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最後の審判者 リュウセイルート ~ 最終話 ~

《連邦軍戦艦艦橋》

(爆発)
カイ「うぐっ!!  状況はどうなっている!?」
一般兵「艦隊と地上部隊は全滅!  …い、いえ、吸収されました!!」
カイ「吸収!?  どういうことだっ!?」
一般兵「て、偵察機からの映像では、 そうとしか表現が…!」
カイ「な、何だと…!?」
(アラート)
オペレーター「目標の形状が変化!!  巨大化していきますっ!!」
カイ「本艦は現海域から離脱!  他の部隊にも、アイドネウス島へ 近づくなと伝えろ!!」
オペレーター「は、はいっ!」
カイ「おのれ、エアロゲイターめ…!  よもや、あのような形で最終兵器を 送り込んでいたとは…!!」
一般兵「少佐! ハガネと ヒリュウ改が降下してきました!」
カイ「な、何!?  まさか、アイドネウス島へ 向かうつもりか!?」

〈アイドネウス島〉

(クロガネとヒリュウ改が出現)
ダイテツ「間違いないのだな!?」
テツヤ「は、はい!  形状こそ変わっていますが… あれはメテオ3です!!」
ショーン「むう…!  あの隕石が、エアロゲイターの 兵器だったとは…!!」
レフィーナ「…レビ・トーラーが 言っていた…バルマーの 最終安全装置……」
ダイテツ「我々に 滅亡という裁きを下すために… 目覚めたのか…!!」
リョウト「………」
リョウト「…やっぱり、 そうだったんだ……」
リオ「どういうこと!?」
リョウト「メテオ3に… 重力アンカーという封印が 仕掛けられていた理由…」
キョウスケ「それは、 今日という日を予測しての ことだったらしいな…!」
リョウト「え、ええ… ビアン博士は、薄々気づいていたに 違いありません…」
リョウト「だから… あのメテオ3を監視するためにも…」
リューネ「親父はDCの総司令部を ここへ置いたって言うの…!?」
キョウスケ「…おそらくな」
エルザム「運命の矢は…最初に 放たれていたということか…!」
ラトゥーニ「でも…ビアン博士達の 頭脳をもってしても…」
ラトゥーニ「メテオ3の正体を 完全に暴くことは出来なかった…」
ラーダ「…私達に… あんなものが倒せるの…!?」
ヴィレッタ「……………」
ヴィレッタ(…あの『セプタギン』が 成長を続ければ……)
ヴィレッタ(…人間と、人間が 作り出した物には、ズフィルード クリスタルが打ち込まれる…)
ヴィレッタ(…そうなったら、 地球文明どころか…地球そのものが 滅びるかも知れない…)
(アラート)
ユン「艦長、メテオ3に動きが!!」
レフィーナ「!!」
(敵機が出現、アラート止まる)
カチーナ「何だ、ありゃ!?  連邦軍やDCの兵器もいるぜ!!」
ギリアム「おそらく、先程取り込んだ 物や、今までのデータを基にした 複製だろう…!」
カチーナ「ってことは、 あたし達もしくじれば…!?」
ギリアム「ああ。 同じ運命をたどるだろうな…」
ラッセル「か、彼らの兵器になるって… ああいうことなんですか…!?」
レオナ「いえ、そんな生やさしい ものではなくてよ…!」
レオナ「私達は、人格も記憶も全て 失い…メテオ3の一部となる…!」
ガーネット「そ、そんなの嫌よ!  せっかく生き残れたのに… あんなのに吸収されるなんて!」
ジャーダ「何言ってんだ!  まだそうなるって決まったわけ じゃねえ!」
リュウセイ「ああ!  あんな石コロの一つや二つ、 叩き割ってやるっ!」
イルム「…そうだな。 それが、あの戦いで勝ち残った 俺達の宿命って奴だからな」
タスク「あいつを、 この島から出したら終わり…。 まさに背水の陣って奴だな」
ライ「ああ…ここで退くことは 許されない。エアロゲイターに 引導を渡すのは、俺達の役目だ」
アヤ「そして、あの子や イングラム少佐達のような 目に遭う人を…」
クスハ「これ以上、 増やさないためにも…!」
ブリット「あの隕石は 俺達の手で壊してやる!!」
エクセレン「その意気、その意気!  ねえ、キョウスケ?」
キョウスケ「…隕石の一部になる… ピンと来ない話だが…」
エクセレン「あらん、 身も心も一つに…ってやつ?」
キョウスケ「なりすぎだな。 今までの戦い…こんな石ころ風情に 無駄にされるのは業腹だ」
リューネ「親父達がきっかけとなった この戦い…今度こそキッチリと ケリをつけてやるよ!」
マサキ「ああ!  手前勝手な理由で、この地球を 滅ぼされてたまるかってんだ!」
ゼンガー「艦長!  我らに最後の出撃命令を!!」
ダイテツ「うむ!  PT部隊、出撃せよ!!」
(出撃準備)
セプタギン「…………」
セプタギン「…我ガ名ハ……… セプタギン………」
セプタギン「…我ハ……」


