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用語事典 ~ Original Generation 2.5 ~

【アーマードモジュール】

 戦闘機から発展した対異星人戦闘用の機動兵器の総称。
 重力質量・慣性質量分離能を有した高効率反動推進装置 「テスラ・ドライブ」によって単体での飛行が可能な上、 戦闘機を凌駕した空中運動性を持つ。DC戦争中、DC側の 主戦力となった。
 戦争終結後もイスルギ重工で生産が続行され、連邦軍の 主力兵器として運用されている。

【EOT】

 Extra Over Technologyの略で、 アイドネウス島へ落下した隕石「メテオ3」から発見された 異星人の超技術の総称。
 ビアン・ゾルダーク博士が責任者を務めるEOTI機関 によって解析・研究され、様々な分野、特に軍事技術に革新 的な進歩をもたらした。
 ただし、その技術や情報はEOT特別審議会によって管理 され、一般社会に応用されることはほとんどなかった。

【EOTI機関】

 Extra Over Technology Inquiry Organization。
 新西暦180年、アイドネウス島へ落下した謎の隕石 「メテオ3」から発見されたEOTを解析・研究するために 結成された組織。
 世界中から優秀な科学者が集められ、稀代の天才科学者と 称されたビアン・ゾルダークが総責任者を務めた。
 DCの母体となり、ここに所属していた科学者達は、 引き続きDCで様々な兵器やシステムなどの開発を行った。

【EOT特別審議会】

 メテオ3やエアロゲイターにまつわる機密を扱う連邦政府 の高等機関で、連邦安全保障委員会の主幹メンバー13名で 構成される。EOTI機関の上位組織でもある。
 議長は連邦安全保障委員会の副委員長でもあるカール・ シュトレーゼマン。メテオ3やEOTの調査結果によって エアロゲイターの強大さを知った彼らは、徹底抗戦を唱える ビアンを危険視し、彼の動きを監視・妨害していた。そし て、それが結果的にビアンにDC決起を決意させる要 因の一つとなる。
 L5戦役中、カール・シュトレーゼマンを始めとするメン バー全員が死亡し、組織自体は消滅している。

【イージス計画】

 L5戦役後、人類にとって脅威となる地球外知的生命体 に備えるため、ブライアン・ミッドクリッドが提唱した連邦 軍の組織改編・軍備増強計画。
 これによって戦艦の建造や新主力機の開発・生産などが進 められることになった。なお、計画の最終段階ではEOT を応用した超広範囲の重力シールド網「イージスの盾」の 設置が予定されている。

【イスルギ重工】

 造船、発電所設備、航空機などを総合的に扱う企業。 業界大手で歴史も古い。特に航空宇宙分野では豊富な実績を 誇り、軍需産業界でも重要な位置を占める。
 かつては連邦軍へ主力戦闘機F-32シューヴェルトなど を供給する一方でEOTI機関と関係を持ち、DC戦争 時には秘密裏にリオンシリーズの量産を行っていた。  L5戦役後、皮肉にも同シリーズは連邦軍の主力機とし て使用されることになり、安定した生産ラインを確保する ため、DCへ加担した件は不問に付された。

【インスペクター事件】

 新西暦187年から188年にかけて起きたインスペク ターによる争乱の名称。
 インスペクターとは、別の星系より到来し、地球の文明を 監査していた異星人集団。飽くなき闘争心を持つ地球人類が やがて銀河の秩序を乱すと判断し、地球圏を自分達の支配下 に置こうと目論んだ。
 新西暦187年に武力侵攻を開始し、電撃作戦によって 月や北米地区を占拠するに至る。しかし、その後アインスト シリーズの大量発生による混乱に巻き込まれて地球からの 撤退を余儀なくされ、クロガネやヒリュウ改との決戦に敗れ て全滅する。

【ウォン重工業】

 中国・大連地区に本社を構える工業用機械メーカー。
 会社としての規模は小さく、知名度も低いが、技術的には 優れたものを持っており、DC戦争以前には宇宙プラントの 建造などにも関わっていた。
インスペクター事件後、イスルギ重工の傘下に入り、 VTシリーズという無人工業用機械をベースにして、人型機 動兵器ゲシュタルトの開発を行っている。

