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帝王ゴール決死の猛反撃 クスハ ~ 第24話 ~


第24話
帝王ゴール決死の猛反撃

〔戦域:マシーンランド周辺〕

(マシーンランドの前に、ゼン2号、シグ、グダが2機、南東側にはメカザウルスが待機している)
ザンキ「叔父上、 こちらに近づいてくる者がいるようです」
バット「フン、まだ懲りていないようだな。 数は何機だ?」
ザンキ「それが…」
(ブラックゲッターが出現)
ガレリィ「何…!? たったの2機か?」
バット「万策尽きて、投降でもしに来たか?」
武蔵「誰が! おめえらの相手なんざ、 おいらだけで充分だぜ!」
バット「下手な強がりを言いおって…。 時間を稼ぐつもりだろうが、そうはいかん」
ガレリィ「待て、バット将軍。 いくらゲッターでも、たった2機だけで 来るのは怪しい」
ガレリィ「これは罠かも知れんぞ」
ザンキ「フン…たかだか2機の敵に 何を恐れることがあるのです?」
ザンキ「あんな奴ら、見せしめに 人質ごと殺してしまえばよいのです」
バット「そうだな。では、ザンキよ… あのゲッターロボを叩き潰せ」
ザンキ「お任せ下さい、叔父上」
ザンキ(フフフ、 帝王ゴールの御前でゲッターを倒す… これ以上の功績はない)
ザンキ(俺は奴らを倒し、 叔父上以上の将軍になってやる!)
(ゼン2号の咆哮)
ミチル「ムサシ君、敵がこっちの誘いに 乗ったわ! 後は私達次第よ!!」
武蔵「わかってます、ミチルさん!」
武蔵(おいらに何かあっても、 ミチルさんだけは絶対に守り抜かなきゃ ならねえ…!)
武蔵「さあ来やがれ、恐竜帝国!  巴武蔵、一世一代の大勝負だぜ!!」
(作戦目的表示)

〈2PP〉

武蔵「どうした、トカゲ野郎!  遠慮するこたあねえ、 どんどんかかってこい!!」
ガレリィ(不自然なまでにこちらを あおっておるな…やはり、罠か?)
ミチル(ゴールが出てくるまで、 何としても時間を稼がなきゃ…!)

〈2EP〉

(無敵戦艦ダイを含む敵機増援が出現)
ミチル「!!」
武蔵「出やがったな、帝王ゴール!!」
ゴール「我らに挑む愚かなサルよ… その無謀なる勇気に免じて、 ワシ自ら貴様を処刑してやる…」
武蔵「ヘッ、礼なんて言わねえぞ!!」
ゴール「ならば、その目で見るがいい… あわれな仲間達の姿をな!!」
(十字架に掛けられたゲッタードラゴンが出現)
武蔵「リョ、リョウ!!」
竜馬「逃げろ、ムサシ!  お前だけじゃ危険すぎる!!」
ゴール「貴様は黙っておれ!」
(ゲッタードラゴンに爆煙×2)
竜馬「ぐあっ!!」
ミチル「ああっ! リョウ君!!」
ゴール「フフフ…動くなよ。 動けば、仲間と人質が死ぬぞ」
武蔵「く、くそっ!!」
ゴール「もっとも、動かずとも 貴様はここで死ぬことになるがな…」
武蔵「う、ううっ…!」
ミチル「ムサシ君、今よ!」
武蔵「だ…駄目だ…!  おいら…腕が震えちまってる…!」
ミチル「どうしたの、ムサシ君!?  私は覚悟できてるわ!」
武蔵「で、でも… 失敗したら、おいら達は…!!」
ミチル「失敗を恐れないで!  ムサシ君、あなたなら出来るはずよ!」
武蔵「ミ、ミチルさん…」
ミチル「あなたはゲッターチームで一番の 頑張り屋じゃない! こんなピンチなんて、 何度も努力で切り抜けてきたじゃない!」
武蔵(そ、そうだ…! おいら、 こんな所でビビってる場合じゃねえ…!)
武蔵(ミチルさん、おいらに… おいらに勇気を下さい!!)
(武蔵に『気合』)
武蔵「うおおおおおっ!」
バット「む! 何をする気だ!?」
(ブラックゲッターが無敵戦艦ダイの南側へ移動)
武蔵「いっくぞぉぉぉぉっ!!」
【デモイベント『ブラックゲッターが無敵戦艦ダイに大雪山おろしをかける』】
ゴール「お、おのれ、味な真似を…!  これで勝ったと…」
武蔵「いや! おいらの勝ちだ!!」
ゴール「何!?」
(南東方向を向く、南東端にガオガイガーが出現)
ゴール「むうっ! 奴は!!」
武蔵「頼むぜ、凱!!」
「おう!  お前の勇気、確かに受け取ったぞ!!」
ゴール「笑わせるな!  サルが1匹増えたところで!!」
「行くぞぉぉぉぉっ!!」
(ガオガイガーが上空へ浮上する)
【デモイベント『ディバイディングドライバー』】

