エイジ「ゲイル先輩!」
ゲイル「エイジ、本気でこの私と
戦おうというのか? エイジ!」
ゲイル「くっ、私としたことが。
エイジ……
これで私とお前のいく道が
決まったようだな
次に会ったときは、
私も容赦しない」
クワトロ「大丈夫なのか、エイジ・アスカ?
我々も移動するぞ」
エイジ「……大丈夫です、いけます」
エイジ(ゲイル先輩……)
(ミデアで移動・南東に少し)
ロベルト「中佐、ブレックス准将からの
連絡です」
ブライト「わかった。まわしてくれ」
ブレックス「無事でなによりだ、中佐。
大尉も」
ブライト「はい、ソルデファーと
レイズナーに助けられました」
ブレックス「帝国の試作機と、
帝国の出でありながら
帝国に反抗する者か。さすがに
中佐の部隊には
特異な存在が集まるな」
クワトロ「ブレックス准将、それで
例の件はどうなっているのです?」
ブレックス「ああ、順調に進んでいる。
君たちの他にもいくつか
遊撃部隊を編成できる
目処もついてきた
カラバとの相互支援の話も
進めている」
クワトロ「准将、各地で軍事行動
を起こすのは重要ですが
こちらも戦力を増強して
いただきませんと」
ブレックス「わかっているよ、大尉。ニューヨーク
方面のゲリラと話がついている
これからそちらへ向かって
彼らと合流してもらいたい
詳しい話はヘンケン君に
聞いてくれたまえ」
アポリー「なぁ、お前、あのゲイル先輩
ってのとどういう関係なんだ?
向こうは弟っていってただろう?」
エイジ「……ゲイル先輩は……
姉さんの婚約者なんです」
アポリー「……本当かよ。
悪いこと聞いちまったみたいだな」
エイジ「いえ……僕は3年前に
帝国を捨てた身です」
アポリー「そうか……
そういや俺たちと一緒に
来てくれるそうじゃないか
すこし休んどけよ、エイジ。
お前もだぞ、アークライト。
休めるときに休むのも
パイロットの仕事のうちだからな」
アーク「は、はい、
そうさせてもらいます」
アポリー「おう、素直なのはいいことだ。
これからも頼むぞ」