ガンエデン「この星を護るために… 汝が愛する者達を護るために…」
イルイ(みんなを…… クスハ達を……私が護る……)
ガンエデン「イルイよ……。 約束の地、バラルの主…… マシアフ……この星の守護者となれ…」
イルイ(…私が…この星を護る……)
イルイ(…私が……私は………)
(歌声、閃光)

イルイ(大人)「…………………」
イルイ(大人)「…私はイルイ…… バラルの主であり、マシアフ………」
イルイ(大人)「…私はイルイ・ガンエデン……」
カナフ「………」
(カナフの咆哮)
イルイ(大人)「…優しいカナフ……」
ケレン「………」
(ケレンの咆哮)
イルイ(大人)「…気丈なケレン……」
ザナヴ「………」
(ザナヴの咆哮)
イルイ(大人)「…無邪気なザナヴ……」
イルイ(大人)「私の可愛いしもべ達……。 今まで寂しい想いをさせてごめんなさい…。 私は今、マシアフとして目覚めました…」
カナフ「…………」
イルイ(大人)「…私は地球の守護者…。 幾多の剣よ…私の下へ集いなさい……」
イルイ(大人)「そして…この星に住む者達に ガンエデンの加護を……」
イルイ(大人)「私はイルイ・ガンエデン…… 地球の守護者………」
イルイ(大人)「私の見定めし剣よ… αナンバーズ……そして、 クスハ・ミズハよ」
イルイ(大人)「私の下へ集いなさい……。 全てはこの星を護るために……」
イルイ(大人)「…クスハ…ブリット… 私はあなた達の主になります……」

『プロペラントタンク×2』を入手した
『カートリッジ×2』を入手した
『リペアキット×2』を入手した
『スーパーリペアキット』を入手した


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