泰北「ふむ、なかなかやりおるわい。
装符を修復しておこうかのう」
タスク「ま、まずい!
あれをやられたら、消耗戦になるぜ!!」
泰北「神農炎帝、来護我身、此刀一下、何鬼不走、
何病不癒、急々如律令」
(何も起きない)
泰北「む?」
夏喃「どうした?」
泰北「武雀王が拒絶しおったわい」
夏喃「何だと……!?
武雀王に僕達の制御を拒否する力など……」
泰北「フォッホッホッホ! それも善哉!」
ミチル「何や!? いつものズルをせえへんのか!?」
レオナ「何故……!?」
タスク「ともかく、ラッキーだぜ!
これで勝ち目が見えて来たってもんよ!」
夏喃「泰北、何をしている!」
泰北「武雀王には思う所があるようでの」
夏喃「そんなことを言っている場合か!
僕に代われ!」
泰北「ふむ。お主の好きにするがいい」
夏喃「順逆転神!」
(武雀王が雀武王に変形)
夏喃「五行器、最輪転!」
(雀武王に『ド根性』とEN回復)
夏喃「さあ、仕切り直しだ。
僕と雀武王が君達の往くべき道を示す!」
夏喃「クスハにとって本当に必要なのは、
君や虎龍王じゃなく……この僕さ」
ブリット「お前の思い込みも今日で最後だ!」
夏喃「思い込みじゃない、愛だよ。
クスハは僕の愛を得て、より美しく咲く。
そう、険谷のスミレのように」
ブリット「その谷には白虎がいる!
クスハをお前の好きにはさせない!」
夏喃「クスハ、何度でも言うよ。
僕にその身を委ねたまえ。そして、僕と共に
桃源郷で悠久の時を生きようじゃないか」
クスハ「私が共に生きるのは、ブリット君やみんな……
そして、龍虎王と虎龍王!」
クスハ「尸解や入仙なんて、絶対にしない!
私は人間として、あなたと戦います!」
ゼンガー「朱雀の超機人、そして夏喃!
我が剣を受け、己が炎で焼滅せよ!」
夏喃「フッ、その前に黒蛇刀にて
お前の心と剣を折ってやるよ!」
ククル「夏喃!
もはや、そなたらの言いなりにはならぬ!」
夏喃「どのみち消えることになるんだ、
悔いのないようにな。フフフフ」
夏喃「やるじゃないか……
俗人が、雀武王をここまで追い込むとはね」
夏喃「だが、君達は南北仙の何たるかを知らない。
泰北、強執術にて武雀王を……」
泰北「夏喃……いや、潤よ。
我らには唯一抗えぬものがあることを忘れたか」
夏喃「泰北、何を……!?」
泰北「それは、天命じゃ」
夏喃「馬鹿な、こんな結果が天命であるはずがない!」
泰北「いや、武雀王と雀武王も気づいておる。
己が宿命の歪みにのう」
夏喃「彼らが僕らの強執術に……
いや、ガンエデンに逆らうと言うのか!」
泰北「生々流転……万物は絶えず生じては変化し、
移り変わっていくのじゃ。我らの宿命も然り」
夏喃「何を言う、僕らこそが地球の守護者!
俗界桃源郷の主! 尸解による導きを……!」
泰北「じゃが、彼らは“破滅の王”という大邪を退け、
四凶をも降し、ワシらの前に立っておる」
泰北「わかるのう、潤?
ワシらは此方に在り、彼らは彼方に在るのじゃ」
夏喃「わかるものか!
僕らの悲願、総人尸解計画を水泡に帰す気か!?」
泰北「例え、正邪が逆転しようと
善き実が結べば、それで良いのじゃ」
夏喃「賢者が愚者を導かずに何とする!
忘れたか、僕らがガンエデンに恭順したのは……!」
泰北「全ては流れのままに……
巫女が新たな剣を見出した時点で
我らの天命が変わったのじゃ」
夏喃「泰北!!」
泰北「青龍、そして白虎の操者よ。新たな剣達よ。
我が言魂に耳を傾けよ」
クスハ「!?」
泰北「ワシらは天命に殉ずる。
お主らは、お主らの道を往け」
ブリット「な、何を……!?」
泰北「されど、其は艱難辛苦の道。心せよ」
夏喃「止めろ、泰北! 泰北三太遊!!」
泰北「いかなる意志も事象も、大極の内。
善き哉、善き哉。フワッハッハッハッハッハ!!」
(雀武王が大爆発)
クスハ「……!!」
ブリット「消滅……したのか、泰北、夏喃……雀武王は……!?」
光龍「……やれやれ、ご老体も戯れが過ぎる。
後のことは僕に丸投げとはねぇ」
ゼンガー「残るは貴様だ、孫光龍!」
光龍「いいねぇ、盛り上がって来たよ。
そろそろフィナーレといこうか、ははははは!!」
光龍「四神の力で応龍皇は倒せないよ。
まあ、気が済むまでやってみればいいけど」
ブリット「超機人のランクなど、乗り越えてやる!
一意専心、俺と虎龍王の打と意地を以て!!」
光龍「クスハ君、君は龍虎王に騙されているんだよ。
僕と僕の応龍皇こそが正義なのさ。
わかり易く言うとね」
クスハ「あの人の言葉に惑わされてはダメ……!
私は龍虎王を信じる!」
クスハ「そして、応龍皇の逆鱗を砕いてみせる!」
光龍「君の剛剣を以てしても、応龍皇は斬れないよ?」
ゼンガー「ならば、その逆鱗! 貫き、打ち砕くまで!」
光龍「なかなか面白い屁理屈だ! はははは!」
光龍「稲郷の血を引く者は、いい退屈しのぎになる。
が、容赦はしないよ」
リシュウ「不退転、それが我らの流儀!
そして、我が血脈、我が意地がお主を両断する!」
光龍「とか言って、
君は龍虎王に選ばれなかったじゃないか」
リシュウ「されど、ワシには先祖より受け継いだ魂力がある!
それをお主の身に刻み込んでやるわ!」
光龍「虚ろな魂に強念か……アンバランスだね」
イング「……!」
光龍「ま、君を我が神の下へ行かせるわけにはいかないか。
ここで死んでもらおう。後顧の憂いは
断っておかなきゃね」
イング「後顧の憂い……!? どういう意味だ!」
光龍「同族嫌悪って奴かな! ははははは!」
ククル「孫光龍! この身、果てようと!
この命、尽きようとそなたを討つ!」
光龍「……とか言ってる間に、消えちゃうかも知れないよ。
仇討ちをするなら、さっさとね。はははは!」