〔戦域:湾曲空間〕

(敵機が出現)
バット「ば、馬鹿な! 大地が割れた…!?」
ゴール「ぬうっ!  サル共め、何をしおったのだ!?」
(母艦出撃選択、出撃準備)
スワン「アレスティングフィールド、固定!」
「レプリションフィールド、安定!」
猿頭寺「建造物破壊ゼロ!」
牛山「ディバイディングコア、消失!」
スワン「戦闘フィールド、形成成功デス!」
「ガオガイガーDDモード解除、 戦闘モードに入ります!」
麗雄「諸君、聞いてくれ。 ディバイディングドライバーは…」
麗雄「反発作用のあるアレスティング フィールドと、拘束作用のある レプリションフィールドを展開し…」
麗雄「空間湾曲エネルギーを利用して 半径数十キロ四方の土地を 一定時間凝縮移動させておる」
豹馬「なるほど。つまり……」
豹馬「どういうこった?」
麗雄「簡単に言えば、この空間は外への被害を 気にせずに戦えるリングじゃ」
豹馬「よ~し!  だったら、思い切り暴れてやるぜ!!」
ゴール「調子に乗るな。 我らには人質がいることを忘れたのか?」
万丈「それはどうかな?」
(通信)
ギャリソン「万丈様、 こちらの方は無事に終わりました」
万丈「ご苦労だったね、ギャリソン」
レイカ「仕事は簡単だったわ。 だって、敵がいなくなったんだもの」
万丈「そりゃそうだ。 今は僕達と一緒にこっちへ来てるからね」
ラシード「人質は全て解放しました。 後はカトル様達次第…どうかご武運を」
カトル「ありがとう、ラシード」
バット「な、何!? 奴らめ、人質を!?」
ゴール「お、おのれ…! おのれぇ!!」
鉄也「聞いてのとおりだ、帝王ゴール!」
サンシロー「お前は逃げ場を失った!!」
ガレリィ「ゴ…ゴール様…!」
ゴール「うろたえるな! 我が精鋭、 恐竜大隊はサル共などに負けはせぬ!!」
(竜馬に『ド根性』)
竜馬「その言葉!  ゲッターロボには届かんぞ!!」
隼人「ゴール!  貴様が巣から出た時が最期だ!!」
ゴール「うぬっ! ゲッターめ!!」
武蔵「リョウ!!」
竜馬「礼を言うぞ、ムサシ!  俺達はお前の度胸に助けられたぜ!」
隼人「フッ… 今回ばかりはお前のガッツに脱帽だぜ」
弁慶「さっきの大雪山おろし、 さすが本家本元ッスよ!」
武蔵「バ、バカヤロウ! そんなに 誉められたら、おいら照れちまうだろ!」
ゴール「フ、フフフ……」
竜馬「何がおかしい!?」
ゴール「いいだろう、サル共よ…!  我らハ虫人類とお前達はどちらかが 滅ぶまで戦う運命…」
ゴール「ここで完全に決着をつけなければ、 我らは未来永劫争い続けることになる…」
甲児「…わりぃな、そうじゃねえんだよ」
ゴール「何…!?」
甲児「どうあがいても、 てめえらに未来はねえんだ」
鉄也「ああ……俺達はこの目で見た。 恐竜帝国の終焉をな」
ゴール「フフフ……そうか……」
ゴール「だが、それがどうした?」
竜馬「何!?」
ゴール「サル共がそうであるように… 我らハ虫人類も己の未来を信じておる!」
ゴール「マグマの中であえいだ幾世紀…!  それを原動力に我らは地上を席巻する!」
ゴール「そして! 我が手に太陽の輝きを!  ハ虫人類に栄光ある未来を!!」
竜馬「ゴール! もう一度言う!!  その言葉…ゲッターロボには届かんぞ!!」
(作戦目的表示)