最終話
最後の審判者

セプタギン「…対象文明レベル… 一定値ヲ超過………」
セプタギン「…消去プログラム… 第二段階……起動……」
セプタギン「…バルマーノ脅威… 速ヤカニ排除スル………」
エイタ「艦長! メテオ3周辺の 機体が動き出しました!!」
ダイテツ「………!」
ダイテツ「隕石ごときが…!  ワシらを侮るなよ!」
ダイテツ「裁きを下されるのは、 貴様の方だと言うことを…… 教えてやる!!」
ダイテツ「総員に告ぐ!!」
ダイテツ「我々が何のために ここまで来たのか…今一度、 思い出してもらいたい!」
ダイテツ「今に至るまで…多くの者が 涙をのんで散っていった…!」
ダイテツ「我々の力が及ばぬせいで、 多くの罪なき人々が、絶望の底へ 沈んでいった…!」
ダイテツ「だが!  ワシらは今一度、ここで持てる力を 振りしぼらねばならん!!」
ダイテツ「何としても、 メテオ3を破壊せねばならん!!」
レフィーナ「そうです…。 この戦いに…真の終止符を 打つのです…!」
レフィーナ「多くの人々から、 様々な希望と未来を託された… 私達のこの手で!!」
ダイテツ「全機、総攻撃開始!!」
レフィーナ「最後の審判者に… 最期の裁きを下すのです!!」

〈vs セプタギン〉

[HP80%以下]

セプタギン「…標的データ…… 再確認……危険……危険…」
セプタギン「直チニ消去……」
(フーレ×4が出現)
ユン「フラワー出現! 艦数、4!!」
ショーン「ほう、 大物を出して来ましたな」
レフィーナ「それだけ相手が 焦っているということです…!」
ショーン(フフフ… 頼もしいご判断ですな。ですが、 そのとおりだと言えましょう)
レフィーナ「各機、 一気にメテオ3を破壊して下さい!」

[HP50%以下]

セプタギン「…損傷度50%以上… 攻撃力…推定値ヲオーバー……」
セプタギン「…緊急プログラム作動… 直チニ対象文明ヲ…消去…」
(ヴァイグル・ベン×8が出現)
リュウセイ「! あれは ジュデッカの周りにいた…?」
マサキ「へっ、 あの隕石野郎…! いよいよ 本命を出してきやがったか!」
キョウスケ「下手なサマを 打たれても面白くない。 ここでカタをつけるぞ…!」
リュウセイ「了解!」
マサキ「よし!  このまま押し切ってやるぜ!!」
キョウスケ「勝負…!」

[HP35%以下]

セプタギン「…危険…危険…… 危険…危険……」
セプタギン「…データニ無シ… データニ無シ…」
エイタ「艦長!  メテオ3の様子が…!!」
ダイテツ「むうっ!!」
セプタギン「……回収済ミノ 生体コア……修復開始……」
セプタギン「ジュデッカ 複製開始……」
ダイテツ「!  また何かを複製するつもりか!?」
テツヤ「ま、まさか…!?」
ダイテツ「いかん! 全機、 早急にメテオ3を破壊せよ!  一刻の猶予もならん!!」
キョウスケ「タイムリミットは!?」
ギリアム「奴は 先程の複製機を出撃させるまで、 約5分かかっている…」
ギリアム「となれば、最低でも その時間以内に、メテオ3を 破壊しなければならない!」
ダイテツ「よし…! 各機、あと5分 以内にメテオ3を破壊せよ!!」
リュウセイ「5分か…!  それだけありゃ、充分だぜ!!」
キョウスケ「勝負時は誤らん…!」
マサキ「ようし…俺達の全てをかけて、 奴に裁きを下してやるぜっ!!」

〈セプタギン撃墜〉

セプタギン『……ワ・レ・ハ… …サ・イ・ゴ・ノ…………!』
セプタギン「…キ…ケン…… …ブ…ン……メ……イ…」
セプタギン「……チ…ツジョ…ヲ… ……ミ…ダス……」
セプタギン「…キケン…… キケ…ン……」
セプタギン「…ホ……ウ……コク… ……フ……カノ……ウ……」
セプタギン「…ワ…レ……ハ……」
セプタギン「…サ…イゴ……ノ……」
(爆発)

《クロガネ艦橋》

エイタ「メテオ3の撃墜を確認!!」
テツヤ「こ、今度こそ… やったのか…?」
エイタ「は、はい!」
テツヤ「…そ、そうか……」
ダイテツ「……………」
ダイテツ(ようやく…… 終わったか……)
ダイテツ「諸君、ご苦労だった。 現時刻をもって、オペレーション SRWを終了する…」
テツヤ「了解です、艦長…。 これで杯を頂けます」
ダイテツ「フフ…そうだな」

