アイビス「…あたしは…」
アイビス「あたしは…
イルイと話をしたい…」
比瑪「アイビス…」
アイビス「あのガンエデンが
人類の守護者だろうと神だろうと
関係ない…」
アイビス「イルイは…イルイなんだから」
スレイ「だから、ぎりぎりまで
やってみたい…と言いたいんだろう？」
アイビス「スレイ…」
スレイ「フ…お前のためじゃない。
それは、ここにいる人間達の総意だ」
キンケドゥ「そういうことだ」
ベラ「そして、それが出来るのは
短い間とは言え、あの子と同じ時を
過ごしたあなたしかいないと思います」
アイビス「ああ…」
ツグミ「アイビス…」
麗雄「…やれやれ。
雲をつかむような話だと言うのに…」
凱「父さん、俺達は最後まで
あきらめないぜ。それが勇者…
いや、αナンバーズだろう？」
麗雄「まったく…しょうがない連中だ。
では…三つめの選択肢を
選ぶと言うんじゃな？」
一矢「ええ。彼女は俺達の仲間です」
宙「仲間を助けるのに理由はいらねえ。
そうだろう、リョウ？」
竜馬「ああ。
後は俺達次第…そう思いたい」
健一「やろう、みんな。
俺達の想いがイルイに伝われば…
無意味な戦いをせずにすむかも知れない」
万丈「そうだね。僕達といた頃の記憶が…
彼女を変えるきっかけになると信じよう」
真吾「ま、これだけ雁首をそろえて
女の子一人助けられないってのも
寝覚めが悪いしな」
ヒイロ「それに…ガンエデンは俺達にとって
過保護な存在だ。自分の手で勝ち取らぬ
未来に意味はない…」
甲児「ああ。俺達が作りだした平和は
俺達の手で守ってみせるぜ」
レーツェル「やれるな、
アイビス・ダグラス？」
ヴィレッタ「だけど、相手が相手よ。
もう全ては遅いかも知れない…」
アイビス「その時は
イルイに届くまで呼びかける…！
何度でも…何度でもね」
ヴィレッタ「フ…その言葉、
期待させてもらう」
アムロ「アイビス…
君は全力でイルイの心に語りかけるんだ。
その邪魔は俺達が食い止める…！」
アイビス「了解…！
ツグミ、スレイ…付き合ってくれる？」
ツグミ「もちろんよ。
私達は一つのチームなんだから」
スレイ「フ…ここまで来たら
一蓮托生だ」
アイビス「ありがとう…、
ツグミ、スレイ…」
シナプス「よし…総員直ちに出撃準備。
我々はこれよりバラルの園へ向かう…！」
（北端にマザー・バンガード、ラー・カイラム、アルビオン、大空魔竜が出現）
ピート「大文字博士！
全艦、バラルの園の空域に進入しました！」
大文字「ここが…そうか！」
シナプス「まさに空中庭園…」
ブライト「ガンエデンとクストースは
ここにいるのか…」
ベラ「各機、直ちに出撃を！」
ツグミ「アイビス、準備はいい！？
必ず出撃するのよ！」
アイビス「了解！
この手でイルイを救ってみせる！」
（出撃準備）