ポロネズ「地球のロボットよ、
確かにそのパワーは素晴らしい。
だが、まだまだだ…！」
超竜神「く…このパワー…！
さすがに電車と融合しただけある！」
ポロネズ「いかん…、
これ以上の戦闘は不可能か…」
プリマーダ「ここは退け！
あとは私が引き受ける！」
ポロネズ「済まん、プリマーダ…」
超竜神「さあ来い！
パワー勝負なら負けはしないぞ！」
プリマーダ「フフフ…あがきなさい。
お前に相応しい醜い最期を
私が与えてあげるから！」
プリマーダ「そ…そんな！
この私がこんな醜いロボット達に
負けるなんて…！」
（戦闘）
ビッグボルフォッグ「…さすがは
機界四天王…！ 一筋縄では
いかないようだ…！」
ペンチノン「ウイィィィ！
イゾルデで貴様にしてやられた恨み、
ついに晴らしてやるぞ！」
護「大丈夫なの、ボルフォッグ！？」
ビッグボルフォッグ「安心を、護隊員。
私の任務はあなたを守る事です…」
ビッグボルフォッグ「生命を懸けて
その任務、遂行してみせます！」
ペンチノン「ウイィィ！
その覚悟は見事！ だが、私にも
果たさねばならぬ任務があるのだ！」
ビッグボルフォッグ「ペンチノン、勝負！」
ペンチノン「ウイィィィ！
ビムラーを使う者よ、貴様をこれ以上、
進ませるわけにはいかん！」
真吾「このゾンダーってのは
ビムラーが相当嫌いなようだぜ！」
レミー「それならお互いさまね。
私もあなた達の事、生理的に
ノーサンキューってとこだから」
キリー「それじゃ、
お互いの思惑が一致したところで
ファイトといきましょうか」
ペンチノン「有機生命体よ！
宇宙へ飛び立つ前に、この星で
ゾンダーと化すがいい！」
ペンチノン「ウイィィィ！
この私が…この私が…！」
ペンチノン「私の使命は…
まだ果たされては…！」
（ＥＩ－２７が爆発）
護「うわっはぁ！
やったよ、ボルフォッグ！」
ビッグボルフォッグ（ペンチノン…、
今思えば、お前とは敵同士ながら
不思議な縁を感じる…）
ビッグボルフォッグ（さらば、我が宿敵よ…。
任務に殉じたお前の事を
私は生涯忘れないだろう…）
凱「ピッツァ！
一対一の勝負だ！
決着を付けてやるっ！」
ピッツァ「やっと貴様の息の根を
止める時が来たようだな…、
ガオガイガー！」
（戦闘）
ピッツァ「スピードで私を
上回るのは不可能だ！」
凱「ほざくなっ！」
ピッツァ「ハハハッ！ 無駄なあがきを！
空に生き、空で育った私に
かなうはずもあるまい！」
ピッツァ「ハハハッ！ 空はいいぞ！」
凱「く…！」
ピッツァ「ガオガイガー！
貴様との勝負、ここで終わりに
させてもらうぞ！」
ピッツァ「こ…この私が
こんな場所で敗れるというのか！」
凱「空に生命を懸けてきたのは
お前だけじゃない！」
ピッツァ「く…！」
（ＥＩ－２６が三輪達がいる場所の北側まで移動）
三輪「な…何だ！？
あのメカ、こちらに落ちてくるぞ！」
（ＥＩ－２６が爆発、振動）
三輪「う…うわあっ！」
？？？(エリカ)「大丈夫です！
落ち着いて、早くこちらへ避難を！」
剛健太郎「君達は！？」
？？？(リリーナ)「説明は後でします！
まずは我々の仲間が安全な地点まで
皆さんを誘導します！」
四ッ谷「済まない！
ここは世話になるぞ！」
？？？(バーム兵)「さあ、こちらです！
急いで下さい！」
命「作戦目的達成！
東京タワーへのルートは確保しました！」
大河「よし！ 勇者ロボ軍団と
各工作員は東京タワーへ向かえ！」
凱「行くぞ、みんな！」
鋼鉄ジーグ「おう！」
ビッグボルフォッグ「護隊員、
我々も閉じ込められた人達を
救出します！」
護「うん！」
護（待っていてね、華ちゃん、みんな…）
アムロ「頼んだぞ、凱！