《ブリーフィングルーム》

ライ「…メテオ3とジュデッカが 破壊されたことにより…」
ライ「ネビーイームは 完全に機能を停止したようだ」
リュウセイ「…………」
ライ「どうした?」
リュウセイ「…なあ、ライ。 もしかして、あのレビは……」
ライ「………」
アヤ「……………」
ラーダ「…おそらく、アヤの 『妹』さんのマイ・コバヤシ……」
ラーダ「彼女は…特脳研の事故で 死んだのではなく…」
ラーダ「イングラム少佐によって、 ホワイトスターへ連れ去られたのよ。 そして…精神制御を受けて…」
ライ「…結局、エアロゲイターの 人間は、ほとんどが地球人で…」
ライ「ジュデッカに 操られていたというわけですね」
リュウセイ「なあ、俺達は… ああするしかなかったのか…?」
ラーダ「…ええ。 クスハの時は例外中の例外……」
ラーダ「あの状況で、彼らの精神制御を 解く方法は他になかった…」
リュウセイ「………」
アヤ「…リュウ、イングラム少佐は… こう言っていたわ」
アヤ「過去に囚われるな、 新しい道を進めと…」
リュウセイ「アヤ……」
ライ「大尉…」
アヤ「だから、私は… 過去を乗り越えて前に進むわ」
リュウセイ「ああ」
アヤ「それにね…」
アヤ「また…どこかで少佐やマイに 会えそうな気がするのよ」
リュウセイ「え…?」
アヤ「自分でも、理由は わからないけど…そんな気が……」

《ヒリュウ改格納庫》

ギリアム「…ヴィレッタ、 君とイングラム少佐は……」
ヴィレッタ「あの人はネビーイームを 造った者達の代行者…」
ヴィレッタ「対象となる文明を 発見した場合、自動的に中枢である ジュデッカと共に目覚め…」
ヴィレッタ「優れた『兵器』の 選抜と育成、収集という任務を 遂行するための存在…」
ギリアム「………」
ヴィレッタ「けど、イングラムは 何らかの理由で創造者のプログラム どおりに覚醒せず…」
ヴィレッタ「ひどく不安定な状態で、 予定外の人格を持ってしまった…」
ギリアム「不安定で…予定外?」
ヴィレッタ「そう。 ジュデッカという枷の下で、 かろうじて保たれている人格…」
ヴィレッタ「そして、イングラムは それを確立させようとしていたのよ」
ギリアム「…ジュデッカの支配から 逃れ、完全に自立するためにか…」
ヴィレッタ「…ええ」
ギリアム(では…彼が複雑な内面を 持っているという予想は… 当たっていたのだな)
ギリアム「…一つ、疑問がある。 君は何故、ジュデッカの支配を 受けていなかったのだ?」
ヴィレッタ「イングラムは ジュデッカの支配力が それほど強くなかった頃…」
ヴィレッタ「自分の代行者として、 一人の複製人間を作り出した」
ギリアム「それが君か…」
ヴィレッタ「ええ。私の本当の名前は ヴィレッタ・プリスケン…」
ヴィレッタ「…私の存在は ジュデッカにとってイレギュラー…」
ヴィレッタ「だから、 枷を与えられていなかった」
ヴィレッタ「そして…イングラムが、 完全に支配されてしまった時に 備えて…」
ギリアム「こちら側と向こう側を 行き来していたというわけか」
ヴィレッタ「ええ…。 つまり、私は二重スパイ……」
ヴィレッタ「……フフ…他のみんなには 言い訳のしようがないわね…」
ギリアム「………」
ギリアム「…最後に 一つ質問をさせてくれ」
ギリアム「あのネビーイームは 何者によって造られたのだ?」
ヴィレッタ「『帝国監察軍』、または 『バルマー』と呼ばれる者達…」
ヴィレッタ「でも、私はもとより、 イングラムでさえも、彼らに関する 詳しい情報は与えられていない」
ギリアム「では…?」
ヴィレッタ「…ネビーイームは 創造者から与えられた命令どおりに、 宇宙空間を移動し…」
ヴィレッタ「地球を発見して、 メテオ3を落下させ…」
ヴィレッタ「『兵器』を育て、収集し、 いずこかへ持ち運ぼうとしただけよ」
ヴィレッタ「創造者達が どこにいるか…今も存在しているか どうかは、不明だわ」
ギリアム「そうか…」
ギリアム(…南極で接触した異星人が バルマーであるかどうかも、 定かではないということになるな)
ギリアム(いずれにせよ…銀河に 存在する文明は、一つではない…)
ギリアム(それどころか… 我々の想像を超えたモノが 混じり合う世界…)
ギリアム(…実験室のフラスコか…)
ギリアム(…だとすれば、 その実験の結果は………………)
ヴィレッタ「…………」
ギリアム「…ヴィレッタ。 この後、私は情報部へ戻る」
ギリアム「おそらく、戦後処理や ホワイトスターの調査などで 忙殺されることになるだろう」
ギリアム「そこで… 出来れば、君の手を借りたい」
ヴィレッタ「………」
ギリアム「君の知識と技能を見込んで、 情報部にスカウトしたい。無論、 君の正体を公にするつもりはない」
ヴィレッタ「…ごめんなさい。私には イングラムから与えられた使命…」
ヴィレッタ「あの人が育てた SRXチームと行動を共にすると いう使命が残っている」
ギリアム「…やはり、そうか。 なら、無理は言うまい」
ヴィレッタ「でも、私の知識が 必要になったら、いつでも呼んで。 協力させてもらうわ」
ギリアム「すまない」
ヴィレッタ「それから、少佐… 最後にお礼を言わせて」
ギリアム「礼?」
ヴィレッタ「そうよ。あなたは 私のことを信じてくれたから…」
ギリアム「フフ…それはお互い様さ」