【エアロゲイター】

 エアロゲイターとはL5宙域に突如現れた自動惑星「ネビ ーイーム」を拠点とし、昆虫型の機動兵器「メギロート」な どで地球圏を襲撃した集団のことである(なお、「エアロゲ イター」は地球側でつけたコードネーム)。
 彼らは地球人の優れた戦闘能力に着目し、自らの戦力と して利用しようと画策したが、L5戦役の最終作戦「オペ レーションSRW」において地球側に敗北。戦後、彼らの 正体は何者かに精神操作・調整を受けた地球人であること が判明した。なお、この事実は極秘とされ、公にはされて いない。

【AMNシステム】

 AMNとは、Armored Module Netw orkの略。
 1機のアーマードモジュールが得た戦闘データを迅速 かつ正確に他機へ伝達し、さらに複数の機体間で共有する ためのネットワークシステム。
 かつてのEOTI機関やDCで開発が進められていた が、相互情報交換速度に難点があり、採用には至らなかっ た。

【SRX計画】

 対異星人戦闘用特殊人型機動兵器の開発計画。
 RシリーズなどEOTが積極的に応用された機体の 開発が行われている。

【エネルギーフィールド】

 敵の攻撃を無効化させる防御的兵器一般を指す「バリア」 の内、電磁波、重力波、念動力、光子など何らかの非物質 エネルギーを直接展開しているタイプの物。
 攻撃の種類に応じて使い分けるのが一般的。その原理も 中和、拡散、均質化、圧縮、相殺、歪曲など多岐に渡る。
 力場表層では、大気中元素などに影響を及ぼしての結晶 薄膜化現象が起きることがあり、力場消失時に“割れて” 見えることもある。

【L5戦役】

 新西暦187年、DC戦争後に起きたエアロゲイターに よる争乱の名称。
 エアロゲイターとはL5宙域に突如現れた自動惑星「ネ ビーイーム(コードネーム:ホワイトスター)」を拠点と し、昆虫型の機動兵器「メギロート」などで地球圏を襲撃 した集団である。
 彼らは地球人の優れた戦闘能力に着目し、自らの戦力と して利用しようと画策したが、L5戦役の最終作戦「オペ レーションSRW」において地球側に敗北。戦後、彼らの 正体は何者かに精神操作・調整を受けた地球人であること が判明した。なお、この事実は極秘とされ、公にはされて いない。

【ゲシュタルト】

 Global Expanded Stamp out Tactics works ALTogether(同時 行動型・強化統合掃討戦術システム)の略。
 L5戦役後、イージス計画の次期主力機トライアルに向け てウォン重工業が開発した人型機動兵器の総称。 VTシリーズという工業機械をベースとし、特殊なネットワ ークシステムを搭載している。

【コロニー統合軍】

 新西暦184年、10基のスペースコロニーが統合されて 独立国家となった際、それまでコロニーに駐在していた 地球連邦宇宙軍を再編成した軍隊。
 名目上は別組織だが、実際は連邦軍の管轄下に置かれて いるといっても良い(コロニー統合軍の一部将校はこのこと に不満を抱いている)。高度な宙間作戦任務、宙間戦闘を こなす必要があるため、優秀な人材が揃っている。
 新西暦186年末、DCと共に連邦政府並びに連邦軍へ 宣戦布告。当時の在宙戦力のほとんどがコロニー統合軍で 占められていたため、短期間での制宙圏獲得に成功した。  その後は地上で展開されるDCの作戦を支援していたが、 総司令マイヤー・V・ブランシュタインの戦死をきっかけと して、連邦軍へ降伏した。だが、それは来るべき異星人との 決戦に備えてのことであり、事実L5戦役の最終作戦である 「オペレーションSRW」には、多くのコロニー統合軍部隊 が参加した。
 戦後は連邦軍の管轄下となり、上層部がすげ替えられて その名が形骸化するものの、在宙戦力の大半を占めている ことに変わりはない。