俺達は住民の誘導に当たる！」
バニング「異変を感知したら
すぐに連絡しろ！ 救援を向かわせる！」
凱「了解！
地上の方は頼みます！」
麗雄（気を付けろ、凱…。
地下でお前達を待つものこそ
二年前に地球に落ちた全ての元凶…）
麗雄（ＥＩ－０１だ…！）
末男「見ろよ！
ＧＧＧとαナンバーズが勝ったぜ！」
数納「で…でも…」
（ゆれ、遠くで爆発、弱い振動）
華「きゃあ！」
レイコ「さっきから、
どんどん揺れがひどくなっているわ！」
数納「もしかして…
東京タワーが崩れるんじゃ…」
末男「敵は倒されたんだ。
脱出しようぜ！」
数納「で…でも、どっちへ…！？」
華（護君…）
（ゆれ、振動、遠くで爆発）
華「きゃあっ！」
（足音）
？？？(護)「華ちゃん、みんな！
こっちだ！」
華「え…？」
護「急いで！
今なら脱出出来るから！」
華「護君！」
末男「護！
どうして、お前がここに！？」
レイコ「そうよ！
あなたは宇宙に行っているんじゃ
なかったの！？」
宙「護！ 急げ！
下手すりゃ東京タワーは崩れるぞ！」
護「みんな、ごめん！
説明している時間はないんだ！
とにかく急いで！」
数納「う…うん！」
宙「さあ、みんな！
俺についてくるんだ！」
（複数の速い足音・護、華以外が走り去る）
華「護君…」
護「ごめんね、華ちゃん…。
来るのが遅くなって…」
華「ううん、いいの…。
私…どうしてだかわからないけど
護君が来てくれる気がしたの…」
華「ありがとう、護君…」
護「………」
護「…華ちゃん…、
僕には、まだやる事があるんだ。
でも、必ず帰ってくるから…」
護「それまで待っていてね」
華「うん…約束よ！」
護「さあ、急いで。
…まだ戦いは終わっていないから…」
華「うん…！」
（速い足音・華が走り去る）
護「華ちゃん…」
プリマーダ「こんなところに…
いたのね…ボウヤ…」
護「ゾンダリアン！？
αナンバーズのみんなに
倒されたはずじゃ！？」
ポロネズ「フフフ…我々ゾンダリアンは
不死身の身体を持っているのです…」
プリマーダ「でも、さすがに効いたわ…。
もう完全体に戻るほどのエネルギーは
残っていないものね…」
護「あ…ああ…」
プリマーダ「可愛いわよ、ボウヤ…、
殺してやりたいほどにいぃぃぃぃっ！」
ポロネズ「やめなさい、プリマーダ！
その子に不用意に触れてはならん！」
プリマーダ「死ねぇぇぇ！」
護「うわあぁぁっ！」
（Ｇストーンの共鳴）
護「あ！」
プリマーダ「あ…ああ…、
身体が…身体が崩れて…いく…」
ポロネズ「プリマーダ！」
プリマーダ「ああ…あなた…」
（浄解、プリマーダが崩れる）
ポロネズ「………」
ポロネズ「プリマーダ…愚かな女…」
護「ゾンダリアンが崩れていった…。
浄解が失敗しちゃったの…？」
ポロネズ「ありがとう、坊や…
しかし、少し遅かった…
私の身体はもう…」
護「おじさん…」
（ポロネズが崩れる）
護「消えちゃった…」
（ロボットの足音）
ボルフォッグ「護隊員！
東京タワーに取り残された人達の
避難は終わりました！」
護「う…うん…、
お疲れ様、ボルフォッグ」
ボルフォッグ「さあ、我々も
早く脱出しましょう！」
護「了解！」
？？？「そうはいかぬぞ、小僧…！」
（ゆれ、振動、何かが崩れる）
護「うわあぁぁぁっ！」
ボルフォッグ「護隊員！」
ピッツァ「惨めだな…すんでのところで
分離しなければ消滅していた…」
ピッツァ「…こんな銀河の果ての星で
敗北を喫するとは…ガオガイガーめ…」
（ゆれ、弱い振動、ギャレオンの咆哮、ギャレオンの着地）
ギャレオン「………」
ピッツァ「カインの遺産！」
凱「ピッツァ！ 生きていたのか！」