《クロガネ艦橋》

ダイテツ「では… お前達はアステロイドベルトの イカロスへ戻るのか」
ショーン「ええ。 本来、我々のヒリュウ改は あの基地の所属ですし…」
ショーン「今後のことも踏まえて、 地球圏外の防衛網を構築せねば なりませんからな」
ダイテツ「ワシを差し置いて、 星の海へ帰るつもりか?」
ショーン「これは心外ですな。 我々はあえて困難な任務に 就こうとしておりますのに…」
ダイテツ「フッ… 地球の重力と、軍のしがらみから 逃げたいだけではないのか?」
ショーン「やれやれ、 あなたにはお見通しでしたか」
ダイテツ「まあいい。 ただし…今度、杯を交わす時は…」
ダイテツ「マッカラン10年を 出してもらうぞ?」
ショーン「むむ…。 私がそれを隠し持っていたことまで お見通しでしたか」

《ヒリュウ改格納庫》

タスク「…ゼンガー少佐と エルザム少佐がいないって?」
ブリット「ああ…。戦闘終了後、 クロガネにもヒリュウ改にも 戻って来ていないんだ」
レオナ(…エルザム様……)
タスク「………」
エクセレン「…ひょっとして、 風と共にテリーヌ…って奴?」
タスク「…エルザム少佐の料理に 引っ掛かってんでしょうけど、 つまんないッス」
エクセレン「あらら…。 でも、ボス達らしいんじゃない?」
キョウスケ「地球が危機を 迎えれば…また現れるだろう。 …いつか会う時が来る」
エクセレン「案外、その辺りの山とか 捜したらいたりしてね。 …素振りとかしてるかも」
ブリット「…ところで、タスク。 お前…本当にアステロイドベルトへ 行ってしまうのか?」
タスク「…ああ。ヒリュウ改にゃ 愛着があるしよ。それに、向こうへ 行ってた方が気楽だからな」
レオナ「………」
ブリット「そうか…寂しくなるな」
タスク「なに言ってんだ。おまえにゃ、 クスハちゃんがいるだろうが?」
ブリット「な、ななな…」
タスク「ヘッ、相変わらずの リアクションで。たまには気の利いた ジョークで返してみろってんだ」
ブリット「わ、悪かったな。 俺はそういうの下手なんだ」
タスク「ま、それはともかく… あの子と仲良くやれよ。 リオとリョウト達みてえにな」
エクセレン(ちょいちょい、 タスク君?)
タスク(な、何スか?  エクセ姉さん…小声で)
エクセレン(あきらめちゃっていいの?  最後のチャンスよん?)
タスク(チャ、チャンスって…)
キョウスケ「…タスク。勝負師を 自称するのなら…賭けてみろ。 …おれと同じくな」
タスク「お、同じって…。 もしかして、イルム中尉との 賭けのことッスか!?」
キョウスケ「そうだ。 …あの勝負、勝たせてもらおうか」
タスク(よ、よ~し…)
タスク「あ、あのさ…レオナ」
レオナ「……何?」
タスク「お、お前さえ良ければ… 俺と一緒に…イカロス基地へ い、行かねえか?」
タスク「そ、そんでもって… 俺にみそ汁とか作ってくれつつ… な、なんてえのかな?」
レオナ「…私の料理の腕前のことを 知っていて?」
タスク「そりゃもう充分に。 じゃなくて、ともかく一緒に… その……」
エクセレン(あっちゃ~… めっちゃ不自然な口説き文句ねえ…。 なんかプロポーズも混じってるし)
タスク「ど、どうかな?  嫌だったら…別にいいんだけどさ」
レオナ「………」
レオナ「…良くてよ」
タスク「マ、マジ!?  ホント!? 冗談抜きで!?」
レオナ「ええ。あなたと一緒なら… 退屈せずに済みそうだしね」
タスク「うおっしゃあ!  男、タスク・シングウジ!!  一世一代の勝負に…勝ったぜ!!」
エクセレン「やったじゃなぁい、 タスク君!」
ブリット(…口説き文句だったのか、 あれ…。なるほど…)
キョウスケ(…みそ汁は考え直した 方がいいかも知れんがな)
カチーナ「こら、タスク!  こんな所で何やってんだ!?」
ラッセル「もうすぐヒリュウ改が 出航しますよ?」
タスク「ああ、わかった。 さ、行こうぜ、レオナ」
レオナ「その前に一つ言っておくわ」
タスク「?」
レオナ「私を裏切るような 真似をしたら…カチーナ中尉以上の 罰を与えるわよ?」
タスク「う…。わ、わかりました…」
エクセレン(あららん、 もうお尻にしかれちゃって…)
カチーナ「何の話だ?」
エクセレン「んふふ~、 見てれば、その内わかるわよん、 中尉」
カチーナ「なんだかな。 …じゃ、行くぜ」
キョウスケ「お気をつけて」
カチーナ「へっ、誰に言ってやがる。 …あたしが専用の試作機へ乗ることに なったら、自慢しに来てやるよ」
ラッセル(キョウスケ中尉が乗っていた ゲシュペンスト…自分のパーソナル カラーに塗った挙げ句に…)
ラッセル(アステロイドベルトまで 持って行くのに…)
カチーナ「あ? 何だ?  ラッセル…その目付きは?」
ラッセル「いえ…何でもありません。 …では、ATXチームの皆さん…」
エクセレン「元気でね」
キョウスケ「…幸運を祈る」