【シャドウミラー】

 空間・次元転移装置「システムXN」によって並行世界 からやってきた集団。
 その前身は、並行世界での地球連邦軍特殊任務実行部隊。 L5戦役後から暗躍し、DC残党に協力してその軍事蜂起 を手助けした。
 彼らはシステムXNをより完全なものにし、その量産型を 搭載した機動兵器や「Wシリーズ」と呼ばれる人造人間達に よって戦争状態の維持を目論んだが、ハガネやヒリュウ改に 打ち倒される。

【スクール】

 かつて連邦軍内に存在していた人型機動兵器パイロットの 養成機関。特殊戦技教導隊の結成とほぼ同時に設立された。
 当初は既存兵器のパイロットにパーソナルトルーパーなど 人型機動兵器への機種転換訓練を実施していたが、アードラ ー・コッホがスクールの責任者となってからは、その目指す 所が一変した。
 彼は、既存兵器のパイロットを機種転換させるのではな く、最初から人型機動兵器に乗ることを前提としたパイロッ トを養成しようとした。
 そして、彼は係累がなく、反射神経や動体視力に優れた 子供達を秘密裏に集めた。さらに日本特殊脳医学研究所から アギラ・セトメ博士を招へいし、子供達の記憶消去や操作を 担当させた。その上でアードラーは彼らに精神操作や薬物投 与を行い、特殊訓練を施した。彼は人型機動兵器の操縦や戦 闘に特化した能力を持つ人間……「ブーステッド・チルドレ ン」を“短期間”で作り出そうとしたのである。
 子供達はアウルム(金)、アルジャン(銀)、ブロンゾ (青銅)、イエロ(鉄)、ラトゥーニ(真鍮)など金属の 名称を持ったクラスに分けられ、様々な用途に応じた調整を 施された。
 だが、強引な手法がたたってか、優秀な成績を出すまでに 至った子供達はごくわずかであった。
 そして、非人道的な育成方法とそれに見合わぬ結果が問題 となり、スクールは解散。しかし、ブーステッド・チルドレ ンの訓練は、場所をDCに移して続けられることとなる。

【地球連邦政府】

 旧西暦2012年の隕石災害(ダブル・インパクト)以降 の世界的混乱を経て、国際連合内の暫定組織から発展した 地球規模の政治機構。
 旧来の各国家=自治体の集合体上に存在する国際的な管理 機関ではあるが、全地球人類の政治機能が単一に集まった わけではなく、成立以前の中・小規模紛争などの国際問題も 各自治体間にそのまま引き継いでしまっている。

【DC】

ディバイン・クルセイダーズの略称。

【TC-OS】

 タクティカル・サイバネティクス・オペレーティング・ システム(戦略的動作思考型OS)。
 パーソナルトルーパーを始めとする人型機動兵器のOS。 例えば、「敵機を殴る」という行動をパイロットが選択した 場合、現在の自機の位置と敵機の位置を計算し、機体に蓄積 されている複数のモーションパターンデータの中から、最も 効率的かつ適切な物を人工知能が選択する。
 これにより、パイロットは人型機動兵器の繁雑な操縦から 解放され、状況判断に徹して最小限の操作を行うだけで、 機体自身がオートマチックに適切なモーションを選び、パイ ロットが意図した行動を達成してくれるのである。
 さらにモーションパターンデータの種類や実行の優先順位 はパイロットが任意に設定出来るため、自身の好みや操縦の クセに合わせて機体の動きを最適化することが出来る。

【DC戦争】

 新西暦186年末から187年にかけて起きたDCよる争乱
 地球連邦政府及び連邦軍へ反旗を翻し、アーマードモジ ュールによる電撃作戦で地球圏各地の軍事拠点の制圧に 成功。しかし、ハガネによるアイドネウス島奇襲作戦で、 総帥であるビアン・ゾルダークが戦死。彼を失ったDCは 組織に混乱をきたし、連邦軍に敗北した。

