エルザム「ライよ…
お前の成長ぶりを見せてもらおうか」
ライ「…何故だ？
何故、お前は俺達を試そうとする？」
エルザム「………」
ライ「お前は、一度たりともハガネへ
決定的な打撃を与えようとはせん」
ライ「それは、
決してトロニウムの爆発を
恐れているからではないはずだ」
エルザム「その答えを知りたくば、
私を…ＤＣを倒すがいい」
ライ「！」
エルザム「もっとも、
お前にそれが出来ればの話だがな」
ライ「貴様は、いつもそうやって
他人を見下す態度を取り…
相手の気持ちなど考えない…！」
ライ「そして、自分の大儀のために
平気で他人を犠牲にする！」
ライ「だから、
あの『エルピス事件』で…」
ライ「貴様はカトライア義姉さんを
撃つことが出来たのだ！」
エルザム「……！」
ライ「貴様ほどの腕があれば、
義姉さんを助けられたはず…！
それなのに、貴様は…！」
エルサム「…戦場では、軍人の
個人的な感情など無視される」
ライ「！！」
エルザム「それを忘れ、
情念に駆られて行動を取る者に…
この星を守ることなど不可能だ」
ライ「何…！？」
エルザム「そして、ビアン総帥の
真意を察することが出来ず…」
エルザム「大義を見失った者に、
この私は倒せん！」
ライ「貴様の大義など認めるものか！
行くぞ、エルザム！」
エルザム「我がトロンベを
撃墜するとは…やるようになったな」
エルザム「だが…私はまだ、
我が妻の下へ行くわけにはいかぬ」
エルザム「我らラストバタリオンの
任務は、お前達をアイドネウス島へ
導くこと…」
エルザム「ハガネ…そして我が弟よ。
あの島でお前達を待っているぞ」
（ガーリオン・トロンベが爆発）
テツヤ「艦長！
目標ポイントに到達しました！！」
ダイテツ「よし、
針路このまま！ 機関、最大戦速！
アイドネウス島へ突撃せよ！！」