《クロガネ艦橋》

エイタ「艦長、 ヒリュウ改から通信です」
ダイテツ「つないでくれ」
レフィーナ「…それでは、 ダイテツ中佐…私達はイカロス基地へ 向けて出発します」
ダイテツ「うむ」
レフィーナ「中佐と行動を共にして、 色々と勉強になりました。 …本当にありがとうございました」
ダイテツ「礼を言うのはこちらの方だ。 貴艦がいなければ、ワシらは勝利を 手にすることが出来なかった」
レフィーナ「いえ…それは オペレーションSRWに参加した 全ての戦士達のおかげです」
ダイテツ「…そうだな」
テツヤ「………」
レフィーナ「それから、テツヤ大尉…」
テツヤ「は…?」
レフィーナ「あなたはショーン少佐と 同じく、優秀な副長です。これからも 自信を持って任務を遂行して下さい」
テツヤ「あ…ありがとうございます」
レフィーナ「では、皆さん…」
ダイテツ「うむ。 また会おう…レフィーナ艦長。 そして、ヒリュウ改の諸君」
レフィーナ「ええ。 その時を楽しみにしています…」
(通信が切れる)
テツヤ「…………」
エイタ「どうしたんです、大尉?  ぼうっとしちゃって…」
テツヤ「な、何でもない」
エイタ「あ。もしかすると…?」
テツヤ「いいから、さっさと 発光信号を上げろ。内容は 『貴艦の航海の安全を祈る』だ」
エイタ「りょ、了解です」
ダイテツ「よし、本艦も出航だ。 帰るぞ…我々の基地に」
テツヤ「了解です、艦長。これで お孫さんと久々に会えますね」
ダイテツ「ああ…。 あの子は今が可愛い盛りでな」
ダイテツ「…と、 何を言わせる気だ、大尉?」
テツヤ「いいじゃありませんか。 では、ご命令をどうぞ」
ダイテツ「うむ。 目的地、極東支部基地!  微速前進!」
テツヤ「微速前進、よーそろ!」

《極東支部司令部》

サカエ「…レイカー司令、間もなく クロガネが当基地へ帰還します」
レイカー「フフ…。かつての 敵の旗艦を迎えることになるとは… 不思議な気分だな」
サカエ「…ええ」
カイ「あの時、ハガネの発進を 見送ったのが、随分と昔のように 感じられますな」
レイカー「うむ…。 ノーマン・スレイ少将達にも 彼らの勇姿を見せたかった」
カイ「………」
レイカー「…我々は今回の戦いで 散っていった戦士達の死を無駄に することは出来ん」
レイカー「彼らとダイテツ達が 命がけで得た未来を…これからも 守っていかなければならんのだ」