【T-LINKシステム】

 SRX計画に参加しているケンゾウ・コバヤシ博士が 開発した念動力感知増幅装置。
 人の思念を司る特殊な深層脳波「T-αパルス」を抽出 し、それによって物体の運動制御や機動兵器類の操縦補助 などを行う。
 また、念動フィールドと呼ばれる力場を発生させることも でき、防御壁を展開したり、力場自体を敵機にぶつけて損傷 を与えることも出来る。
 さらに思念の増幅によってシステム使用者の特殊な認識力 (触角に近い第六感)が広範囲で展開されるため、敵機の 捕捉や位置の把握もある程度可能となる。
 ただし、システムの機能は使用者の精神状態に左右され、 過度のリンクは脳に著しい負担をかける。
 なお、一定値以上のT-αパルスが検出された人間を ケンゾウのプロジェクトでは「念動力者」と呼ぶ。

【ディバイン・クルセイダーズ】

 異星人の侵略を予見したビアン・ゾルダーク博士が、 EOTI機関を母体として結成した軍事結社。
 その目的は地球侵略を目論む異星人に対抗するため、 地球圏に強大な軍事政権を打ち立てることであった。
 EOTI機関のメンバー以外にも連邦政府の要員や連邦軍 の一部軍人、反地球連邦主義者や民族解放戦線の闘士達が参 加しており、コロニー統合軍も協力態勢を示していた。
 新西暦186年末、地球連邦政府及び連邦軍へ反旗を 翻し、アーマードモジュールによる電撃作戦で地球圏各地 の軍事拠点の制圧に成功した。
 だが、ビアンやコロニー統合軍総司令マイヤー・V・ブラ ンシュタインがとったその手段は、両刃の剣でもあった。
 自らが「敵」となることで地球人類に自分達が置かれた 状況を模擬的に認識させ、早急に未曾有の脅威へ立ち向かう 意欲を煽ろうとしたのだが、内戦状態の継続は地球側の戦力 そのものを疲弊させる危険性が高かった。
 それ故に彼らはDC戦争の早期決戦を望みつつ、敵側 (連邦軍側)の戦力をある程度温存させるという策を取らざ るを得なかった。また、ビアンは自分を倒す程の力を持った 者達が現れた場合、彼らに地球圏の未来を託そうとも考えて いた。
 その矛盾した考えがビアン自身に敗北を呼び込み、利己的 な目的でDCを利用する者達の増長を許したとも言える。
 なお、ビアンはハガネによるDC本拠地奇襲作戦で戦死。 彼を失ったDCは組織に混乱をきたし、連邦軍に敗北した。

【テスラ・ドライブ】

 テスラ・ライヒ研究所で開発された高効率反動推進装置。
 重力質量(重さ)と慣性質量(動かしにくさ)を別個に変 化させることができ、これによって従来の推進剤を加速さ せ、物体を効率的に推進させる仕組み。一種の重力制御装置 とも言える。
 大気圏内飛行や宇宙航行が容易となるが、開発当初は装置 が大型化し、艦艇クラスにしか搭載できなかった。しかし、 メテオ3のEOT解析情報によって重力制御系物理理論が 大幅に進歩し、テスラ・ドライブそのものも超高性能化・ 小型化した。
 そして、DCで開発されたアーマードモジュールを皮切 りとして、20メートルクラスの人型機動兵器への搭載も 可能となった。

【テスラ・ライヒ研究所】

 北米コロラドに存在するオーバーテクノロジーの総合研究 機関。新西暦171年、ビアン・ゾルダークによって設立さ れた。
 ロボット工学の権威であるジョナサン・カザハラ、エリッ ク・ワンなど数々の天才を輩出した。
 EOTI機関設立に伴い、大半のメンバーが移籍するも、 独自にEOTの研究や、テスラ・ドライブの改良、グル ンガストシリーズの開発などを続けている。
 なお、名前の由来は発明家ニコラ・テスラと科学者ウイル ヘイム・ライヒの両名。
 現在の所長はジョナサン・カザハラ。

【特殊戦技教導隊】

 人型機動兵器の戦技研究・構築やモーションデータの作成 のため、結成された部隊。
 現在のパーソナルトルーパーに搭載されているTC-OS の基本的なモーションデータは、彼らが度重なる試験運用の 末に作り出していったものである。
 隊長であるカーウァイ・ラウを始め、カイ・キタムラ、 テンペスト・ホーカー、ゼンガー・ゾンボルト、エルザム・ V・ブランシュタイン、ギリアム・イェーガーら6名の精鋭 により構成されていた。
 新西暦184年に起きた事件がきっかけとなって解散してい るが、個性に富んだ面々と彼らが挙げた成果によって、連邦 軍内外で半ば伝説化している。
 L5戦役後、再結成され、カイ・キタムラが隊長を務めて いる。