ピッツァ「来たか、サイボーグ！」
真吾「こいつが噂の機界四天王か！」
万丈「…だが、今はこいつの
相手をしている猶予はない」
ピッツァ「フ…人間ごときに
ここまでみくびられるとは
このピッツァも地に落ちたものだ…」
凱「そこを通してもらうぞ、
ピッツァ！」
ピッツァ「…そうはいかん…」
ピッツァ「…私は…私は戦士。
戦士として生き、戦士として
死にたいのならば、まだ…」
ピッツァ「まだ、私の戦いは
終わってはいない！」
凱「ピッツァ…！」
ピッツァ「お前を打ち砕くまで
私は死なん！」
ピッツァ「貴様はよく戦った。
機界四天王も、もはや私を残すのみ…
倒してみるがよい、このピッツァを！」
ピッツァ「それがこの先に続く
地獄へのパスポートだ！」
万丈「どうやら向こうは
やる気のようだ…それも決死の
覚悟で…！」
真吾「ならば仕方ない。
みんなで歓迎といきますか」
凱「いや…みんなは先に進んでくれ」
真吾「おいおい！
こんな時まで正々堂々一対一の
フェアプレー精神かい？」
凱「うまく説明は出来ない…。
だが、奴が生命の炎を燃やして
挑んでくるというのなら…」
凱「俺はそれを全力で
迎え撃つだけだ！」
ピッツァ「フ…感謝するぞ、
サイボーグ！」
凱「行くぞ、ピッツァ！！」
（何かがせり上がり、スイッチが入る）
護「こ…ここは…！？」
パスダー「ついに、ここまで来たか…
カインの作りし破壊マシンよ…」
護「カイン…破壊マシン…？」
パスダー「我が手で触れる事が
かなわぬとも、封じてしまう事は
可能だ…」
パスダー「反エネルギー同士が
ぶつかればパワーの低いものが
先に消滅する」
パスダー「負ける事はないとしても
今、無駄にエネルギーを
消費するわけにはいかん…！」
護「あ…ああ…」
パスダー「カインの造りし破壊マシンよ…、
もうすぐ、この星は我が手により
機界の星へと生まれ変わる…」
護「そんな事…αナンバーズがいる限り
絶対にさせるものか！」
（ゆれ、振動、ギャレオンの着地）
パスダー「むう…！」
護「凱兄ちゃん！」
凱「護！」
凱「く…ここは地下…？
ゾンダーの本拠地か！？」
パスダー「その通りだ。
カインの遺産を受け継ぐ者よ…」
凱「お前は！？」
パスダー「我が名はパスダー…、
ゾンダリアンの支配者であり
この星を創りかえる者だ」
凱「そんな事は…俺達がいる限り
絶対にさせるものか！」
パスダー「無駄なあがきを…。
我が力の前に砕け散るがよい！」
（ゆれ、何かがせり上がり、スイッチが入る、振動）
凱「ぐわっ！」
護「凱兄ちゃん！」
凱「…くそ、ピッツァとの戦いで
もうエネルギーが残っていない…！」
パスダー「とどめだ…！」
（ゆれ、何かがせり上がり、スイッチが入る、振動）
ピッツァ「ぐっ！」
凱「…ピッツァ！？」
ピッツァ「…無事か、サイボーグ…？」
凱「どうして、敵であるお前が
俺をかばう！？」
ピッツァ「貴様との決着は…
まだついていないからな…」
パスダー「ピッツァよ…、
私に逆らうとは…所詮、心弱き者の
宿命か！」
ピッツァ「私は戦士として死ねる場所を
捜していただけだ…」
ピッツァ「そう、凱…お前のおかげで
大切な事を思い出せた…礼を言う…。
そう…私は、私は…！！」
凱「ピッツァ！」
パスダー「何をする気だ、ピッツァ！
その身体で私に戦いを挑む気か！？」
ピッツァ「私はピッツァではない！
私の名は…！」
凱「ピッツァァァァァァァッ！！」
（爆発）
ピッツァ「空はいい…空はいいぞ…、
死ぬ時は…やはり、空の上だ…」
（振動、爆発）
凱「何だ！？ 何が起きるんだ！？」
パスダー「心弱き者達…
汝らの招きよせた恐怖…
とくと味わうがいい…ハハハハハッ！」