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バイスタンダーズ ~ 第22話 ~

〈ライグ=ゲイオスのHP35000以下〉

キナハ「くっ、ここまでの損害を被るとは……!」
キナハ「今日の所は引き揚げましょう…… とは言え、もうお会いすることはないでしょうが」
(ライグ=ゲイオスが撤退、残った敵機が撤退)
エルマ「戦域内の敵機反応、全て消えました」
セレーナ「シュウ、これで今回のイベントは終了ってわけ?」
シュウ「ええ……私の目論見通り、事が進みました」
アルバーダ「さっきの……アルテウルとゼゼーナンの会談映像、 あんなの、いつの間に撮ったんだ?」
サフィーネ「ああ、あれ? 私が捏造したのよ」
アルバーダ「何……!?」
セレーナ「いったい、どうやって……」
サフィーネ「魔法の一種よ。 シュウ様とあの二人が会話している間に 映像と音声をサンプリングして、加工したの」
サフィーネ「人形劇みたいなものだから、会話内容は自由自在…… 歌を歌わせることだって出来るわ」
ヨン「す、凄いですね……」
セレーナ「だけど、事実じゃないんでしょ。 そんなのをネットに流したって、 陰謀を暴露したことには……」
シュウ「効果はありますよ。 火のない所に煙は立たないと言いますからね」
アルバーダ「それで鋼龍戦隊の濡れ衣が払拭できるのかよ」
シュウ「アルテウル・シュタインベックの政敵達の 動きが活発化すればいいのです」
アルバーダ「じゃあ、ゼゼーナンの陰謀は?  あんた、奴のどんな秘密を握ってたんだよ?」
シュウ「それについては、後ほどお教えします。 とりあえず、ヨンの艦と合流しましょう」
ヨン「わかりました……ご案内します」

《ヘブンゲート》

[ヘブンゲート 内部]

クェパロク「ふん……蛮奴ごときが例の仕組みを暴くとは」
ゼゼーナン「ああ……まさか、あのような……」
クェパロク「グランゾンを手に入れられなかったのは、 貴様にとって痛手だな。現場に第三者がいたのなら、 遅かれ早かれ今回の件は本国に伝わるぞ」
クェパロク「以前、貴様が使っていた男は まだ地球にいるのだろう? 始末できたのか?」
ゼゼーナン「………」
クェパロク「どうやら、仕損じたようだな」
ゼゼーナン「……揉み消す方法はいくらでもある。 ヴォルガ派の陰謀だと仕立ててもいいし、 枢密院には親しい友人が何人かいる……」
ゼゼーナン「早々に処分が下ることはなかろう」
クェパロク「あの連中の決断の遅さが、 貴様にとっては有利となるかも知れんが……」
ゼゼーナン「根回しと隠蔽工作の時間は充分にある。 それに……私が結果を出せば、些末な問題となろう」
クェパロク「そうとは言い切れんぞ」
ゼゼーナン「何……?」
クェパロク「グランゾンの件が明らかにならずとも、 雲行きが怪しいと思う者はいる」
ゼゼーナン「……それでゴライクンルは お前を送り込んで来たのか?」
クェパロク「ワシらの仕事は、貴様の監視ではない…… 独自に地球圏の情況を調査することだ。 雇い主が今まで以上に興味を示しているのでな」
ゼゼーナン「人員の派遣と兵器や弾薬の補充はありがたいが…… 今回の作戦では、手出し無用で願いたい」
クェパロク「ふん……キナハ・ソコンコには 程々にしておけと命じておいたのだがな」
ゼゼーナン「私にも意地があるのだ」
クェパロク「よかろう……ならば、手は出さん。 自力で汚名を返上してみせろ」
ゼゼーナン「ああ、必ずや」


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