【特機】

 特殊人型機動兵器、俗に言うスーパーロボットのこと。 主に全長40メートル以上、特殊な動力源やシステムを搭載 した機体のことをこう呼ぶ。

【トロニウム】

 メテオ3から発見された物質。
 少なくとも太陽系内では産出されることがなく、発見時 には明らかに人工物と思われる容器内へ封印されていたと いう。
 米粒大の金属物質で、内部には膨大なエネルギーが内包さ れている。メテオ3内には6個のトロニウムが存在し、それ らはEOTI機関によって解析・研究された。その内、 いくつかは様々な取引(SRX計画のイングラム・プリスケ ン少佐が関わっていた)を経て、連邦軍側へ提供された。
 トロニウムの無尽蔵とも言えるエネルギーを取り出し、 動力に転換する機関がトロニウム・エンジンであり、時間 単位あたりのエネルギー変換量は計測不可能なほど。その ため、地球人類の技術レベルでは発生する高エネルギーに 対してエンジンの素材が耐えられないため、リミッターが 取り付けられている。また、出力を上げると加速度的にエネ ルギー発生量が増加するため、出力調整が非常に難しいと いう問題を抱えている。

【パーソナルトルーパー】

 エアロゲイターが保有していると思われる10メートル 以上の有関節型機動兵器に対抗するため開発された人型機動 兵器の総称。
 記念すべき初のパーソナルトルーパーは、新西暦180年 にロールアウトしたマオ・インダストリー製のPTX- 001「ゲシュペンスト」。
 マニュピレーターの搭載による武器換装の簡便性、二足歩 行やホバリングによる高い踏破性が特徴。
 また、TC-OSによってパイロットは状況判断に徹し、 最小限の操作をするだけで機体自身がオートマティックに 適切なモーションを選択、パイロットが意図した行動を達成 する。

【PT】

パーソナルトルーパーの略称。

【プロジェクトTD】

 DCで進められていた中型艦艇による恒星間航行計画。
 責任者であるフィリオ・プレスティ技術少佐の指揮の下、 恒星間航行船の開発と、そのパイロットの養成を行ってい る。
 DC壊滅後はイスルギ重工の支援を受け、連邦軍の管轄 下でプロジェクトが続行されており、その成果物である機体 やシステムは軍事にも転用されている。
 なお、「TD」は「テスラ・ドライブ」、「テレストリア ル・ドリーム」の意味。

【マオ・インダストリー】

 新西暦176年、ティン・マオがユアン・メイロンらと共 に、月面の恒久居住都市セレヴィス・シティに設立した重機 メーカー。
 当初は月面作業用の二足歩行機械を生産していたが、現在 は主にパーソナルトルーパーの開発および生産に携わってい る。現社長はティンの娘であるリン・マオ。

【メテオ3】

 新西暦179年、南太平洋マーケサズ諸島沖にあるアイド ネウス島へ落下した隕石。
 EOTI機関の調査により、エアロゲイターが意図的に 地球へ飛来させたものだと推測されている。
 その理由として、L5宙域に突然出現した後で地球へ落下 したこと、落着前に自ら減速したこと、内部にEOTが他者 に閲覧されるのを前提とした状態で封印されていたことなど が挙げられる。
 なお、メテオ3の名称は、旧西暦時代にニューヨークと モスクワに落下し、地球文明の進歩を著しく阻害した隕石 「メテオ1」及び「メテオ2」に次ぐものを意味している。

【レイオス・プラン】

 ReEOTH PLAN。
 ReEOTH(レイオス)とは「Reliable Extra Over Technologial Hybrid」の略で、「高信頼化された異星人技術複合 体」という意味。
 安定性に欠けるEOTを根本的に見直し、地球側の最新 技術を導入することによって、その信頼性と安定性を高める ためのプラン。
 既存のEOT搭載機の性能を向上させるだけでなく、将来 的にはRシリーズの後継機や今後の量産機へのReEOTH 導入も目的とする。


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