〈ゼン2号撃墜〉

ザンキ「お…俺は こんなところでは死なんぞ!  俺は将軍になるはずの…!」
(ゼン2号が爆発)
武蔵「恐竜帝国はここで滅ぶんだ!  将軍になりたければ、あの世で なれってんだ!!」

〈vs ラドラ〉

[竜馬 or 隼人 or 弁慶]

ラドラ「ゲッター…ロボ…。 俺は…」
竜馬「ラドラ!  意識を取り戻したのか!?」
ラドラ「俺は…俺は…」
弁慶「リョウ! このままじゃ いつかは俺達もやられちまうぞ!」
竜馬「だが、ラドラは自分の心を 取り戻しつつある…」

〈vs バット〉

[竜馬 or 隼人 or 弁慶]

バット「おのれ、ゲッターロボめ!  こうなれば力で貴様をねじ伏せるのみ!」
竜馬「お前達が2年間で力を蓄えたように ゲッターもパワーアップしているんだ!」
隼人「見せてやるぜ、バット将軍!  お前の知らないゲッターの力を!」
弁慶「後悔しても遅いぜ!  今日の俺達は最高に怒ってるんだ!」

[撃墜]

バット「ば、馬鹿な…!  一度ならず、二度までも…!!」
バット「我らハ虫人類は サル共に負けると言うのかぁぁぁっ!?」
(バット機が爆発)
隼人「フッ……二度目じゃない。 貴様らが俺達に負けたのは…」
隼人「これで三度目なのさ」

〈vs ガレリィ〉

[竜馬 or 隼人 or 弁慶]

ガレリィ「ゲッターロボめ!  少しぐらいのパワーアップで、このワシが 強化したメカザウルスに勝てると思うな!」
隼人「フ…どうかな、ガレリィさんよ…」
弁慶「ゲッターの力はお前自身の 身体で試してみるんだな!」
竜馬「お前にも教えてやるぞ… ゲッターの恐ろしさをな!」

[撃墜]

ガレリィ「ワシの科学力が…!  恐竜帝国の科学力がサル共に破れただと!?  ワ、ワシは認めんぞ…!」
ガレリィ「断じて認めんぞぉぉっ!!」
(ガレリィ機が爆発)
弁慶「科学力だけじゃあ… 俺達には勝てないぜ。 この時代でも…未来でもな」

〈vs ゴール〉

[竜馬 or 隼人 or 弁慶]

竜馬「帝王ゴール!  今、ここで決着をつけるぞ!」
ゴール「望むところよ!  貴様達と恐竜帝国、生きて この空間を出るのはどちらかよ!」
隼人「フ…さすがは帝王だ。 いい覚悟だぜ」
弁慶「だがな、正面から ゲッターと戦って勝てると思うなよ!」
ゴール「貴様達とワシでは 背負っているものが違う…!  ワシは恐竜帝国の王だ!」
竜馬「俺達は地球と人々の未来のために 戦っている! その重さは王である お前と変わりはしないんだ!」

[武蔵]

武蔵「帝王ゴール!  卑怯な手を使わないお前なんか 怖くも何ともないぜ!」
ゴール「巴武蔵よ…!  貴様を甘く見ていた事が 今回の作戦の失敗よ…」
ゴール「思えば2年前にも 貴様の決死の覚悟には煮え湯を 飲まされたわ!」
武蔵「へ…おいらの実力が やっとわかったかい!」
ゴール「だからこそ、貴様だけは このワシの手で叩き潰してくれるわ!」

[甲児]

甲児「Dr.ヘルはもう死んだ!」
甲児「あとはお前さえ倒せば、 2年前にマジンガーを奪われた借りは 完全に返した事になるぜ!」
ゴール「ほざけ、兜甲児!  貴様に借りがあるのはワシの方よ!」
ゴール「貴様とゲッターに倒された恨み、 この2年間、一瞬たりとも忘れた事は なかったわ!」

[鉄也]

ゴール「貴様が剣鉄也か!  暗黒代将軍より先にこのワシが 貴様を倒してくれるわ!」
鉄也「安心しろ、帝王ゴール!  暗黒大将軍はいずれお前の後を 追わせてやる!」
鉄也「勢力争いをしたいんなら 地獄でやるんだな!」

[凱]

ゴール「おのれ!  貴様さえ出て来なければ ワシの作戦は完璧だったのだ!」
「それは違うぜ!  人質という卑怯な手を使った時から お前達の負けは決まっていたんだ!」
ゴール「何だと!?」
「俺達は絶対に負けない…!  人々の平和を脅かす存在に俺達は 負けてはならないんだ!」