イルム「う~ん…。この極東基地の 古びた格納庫を見ると…帰って 来たっていう実感がわくねえ」
リョウト「本当ですね」
ジョナサン「イルム」
イルム「親父… 約束どおり、生きて帰って来たぜ」
ジョナサン「うむ。 さすがは私の息子だ。よくやった」
イルム「これで女の子の アレドスメモリーの件は チャラだからな?」
リン「…どういうことだ、イルム?」
イルム「! リ、リン!!  どうしてお前がここにいるんだ!?」
ユアン「リオ…!」
リオ「父様!?」
リョウト(あの人が… リオのお父さん?)
イルム「ど、どういうことだ!?  月のマオ社にいたんじゃ…」
リン「ユアン常務たっての希望で 作戦終了後、ここまで来た」
イルム(お、親馬鹿が災いしたか…)
ユアン「リオ…! よく無事で…!」
リオ「と、父様…ちょっと!  もう、リョウト君やリンさんの前で… 恥ずかしいじゃない!」
ユアン「リョウト…?」
リョウト「は、はい…お父さん。 ぼ、僕が…リョウト・ヒカワです」
ユアン「お、お父さん…?  ま、まさか…君…ウチの娘と 付き合って…?」
ジョナサン「常務、 それ以上の詮索は野暮ってもんだ」
ユアン「ジョ、ジョナサン…。 いや、しかし…」
ジョナサン「それに…ロブも 言っていたんだが、彼にはPTの エンジニアとしての才能がある」
ジョナサン「…上手くいけば、 君の会社にとって有益な人材に なるかも知れんぞ?」
ユアン「それはありがたい…」
ユアン「いや、待て。 何を言い出すんだ、博士!?」
リョウト「是非お願いします、 お父さん」
リオ「ねえ、リョウト君… 実家に帰らなくていいの?」
リョウト「うん…家に帰ったら、 父さんや姉さん達が道場を 継げって、うるさいし…」
リオ「道場…? 何の?」
リョウト「え…?  あ…空手の、だけど……」
リオ「もしかして… 段とか持ってたりするの?」
リョウト「い、一応ね」
リオ「…………」
リョウト「ど、どうしたの?」
リオ「そんなこと… 私に黙ってたなんて……」
リョウト「べ、別に 悪気があったわけじゃあ…」
リオ「リョウト君!  月に行ったら勝負よ!!」
リョウト「しょ、勝負って… リオも格闘技とかやってたの?」
リオ「やってないけど、あなたに 負けるのはガマン出来ないの!  だから、勝負よ!!」
リョウト(や、やっぱり… こうなると思ってたから、 黙ってたのに…)
イルム(…今の内に……)
リン「…どこへ行くつもりだ?」
イルム「い、いやさ、 ちょっと用事を思い出してね」
リン「言い訳はしないのか?」
イルム「…って、 お前、聞く耳持ってねえくせに…」
リン「…聞いてやる」
イルム「あ?」
リン「浮気の言い訳なら、 聞いてやると言っているんだ」
イルム「やれやれ、 それが人の話を聞く態度かよ…」
リン「お前こそ、それで反省している つもりか? 月で言っていたことは 嘘だったのか?」
イルム「…じゃ、ありがたく言い訳を させてもらうとしましょうか」
リン「ああ…時間は充分にある」
ジョナサン(ま、 あっちの方も何だかんだ言って… 上手くまとまりそうだな)

《極東支部基地》

ジャーダ「で、リョウトとリオは マオ社に行くって?」
ラーダ「ええ、私や社長達と一緒にね。 あの二人には量産機の開発を 手伝ってもらおうと思ってるの」
ガーネット「へ~え…それって、 逆玉になるんじゃない?」
ジャーダ「そうだな」
ガーネット「うらやましいな。 それに比べて、あたしは…」
ジャーダ「そりゃどういう意味だ!  俺だって奮発して、給料の半年分を 指輪につぎこんだんだぞ!?」
ガーネット「んもう、冗談よ。 お金や指輪より大事なもの… もらってるもん」
ラーダ「!  あなた達、もしかして…?」
ジャーダ「ええ、まあ」
ガーネット「実は…そういうことで」
ラーダ「おめでとう、二人とも。 式はいつなの?」
ジャーダ「とりあえず、 落ち着いてからって事で。 みんな、招待しますから」
ラーダ「うふふ、楽しみね。 …ところで、ラトゥーニは?」
ジャーダ「俺達で引き取るつもり だったんスけど、軍に残るって 言い出して…」
ガーネット「カイ少佐と一緒に、 スクールの同期生の消息を 調べるつもりみたいなの」
ラーダ「そう……」
ガーネット「でも、ジャーダ… 離ればなれになっても、あの子は あたし達の家族だもんね?」
ジャーダ「ああ、そうさ。 かけがえのない…俺達の娘さ」

