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二柱の闘神 ~ 最終話 ~

《日本 札幌近郊》

(墓地)

カティア「トーヤ……許可がもらえて、良かったわね」
トーヤ「ああ、ギリアム少佐のおかげさ。 それより、すまないな。俺だけ、こんな……」
メルア「いいんです。 私もトーヤさんの立場だったら、 同じことをすると思います」
テニア「それに、しばらくの間は 地球へ戻ってこられなくなるしね……」
トーヤ「………」
トーヤ「……ごめん、 ちょっとだけ一人にさせてくれないか」
カティア「わかったわ」
メルア「それじゃ、向こうにいますから」
(足音・カティアとメルアが立ち去る)
テニア「ね、トーヤ……一つだけ言わせて」
トーヤ「何だ?」
テニア「あの時、伝えられなかったんだけど…… あたし1人だけだったら、自分の運命に 耐えられなかったと思う」
テニア「カティアやメルア…… そして、トーヤに会えたからこそ、 あたしは頑張れた」
トーヤ「テニア……」
テニア「トーヤはあたしにとって、とても大事な人だよ。 だから、一緒にゾヴォークへ行けるのは嬉しい」
テニア「これからもよろしくね、トーヤ」
トーヤ「ああ……」
テニア「それじゃ、カティアとメルアの所へ行くね」
(足音・テニアが立ち去る)
トーヤ(…………)
トーヤ(父さん……色々悩んだんだけど、 母さんのお墓の隣に埋葬してもらったよ……)
トーヤ(地球人との共存を望んだ父さんなら…… ここで眠りたいんじゃないかって……)
トーヤ(…………)
トーヤ(俺……シャナ=ミアと行くことにしたよ。 カティア、メルア、テニアも一緒だ)
トーヤ(父さんから託された使命…… 玉座機を駆って、シャナ=ミアを…… フューリーの人達を護る……)
トーヤ(地球を離れるのは正直寂しいけど…… アキミやアケミ、コウタとショウコ、そして 鋼龍戦隊のみんながいる)
トーヤ(俺は俺にやれること、 俺がやるべきことをやるよ……)
トーヤ(だから……)
トーヤ(だから、父さん……母さんと一緒に……)
トーヤ(俺達を見守ってくれ……)
トーヤ(俺は必ず……父さんと母さんが過ごした この地球に戻ってくるから………………)

スーパーロボット大戦OG
ムーン・デュエラーズ

<スタッフロール>


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