[撃墜]

ゴール「こ…こんな馬鹿な!  このワシが…恐竜帝国がサル共に 二度も敗れるだと…!?」
ゴール「う、うぬうう…!  認めん、ワシは認めんぞぉぉぉ!!  この帝王ゴールが敗れるなどぉぉぉっ!!」
ゴール「ハ虫人類が…恐竜帝国が 滅びるなどぉぉぉぉぉっ!!」
竜馬「!?」
弁慶「どういうこった!?  あいつ、まだ生きてやがるぞ!!」
隼人「まさか…!!」
(ビーコン)
麗雄「何ごとだ!?」
「は、博士!  敵戦艦の動力炉部分から膨大な熱量がっ!」
麗雄「ぼ、暴走か!?」
(無敵戦艦ダイが湾曲空間の中央方向へ移動)
ゴール「クックック… このワシが…こんな負け方をするとは…!」
竜馬「ゴール、まだ生きていたのか!?」
ゴール「さぞかしいい気持ちだろう…!  貴様らの圧勝だ…!」
ゴール「後はただ…帝王としての ふさわしい死に方があるのみ!!」
ゴール「ワシは一人では死なん!!  貴様らも道連れだ!!」
(地鳴り・振動)
鉄也「地震か!?」
牛山「違います! 戦闘フィールドが 収束を開始する前兆です!」
スワン「NO!  このままでは、あの戦艦の爆発前に フィールドが収束してしまいマス!」
麗雄「猿頭寺君!  爆発による被害の予測は!?」
猿頭寺「…計算結果が出ました。 敵戦艦を中心とする半径5キロは 完全に消滅します」
麗雄「な、何!?  僕らが逃げ切っても、この地区は…!!」
コウ「爆発を止める方法はないんですか!?」
麗雄「イレイザーヘッドをGGG本部から 射出しても間に合わん…!」
麗雄「何とか爆発エネルギーを中和か、 変換できれば…!!」
「あきらめてたまるか…!  まだ方法はあるはずだ!!」
(ゲッタードラゴンからレディコマンドが離脱)
竜馬「そうだ! 方法はまだある!!」
甲児「ホントか、リョウ!?」
竜馬「ああ! ゲッターのパワーなら、 奴の爆発を止められる!!」
隼人「!?」
隼人(リョウ…まさか、お前…!!)
竜馬「そうだろう、ハヤト!」
隼人「…ああ、お前の言うとおりだ。 俺達のゲッターに不可能はねえ」
隼人「だから…後は俺に任せて、 みんなは脱出してくれ」
甲児「お前ら… それ、本当なんだろうな? 俺達に 嘘をついてるわけじゃねえだろうな?」
竜馬「…もちろんだ、甲児君」
アムロ「…………」
万丈「…………」
竜馬「みんな、頼む…!  俺達を…ゲッターを信じてくれ…!」
(振動)
スワン「まもなく フィールドが収束を開始しマス!!」
竜馬「早く行ってくれ!  俺達は必ずみんなの所へ帰る!!」
「リョ、リョウ…!!」
アムロ「……わかった。 全機、速やかに後退しろ」
ジュドー「い、いいのかよ!?」
アムロ「…竜馬達を信じるんだ、ジュドー」
ミチル「み、みんな…!」
隼人「ミチルさん、後のことは頼むぜ」
ミチル「! ハヤト君!?」
(ゲッタードラゴンとブラックゲッター以外の味方機が撤退し、ゲッタードラゴンとブラックゲッターが湾曲空間の中央に移動)
竜馬「行ってくれたか…」
弁慶「リョウ、 本当にゲッターで何とかなるのかよ…!?」
竜馬「…ゲッターのパワーで あのメカザウルスを一気に消滅させる」
竜馬「だが… それで上手くいくかどうかはわからない…」
弁慶「や、やっぱり…そうか…」
隼人「フッ…ああでも言わなきゃ、 あの連中は行かねえからな。もっとも、 甲児達は薄々気づいてたみてえだが」
竜馬「ハヤト、ムサシ、ベンケイ……。 すまないな、お前達まで突き合わせて しまって…」
武蔵「水くせえこと言うなよ、リョウ。 俺達、同じチームの仲間だろ?」
隼人「ああ。 ゲッターに乗った時から覚悟はしていたさ」
弁慶「気にするこたあねえ。 地獄の底まで付き合うぜ、リョウ」
竜馬「だが、俺はここで死ぬつもりはない。 必ず生きて、みんなの所へ帰る…!」
ゴール「フフフ… 貴様らもゲッター線に取りつかれなければ、 ここで死なずにすんだものを…」
竜馬「何…!?」
ゴール「貴様らはゲッター線の 真の恐ろしさを理解しておらん…」
隼人「真の恐ろしさだと…?」
ゴール「そうだ…。 あれは生命体に進化だけでなく、 滅亡をもたらすエネルギーなのだ」
武蔵「め、滅亡!? 何言ってやがんだ、 ゲッター線がそんなことをするわけねえ!」
ゴール「では… 何故、ゲッター線によって恐竜が滅び… サルが人間に進化したのだ?」
ゴール「何故、 我らハ虫人類はマグマ層へ逃げ込まねば ならなかったのだ?」
竜馬「………!」
ゴール「貴様ら人類はゲッター線に選ばれた… いや、取りつかれただけなのだ」
ゴール「そして、 人類より優れた生命体が現れ… その者がゲッター線に選ばれれば…」
ゴール「今度は 貴様らが滅びることになるのだ…!!」
竜馬「ち、違う……!」
竜馬「俺達の未来はゲッターと共にある!」
竜馬「俺はそう信じている!!」
ゴール「ならば、 ゲッターに取りつかれし者共よ!!」
ゴール「貴様らの未来ごと その存在をここで抹消してくれるわ!!」
竜馬「ハヤト! ムサシ! ベンケイ!  やるぞぉっ!!」
隼人「おう!!」
弁慶「任せろ!!」
武蔵「おいら達の力を見せてやる!!」
竜馬「ゲッタァァァシャァァァイン!!」
(ゲッタードラゴン、ブラックゲッターに緑の光)
竜馬「ムサシ!  シャインスパークのエネルギーを!!」
武蔵「おおう!  ゲッター炉、フル回転!!」
武蔵「帝王ゴール!!  こいつをくらえぇぇぇぇぇっ!!」
(ゲッタードラゴン、ブラックゲッターがゲッター線を集め放出、閃光)
武蔵「うおおおおおおおおっ!!」
竜馬「おああああああああっ!!」