《極東支部基地》

リュウセイ「…じゃ、お前らは 北米のラングレー基地に?」
キョウスケ「ああ。 あそこはDC戦争中に破壊されたが… 間もなく、再建される予定でな」
キョウスケ「護衛の意味も兼ねて、 おれ達ATXチームに転属命令が 出た」
エクセレン「元々、私達は あの基地の所属だったし。 それに…色々と思い出もあるしね」
リュウセイ「そうか…」
マリオン「それだけではありませんわ。 私とリシュウ先生もラングレーへ 行きます」
マリオン「キョウスケ中尉達には 引き続きATX計画を 手伝ってもらいますわよ?」
リシュウ「…おいおい、マリオン。 さっき上層部から出た決定を 忘れたのか?」
マリオン「………」
リュウセイ「決定って?」
ロバート「ATX計画とSRX計画は 凍結されることになったんだ」
キョウスケ「……!」
リュウセイ「な、何だって!?」
ロバート「…あの二つの計画は、 前々から予算とコンセプトの件で 各方面から問題視されていてな」
ロバート「それに加え、 オペレーションSRWではなけなしの 人型機動兵器が失われてしまった…」
ロバート「そこで、軍上層部は 軍備再建のために、PTの量産計画を 最優先させることにしたのさ」
エクセレン「じゃあ…もしかして、 私達の機体も氷づけに?」
キョウスケ「意味が違うぞ。 …オオミヤ博士、どうも解せません。 ならば、何故おれ達に転属命令が…」
ロバート「心配はいらない。 先の作戦の成功の功績を認められ…お前達の 機体は凍結処分を免れている」
ロバート「ただ…開発中だった グルンガスト参式やヒュッケバイン Mk-IIIは氷づけだが…」
リュウセイ(そ、そんなものを 作っていたのか…)
マリオン「…この程度の処分で 引き下がる私ではありませんわ。 次の構想はすでに考えています」
マリオン「ゲシュペンストMk-III… いえ、アルトアイゼンの強化型…」
マリオン「そして、ビルトビルガー、 ビルトファルケン…」
ロバート(ビルトシリーズは カークが開発したものなんだが…)
リシュウ(ふふふ…わだかまりが 少しは消えおったか)
エクセレン「ちょっと…ラドム博士、 私のヴァイスちゃんは?」
マリオン「それに、PTだけでは ありませんわ。他の機種も…」
エクセレン「あ、あの~?  ヴァイスちゃん…何にもなし?」
リシュウ「わかったわかった。 マリオン、妄想はそこまでじゃ」
マリオン「妄想………ッ!?  失礼ですわね!」
ロバート(やれやれ、こりゃ本気で 作りかねんな、ラドム博士は…。 だが、俺達だって…)
(扉が開閉する)
マサキ「…よう、 キョウスケ、リュウセイ」
リューネ「お別れの挨拶を 言いに来たよ」
リュウセイ「マサキ…リューネ… やっぱり、行くのか?」
マサキ「ああ。地上の方は 何とか一段落ついたみたいだが…」
キョウスケ「シュウ・シラカワの 行方が、まだつかめていない…と?」
マサキ「…俺は奴を追う。 …草の根分けてでも、 必ず捜し出してやるぜ」
エクセレン「出来れば、 手伝ってあげたいところだけど…」
マサキ「気持ちだけで充分だぜ。 俺は別に見返りを期待して、お前らと 一緒に戦ったわけじゃねえからな」
シロ「それに、キョウスケや リュウセイ達もやらニャきゃ ニャらないことがあるもんニャ」
エクセレン「ねえ、 リューネはどうするの?  このまま軍に残るの?」
リューネ「ううん。正直言って、 軍隊は性に合わないし…」
リューネ「DCの戦火がくすぶってた 地球にも、ちょっと居づらいしね」
リューネ「木星か、 月にでも行こうかなって思ってる」
リュウセイ「じゃあ、みんな バラバラになっちまうんだな」
リューネ「なに言ってんの。 別に二度と会えなくなるわけじゃ ないんだし」
リューネ「また何かあったら、 すぐにみんな集まって来るよ」
エクセレン「そそ。 電話一本、30分以内って感じ?」
キョウスケ「ピザの出前か」
マサキ「…お前らの漫才も、 しばらく見られないと思うと 寂しいもんだぜ」
エクセレン「あらん、夫婦…が 抜けてるわよん? マーサ」
マサキ「言ってろ。 …じゃ、そろそろ行くぜ」
キョウスケ「おれ達もな」
エクセレン「あ、そうそう。 リュウセイ…」
リュウセイ「?」
キョウスケ「エクセレン」
エクセレン「あ…、ゴメン。 その…リュウセイ、元気でね」
リューネ「クロ、シロ… マサキが迷子になっちゃわないように 気をつけなよ」
シロ「努力はしてみるニャ」
クロ「…多分、無理だと思うけど」
キョウスケ「リュウセイ… 極東の守りは頼むぞ」
リュウセイ「わかってる。 マサキ、地上は俺達に任せてくれ」
マサキ「ああ。 もし、何かあったら…その時は サイバスターで駆けつけるぜ」
マサキ「じゃあな、みんな…!」