《太平洋 オルファン・WORLD AREA》

[オルファン・ブリッジ]

伊佐未翠「…日本の関西地区で 爆発的なエネルギーの発生を観測しました」
伊佐未研作「ふむ…。 この波形はゲッター線だな」
伊佐未翠「その影響と思われますが…… オルファンが浮上を再開しました」
伊佐未翠「このペースですと、2週間後には 頭頂部が海面に達すると思われます」
伊佐未研作「…オーガニック・エナジーに 惹かれ、生ける物を愛しむオルファン…」
伊佐未研作「そして、時を同じくして起こる 人類の新たな段階への覚醒……」
伊佐未研作「カント・ケストナーの 論文にもあったが、認識を改めねば ならないようだな…」

《ツングスカ・WORLD AREA》

[グッドサンダー・コンピュータルーム]

サバラス「…ゲッター線は 全て地下に吸い込まれたようです」
???「ビムラーとゲッター線が 互いを引き合った結果だろう…」
サバラス「では…?」
???「…これにより、ビムラーの覚醒は さらに進むと思われる」
???「そして、それは人類全体の 新たな一歩目となるだろう…」
サバラス「では、この無秩序な戦いも、 誕生の前の闇…すなわち混沌だと?」
???「うむ…全ての戦いは きっと一つの流れに集まっていく…」
???「そして、その流れの中を 彼らとケン太は進んでいくだろう…」

《大阪・JAPANESE AREA》

[大空]

麗雄「フィールドの復元率100%…。 ディバイディングドライバーの 空間歪曲は成功か…」
サコン「ゲッター線により、 メカザウルスは全滅…マシーンランドも ほぼ全壊しています」
麗雄「うむ。 …命君、ゲッターロボの反応は?」
「依然、ありません……」
麗雄「そうか………」

[大空]

甲児「帰還命令なんて知るか!!  俺は絶対にあきらめねえからな!!」
ミチル「で、でも…… これだけ捜して見つからないのなら…」
ミチル「リョウ君やハヤト君達はもう…」
甲児「あいつらが そう簡単にくたばるタマか!  俺はもう一回捜しに行ってくる!!」
ボルフォッグ「甲児殿、 私もお付き合い致します」
クスハ「わ、私も!」
イルイ「あ、あの……」
クスハ「どうしたの、イルイちゃん…?」
イルイ「…竜馬さん達は生きてる…」
甲児「何だって!? ホントかよ!?」
イルイ「うん……」
ボルフォッグ「イルイ殿、 どうしてそんなことがわかるのです?」
イルイ「…………」
(シグの鳴き声)
甲児「な、何だ!?」
ボルフォッグ「あれはメカザウルス…!  まだ生き残りがいたのですか!?」
ミチル「見て! 何か抱えているわ!」
甲児「! あ、あれは!!」

[大空]

(機動兵器が着地)
ラドラ「αナンバーズだな…。 俺の名は…キャプテン・ラドラだ…」
ミチル「………」
ラドラ「2体のゲッターロボ… 確かに…届けたぞ…!」
(ラドラが倒れる)

[医務室]

ラドラ「う…うう…」
竜馬「気がついたか、ラドラ…」
ラドラ「流…竜馬か…。ここはどこだ…?」
隼人「大空魔竜の医務室だ。お前は俺達を 運んだ後、気を失ったんだ」
ラドラ「そうか…」
弁慶「でも、 何で俺達を助けてくれたんだ?」
ラドラ「以前の借りを返すためだ。 それに…お前達は俺に人間の心を 教えてくれたからな」
竜馬「ラドラ…これからどうするつもりだ?」
ラドラ「恐竜帝国が滅びた今、 俺の居場所はどこにもない…」
ラドラ「ならば、 敗軍の兵らしく消え失せよう…」
竜馬「いや…お前の居場所はここにある」
ラドラ「何…?」
竜馬「お前が 人間の心を理解したのなら… 俺達に力を貸してくれないか?」
ラドラ「俺は恐竜帝国の人間… お前達の敵だったのだぞ?」
隼人「フッ…昨日の敵は今日の友…。 俺達の部隊じゃ、割とよくある話でな」
弁慶「ああ。 お互い、恨みっこなしにしようぜ」
竜馬「それに…お前がゲッター線を浴びたにも 関わらず、生きているということには 何か意味があるのかも知れない」
ラドラ「いいだろう、 どうせ行くあてのない身だ。 俺の力をお前達に貸そう……」

[大空魔竜・ブリッジ]

大文字「では、武蔵君はブラックゲッターから 降りることになったのだね?」
ピート「ええ。ケガの治療に 時間がかかるため…ゲッターでの 戦闘は危険だと判断しました」
ピート「以後、 彼はミチルと共にレディコマンドへ搭乗し… 竜馬達のサポートに回ってもらいます」
サコン「念のため、ブラックゲッターは 竜馬達が乗れるようにコックピット周りを 改造しておきます」
大文字「では、頼む」
(通信)
ミドリ「大文字博士、 極東支部の三輪長官より通信です」
大文字「では、 メインスクリーンへ回してくれたまえ」
(モニターオン)
三輪「諸君、ご苦労だった。これで 地下勢力の一つが壊滅したことになる」
三輪「その功績を認め、 先の作戦での命令違反は不問としよう」
大文字「…ありがとうございます」
三輪「だが、まだ二つの勢力… ミケーネ帝国と邪魔大王国が 残っていることを忘れてはならん」
三輪「諸君らはすぐに阿蘇山へ向かい、 邪魔大王国の本拠地を攻撃するのだ」
大文字「ま、待って下さい。 恐竜帝国との決戦で我々は かなり消耗しています」
大文字「せめて、充分な補給と修理を…」
三輪「黙れ! この機に奴らが 一斉攻撃を仕掛けてきたらどうする!?」
三輪「お前達は日本地区の各都市を 大阪と同じ目に遭わせるつもりか!?」
大文字「…わかりました。 αナンバーズは直ちに阿蘇山へ向かいます」
三輪「それでいい。戦果を期待しておるぞ」
(モニターオフ)
麗雄「やれやれ…。 相変わらず人使いの荒い男だな」
ピート「どのみち、 邪魔大王国は銅鐸の秘密を手に入れるため 宙を狙ってきます」
ピート「それに、彼らの本拠地の 位置もほぼわかっていますし… ここは先手を打つべきでしょう」
大文字「うむ…各艦に通達。 これより、九州地区阿蘇山へ向かい… 邪魔大王国本拠地を攻撃する」
ピート「了解です」
麗雄(なるほど…九州を急襲か…)

『ミノフスキークラフト』を入手した
『プロペラントタンク×2』を入手した
『カートリッジ×2』を入手した
『リペアキット×2』を入手した


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