《ブリーフィングルーム》

アヤ「…何だか、 ここも静かになっちゃったわね」
ラトゥーニ「…うん……」
アヤ「でも、ラトゥーニ… 本当にジャーダ達の所へ 行かなくて良かったの?」
ラトゥーニ「…私、散り散りになった スクールの子達を捜したいの…」
ラトゥーニ「…オウカ、アラド、 ゼオラ…みんな、きっと生きてると 思うから…」
(扉が開閉する)
リュウセイ「よう、アヤ。 俺に話があるんだって?」
アヤ「ええ。 私達に特別休暇が出たの」
アヤ「…Rシリーズを修理している 間だけどね」
リュウセイ「ホントか!?」
アヤ「そうよ。 だから、一度家に帰りなさい。 お母様が待っていらっしゃるわ」
リュウセイ「! おふくろが…!?  でも、ここの病院に…」
アヤ「ギリアム少佐とヴィレッタさん… ううん、ヴィレッタ隊長がね…」
アヤ「色々と便宜を図ってくれたの。 だから…お母様はもう自由の身よ」
リュウセイ「い、いいのかよ?」
アヤ「ええ。それが… あなたと、あなたのお母様に対する せめてもの償いだから」
ラトゥーニ「修理作業には、私が 立ち会っておくから…お母さんの 所へ帰ってあげて」
リュウセイ「…すまねえな。 じゃあ、お言葉に甘えさせて もらうとするか…」

《京都地区》

ジョイス「シャイン様  ライディース様は本当にここへ…?」
シャイン「そうよ、爺。 私には…わかるもの」
ジョイス「それにしても、お寺とは…。 どなたかのお墓参りですかな?」
シャイン「………」
ジョイス「シャイン様、間もなく 臨時連邦会議の時間でございます。 それに遅れるわけには…」
シャイン「時間はまだあるわ。 ちゃんとミッドクリッド大統領に 確認をしたもの」
シャイン「警備上の問題から、 2時間遅れで会場へ入るように…と 言われているわ」
ジョイス「…これは私の落ち度でした。 申し訳ございません」
ジョイス(しかし…そういう情報を きちんと入手なさいますとは…)
ジョイス(成長なさいましたな、 シャイン様。爺は嬉しゅう ございますぞ)
シャイン「だから… 一目だけでもあの方に会いたいの」
ライ「…………」
シャイン(あ…ライディ様…!)
ライ「…!  シャイン王女、どうしてここに?」
シャイン「あ、あの……私…… お礼がいいたくて…」
ライ「礼…ですか?」
シャイン「ええ。本当は 皆様に言いたかったのですが、 時間がなくて…」
ライ「それには及びません。 自分達は、与えられた任務を 成し遂げただけですから」
シャイン「ライディ様…」
ライ「………」
シャイン「あの… 一つお聞きしてよろしいですか?  そのお墓はどなたの…?」
ライ「…カトライア・フジワラ・ ブランシュタイン…自分の義姉です」
シャイン「フジワラ…?」
ライ「義姉は日系人でしたので」
シャイン「もしかして、 ライディ様のミドルネームの 『F』は…?」
ライ「ええ。かつて、 ブランシュタイン家を出た時に…」
ライ「義姉の姓を借りました。 亡骸すらなかった…彼女のことを 忘れぬように」
ライ「しかし、もう… その必要はないかも知れません」
シャイン「………」
シャイン「あら…?」
シャイン「ライディ様、お墓に花が…」
ライ「…これはカトレアの花…」
ライ(フッ……エルザム兄さんか…)

《藤沢地区》

リュウセイ(久しぶりだな…。 家に帰って来るのも)
リュウセイ(ん…?  ポストに手紙が入ってる)
リュウセイ(今時、 手書きの手紙なんて…珍しいな。 誰からだ?)
リュウセイ「! クスハ…?」
クスハ(リュウセイ君へ…。 直接会うと、上手く言えないかも 知れないから…手紙に書きます)
クスハ(…私…キョウスケ中尉や エクセレン少尉、ブリット君達と 一緒に……)
クスハ(北米のラングレー基地へ 行きます)
リュウセイ「………」
クスハ(色々考えたんだけど… 向こうで看護兵の仕事をすることに 決めました)
クスハ(私は…パイロットより そっちの方が向いていると思うので)
クスハ(…今まで、リュウセイ君には 色々と心配や迷惑をかけてしまって、 ごめんなさい…)
クスハ(でも、これからは… 自分で決めた道を、進んで 行きたいと思っています)
クスハ(だから、リュウセイ君も アヤさんやライさん達と一緒に 頑張って下さい…)
リュウセイ(ああ…お前らも 頑張れよ…クスハ、ブリット)
リュウセイ(それに、キョウスケ、 エクセレン、マサキ、リューネ… みんな…元気でな)
リュウセイ(また会えるよな。 …きっと……)
ユキコ「リュウ…!  帰って来たのね…?」
リュウセイ「へへ、約束どおりにな」
ユキコ「…お帰りなさい」
リュウセイ「ああ…」
リュウセイ「ただいま」

SUPER ROBOT WARS
ORIGINAL GENERATION

THE END


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